アーカイブ - 2013年 11月

11月 18日

米国国家機密解除センターが、冷戦時代のベルリンに関する機密解除になった文書11,000ページを公開

2013年11月15日、米国国立公文書館(NARA)内に設置されている米国国家機密解除センター(National Declassification Center:NDC)が、米中央情報局(CIA)の“Historical Review Program”と協力し、1962年から1986年のベルリンの壁に関する、新規に機密解除された文書11,000ページを公開したと発表しました。公開された文書はNARAにて閲覧が可能ですが、このうち、約2,464ページについては、オンラインでも公開されているとのことです。

また、2014年1月14日には、NDCとCIAの共催で、今回新規に機密解除となった文書に関する“A City Divided: Life and Death in the Shadow of the Wall”と題したシンポジウムを開催する予定とのことです。

U.S. National Archives Releases 11,000 Newly Declassified Documents
Relating to Berlin, 1962-1986(NARA 2013/11/15付けプレスリリース)
http://www.archives.gov/press/press-releases/2014/nr14-09.html

【イベント】日本漢籍集散の文化史的研究 合同成果報告会(12/7・東京)

2013年12月7日に、「日本漢籍集散の文化史的研究 合同成果報告会」が開催されます。

これは、平成24、25年度の東京大学東洋文化研究所附属東洋学研究情報センターによる共同利用・共同研究拠点公募研究「日本漢籍集散の文化史的研究 「図書寮文庫」を対象とする通時的蔵書研究の試み」の研究成果、および、日本学術振興会科学研究費補助金基盤研究「宮内庁書陵部収蔵漢籍の伝来に関する再検討 デジタルアーカイブの構築を目指して」の研究成果を合同で報告するものとのことです。

開催場所は、東京大学東洋文化研究所3階大会議室で、参加にあたっての予約は不要・参加費は無料とのことです。

日本漢籍集散の文化史的研究 合同成果報告会のご案内 (東京大学東洋文化研究所)
http://www.ioc.u-tokyo.ac.jp/news/news.php?id=SatOct191736492013

日本アーカイブズ学会、「特定秘密保護法案」に対する意見表明

日本アーカイブズ学会が、2013年11月15日付けで、「『特定秘密保護法案』に対する意見表明」をウェブサイトに公表しています。

「政府が国会に提出した『特定秘密保護法案』は、公文書管理法や従来の情報公開法の趣旨に相反し、私たちは次の点で強い危惧を持つ。」として、以下の2点をあげています。

「1.行政機関の長が行うとされる秘密指定の判断が、客観的な検証の機会を経ることなく、政権の恣意に支配される可能性が高い。」

「2.特定秘密に指定された情報が、時の経過を経ても国立公文書館等に移管され公開される保証がなく、行政機関自らが、歴史の検証の道を閉ざす結果を導く恐れがある。」

「特定秘密保護法案」に対する意見表明 (日本アーカイブズ学会, 2013/11/15付け)
http://www.jsas.info/modules/news/article.php?storyid=148

【イベント】東京藝術大学 総合芸術アーカイブセンター、シンポジウム「芸術・文化情報とオープンデータ」を開催(11/28・東京)

2013年11月28日、東京藝術大学総合芸術アーカイブセンターが、シンポジウム「芸術・文化情報とオープンデータ - 創造・研究と社会のためのアーカイブ」を開催します。

第1部では同センターの活動報告、第2部では情報のオープン化に関する取り組みやそこに絡む知財問題についての国内外の現状の報告が行われ、続く第3部では、これからの日本の芸術や文化、学術情報の扱いについての議論が深められるとのことです。

シンポジウム「芸術・文化情報とオープンデータ」
http://arcir.geidai.ac.jp/62

11月 15日

めざせ、1001拍手! レファレンス協同データベースが新企画「みんなで手をたたこう!」をスタート

レファレンス協同データベース(レファ協)の新企画として、「みんなで手をたたこう!」がスタートしました。

レファ協では、2013年2月に実施したシステムリニューアル時に、「拍手!」ボタンの設置を行っています。このボタンは、面白いと思った事例、気に入った事例などに、気軽に「拍手」することができるというもので、クリックされた回数によってアイコン画像が変化していくようになっています。

