アーカイブ - 2013年 12月 11日

コミュニティの公共図書館はどれほどの価値をもつのか?Pew Research Center調査より(米国)

2013年12月11日、米国調査機関Pew Research CenterのPew Internet & American Life Projectが、コミュニティの公共図書館についての米国民の評価に関する調査結果“How Americans Value Public Libraries in Their Communities”を公表しました。この調査結果は、2013年7月18日から9月30日にかけて、16歳以上の米国在住者6,224人を対象にして行われた電話調査に基づいているとのことです。

調査結果によると、約90%が地域の公共図書館が閉鎖するとコミュニティに影響があると考えており、63%はその影響が“深刻”であると考えているとのことです。一方で、34%は公共図書館が新しい技術についていけていないと考えており(55%はこの考えに反対)、52%は、情報の大部分は自分で探すことができるため、かつてほどは公共図書館を必要としていないと考えているとのことです(46%はこの考えに反対)。

How Americans Value Public Libraries in Their Communities(Pew Internet & American Life Project 2013/12/11付け)

Google Cultural Institute、“Google Open Gallery”を開始:アーティスト等がコンテンツを公開しオンライン展示サイトを構築できる無料ツール

Google Cultural Instituteが、“Google Open Gallery”というツールの提供を開始しています。コンテンツをアップロードし、展示サイトを構築することのできるもので、“アーティスト、美術館、アーカイブ、ギャラリーのためのパワフルな無料ツール”とのことです。

“Google Open Gallery”のサイトでは、紹介動画が掲載されているほか、活用事例が複数紹介されています。

利用するためには招待をリクエストをする必要があります。

Google Open Gallery
http://www.google.com/opengallery

Google Makes Creating Online Exhibitions Easy For Anyone With Google Open Gallery(TechCrunch, 2013/12/10)
http://techcrunch.com/2013/12/10/google-open-gallery/

Google Open Gallery brings the art to you(CNET, 2013/12/10)

教材向きのオンライン動画を管理するツールは?(記事紹介)

2013年12月9日付けのThe Digital Shift(from School Library Journal)で、教材向きのオンライン動画を組織化しておくのに役立つツールを紹介しています。YouTubeやVimeoなどの動画共有サイトにより動画を見つけるのは課題ではなくなっており、生徒に最適なものを記録しておくのが課題だとして、OpenEd、Teachem、Huzzazの3つを紹介しています。OpenEdとHuzzazについては、動画による利用方法の紹介も掲載されています。

米国図書館協会のストリプリング会長、メイカースペースに関する無料ウェビナーを実施

米国図書館協会(ALA)会長のストリプリング(Barabara Stripling)氏の無料ウェビナーシリーズとして、メイカースペースに関する“Building Community Through Making”が実施されるとのことです。

このシリーズは3回に渡って実施され、スケジュールとタイトルは以下の通りです。
2013年12月16日“Community Engagement through Making”
2014年1月13日“Making Strategic Partnerships”
2014年2月14日“What is and What’s Next – Making Assessment and Opportunities”

いずれもベストプラクティスや成功事例を示すものとのことで、第1回のプログラムとしては、デトロイト公共図書館の“HYPE Makerspace”やチャタヌーガ公共図書館の“4th Floor”などがとりあげられるようです。

Free webinar to kick off ALA President Barbara Stripling’s 'Community Building and Makerspaces' series(ALA news, 2013/12/10付け)

Cooperative Afiricana Materials Project、リベリアの新聞をマイクロフィルム化:CRL加盟館で利用可能に

1990年代から2000年代を中心とするリベリアの新聞について、CAMP(Cooperative Afiricana Materials Project)が、収集保存、マイクロフィルム化を進めています。研究図書館センター(CRL)は、このプロジェクトについて、2012年12月に13紙のマイクロフィルム化の完了がアナウンスしていましたが、2013年12月9日追加の7紙のマイクロフィルム化の完了をアナウンスしています。

CRLのアナウンスによると、ミシガン州では、リベリアが内戦に苦しんできた時期から同国の新聞を受け入れており、またCAMPはこのコレクションの保存に資金を提供してきたとのことです。また、今回マイクロフィルム化されたのはミシガン州立大学所蔵のものとのことです。

CAMP Preserves Liberian Newspapers(CRL, 2013/12/9付け)
http://www.crl.edu/news/10171

関連:
CAMP Preserves Liberian Newspapers (CRL, 2012/12/4付け)
http://www.crl.edu/news/8946

CAMP(Cooperative Afiricana Materials Project)

南アジアからのバーミンガムへの移民の歴史を残すオーラルヒストリー・アーカイブ構築

バーミンガム図書館が、“Four Fathers”というオーラルヒストリープロジェクトに協力するボランティアの募集をアナウンスしています。

“Four Fathers”は、バーミンガムの“True Form Projects”というグループが実施しているもので、南アジアからバーミンガムへの移民のオーラルヒストリー・アーカイブの構築するものです。すでにFour Fathersのサイトでは、既に複数のインタビューのファイル(一部は動画もあり)や写真が掲載されています。

同サイトの案内によると、これらのコンテンツはバーミンガム図書館のアーカイブからも利用できるようになるようです。

Volunteer for the 'four fathers' Oral History Project(Library of Birmingham, 2013/12/10付け)
http://www.libraryofbirmingham.com/blog/News/fourfathersproject

Four Fathers
http://www.fourfathers.org.uk/
※既にインタビューファイルの掲載あり。

About Four Fathers
http://www.fourfathers.org.uk/about/

米国デジタル公共図書館(DPLA)のパートナー別コンテンツ登録数の概況

2013年4月に公開された米国デジタル公共図書館(DPLA)について、The Chronicle of Higher Education誌(オンライン)において、“Digital Public Library of America: Young but Well Connected”と題する記事が掲載されています。

この記事に関連して、infoDOCKETの2013年12月9日付けの記事で、開始当初からのコンテンツ登録数の増加状況について、パートナーごとの数値が紹介されています。DPLAの現在のウェブサイトに掲載されている数値と、Internet Archiveで保存されている同ページから過去の数値を取り出し並べたものです。

現在最大の連携先となっているのは、6月に新たにパートナーとなったHathiTrustで、170万件以上のデータがDPLAで利用できるようになっているとのことです(1,741,537件)。このほか、Mountain West Digital Library(794,983件)、米国公文書館(NARA)(701,357件)、スミソニアン(624,986件)、The Portal to Texas History(325,552件)、南カリフォルニア大学図書館(257,115件)などが、件数の多い機関となっています。

公共図書館におけるMOOCを活用したプログラムの事例(米国)

2013年12月10日付けのLibrary Journal誌(オンライン)に、“MOOCing at the Public Library”と題する記事が掲載されています。この記事では、コネチカット州のEidgefield Libraryで実施された、MOOCを活用した大人向け読書プログラムの概要が紹介されています。筆者は同館のDorothy Pawlowski氏です。

記事によると、同館はCourseraにコンタクトを取り、そのMOOCの講座の1つである Fiction of Relationship(Brown University提供)を読書プログラムに活用することの許可を得、2013年夏に実際に実施したとのことです。内容としては、図書館のスクリーンで講義を聴講し、その後その内容やリーディングの課題についてディスカッションをするもので、図書館員やボランティアもファシリテーターとしてディスカッションに参加したとのことです。またこのミートアップ(会合)は、10週間の講義期間中、毎週1回実施されたとのことです。