アーカイブ - 2013年 11月

11月 26日

北米研究図書館協会(ARL)、法律図書館統計、健康科学図書館統計の2011-2012年版を刊行

2013年11月25日、北米研究図書館協会(ARL)が、2011-2012会計年度の法律図書館統計、健康科学図書館統計の刊行を発表しました。

北米のARL加盟館である法律図書館74機関、健康科学図書館61機関が対象となっています。

ARL Academic Law Library Statistics 2011-2012
http://publications.arl.org/ARL-Academic-Law-Library-Statistics-2011-2012/

ARL Academic Law Library Statistics 2011-2012 Published(ARL 2013年11月25日付)
http://www.arl.org/news/arl-news/3041-arl-academic-law-library-statistics-2011-2012-published

ARL Academic Health Sciences Library Statistics 2011-2012
http://publications.arl.org/ARL-Academic-Health-Sciences-Library-Statistics-2011-2012/

北米研究図書館協会(ARL)、加盟館統計の2011-2012年度版を刊行

2013年11月25日、北米研究図書館協会(ARL)が、加盟館統計の2011-2012年度版である“ARL Statistics 2011–2012”の刊行を発表しました。この統計では、125の加盟館のコレクション、スタッフ、予算、サービス等に関する統計がまとめられています。加盟館の内訳は、大学図書館が115(米国99、カナダ16)で、残りの10は公共・政府・研究図書館(米国9、カナダ1)です。これら加盟館の2011-2012年度予算は合計で約45億ドルとなり、そのうち33億ドルが大学図書館分に相当するということです。

ARL Statistics 2011-2012
http://publications.arl.org/ARL-Statistics-2011-2012/

11月 25日

英国でアーカイブの利用促進キャンペーン“Explore Your Archive”が開催

英国とアイルランドのアーカイブの利用促進を目的としたキャンペーン“Explore Your Archive”が開催されました。2013年11月16日から“Explore Your Archive Week”を設定し、それぞれのアーカイブでイベントや公開日を設けたり、展示を行ったりして、コレクションを紹介し、利用を促す機会としたようです。

Explore Your Archive
http://www.exploreyourarchive.org/

Explore Your Archive campaign launched at Houses of Parliament(The National Archive, 2013/11/22付け)
http://www.nationalarchives.gov.uk/news/893.htm

Explore Your Archive week(The National Archive blog, 2013/11/22付け)
http://blog.nationalarchives.gov.uk/blog/explore-archive-week/

Explore Your Archive toolkit(The National Archive)

米国の大学・研究図書館協会(ACRL)等のウェブセミナー「オープンアクセスの世界における図書館員の役割」の資料等が公開

2013年10月23日に米国大学・研究図書館協会(ACRL)とACRLの出版部局であるChoice、SAGE社により開催された、ウェブセミナー“The Role of the Librarian in an Open Access World”のアーカイブが公開されています。

また、SAGE社のサイトで、同セミナーの内容への質問とその回答が公開されています。

What is the Role of the Librarian in an Open Access World
https://connect.iu.edu/p5u793qdw4f/?launcher=false&fcsContent=true&pbMode=norma

The Role of the Librarian in an Open Access World: Your questions answered(SAGE, 2013/11/20付け)
http://connection.sagepub.com/blog/2013/11/20/the-role-of-the-librarian-in-an-open-access-world-your-questions-answered/

版元ドットコムのサイトから、「日本の古本屋」、「カーリル」へのリンクを設定

2013年11月25日、版元ドットコムの書誌情報ページから、古書販売サイト「日本の古本屋」及び日本全国の図書館の蔵書検索サイト「カーリル」へのリンクが設定されたと発表されました。

版元ドットコムのプレスリリースによると、版元ドットコムは、従来の出版業界の枠組みから一歩踏み出し、古書業界及び図書館業界とのより積極的な連携を図っているとのことです。そこで、書籍の販売において改めて「読者の利益」を見つめなおし、出版社に在庫がなく、かつ、重版の見通しの立たない希少な書籍の入手を希望する読者に対する新たな提案として「日本の古本屋」へのリンクを設定することとしたとのことです。同様に、入手困難な本の入手先として「カーリル」による図書館蔵書検索へのリンクも設定されているとのことです。

プレスリリース:版元ドットコムが、「日本の古本屋」・「カーリル」とリンク(版元ドットコム,2013/11/25)
http://www.hanmoto.com/news/2013/11/25/pressrelease/

