アーカイブ - 2013年 12月 12日

第15回図書館総合展ポスターセッション受賞者が発表される

2013年10月29日から10月31日にかけてパシフィコ横浜で開催された、第15回図書館総合展のポスターセッションの受賞者が発表されています。

最優秀賞は、「学生の“興味”を引き出すコンテスト形式の情報リテラシー教育の新たな展開 ~データベースの多角的な活用と図書館員・教員の多面的な連携~」(青山学院大学図書館・青山学院女子短期大学図書館「『情報の探索と表現』コンテスト」プロジェクト、掲示板号:46)です。

優秀賞は、「図書館の新たなパートナー~スマホを使った学習支援~」(神戸学院大学図書館、掲示番号:41)と、「「クロス」する図書館づくりへの挑戦」(十文字学園女子大学 ライブラリーサポーター、掲示番号:1)です。

また、特別賞には、図書館総合展運営委員会特別賞として、「 kumoriストーリー」(kumori、掲示番号:34)、図書館総合展運営委員会特別賞として、「学生の「使える!」をひきだす図書館」(追手門学院大学附属図書館、掲示番号:44)が選ばれています。

第15回図書館総合展ポスターセッションの受賞者が決定(2013/12/12付け)
http://2013.libraryfair.jp/node/1975
※ポスターの写真あり。

参考:

建築から見る図書館の歴史(記事紹介)

2013年12月4日付けのAtlanticに、建築写真家のWill Pryce氏と英国ケンブリッジ大学の建築史学者であるJames W. P. Campbell氏との共著書“The Library: A World History ”(2013年11月刊行)を紹介する記事が掲載されています。著者たちが21カ国84館の図書館を巡って記録した、古代から現代までの図書館のデザインの歴史を編集した書籍とのことです。記事では、この書籍に掲載されている図書館から選んだ、大学図書館の発展の歴史において重要とする12館を写真とともに紹介しています。

The Evolution of the College Library(Atlantic 2013/12/4付けの記事)
http://www.theatlantic.com/education/archive/2013/12/the-evolution-of-the-college-library/282023/

MOOC受講者のディスカッションフォーラムにおける利用行動調査

米国プリンストン大学、ボストン大学、マイクロソフト社の研究者らにより、"Learning about social learning in MOOCs: From statistical analysis to generative model"と題する、MOOCで提供された講座における利用者行動の調査レポートが発表されました。報告書では、MOOC受講者が意見交換するフォーラムの顕著な特色として、コース期間を通してのディスカッションの減少率の高さと、コースに直接関係ない話題も多く含む、読み切れないほどのディスカッションスレッドの多さの2点をあげています。また、このディスカッションの減少率の関連要因を調査し、スレッドを分類、及び関連性をランクづけする効果的な方策を見つけたと述べています。

Learning about social learning in MOOCs: From statistical analysis to generative model (arXiv 2013/12/8)
http://arxiv.org/abs/1312.2159v1

Altmetricスコアの“2013年トップ100”の論文

Altmetric.comのサイトに、“Altmetric 2013 Top 100”が掲載されています。2013年に刊行された論文について、Altmeticスコアの高い論文のトップ100をリストアップしたもので、データはAltmetricのデータベースから2013年12月3日に取得したものとのことです。“The world we live in”や“Real-life science fiction”など、テーマ別の表示も用意されています。

また、それぞれの論文について、スコアや、その詳細についてのレポートを確認することができます。

Altmetric blogに掲載された紹介記事では、概況についてのコメントとして以下の数値が紹介されています。
・トップ100のうち、12件はハーバード大学からのものである
・トップ100のうち、13件はPLOS ONEで刊行されたものである
・トップ100は、39の学術誌から刊行されている
・トップ100のうち、42件はオープンアクセス誌で刊行されたものである
・トップ100のうち、43件は、Altmetric blogで言及されたものである

