アーカイブ - 2013年 11月

11月 27日

米Library Copyright Alliance、米国商務省からの意見招請に応じてデジタル経済における著作権に関するコメントを発表

米国図書館協会(ALA)、北米研究図書館協会(ARL)、大学・研究図書館協会(ACRL)から構成される“Library Copyright Alliance”(LCA)が、米国商務省からの意見招請(RFC)に応じて、同省のグリーンペーパー“Green Paper on Copyright Policy, Creativity, and Innovation in the Digital Economy”へのコメントを発表しました。

Response of the Library Copyright Alliance to the Request for Comments on Department of Commerce Green Paper, Copyright Policy, Creativity, and Innovation in the Digital Economy(Library Copyright Alliance, 2013/11/13付け)
http://www.librarycopyrightalliance.org/bm~doc/lcagreenpaperfinal.pdf

COPYRIGHT POLICY, CREATIVITY, AND INNOVATION IN THE DIGITAL ECONOMY

CDNLAOニュースレター、最新号の特集は"歴史文書"-中国国家図書館の歴史文書などを紹介

国立国会図書館が編集するCDNLAO(アジア・オセアニア国立図書館長会議)の英文ニュースレター“CDNLAO Newsletter”の第78号が公開されています。

今回の特集は"歴史文書"で、中国国家図書館の歴史文書、ミャンマーの国立図書館の貴重書コレクション、シンガポール国立図書館の家族の歴史に関する展示、タイ国立図書館の手稿資料コレクション等が紹介されています。

CDNLAO Newsletter No.78, November 2013
Special topic: Historical Documents
http://www.ndl.go.jp/en/cdnlao/newsletter/

マサチューセッツ州、電子書籍サービスの拡充に向けてMA eBook Projectを開始

マサチューセッツ州のMassachusetts Library System (MLS)がBaker & Taylor及びBiblioLabsと協力し、MA eBook Projectを開始したことを公表しました。このプロジェクトは、マサチューセッツ州図書館コミッショナーズ理事会(Massachusetts Board of Library Commissioner:MBLC) のStatewide Resource Sharing Committeeが、州内の様々なタイプの図書館の電子書籍へのアクセスを拡充するために計画したもので、州内の51館が異なったモデルの電子書籍貸出、異なったプラットフォーム及びユーザー・エクスペリエンスを調査するために、6ヶ月間試験的に電子書籍の提供を行うとのことです。

Massachusetts eBook Pilot Project (MLS, 2013/11/25)
http://www.masslibsystem.org/wp-content/uploads/MA-eBook-Project-Press-Release-11.25.13.pdf

MA eBook Project (MLS)
http://guides.masslibsystem.org/ebookproject

MBLC

スターバックス、2013年冬も「Book for Two」キャンペーンを実施

スターバックスコーヒージャパンが、今年も「Book for Two」を開催するとのことです。

このキャンペーンは、スターバックスのプログラム参加店舗が中古本の寄付を受け付け、その査定金額を、日本点字図書館に寄附するというものです。今年の実施期間は12月4日から12月25日までとなっています。

なお、2012年に実施された同キャンペーンでは、45,220冊が集まり、約152万円が日本点字図書館に寄付されたことが、同社のCSRニュースで報告されています。

スターバックス コーヒー「Book for Two」キャンペーンのご紹介
http://www.nittento.or.jp/news/starbucks.html

Book for Two
http://www.starbucks.co.jp/csr/bookfortwo/

参考:
スターバックス、「Book for Two」プログラムを今年も実施、オーディオブック製作支援に Posted 2012年11月13日
http://current.ndl.go.jp/node/22310

2年ぶりに実施した ブック フォー トゥー Book For Twoを通じ、日本点字図書館に約152万円を寄附(スターバックスコーヒージャパン、2013/3/5付け)

オハイオ州立大学のマンガ図書館が移転、グランドオープン

オハイオ州立大学のマンガ研究図書館(Billy Ireland Cartoon Library & Museum)が、同大学のSullivant Hallの改装を行い移転しました。2013年11月14日から17日にかけて、新しい施設での開館を祝う“The Grand Opening Festival of Cartoon Art”が開催されました。

同図書館では豊富な資料を有するにも関わらず、これまでの施設は6,800平方フィートほどであったとのことですが、新施設での広さは30,000平方フィートになり、閲覧スペースなども快適なものとなったそうです。

2013 Festival of Cartooon Art
http://cartoons.osu.edu/sites/FCA/2013/

Ohio State University Opens New Home for Cartoon and Comic Collection(Library Journal, 2013/11/21付け)
http://lj.libraryjournal.com/2013/11/graphic-novels/ohio-state-university-opens-new-home-for-cartoon-and-comic-collection/