日本の古本屋
http://www.kosho.or.jp/

カーリル
http://calil.jp/

参考:
E1035 - 「カーリルの中の人」が語る「カーリル」の裏側 カレントアウェアネス-E No.168 2010.03.24

ニューヨークの“92nd Street Y”がデジタルアーカイブを公開:東京クヮルテットの録音データなど

ニューヨークのコミュニティセンターである“92nd Street Y”(92Y)が、これまで開催してきた様々なイベントの録音・録画データのデジタルアーカイブを公開していました。

ニューヨークタイムズの記事によると、2013年夏ごろから“静かに”公開していたようですが、2013年11月21日に正式にオープンし、これにあわせ、新規のコンテンツとして東京クヮルテット(Tokyo String Quartet)の1977年の2つのライブの録音データも公開したようです。また、掲載データは1,000件ほどであり、今後も追加されていくとのことです。

92nd Street Y Presents an Online Archive of Recordings(New York Times, 2013/11/21付け)
http://artsbeat.blogs.nytimes.com/2013/11/21/92nd-street-y-presents-an-online-archive-of-recordings/?_r=0

92Y On Demand
http://92yondemand.org/

東京クヮルテット

閉館する英国図書館(BL)の新聞図書館と新施設:7億5,000万ページの移送プロジェクト(動画紹介)

2013年11月8日に閉館し、ボストンスパの新しい保存施設への移送が本格化している英国図書館(BL)の新聞図書館について、BBCが11月22日、“Moving 750 million pages of print archive to a new home”と題した記事と映像を配信しています。新旧施設の様子、資料の劣化状況等が紹介されています。

Moving 750 million pages of print archive to a new home(BBC, 2013/11/22付け)
http://www.bbc.co.uk/news/magazine-25041871

参考:
コリンデールにある英国図書館(BL)の新聞図書館が閉館 Posted 2013年11月12日
http://current.ndl.go.jp/node/24809

大阪府立中之島図書館、「図書館機能を堅持」の方向性

大阪府の松井知事が、2013年11月20日の記者会見において、廃止や転用など今後の在り方について議論されてきた大阪府立中之島図書館に関して、「府立中之島図書館のあり方検討タスクフォース」において「今の図書館機能を堅持しつつ、あの施設と周辺のエリアとをセットに魅力あるものにしていこう」という方向性が示されてきたことを表明しました。

平成25年(2013年)11月20日 知事記者会見内容(大阪府)
http://www.pref.osaka.jp/koho/kaiken/20131120.html

松井大阪府知事 定例記者会見 (平成25年11月20日) (大阪府、YouTube掲載動画)
http://www.youtube.com/watch?v=cgDonEYus_o&feature=youtu.be

[報道]
松井知事が「存続」表明 中之島図書館(大阪日日新聞、2013/11/21付け)
https://www.nnn.co.jp/dainichi/news/131121/20131121027.html

中之島図書館、廃止から一転存続へ(nikkansports.com、2013/11/20付け)
http://www.nikkansports.com/general/news/f-gn-tp0-20131120-1220778.html

仙台市図書館「3.11震災文庫」が国立国会図書館東日本大震災アーカイブ(ひなぎく)と連携

2013年11月22日、国立国会図書館東日本大震災アーカイブ(ひなぎく)は、仙台市民図書館「3.11震災文庫」と連携し、ひなぎくから「3.11震災文庫」の図書等の書誌情報が検索できるようになりました。

「3.11震災文庫」は、東日本大震災の記憶や記録を後世に伝えるとともに、震災からの復興や生活再建を支援するため、仙台市民図書館が震災後の2011年5月から収集し、「3.11震災文庫」として市民に利用提供している資料です。震災に関する書籍や新聞、行政資料、さらに震災発生当時から現在までのさまざまな資料を収録しています。
そのうち、2013年11月21日現在、2,440件の図書・小冊子等の書誌と雑誌記事データがひなぎくで検索することができます。

3.11震災文庫(仙台市民図書館)~ひなぎく新規追加コンテンツからの紹介(4)(国立国会図書館,2013/11/22付け)
http://kn.ndl.go.jp/information/258

福島県いわき地域の大学連携による震災復興プロジェクトの震災アーカイブ「はまどおりのきおく」

福島県いわき地域の2大学、いわき明星大学および東日本国際大学による震災復興プロジェクトとして、福島県浜通り地区の震災資料の記録・保存・公開を通じて、東日本大震災の記憶を紡いでいく「はまどおりのきおく-未来へ伝える震災アーカイブ」が公開されていました。

福島県浜通り地方は、東日本大震災と福島第一原子力発電所事故の発生により、地震、津波、広域避難、放射能汚染、風評被害など、多様で大きな被害を受けました。このような被害を生まないために、災害の記録を残し、事実と経験、そして教訓を後世に伝えていくことを目的としているとのことです。