なお、トップ1は、日本における淡水魚のセシウム汚染についてのものです。

国立国会図書館、『外国の立法』2013年12月号で「台湾の個人情報保護法」を掲載

国立国会図書館の調査及び立法考査局が刊行する『外国の立法』(2013年12月号)において、台湾の個人情報保護法についての記事が掲載されました。この「個人情報保護法」(中国語では「個人資料保護法」)は、2010年5月26日に公布されたものです。

「台湾の個人情報保護法」 外国の立法 258(2013. 12)(国立国会図書館調査及び立法考査局)
http://dl.ndl.go.jp/view/download/digidepo_8382753_po_02580008.pdf?contentNo=1

外国の立法 2013年刊行分 No.254-1~
http://www.ndl.go.jp/jp/data/publication/legis/2013/index.html

カナダのエドモントン公共図書館、メイカースペースをオープン

カナダにおいて、エドモントン公共図書館(Edmonton Public Library)が、メイカースペースをオープンしました。3Dプリンターやエスプレッソ・ブック・マシーンを導入しています。

EPL Makerspace
http://www.epl.ca/makerspace

New Edmonton Public Library digital space boasts 3D printers, book-printing machine(Metro, 2013/12/10付け)
http://metronews.ca/news/edmonton/880829/new-edmonton-public-library-digital-space-boasts-3d-printers-book-printing-machine/

Edmonton Public Library makes space for tech-friendly creations(Metro, 2013/8/22付け)
http://metronews.ca/news/edmonton/774745/edmonton-public-library-makes-space-for-tech-friendly-creations/

参考:

アイオワシティ公共図書館の取組みに続け? デンバー公共図書館が地域のミュージシャンの音楽をダウンロード可能にするサービスを計画中

デンバー公共図書館が、地域のミュージシャンの音楽を同館のウェブサイトからダウンロード可能にするプロジェクトを開始しているようです。2013年12月11日づけのWestwordというオンラインサイトで紹介されています。記事によると、来年の春に図書館カードを保有している人へのサービス開始を目指しており、現在アーティストへの働きかけを行うなどして、データベースの構築に取組んでいるようです。

なお、同様の取組みとしては、以前、アイオワシティ公共図書館のプロジェクトがLibrary Journalのサイト等で紹介されましたが、これに刺激され、今回の企画開始にいたったようです。

The Denver Public Library is seeking local music for its brand-new Volume Denver program(Westword, 2013/12/11付け)
http://blogs.westword.com/backbeat/2013/12/denver_public_library_local_music_volume_denver_program.php

Iowa City Library Launches Local Music Project(Library Journal, 2012/6/26付け)

ラテン語の辞典“Dictionary of Medieval Latin from British Sources”、100年の時を経て完成

2013年12月11日、英国学士院(British Academy)が、ラテン語の辞典“Dictionary of Medieval Latin from British Sources”の最後の分冊を刊行しました。

この辞書は、紀元前540年から1600年までに書きのこされたラテン語のテキスト(英国で生まれた、あるいは英国で働いた人物によるもの)を基に作成されたもので、これらのテキストには、著名なものとしては、ドゥームズデイ・ブック(Domesday Book)、マグナ・カルタ(Magna Carta)、バイユーのタペストリー(Bayeux tapestry)などが含まれているとのことです。また作成には、1913年の事業開始から200人以上の研究者が従事してきたとのことです。

全体で58,000語が採録され、17分冊3,830ページとなったそうです。

100 years on, final part of Latin Dictionary is finished
http://www.britac.ac.uk/news/news.cfm/newsid/1029

Dictionary of Medieval Latin from British Sources
http://www.britac.ac.uk/pubs/cat/dml.cfm

『カレントアウェアネス-E』250号を発行

『カレントアウェアネス-E』250号の刊行にあたって

図書館・図書館情報学に関する最新情報をお届けするメールマガジン『カレントアウェアネス-E』は,国立国会図書館関西館の開館に合わせ,2002年10月に誕生しました。その後,隔週ごとに発行を重ね,現在では,発行記事1,500本,購読者数6,400人(登録アカウント数)を数えるまでになりました。

