アーカイブ - 2013年 12月 16日

米国西部11州から自然の音を集めたアーカイブ(記事紹介)

2013年12月10日、米国のユタ州立大学が配信しているラジオサービスUtah Public Radioのウェブサイトにおいて、米国西部11州から集めた動物や環境の音を記録したアーカイブ“The Western Soundscape Archive ”が紹介されています。このアーカイブは同大学のJ. Willard Marriott Library が管理しており、自然保護活動家や科学者、ボランティアの人びと、州政府・連邦政府機関の職員等から2,600以上の動物の音記録が寄付されているとのことです。

Western Soundscape Archive
http://westernsoundscape.org/

英国の公共図書館の閉鎖数が前年度比で減少(2012-2013英CIPFA統計)

2013年12月10日、英国公認会計士協会(Chartered Institute of Public Finance and Accountancy:CIPFA)が、2012-2013年の公共図書館統計を発表しました。

英国においては、政府の緊縮財政による公共図書館の閉鎖が問題となっていますが、この統計によると、この1年間で図書館(library service point)の数が74減少したということです。2011-2012年においては、減少数は201であったため、閉鎖状況が前年度に比べると改善しているとのことです。

その他にも、予算減、職員の減少、ボランティアの急増、来館者数および貸出数の減少、蔵書の減少がみられるとのことです。

CIPFA library survey shows closures slowing, visitor numbers falling but volunteers soaring
http://www.cipfa.org/about-cipfa/press-office/latest-press-releases/cipfa-library-survey-shows-closures-slowing-visitor-numbers-falling-but-volunteers-soaring

参考:

UKSG、図書館におけるディスカバリー技術のインパクトについての最終報告書を公開

英国逐次刊行物グループ(UKSG)は、英国JISCの助成を受けて、図書館の学術コンテンツの利用におけるディスカバリー技術のインパクトを評価する報告書“Impact of library discovery technologies”を公開しました。

この報告書は、英ラフバラ大学のLISUがバーミンガム・シティ大学のEvidence Baseと協力して2013年7月から9月にかけて行った調査をまとめたものとのことです。図書館におけるディスカバリー技術、図書館と利用統計、ディスカバリー技術についての図書館の認識と経験、出版者やコンテンツプロバイダーなど関係者の見解、まとめと提言の6章から構成されています。

Assessing the Impact of Library Discovery Technology on Content Usage
http://www.uksg.org/researchstudy

米国著作権局、追及権に関するレポート“Resale Royalties: An Updated Analysis”を公表

米国著作権局(U.S. Copyright Office)が、2013年12月付けで、画家、彫刻家、写真家等の芸術家(visual artists)の“追及権”に関するレポート“Resale Royalties: An Updated Analysis”を公表しました。このレポートは、2012年に議員からの要望がありまとめられたもので、著作権局に寄せられた様々な意見を踏まえ、議会が協議にあたり考慮することが望まれる著作権局の見解と提言を示している、とのことです。

Copyright Office Releases New Report on Resale Royalties(2013/12/13付け)
http://www.copyright.gov/newsnet/2013/520.html

Resale Royalties: An Updated Analysis(PDF 124ページ)
http://www.copyright.gov/docs/resaleroyalty/usco-resaleroyalty.pdf

参考:
「文化審議会著作権分科会国際問題小委員会報告資料」(小川明子、2012/9/7)

クリスマス休暇中に読書を 英国読書協会がクリスマス読書ミニチャレンジを開催

英国読書協会(The Reading Agency)が、「クリスマス読書ミニチャレンジ(the Christmas Mini-Challenge)」を開催しています。同協会は毎年夏休み期間中に4歳から11歳の子どもを対象とした「夏休み読書チャレンジ(Summer Reading Challenge)」を行っていますが、今回のミニチャレンジは、クリスマス休暇の間に本を3冊読むことを促す特別編とのことです。同協会のウェブサイトでアカウントを作成し、地元の図書館に行き、2013年12月12日から2014年1月6日までに、読んだ本を3冊アカウントに登録すると、ヴァーチャルなバッジがもらえ、英国の児童文学作家であるCressida Cowell氏からの特別メッセージの動画を見ることができるとのことです。

Join the Christmas Mini-Challenge! (The Reading Agency)
http://summerreadingchallenge.org.uk/news/general/join-the-christmas-mini-challenge

Christmas library challenge encourages kids to snuggle down with books (the guardian 2013/12/13)

セントルイス警察図書館が来春に新しい建物へ:米国で最も古い“警察図書館”(記事紹介)

St. Louis Post-Dispatch(オンライン)に、2013年12月10付けで、セントルイス警察図書館(St. Louis Police library)を紹介する記事が掲載されています。記事によると、同館は1940年代に設置された米国で最も古い警察図書館とされるもので、来年の春に新しい建物に移設されるようです。同館では20,000冊の本を所蔵し、150タイトルの雑誌を購読しているほか、写真資料や、刑務所の鍵、足枷、水泳大会のトロフィーといった品も所蔵しているとのことです。予約すれば一般の人も利用でき、そのロビーは収蔵品の展示も行っているようです。

