アーカイブ - 2013年 11月 26日

OCLC Research、研究者のVIAFへの協力を呼びかける“Scholars’ Contributions to VIAF”を開始

2013年11月25日、OCLC Researchは、研究者のVIAFへの協力をよびかける“Scholars’ Contributions to VIAF”を始めたと公表しました。

VIAFに参加している機関は国立図書館や図書館関連業者とのことですが、“Scholars’ Contributions to VIAF”では、研究者の協力を得て、VIAFの既存の名称の表記に新しい名称や追加の文字形を追記し、データを充実させることを目的としているとのことです。

最初の協力事例として、OCLC研究図書館パートナーシップ機関であるタフツ大学のPerseus Catalogが挙げられています。このPerseus CatalogからVIAFに著者名とそのギリシャ文字やアラビア文字の表記が追加されたとのことです。

研究者にとっては、VIAFに典拠データを提供することで、自身のデータベース、Linked Dataのアプリケーション、学術論文や多国間の協力において名称を明確にする際にVIAFのURIsを永続的な識別子として使用できるようになるとのことです。VIAFは研究者自身のコミュニティを超えて研究成果を自身の名前とともに広めることができるリソースであり、この取り組みは双方にとって利益があるものとのことです。

Serials Solutions社のディスカバリーサービスSummonの検索対象にIHS社のJane’s Databases、HBO Kennisbankのデータが追加

2013年11月25日、Serials Solutions社は、オランダのHBO Kennisbank社と協力し、Serials Solutions社のディスカバリーサービスSummonの検索対象に、HBO Knowledge Baseのメタデータが追加されると発表しました。追加されるのは、オランダの大学のリポジトリに登録された、公的助成を受けた研究のレポートのメタデータとのことです。

また、11月22日には、Serials Solutions社はIHS社と協力し、IHS社の防衛、セキュリティ、航空機や輸送部門などに関するJane’s Databases等について、Summonの検索対象に加えたとのことです。

Serials Solutions to Index HBO Kennisbank in the Summon Service(Serials Solutions, 2013/11/25付けの記事)
http://www.serialssolutions.com/en/words/detail/serials-solutions-to-index-hbo-kennisbank-in-the-summon-service

米Amazon.comでの購入金額の0.5%を顧客が応援したい団体に寄付できる”AmazonSmile” 図書館関連団体も多数寄付対象に

2013年10月30日から、米Amazon.comで顧客が購入した金額の0.5%を、Amazonが顧客の選んだ団体に寄付する取り組み”AmazonSmile”が開始されています。これは通常のamazon.comではなくsmile.amazon.comというURLにアクセスし、寄付したい団体を選択すると、その他は通常のAmazon.comと同じように利用しているだけで、選んだ団体に対し購入金額の0.5%がAmazonから寄付される、という試みで、顧客は追加の費用負担をすることなく、応援したい団体への寄付を行うことができます。

寄付先として登録できる団体は100万近くにのぼり、図書館関連でもPLOS、ALA、フィラデルフィア図書館会社、ボストン公共図書館財団など著名な団体のほか、地方の中小図書館も含む多数の団体が登録されています。2013年11月26日現在、”Library, Library Science”で登録団体を検索すると、3,600件以上がヒットします。

AmazonSmile
http://smile.amazon.com/

Amazon、顧客が応援する団体に寄付する「AmazonSmile」を米国でスタート(ITmediaニュース、2013/10/31付け)

収監中の親が子どものために読み聞かせ Selby公共図書館の”Read to Me”イベント

米フロリダ州サラソータ郡Selby公共図書館で、2013年11月16日、”Read to Me”と題したイベントが行われました。これはサラソータ郡刑務所に収監中の親を持つ子どものために、その親が児童書を読み上げる声を録音、提供するというもので、初めての開催である今回は75名の受刑者が参加したとのことです。Herald-Tribune紙の記事では収監中の父親による読み聞かせを聞いた、二人の姉妹の様子が報じられています。

イベント考案者であるDave Norris氏によれば、米国では収監された親を持つ子の70%が、自身も罪を犯し収監されてしまうという統計を知り、この企画を考えついたそうです。Norris氏は2014年にはサラソータ郡に隣接するシャーロット郡、2017年までにはフロリダ州全土にこの試みを拡大していきたいと考えています。