Europeana、設立から5周年を迎え、3,000万件の資料公開を達成

2013年11月、Europeanaが設立から5周年を迎えました。また、2015年に達成する予定の目標であった3,000万件目の資料が2年も前倒しで公開されたとのことです。

Europeanaは、欧州の図書館、ミュージアム、アーカイブズおよび視聴覚アーカイブズの保有するオンラインコレクションへの統合的なアクセスを提供するポータルサイトで、約2,300機関が参加しているとのことです。

Europeanaから公開された3,000万件目の資料は、2012年の第84回アカデミー賞の短編映画(アニメーション)部門で、最優秀作品に選ばれた“The Fantastic Flying Books of Mr. Morris Lessmore”であったとのことです。この作品では、空を飛ぶ本たちとある男性の交流が描かれているとのことです。

Europeana celebrates 5 years and 30 million objects
http://blog.europeana.eu/2013/11/europeana-celebrates-5-years-and-30-million-objects/

The Fantastic Flying Books of Mr. Morris Lessmore

佛教大学図書館、図書館についてQ&A形式で学ぶサイト「まナビゲーション」を公開

2013年11月27日、佛教大学図書館は、図書館についてQ&A形式で学ぶサイト「まナビゲーション」を公開しました。

「まナビゲーション」は図書館の利用やサービス、データベース、資料の調べ方等に対してよく寄せられる質問を集めたサイトとのことです。全てがQ&A方式による簡潔な構成になっています。質問は、施設・サービスに関する質問を集めた「図書館の利用」と学術情報データベースごとに質問を集めた「検索ツール」に分けられているとのことです。

また、「お気軽検索」において、検索キーワードに合った質問があれば、検索結果のページ下部に「まナビゲーション」からの質問が表示されるとのことです。「お気軽検索」では、佛教大学蔵書検索、佛教大学論文目録リポジトリ(BAKER)など佛教大学の学内コンテンツだけでなく、佛教大学図書館が契約している電子ジャーナル、データベースを統合的に検索できるとのことです。

まナビゲーション
http://libportal.bukkyo-u.ac.jp/manavigation/

オープンアクセス学術出版協会のカンファレンスCOASP 2013の資料が公開

オープンアクセス学術出版協会(OASPA)が、2013年9月18日から20日にかけてラトビアのリガで行われた、第5回オープンアクセス学術出版に関する会議(Conference on Open Access Scholarly Publishing: COASP)のプレゼンテーション資料および発表の録音を動画形式で公開しています。

Presentations COASP 2013
http://oaspa.org/conference/presentations/

Conference
http://oaspa.org/conference/
※過去の会議の記録やプレゼンテーション資料が公開されています。

11月 26日

OCLC Research、研究者のVIAFへの協力を呼びかける“Scholars’ Contributions to VIAF”を開始

2013年11月25日、OCLC Researchは、研究者のVIAFへの協力をよびかける“Scholars’ Contributions to VIAF”を始めたと公表しました。

VIAFに参加している機関は国立図書館や図書館関連業者とのことですが、“Scholars’ Contributions to VIAF”では、研究者の協力を得て、VIAFの既存の名称の表記に新しい名称や追加の文字形を追記し、データを充実させることを目的としているとのことです。

最初の協力事例として、OCLC研究図書館パートナーシップ機関であるタフツ大学のPerseus Catalogが挙げられています。このPerseus CatalogからVIAFに著者名とそのギリシャ文字やアラビア文字の表記が追加されたとのことです。

研究者にとっては、VIAFに典拠データを提供することで、自身のデータベース、Linked Dataのアプリケーション、学術論文や多国間の協力において名称を明確にする際にVIAFのURIsを永続的な識別子として使用できるようになるとのことです。VIAFは研究者自身のコミュニティを超えて研究成果を自身の名前とともに広めることができるリソースであり、この取り組みは双方にとって利益があるものとのことです。

Serials Solutions社のディスカバリーサービスSummonの検索対象にIHS社のJane’s Databases、HBO Kennisbankのデータが追加

2013年11月25日、Serials Solutions社は、オランダのHBO Kennisbank社と協力し、Serials Solutions社のディスカバリーサービスSummonの検索対象に、HBO Knowledge Baseのメタデータが追加されると発表しました。追加されるのは、オランダの大学のリポジトリに登録された、公的助成を受けた研究のレポートのメタデータとのことです。

また、11月22日には、Serials Solutions社はIHS社と協力し、IHS社の防衛、セキュリティ、航空機や輸送部門などに関するJane’s Databases等について、Summonの検索対象に加えたとのことです。