このアーカイブでは、以下のものを集めているとのことです。

1.紙資料
自治体、各種団体・組合、NPO・ボランティア団体などが震災対応時に作成・発行した、ビラ・チラシ・ノート・メモなど、震災の様子が記録された紙資料

2.映像資料
被災当時の浜通り各地の写真と動画

3.証言記録
被災当時、その後の避難生活、そして復興への取り組みの様子などについて、調査員による証言の聞き取り、記録

科学技術・学術政策研究所、「科学研究への若手研究者の参加と貢献」についての実証研究の結果を公表

2013年11月23日、科学技術・学術政策研究所が、「科学研究への若手研究者の参加と貢献―日米の科学者を対象とした大規模調査を用いた実証研究―」を公表しています。これは、日米の科学者を対象とした大規模調査の結果を分析したもので、科学研究への若手研究者の参加と貢献を分析したものです。

なお、この研究においては、「若手研究者」はポストドクターや学生とされており、一方、教授、准教授、助教・講師等が「シニア研究者」とされています。

「科学研究への若手研究者の参加と貢献―日米の科学者を対象とした大規模調査を用いた実証研究―」[DISCUSSION PAPER No.103]の結果公表について(科学技術・学術政策研究所、2013/11/22付け)
http://www.nistep.go.jp/archives/category/news/research-outcomes

メイン州立図書館の公共図書館員資格認定プログラム、初の全段階修了者が誕生

メイン州立図書館では、州内の図書館職員に対して、資格認定プログラム“Voluntary Public Librarian Certification Program”を提供しています。このプログラムは基本、中級、上級の3段階に分かれており、蔵書構築や資料組織化、サービス論、経営論などのコースが提供されています。

このたび、 Peabody Memorial Libraryの図書館長であるHeidi Hinkley氏が、これら3段階のすべてを修了した第1号となった、とのことです。

State Certification Initiative Helps Librarians Build Skills(Maine.gov, 2013/11/22付け)
http://www.maine.gov/tools/whatsnew/index.php?topic=Portal+News&id=608765&v=Article-2008

11月 22日

ルーマニアでVodafone社が高校生を対象に電子書籍を無料提供

2013年11月20日のTelecompaperの報道によると、ルーマニアのVodafone社が、国内の200の高校の生徒30,000人を対象に、電子書籍を提供すると発表したようです。提供される電子書籍はBookLand社の100タイトルで、スマートフォンやタブレット端末から無料で利用できるとのことです。これは、“Biblioteca digitala (電子図書館)”プロジェクトによるもので、同プロジェクトには、BookLand社、McCann Erickson Romania社が協力しているとのことです。

Vodafone's digital library available to 30,000 students(Telecompaper, 2013/11/21付けの記事)
http://www.telecompaper.com/news/vodafones-digital-library-available-to-30000-students--981118

Treizeci de mii de elevi de liceu din toata tara au acum acces gratuit la cartile din Biblioteca Digitala Vodafone

沖縄県立図書館、移設を計画

沖縄県立図書館は、現図書館(那覇市寄宮)が建設から30年近くが経ち、施設の老朽化が進み手狭となったことから、図書館を移設し、新図書館の整備を計画しているとのことです。

新図書館の整備の経緯については、以下のとおりです。

2012年2月9日に、沖縄県教育委員会より、知の拠点としての図書館の果たすべき役割について諮問があり、2013年3月15日付で、沖縄県社会教育委員の会議が答申しています。この答申において、沖縄県立図書館の施設について、「築29年を経過し、老朽化がみられ、今後は新しい時代に即した機能の充実を図り、県立図書館の役割を果たす観点からの施設整備を踏まえた改築、新築の検討も必要である」とされています。これを受け、2013年7月12日に、沖縄県教育委員会が新県立図書館基本構想検討委員会に対して、新県立図書館の施設整備の方向性を定める基本構想の策定について諮問し、2013年8月15日付で「新県立図書館の基本構想」が答申されています。

なお、2013年11月1日から11月30日まで、新沖縄県立図書館に関するアンケート調査が行われています。

沖縄県社会教育委員の会議「知の拠点としての図書館の果たすべき役割について(答申)」(2013/3/15付け)

日本図書館協会健康情報委員会、「公共図書館における健康情報の実施状況の調査」を開始

日本図書館協会健康情報委員会が、「アクション・リサーチによる公共図書館課題解決サービスのデザイン」研究班(研究代表者:慶應義塾大学文学部田村俊作)との共同事業として、公共図書館における医療・健康情報サービスの実施状況についてアンケート調査を行っているとのことです。