Creative Commonsがライセンスを改訂、version 4.0へ

2013年11月25日、米Creative Commonsはライセンスを従来のversion 3.0からversion 4.0へと改訂したことを発表しました。Creative Commonsのwebサイトからユーザが自分の希望にあわせて選択できるライセンスも、それぞれ3.0から4.0へと更新されています。

Creative Commons 4.0では従来のライセンスに比べ、各国の著作権法への対応など国際的な利用可能性が高められているほか、著作権法の範囲外で定められた権利、具体的には独自にデータベース権を定めている国への対応なども行われているとのことです。

CC’s Next Generation Licenses — Welcome Version 4.0!(Creative Commons、2013/11/25付け)
http://creativecommons.org/weblog/entry/40768

IFLA、Googleブックス訴訟に関する米国連邦地方裁判所の決定を支持する声明を発表

2013年11月25日、IFLAは”IFLA welcomes US Court decision on legality of Google Books digitization; cautions against growing digital information divide for libraries elsewhere”と題した声明を発表しました。この声明は、Googleと米国の著作者団体Authors Guildとの間で争われていたGoogleブックスをめぐる著作権侵害訴訟について、米国ニューヨーク南地区連邦地方裁判所のDenny Chin判事が2013年11月14日に下したGoogleブックスはフェアユースにあたり、Authors Guildの訴えは棄却するという決定を、IFLAとして支持するというものです。

同声明中では、Chin判事による決定は米国内の成功している図書館と世界の他の図書館との間のデジタルディバイドが広がっていることを反映したものであるとしています。情報へのアクセスの自由を基本原則とし、また情報へのアクセスの平等が教育や健康で文化的なコミュニティにとって欠くことのできないものであると考える組織として、IFLAはChin判事による決定を歓迎すると述べられています。

メンテナンス作業のお知らせ(2013年11月28日19時30分~21時頃)

2013年11月28日(木)19時30分~21時頃に、「カレントアウェアネス・ポータル」のメンテナンス作業を実施するため、サイトに接続できなくなります。メンテナンス作業が終了次第お知らせいたします。ご迷惑をおかけしますがどうぞご了承ください。

「第2回書評漫才(SBR)グランプリ in Osaka」 & 「芸人本100冊、だいたい。」 - 大阪市立中央図書館

2013年11月24日、大阪市立中央図書館において、「第2回書評漫才(SBR)グランプリ in Osaka」が開催されました。小学生から高校生までのコンビ10組以上が参加し、常翔学園高校のコンビ「サクリファイス」が優勝したとのことです。

また、大阪市立中央図書館ではSBRグランプリの開催にあわせ、関連図書展示として「芸人本100冊、だいたい。」を開催しています。この展示では、若手芸人が書いた本をだいたい100冊集め、展示しているそうです。開催期間は2014年1月15日までです。

なお、昨年度受賞した3組の実演動画は、ウェブに掲載されています。

第2回書評漫才(SBR)グランプリ in Osaka
http://www.oml.city.osaka.jp/teens/2013sbr.html

常翔学園高コンビが優勝 書評漫才グランプリ(大阪日日新聞, 2013/11/25付け)
http://www.nnn.co.jp/dainichi/news/131125/20131125020.html

参考;
大阪市立中央図書館が「書評漫才(SBR)グランプリ in Osaka」を開催
Posted 2012年12月10日
http://current.ndl.go.jp/node/22476

【イベント】大学図書館に作品性の高い映像を流す理由 ~小樽商科大学の図書館空間演出 「redesign myself」 作品上映会&トークイベント(11/30・札幌)

2013年11月30日、小樽商科大学クリエイティブプロジェクト「redesign myself」の作品上映会及びトークイベントが開催されます。

アナウンスによると、小樽商科大学の図書館は、2014年に、「小樽商科大学クリエイティブプロジェクト」によりリニューアルされ、複合的な学習スペースに変わり、あわせて120インチの情報ディスプレイが設置されるとのことです。そこでは、「図書館自体が魅力的な空間となり創造的な活動が生まれるように」、ショートムービーが放映されるとのことです。