Serials Solutions to Index HBO Kennisbank in the Summon Service(Serials Solutions, 2013/11/25付けの記事)
http://www.serialssolutions.com/en/words/detail/serials-solutions-to-index-hbo-kennisbank-in-the-summon-service

米Amazon.comでの購入金額の0.5%を顧客が応援したい団体に寄付できる”AmazonSmile” 図書館関連団体も多数寄付対象に

2013年10月30日から、米Amazon.comで顧客が購入した金額の0.5%を、Amazonが顧客の選んだ団体に寄付する取り組み”AmazonSmile”が開始されています。これは通常のamazon.comではなくsmile.amazon.comというURLにアクセスし、寄付したい団体を選択すると、その他は通常のAmazon.comと同じように利用しているだけで、選んだ団体に対し購入金額の0.5%がAmazonから寄付される、という試みで、顧客は追加の費用負担をすることなく、応援したい団体への寄付を行うことができます。

寄付先として登録できる団体は100万近くにのぼり、図書館関連でもPLOS、ALA、フィラデルフィア図書館会社、ボストン公共図書館財団など著名な団体のほか、地方の中小図書館も含む多数の団体が登録されています。2013年11月26日現在、”Library, Library Science”で登録団体を検索すると、3,600件以上がヒットします。

AmazonSmile
http://smile.amazon.com/

Amazon、顧客が応援する団体に寄付する「AmazonSmile」を米国でスタート(ITmediaニュース、2013/10/31付け)

収監中の親が子どものために読み聞かせ Selby公共図書館の”Read to Me”イベント

米フロリダ州サラソータ郡Selby公共図書館で、2013年11月16日、”Read to Me”と題したイベントが行われました。これはサラソータ郡刑務所に収監中の親を持つ子どものために、その親が児童書を読み上げる声を録音、提供するというもので、初めての開催である今回は75名の受刑者が参加したとのことです。Herald-Tribune紙の記事では収監中の父親による読み聞かせを聞いた、二人の姉妹の様子が報じられています。

イベント考案者であるDave Norris氏によれば、米国では収監された親を持つ子の70%が、自身も罪を犯し収監されてしまうという統計を知り、この企画を考えついたそうです。Norris氏は2014年にはサラソータ郡に隣接するシャーロット郡、2017年までにはフロリダ州全土にこの試みを拡大していきたいと考えています。

Creative Commonsがライセンスを改訂、version 4.0へ

2013年11月25日、米Creative Commonsはライセンスを従来のversion 3.0からversion 4.0へと改訂したことを発表しました。Creative Commonsのwebサイトからユーザが自分の希望にあわせて選択できるライセンスも、それぞれ3.0から4.0へと更新されています。

Creative Commons 4.0では従来のライセンスに比べ、各国の著作権法への対応など国際的な利用可能性が高められているほか、著作権法の範囲外で定められた権利、具体的には独自にデータベース権を定めている国への対応なども行われているとのことです。

CC’s Next Generation Licenses — Welcome Version 4.0!(Creative Commons、2013/11/25付け)
http://creativecommons.org/weblog/entry/40768

IFLA、Googleブックス訴訟に関する米国連邦地方裁判所の決定を支持する声明を発表

2013年11月25日、IFLAは”IFLA welcomes US Court decision on legality of Google Books digitization; cautions against growing digital information divide for libraries elsewhere”と題した声明を発表しました。この声明は、Googleと米国の著作者団体Authors Guildとの間で争われていたGoogleブックスをめぐる著作権侵害訴訟について、米国ニューヨーク南地区連邦地方裁判所のDenny Chin判事が2013年11月14日に下したGoogleブックスはフェアユースにあたり、Authors Guildの訴えは棄却するという決定を、IFLAとして支持するというものです。

同声明中では、Chin判事による決定は米国内の成功している図書館と世界の他の図書館との間のデジタルディバイドが広がっていることを反映したものであるとしています。情報へのアクセスの自由を基本原則とし、また情報へのアクセスの平等が教育や健康で文化的なコミュニティにとって欠くことのできないものであると考える組織として、IFLAはChin判事による決定を歓迎すると述べられています。

メンテナンス作業のお知らせ(2013年11月28日19時30分~21時頃)

2013年11月28日(木)19時30分~21時頃に、「カレントアウェアネス・ポータル」のメンテナンス作業を実施するため、サイトに接続できなくなります。メンテナンス作業が終了次第お知らせいたします。ご迷惑をおかけしますがどうぞご了承ください。