レファ協の「事業のページ」において企画が紹介されており、またここには、累積拍手数トップ10のリストも掲載されています。

企画「みんなで手をたたこう!」
https://crd.ndl.go.jp/jp/library/handclap_2013.html

参考:
国立国会図書館レファレンス協同データベースがリニューアル Posted 2013年2月12日
http://current.ndl.go.jp/node/22878

Pew Research、ソーシャルメディア・ユーザの“ニュース”の利用についての調査結果を公表

Pew ResearchのJournalism Projectにおいて、ソーシャルメディアにおけるニュースの利用に関する調査についてのレポートが掲載されています。同プロジェクトでは、10月24日付けで“The Role of News on Facebook”と題してFacebook上のニュースの摂取についての記事を掲載しており、これに続き、11月14日付けで“News Use across Social Media Platforms”と題して、Facebookを含む11のソーシャルメディアサイトでのニュース摂取についての記事を掲載しました。調査は、2013年8月21日から9月2日にかけて、18歳以上を対象に行われたもので、サンプル数は5173件です。

Wilson Centerのプログラムが歴史とデジタルの革新的なプロジェクトに贈られる賞を受賞

2013年11月15日、Woodrow Wilson Centerの歴史と公共政策プログラム“Digital Archive: International History Declassified”が2013年のローゼンバーグ賞(Roy Rozenbarg prize)を受賞したと発表されました。

ローゼンバーグ賞は、歴史とデジタルにおける革新的なプロジェクトに贈られる賞とのことです。米国歴史学協会(AHA)とRoy Rosenzweig Center for History and New Mediaが協賛しており、授賞式は、2014年1月2日から5日までワシントンDCで開催されるAHAの年次大会において行われるとのことです。

今回の受賞理由には、冷戦や北朝鮮、核拡散に関するかつては秘密文書だった大量の文書について相互に関連付けて提示していること、また、単なるアーカイブとしてだけではなく、インタラクティブな地図など、研究者自身がこの重要なコレクションから独自の調べ方ができるようなインタフェースを備えていることが挙げられているとのことです。

HAPP Digital Archive Wins the 2013 Roy Rosenzweig Prize for Innovation in Digital History(Wilson Center)

Googleブックス訴訟、Authors Guildの訴えが棄却される

2013年11月14日、Googleと米国の著作者団体Authors Guildとの間で争われていたGoogleブックスをめぐる著作権侵害訴訟について、米国ニューヨーク南地区連邦地方裁判所でDenny Chin判事が、Googleブックスはフェアユースにあたるとし、Authors Guildの訴えを棄却しました。この訴訟は、Googleの書籍電子化が著作権侵害にあたるとして、2005年にAuthors Guildや米国出版社協会(AAP)等がGoogleを提訴したもので、AAPとGoogleとの間では、2012年に和解が成立しています。

なお、Authors Guildはウェブサイトで、控訴する予定であることを表明しています。

The Southern District of New York
http://www.nysd.uscourts.gov/
※判決文原文
http://www.nysd.uscourts.gov/cases/show.php?db=special&id=355

Round One to Google: Judge Chin Finds Mass Book Digitization a Fair Use. Guild Plans Appeal.(Authors Guild, 2013/11/14)

米国議会図書館とWGBH、公共放送の歴史的コレクションを長期保存へ

米国議会図書館(LC)が、米国のテレビ及びラジオの公共放送の歴史的コレクションを、“American Archive of Public Broadcasting”として恒久的に保存し、提供する事業に取組むことを発表しています。ボストンの公共放送局であるWGBHと共同して実施するとのことです。

発表によると、2007年に、放送局を支援するNPOであるCPB(Corporation for Public Broadcasting)が公共放送の目録作成に着手し、番組、編集前の映像やインタビュー等、250万件のリストをまとめていたようです。今後2年間の目標として、これらのリストをインターネットで提供するとともに、40,000時間分のコンテンツのデジタル化を進め、そのデータをLCのシステムに取り込み長期保存していく、という計画のようです。

Corporation for Public Broadcasting Awards Library of Congress and WGBH with Stewardship of the American Archive of Public Broadcasting(LC, 2013/11/14付け)
http://www.loc.gov/today/pr/2013/13-203.html

欧州の子どものモバイルによるインターネットアクセスや利用についての調査レポートが公開

“Net Children Go Mobile”というプロジェクトで調査された、欧州の子どものモバイル端末からのインターネットアクセスや利用についての報告書が2013年10月17日に公開されました。