いつもご愛読いただいている皆様,執筆等に参画していただいた皆様のご協力に改めて御礼申し上げます。今後ともどうぞよろしくお願いいたします。

 試行版 (2002.09.18)
 No.1 (2002.10.02) (「『カレントアウェアネス-E』創刊にあたって」
 No.50 (2004.12.15)
 No.100 (2007.02.14)

E1514 - PIRUS実務指針第1版が公開:論文単位の利用統計

 図書館における電子ジャーナル等の電子情報資源の利用統計の標準に,COUNTER実務指針(CA1512CA1666参照)がある。しかし,COUNTER実務指針で定義されているのは,データベース単位や,最小でも雑誌タイトル単位までの利用統計であり,論文単位での利用状況の把握が課題であった。そこで,出版者と機関リポジトリの利用統計プロジェクト(Publisher and Institutional Repository Usage Statistics: PIRUS)が立ち上がり,COUNTER実務指針に即した形で,論文単位の利用統計の記録と提供についての実務指針を検討してきた。その成果として2009年1月の報告書,2012年11月の実務指針ドラフト版に続き,2013年10月,「論文単位の利用統計の記録と提供に関する実務指針第1版(The PIRUS Code of Practice for recording and reporting usage at the individual article level: Release1)」(以下,実務指針)が公開された。

 実務指針は,論文単位の利用統計を記録,交換,相互運用するための枠組を示すもので,集計される論文の種類やバージョン,論文本文へのリクエスト成功数など集計されるデータの要素とその定義,利用レポートの内容とフォーマット,データ処理の要件,複数のゲートウェイやアグリゲータを仲介する場合に重複集計を避けるためのガイドライン等を含んでいる。なお,PIRUSでは,その指針に準拠する機関に対して毎年監査を行い,PIRUS準拠機関として認定する。その監査の要件も実務指針に含まれている。実務指針の構成は,COUNTER実務指針とほぼ同一である。...

E1513 - OAが人文系学術書に与える影響 オランダからの報告

 オープンアクセス(OA)は人文系の学術書にどのような影響を与えるのか。この問いは,人文学にとってのOAの是非をめぐる議論の中心に位置するものである(CA1801参照)...

E1512 - フィンランドの大学図書館:情報リテラシー教育をめぐる挑戦

 筆者は国立大学図書館協会海外派遣事業の助成を受け,2013年11月にヘルシンキ,トゥルク,オウル,ラップランドの4大学図書館を訪問し調査する機会を得た。本稿では,フィンランドの大学図書館における情報リテラシー教育の現状の一端を紹介する。...

E1511 - 幼稚園に入る前の子どもと1,000冊の本を:米国図書館の取組

 子どもが幼稚園に入るまでに,1,000冊の本を一緒に読む。読書は冊数の問題ではないかもしれないが,一緒に本を読むその時間は,子どもにとっても,子どもを育てる人たちにとっても,貴重なものではないだろか。そんな時間の積み重ねを支援する“1,000 Books Before Kindergarten”と銘打ったプログラムが,最近,米国各地の公共図書館に広がりつつある。そもそもこのプログラムは,2011年に米国中西部のブレマン公共図書館(インディアナ州)で始まった。その後中西部を中心に各地で行われるようになり,正確な数は不明だが,2013年11月時点で,15州100館ほどにおいて実施されていることが確認されている。...

E1510 - 図書館探索型行事「ミステリークエスト」活動報告

 2013年10月27日,東京都の江戸川区立東部図書館で『ミステリークエスト~東部図書館からの脱出~』と銘打った行事を行った。中学生を中心に,募集上限となる20人に参加してもらうことができ,『東京図書館制覇!』のブログ等でも紹介されるなど,好評を博する結果となった。...

E1509 - 「点字図書館オープンオフィス」に込めた思い

 去る2013年11月9日・10日の両日,東京都高田馬場にある日本点字図書館を会場に「点字図書館オープンオフィス」を開催した。当館の日常業務を気軽に体験できるような企画とパネル展示を行い,事業を紹介した。二日間の来館者数は約1,200人。予想を上回る多くの方々にご来場いただき感謝申し上げたい。...