「第2回書評漫才(SBR)グランプリ in Osaka」 & 「芸人本100冊、だいたい。」 - 大阪市立中央図書館

2013年11月24日、大阪市立中央図書館において、「第2回書評漫才(SBR)グランプリ in Osaka」が開催されました。小学生から高校生までのコンビ10組以上が参加し、常翔学園高校のコンビ「サクリファイス」が優勝したとのことです。

また、大阪市立中央図書館ではSBRグランプリの開催にあわせ、関連図書展示として「芸人本100冊、だいたい。」を開催しています。この展示では、若手芸人が書いた本をだいたい100冊集め、展示しているそうです。開催期間は2014年1月15日までです。

なお、昨年度受賞した3組の実演動画は、ウェブに掲載されています。

第2回書評漫才(SBR)グランプリ in Osaka
http://www.oml.city.osaka.jp/teens/2013sbr.html

常翔学園高コンビが優勝 書評漫才グランプリ(大阪日日新聞, 2013/11/25付け)
http://www.nnn.co.jp/dainichi/news/131125/20131125020.html

参考;
大阪市立中央図書館が「書評漫才(SBR)グランプリ in Osaka」を開催
Posted 2012年12月10日
http://current.ndl.go.jp/node/22476

【イベント】大学図書館に作品性の高い映像を流す理由 ~小樽商科大学の図書館空間演出 「redesign myself」 作品上映会&トークイベント(11/30・札幌)

2013年11月30日、小樽商科大学クリエイティブプロジェクト「redesign myself」の作品上映会及びトークイベントが開催されます。

アナウンスによると、小樽商科大学の図書館は、2014年に、「小樽商科大学クリエイティブプロジェクト」によりリニューアルされ、複合的な学習スペースに変わり、あわせて120インチの情報ディスプレイが設置されるとのことです。そこでは、「図書館自体が魅力的な空間となり創造的な活動が生まれるように」、ショートムービーが放映されるとのことです。

イベントでは、完成された作品の上映や、小樽商大がめざすあたらしい図書館のかたちについてのトークセッションなどが行われるようです。

予告映像がウェブに掲載されています。

「re:design myself」小樽商科大学デジタルサイネージプロジェクト
http://www.eizoko.com/signage/

米国国立医学図書館(NLM)の“Digital Collections”が機能拡張:コンテンツも10,000件超に

米国国立医学図書館(NLM)が提供する生物医学分野の資料のデジタルアーカイブ“Digital Collections”がリニューアルしています。

レスポンシブウェブデザインを導入し、また、ファセット検索として“Refined by”を画面左ないし画面上部(小画面時)に設置するなど、機能改善が図られています。また、同サイトで利用できるデジタル化資料についても、2013年11月に10,000件を超えたとのことです。

NLM Digital Collections
http://collections.nlm.nih.gov/

NLM Releases Enhancements to Its "Digital Collections" Repository(NLM, 2013/11/18付け)
http://www.nlm.nih.gov/news/digital_collections_2013.html

カナダの大学図書館における政府刊行物サービスの変容(文献紹介)

米国図書館協会(ALA)の政府文書ラウンドテーブル(GODORT)の資料として、カナダの大学図書館における政府刊行物サービスについて、過去20年の変容をレビューしたペーパー“Facing Change: A Perspective on Government Publications Services in Canadian Academic Libraries in the Internet Age”が公開されています。著者はトロント大学のレファレンスライブラリアンであるSherry Smugler氏です。

図書館サービスに影響を与えた政策や、カナダ国立図書館・公文書館(LAC)等の課題などがレビューされています。

Facing Change: A Perspective on Government
Publications Services in Canadian Academic Libraries
in the Internet Age
http://wikis.ala.org/godort/images/1/19/OP9-smugler.pdf

GODORT Occasional Papers
http://wikis.ala.org/godort/index.php/GODORT_Occasional_Papers
※掲載場所

カナダ議会の1867年以降の会議録がオンラインで利用可能に

カナダ議会が、新しいポータルサイト“ Historical Debates of the Parliament of Canada”を公開したことを、2013年11月19日にアナウンスしました。

これまで、カナダ議会の会議録は、parl.gc.caにおいて上院が1996年以降、下院が1994年以降のものがオンラインで利用可能でしたが、“ Historical Debates of the Parliament of Canada”において、それ以前の会議録(1867年の第1回以降)が利用可能となっています。

Parliament’s Historical Debates are now available online!(Parliament of Canada)
http://www.parl.gc.ca/content/lop/about/parliament/HistoricalDebates/DebatesCanadiana40-e.htm

Historical Debates of the Parliament of Canada
http://parl.canadiana.ca/?usrlang=en

About / Help
http://parl.canadiana.ca/support/about

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