“Net Children Go Mobile”は、インターネットの安全な利用を促進するヨーロッパ連合(EU)の”Safer Internet Programme”から助成を受けた2年計画のプロジェクトとのことです。デンマーク、イタリア、ルーマニア、英国が参加し、各国の9歳から16歳までの子どもを対象に、モバイル端末からのインターネット利用について質的な調査行い、子どものモバイルによるインターネット利用で生じる出来事やリスクについてのデータを提供することを目的としているとのことです。今回の報告書は最初の報告書で、2014年10月に最終報告書等をまとめる予定とのことです。

今回の報告書では、上記の4か国において、初めてインターネットを利用した年齢の平均は下がり続けており、現在は8歳であること、また、9歳から16歳までの子どもの53%はスマートフォンを所有しており、48%がそれをインターネットにアクセスに使用していることなどが判明したとのことです。

文部科学省、「大学図書館における先進的な取り組みの実践例(Web版)」を公表

2013年11月15日、文部科学省が「大学図書館における先進的な取り組みの実践例(Web版)」を公表しました。現在、学習支援、電子書籍、講義アーカイブ・配信などのテーマについて、大学図書館の実践例が公表されています。各大学の優れた取組については、今後、文部科学省のホームページで追加して紹介していくとのことです。

大学図書館における先進的な取り組みの実践例(文部科学省)
http://www.mext.go.jp/a_menu/kaihatu/jouhou/1341374.htm

大学図書館における先進的な取り組みの実践例(Web版)(文部科学省)
http://www.mext.go.jp/a_menu/kaihatu/jouhou/1341375.htm

米国の図書館情報資源振興財団、研究データの管理についてのレポートを公開

米国の図書館情報資源振興財団(CLIR)が、"Research Data Management Principles, Practices, and Prospects"と題するレポートを公開しました。このレポートでは、米国科学財団(NSF)、米国国立衛生研究所(NIH)などの政府機関からのデータ管理の要求に、研究機関がどのように対応しているのかについて分析しているとのことです。

Abstract : Research Data Management Principles, Practices, and Prospects
http://www.clir.org/pubs/reports/pub160

Research Data Management Principles, Practices, and Prospects(PDF:108ページ)
http://www.clir.org/pubs/reports/pub160/pub160.pdf

米国情報標準化機構(NISO)、Altmetricsに関するウェブセミナーの発表スライド等を公開

米国情報標準化機構(NISO)が2013年11月13日に開催した、Altmetricsに関するウェブセミナー“New Perspectives on Assessment How Altmetrics Measure Scholarly Impact”の発表スライドや質疑応答の記録が公開されています。

NISO Webinar: New Perspectives on Assessment How Altmetrics Measure Scholarly Impact
http://www.niso.org/news/events/2013/webinars/altmetrics

EBSCO社、“eBook History Collection”のリリースを発表

EBSCO社が、2013年11月14日、“eBook History Collection”のリリースを発表しています。世界の歴史に関する電子書籍9,000タイトル以上のパッケージとのことです。

eBook History Collection Now Available from EBSCO Information Services (EBSCO, 2013/11/14付け)
http://www.ebscohost.com/newsroom/stories/ebook-history-collection-now-available-from-ebsco

東松島市図書館の東日本大震災の被災体験談の取材、100人を超える

2013年11月14日付けの河北新報において、東松島市図書館(宮城県)の取り組んでいる被災体験談を収集する事業において、その取材件数が109人にのぼっていることが報じられています。記事によると、最初は手探りであったものが、人から人に縁がつながり、「語り手募集」の呼び掛けに応じて図書館を訪れる人が増えたとのことです。

また実際のプロセスについて、「録音機とビデオカメラを回し、約1時間をかけて聴く」、「ビデオ編集のほか、語りを一字一句、忠実に文章に起こす。皆で分担し、完成稿まで丸々1週間の作業」を経て、「1人の記憶が市民共有の記録に変わっていく」と報じています。

被災体験、永遠に残す/東松島市図書館(河北新報, 2013/11/14付け)
http://www.kahoku.co.jp/spe/spe_sys1070/20131114_01.htm