調査期間は、2013年11月15日から12月10日までで、11月15日に日本図書館協会健康情報委員会より同調査の依頼状が全国の公共図書館(1,355館)に発送されたとのことです。

健康情報委員会(日本図書館協会)
http://www.jla.or.jp/committees/kenko/tabid/266/Default.aspx
※「2013年度の予定」の項目に同調査についての案内があります。

米国ニューメディアコンソーシアム等、博物館版「ホライズン・レポート2013」を発表

米国のニューメディア・コンソーシアム(NMC)が、Marcus Institute for Digital Education in the Artsと共同で、2013年の博物館版「ホライズン・レポート」(Horizon Report)を公開しています。このレポートでは、博物館に関する今後5年間のテクノロジーの動向予測をまとめており、主流となるまでの期間別に、下記の6つのテクノロジーがあげられています。

1年以内:「個人所有の機器の持ち込み(BYOD)」、「クラウドソーシング」
2年から3年:「電子出版」、「位置情報サービス」
4年から5年:「ナチュラルユーザインタフェース」「保存技術」

Horizon Report > 2013 Museum Edition(PDF;44ページ)
http://www.nmc.org/pdf/2013-horizon-report-museum-EN.pdf

It's Here! The NMC Horizon Report > 2013 Museum Edition
http://www.nmc.org/news/its-here-horizon-report-2013-museum-edition

参考:
「ホライズン・レポート」の2013年高等教育機関版が刊行される

Acapela Group、サーミ語の音声変換の開発を開始

2013年11月21日、30以上の言語の音声変換を取り扱うAcapela Groupは、サーミ語のテキストの音声変換の開発を行うと発表しました。

サーミ語は、ノルウェー、フィンランド、スウェーデンの北部で話される言語で、多くの方言がある中、Acapela Groupは、最も言語人口が多い北部サーミ語(20,000人)を選択し、音声変換の開発を行うとのことです。これは、少数言語であるサーミ語の保護のため、サーミ人の代表機関であるサーミ議会が主導するプロジェクトの一環であるとのことです。

2013年11月に音声変換システムの開発を開始し、2014年10月に製品がリリースされる予定とのことです。

Living spoken heritage: Acapela will add Sami to its language portfolio
http://www.acapela-group.com/living-spoken-heritage-acapela-will-add-sami-to-its-language-portfolio--2312-speech-synthesis.html

Your Voice expert(Acapela)

米国農務省森林局、モバイル端末向けのデジタル地図の提供を開始

2013年11月20日、米国農務省(United States Department of Agriculture:USDA)森林局(Forest Service)が、アンドロイドおよびiOS向けのデジタル地図の提供を開始しました。約700点の森林局の地図が利用できるとのことです。

U.S. Forest Service offers new digital maps for mobile devices (USDA Forest Service, 2013/11/20)
http://www.fs.fed.us/news/2013/releases/11/e-maps.shtml

Serials Solutions社が図書館の蔵書評価サービス“Intota Assessment”をリリース

2013年11月23日、Serials Solutions社は、図書館の蔵書評価サービス“Intota Assessment”のリリースを発表しました。“Intota Assessment”は、単行書および逐次刊行物について、冊子体と電子媒体のいずれの形態の資料も対象として、所蔵情報と利用履歴を結び付けて総合的な蔵書評価ができるサービスとのことです。

ウェブスケール図書館業務管理システム“Intota”のプラットフォームから提供される最初のサービスとのことです。

Serials Solutions Intota Assessment Now Available(Serials Solutions, 2013/11/21付けプレスリリース)
http://www.serialssolutions.com/en/press_room/detail/serials-solutions-intota-assessment-now-available

Book and Serials Analysis(Serials Solutions)
http://www.serialssolutions.com/en/services/intota/assessment

Intota assessment

米国の公共図書館におけるウェブ技術の活用状況について2012年レポートが公開

米国コロラド州立図書館の調査部門であるライブラリー・リサーチ・サービス(Library Research Service; LRS)が、米国の約600館の公共図書館におけるウェブ技術の活用状況のレポートを公開しました。この調査レポートは、2008年から2年ごとに刊行されており、今回が第3回となります。レポートによると、2010年から2012年にかけて、米国の公共図書館では特にソーシャルネットワーキング、モバイルアクセス、テキストリファレンスの利用サービスが大きく増加しているとのことです。

U.S. Public Libraries and the Use of Web Technologies, 2012 (LRS, 2013/11/18)
http://www.lrs.org/2013/11/18/u-s-public-libraries-use-web-technologies-2012/

U.S. Public Libraries and the Use of Web Technologies, 2012 (PDF)
http://www.lrs.org/wp-content/uploads/2013/11/WebTech2012_CloserLook.pdf

ページ