イベントでは、完成された作品の上映や、小樽商大がめざすあたらしい図書館のかたちについてのトークセッションなどが行われるようです。

予告映像がウェブに掲載されています。

「re:design myself」小樽商科大学デジタルサイネージプロジェクト
http://www.eizoko.com/signage/

米国国立医学図書館(NLM)の“Digital Collections”が機能拡張:コンテンツも10,000件超に

米国国立医学図書館(NLM)が提供する生物医学分野の資料のデジタルアーカイブ“Digital Collections”がリニューアルしています。

レスポンシブウェブデザインを導入し、また、ファセット検索として“Refined by”を画面左ないし画面上部(小画面時)に設置するなど、機能改善が図られています。また、同サイトで利用できるデジタル化資料についても、2013年11月に10,000件を超えたとのことです。

NLM Digital Collections
http://collections.nlm.nih.gov/

NLM Releases Enhancements to Its "Digital Collections" Repository(NLM, 2013/11/18付け)
http://www.nlm.nih.gov/news/digital_collections_2013.html

カナダの大学図書館における政府刊行物サービスの変容(文献紹介)

米国図書館協会(ALA)の政府文書ラウンドテーブル(GODORT)の資料として、カナダの大学図書館における政府刊行物サービスについて、過去20年の変容をレビューしたペーパー“Facing Change: A Perspective on Government Publications Services in Canadian Academic Libraries in the Internet Age”が公開されています。著者はトロント大学のレファレンスライブラリアンであるSherry Smugler氏です。

図書館サービスに影響を与えた政策や、カナダ国立図書館・公文書館(LAC)等の課題などがレビューされています。

Facing Change: A Perspective on Government
Publications Services in Canadian Academic Libraries
in the Internet Age
http://wikis.ala.org/godort/images/1/19/OP9-smugler.pdf

GODORT Occasional Papers
http://wikis.ala.org/godort/index.php/GODORT_Occasional_Papers
※掲載場所

カナダ議会の1867年以降の会議録がオンラインで利用可能に

カナダ議会が、新しいポータルサイト“ Historical Debates of the Parliament of Canada”を公開したことを、2013年11月19日にアナウンスしました。

これまで、カナダ議会の会議録は、parl.gc.caにおいて上院が1996年以降、下院が1994年以降のものがオンラインで利用可能でしたが、“ Historical Debates of the Parliament of Canada”において、それ以前の会議録(1867年の第1回以降)が利用可能となっています。

Parliament’s Historical Debates are now available online!(Parliament of Canada)
http://www.parl.gc.ca/content/lop/about/parliament/HistoricalDebates/DebatesCanadiana40-e.htm

Historical Debates of the Parliament of Canada
http://parl.canadiana.ca/?usrlang=en

About / Help
http://parl.canadiana.ca/support/about

北米研究図書館協会(ARL)、法律図書館統計、健康科学図書館統計の2011-2012年版を刊行

2013年11月25日、北米研究図書館協会(ARL)が、2011-2012会計年度の法律図書館統計、健康科学図書館統計の刊行を発表しました。

北米のARL加盟館である法律図書館74機関、健康科学図書館61機関が対象となっています。

ARL Academic Law Library Statistics 2011-2012
http://publications.arl.org/ARL-Academic-Law-Library-Statistics-2011-2012/

ARL Academic Law Library Statistics 2011-2012 Published(ARL 2013年11月25日付)
http://www.arl.org/news/arl-news/3041-arl-academic-law-library-statistics-2011-2012-published

ARL Academic Health Sciences Library Statistics 2011-2012
http://publications.arl.org/ARL-Academic-Health-Sciences-Library-Statistics-2011-2012/

北米研究図書館協会(ARL)、加盟館統計の2011-2012年度版を刊行

2013年11月25日、北米研究図書館協会(ARL)が、加盟館統計の2011-2012年度版である“ARL Statistics 2011–2012”の刊行を発表しました。この統計では、125の加盟館のコレクション、スタッフ、予算、サービス等に関する統計がまとめられています。加盟館の内訳は、大学図書館が115(米国99、カナダ16)で、残りの10は公共・政府・研究図書館(米国9、カナダ1)です。これら加盟館の2011-2012年度予算は合計で約45億ドルとなり、そのうち33億ドルが大学図書館分に相当するということです。

ARL Statistics 2011-2012
http://publications.arl.org/ARL-Statistics-2011-2012/