11月 14日

スミソニアン博物館、3Dデータのサイトを公開

2013年11月13日、スミソニアン博物館が、同館の収蔵品の3Dのデジタルデータを提供するサイトを公開しました。また3Dデータを利用するためのソフトウェア“Smithsonian X 3D Explorer”も開発したとのことです。これは、3D画像を回転したり、計測したり、色調等を調整したりすることができるものです。

なお、3Dデータは、ログインするとダウンロードもできる(個人利用、非営利)ようです。

Smithsonian Releases 3-D Collection and Launches New 3-D Explorer(Newsdesk of the Smithonian, 2013/11/13付け)
http://newsdesk.si.edu/releases/smithsonian-releases-3-d-collection-and-launches-new-3-d-explorer

Smithsonian X3D beta
http://3d.si.edu/about

About Smithsonian X 3D
http://3d.si.edu/about

Getting Started
http://3d.si.edu/article/getting-started

カリフォルニア州の図書館アドヴォカシー“EveryLibrary California”が立ち上げ

2013年11月12日、カリフォルニア州の図書館アドヴォカシー活動を支援する“EveryLibrary California”が立ち上げられたとのことです。これは、図書館のための政治活動委員会である“EveryLibrary”が現在審議中の法案SCA-7の成立を目指す、カリフォルニア図書館協会(The California Library Association)の活動を支援するために立ちあげたものとのことです。

EveryLibrary California
http://everylibrarycalifornia.org/

ABOUT US (EveryLibrary California)
http://everylibrarycalifornia.org/proposition/

Announcing “EveryLibrary California”(EveryLibrary,2013/11/12)
http://everylibrary.org/announcing-everylibrary-california/

SCA 7-WOLK PASSES FIRST COMMITTEE(The California Library Association)

スペイン国立図書館、日西交流400周年記念の書道展を開催

2013年11月14日から2014年2月2日まで、スペイン国立図書館(BNE)において、日本とスペインの交流400周年を記念した“Caligrafia Japonesa(日本書道)”展が開催されています。在スペイン日本国大使館共催、Japan Calligraphic Art Academy後援で、現代書道家91点の作品が展示されているとのことです。

La BNE se une al 400º aniversario de la llegada a España de la Embajada Keicho (BNE 2013/11/12)
http://www.bne.es/es/AreaPrensa/noticias2013/0805_ExpoCaligrafiaJaponesa.html

Donacion de dos caligrafias japonesas a la BNE (BNE 2013/11/12)
http://www.bne.es/es/AreaPrensa/noticias2013/1113_DonacionCaligrafiasJaponesas.html

“Una imagen vale mas que mil palabras”(BNE 2013/11/13)

世界的に保護されている動植物のデータベース、Species+公開

ワシントン条約(CITES)事務局が、世界的に保護されている動植物の情報を提供するデータベース"Species+ "の公開を発表しました。このデータベースは「絶滅のおそれのある野生動植物の種の国際取引に関する条約」(1973年ワシントン条約)、「移動性野生動物種の保全に関する条約」(1979年ボン条約)等で保護されている動植物の分類、分布、一般名、国際取引規制等に関する情報を含むとのことです。

Species+ now available (cites)
http://www.cites.org/eng/news/sundry/2013/20131113_species+.php

Species+
http://www.speciesplus.net/

岐阜県図書館、研修資料「最近のOPACの動向 - 次世代OPAC、ディスカバリーサービス」を公開

岐阜県図書館が、「最近のOPACの動向 - 次世代OPAC、ディスカバリーサービス」をテーマに11月8日に開催した研修について、研修の当日資料をウェブサイトに公開しました。資料には、次世代OPACやディスカバリーサービスに関して、関連する用語の整理、基本的な特徴、主な製品、導入事例、今後の動向などがまとめられています。

講師は林豊氏(京都大学人間・環境学研究科総合人間学部図書館)です。

岐阜県図書館 > 図書館専用ページ内
http://www.library.pref.gifu.lg.jp/library/top.html#kenshu

最近のOPACの動向 次世代OPAC、ディスカバリーサービスを中心に
http://www.library.pref.gifu.lg.jp/library/kenshu/handout20131108_1.pdf
※資料本体(pdf)

参考:
E1393 - ディスカバリサービスへのデータ提供で関係者が抱える課題 カレントアウェアネス-E No.231 2013.02.07
http://current.ndl.go.jp/e1393

CA1727 - 動向レビュー:ディスカバリ・インターフェース(次世代OPAC)の実装と今後の展望 / 片岡 真

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