記事には動画が付されており、図書館員のBarbara Miksicek氏が同館を紹介しています。

St. Louis Police library reflects history, change in department(St. Louis Post-Dispatch, 2013/12/10付け)

W3C、ウェブ上のデータの相互運用に関するワーキンググループを立ちあげ

2013年12月11日、W3Cが、ウェブ上のデータの相互運用に関するワーキンググループ“CSV on the Web Working Group”、“Data on the Web Best Practices Working Group”の立ちあげを発表しました。

W3C LAUNCHES NEW DATA ACTIVITY(W3C 2013/12/11付けニュース)
http://www.w3.org/blog/news/archives/3497

CSV on the Web Working Group
http://www.w3.org/2013/csvw/wiki/Main_Page

Data on the Web Best Practices Working Group (DWBP WG)
http://www.w3.org/2013/dwbp/wiki/Main_Page

参考:
W3C、Linked Data Platformワーキンググループを立ち上げ
Posted 2012年5月11日
http://current.ndl.go.jp/node/20826

W3Cに図書館データの相互運用性向上をミッションとする新たなグループ
Posted 2010年5月25日

イェール大学でアフリカ系アメリカ人による刑務所の回想録が発見:これまでで最古

イェール大学バイネッキ貴重書・手稿図書館に収蔵されていた手稿"The Life and Adventures of a Haunted Convict"が、アフリカ系アメリカ人による刑務所の回想録として最も古いものであることが、調査により判明したとのことです。同館の2013年12月12日付けのニュースで紹介されています。

この手稿は2009年に同館のコレクションとなったもので、1830年代から50年代にかけての刑務所での体験について、本1冊分にのぼる分量が綴られているもの、とのことです。

LISNewsが選ぶ「2013年を特徴づける10大ニュース」

米国の図書館ニュースに関するブログ“LISNews”が、2013年を特徴づける10大ニュースを選んでいます。このうち1位から4位は“大きな問題”、5位から7位は“流行”、8位から10位は“記憶すべき話”と分類されています。

10大ニュースは以下のとおりです。

1. Spying Scandals 
2. Kindle MatchBook &c.
3. Metadata Wants To Be Free 
4. Open Access versus Publisher Profits

5. The New Librarian Stereotype
6. Little Free 'Libraries'
7. MOOCs! Video Games! Makerspaces! 3D Printing!

8. Fairfax County Library's Dumpster
9. The Hudson Falls Free Library Reading Contest
10. Timbuktu Library Rescue

Ten Stories That Shaped 2013(LISNews, 2013/12/13付け)
http://lisnews.org/ten_stories_that_shaped_2013

国立情報学研究所、総合目録データベースのデータ公開に関するパブリックコメントを募集

国立情報学研究所(NII)が、2013年12月13日から2014年1月17日までの間、総合目録データベースのデータ公開に関する意見(パブリックコメント)を募集しています。

総合目録データベースのデータ公開に関するパブリックコメント募集のお願い
http://www.nii.ac.jp/CAT-ILL/about/project/od2013/index.html

国立情報学研究所 目録所在情報サービス
http://www.nii.ac.jp/CAT-ILL/

総合目録データベースのデータ公開に関するパブリックコメント(回答フォーム)
https://jp.surveymonkey.com/s/TZQCHP3

カナダ研究図書館協会、インターネット上でのプライバシーの保護に関し声明

カナダ研究図書館協会(CARL)が、2013年12月13日、インターネット上のプライバシーに関して、声明“CARL Statement on Internet Privacy”を公表しています。法案“Protecting Canadians from Online Crime Act”(Bill C-13)の一部の条項について、プライバシーの保護等への脅威になるのではないかとの懸念を表明し、例として、人身売買やテロなど、センシティブな問題について研究している研究者が、法執行機関の当局者から好ましくない注目を受けてしまう可能性があることを指摘しています。

CARL Statement on Internet Privacy (CARL, 2013/12/13付け)
http://www.carl-abrc.ca/news/110/201/CARL-Statement-on-Internet-Privacy.html

BILL C-13
http://www.parl.gc.ca/HousePublications/Publication.aspx?Language=E&Mode=1&DocId=6311444&Col=1&File=4

英国図書館、100万枚以上の画像をFlickr Commonsで公開

2013年12月12日、英国図書館(BL)が17世紀、18世紀、19世紀の図書から選んだ100万枚以上の画像を写真共有サイトFlickrのCommonsで公開しました。これらはBLがマイクロソフト(MS)社と共同で進めている書籍電子化プロジェクトでスキャンされた画像で、地図や美しいイラスト、風刺画等が含まれています。

なお、THE NEW CLASSICの記事では、今回公開された画像の中から日本にも関係の深い画像が10点ほど紹介されています。

A million first steps (BL 2013/12/12)
http://britishlibrary.typepad.co.uk/digital-scholarship/2013/12/a-million-first-steps.html

The British Library (flicker)
http://www.flickr.com/photos/britishlibrary

朗報!大英図書館が100万点以上の画像を無料公開、明治維新前後の日本も(THE NEW CLASSIC, 2013/12/15付け)
http://newclassic.jp/archives/4547