2013年12月10日、英国公認会計士協会(Chartered Institute of Public Finance and Accountancy:CIPFA)が、2012-2013年の公共図書館統計を発表しました。
英国においては、政府の緊縮財政による公共図書館の閉鎖が問題となっていますが、この統計によると、この1年間で図書館(library service point)の数が74減少したということです。2011-2012年においては、減少数は201であったため、閉鎖状況が前年度に比べると改善しているとのことです。
St. Louis Post-Dispatch(オンライン)に、2013年12月10付けで、セントルイス警察図書館(St. Louis Police library)を紹介する記事が掲載されています。記事によると、同館は1940年代に設置された米国で最も古い警察図書館とされるもので、来年の春に新しい建物に移設されるようです。同館では20,000冊の本を所蔵し、150タイトルの雑誌を購読しているほか、写真資料や、刑務所の鍵、足枷、水泳大会のトロフィーといった品も所蔵しているとのことです。予約すれば一般の人も利用でき、そのロビーは収蔵品の展示も行っているようです。
記事には動画が付されており、図書館員のBarbara Miksicek氏が同館を紹介しています。
St. Louis Police library reflects history, change in department(St. Louis Post-Dispatch, 2013/12/10付け)
イェール大学バイネッキ貴重書・手稿図書館に収蔵されていた手稿"The Life and Adventures of a Haunted Convict"が、アフリカ系アメリカ人による刑務所の回想録として最も古いものであることが、調査により判明したとのことです。同館の2013年12月12日付けのニュースで紹介されています。
カナダ研究図書館協会(CARL)が、2013年12月13日、インターネット上のプライバシーに関して、声明“CARL Statement on Internet Privacy”を公表しています。法案“Protecting Canadians from Online Crime Act”(Bill C-13)の一部の条項について、プライバシーの保護等への脅威になるのではないかとの懸念を表明し、例として、人身売買やテロなど、センシティブな問題について研究している研究者が、法執行機関の当局者から好ましくない注目を受けてしまう可能性があることを指摘しています。