アーカイブ - 2013年 11月 21日

Ancestry.comでAP通信のアーカイブ資料が利用可能に

家系図情報を提供するAncestry.comが、AP通信社と提携したことを公表しています。発表によると、Ancestry.comのサイト(有料)で、1937年から1985年の間の、合計100万件以上のAP通信のストーリーと、200万件以上のレコードとリンクした、名前および件名のカード目録を利用することができるとのことです。

なお、Ancestry.comは、今回の公開の準備と資料のデジタル化を数年かけて実施してきたとのことです。

Ancestry.com and the Associated Press Bring Historical AP Archives Online(Ancestry.com, 2013/11/18付け)
http://corporate.ancestry.com/press/press-releases/2013/11/Ancestrycom-and-the-Associated-Press-Bring-Historical-AP-Archives-Online/

Ancestry.com Partners with Associated Press for Historical News(
Genealogy & History News, 2013/11/19付け)

悪いヤツか、良い人か?ホラー映画の中の図書館員

ブログ“Reel Librarians”で、ホラー映画の中の登場人物としての図書館員が、悪役として登場しているか、餌食として登場しているかを紹介した記事が、2013年11月5日付で掲載されていました。記事では13作品について、登場する図書館員がどちらであるかにより分類しています。またそれ以外に、図書館員がヒーロー/ヒロイン登場している3作品、第三者的に存在している12作品のタイトルを紹介しています。

Victims or villains? Librarians in horror films & thrillers(Reel Librarians, 2013/11/5付け)
http://reel-librarians.com/2013/11/05/victims-or-villains-librarians-in-horror-films-thrillers/

Privacy International、監視産業についてのデータベース“Surveillance Industry Index”を公開

英国のプライバシー保護に関する活動を行っている団体“Privacy International”が、監視産業についてのデータベース“Surveillance Industry Index”を公開しました。発表によると、同団体は過去4年間にわたり監視に関する情報を収集したとのことで、データベースには1,203件のドキュメントが掲載されており、これらには97の監視技術についての情報が詳述されているようです。36か国338社のデータが収録されており、会社名やプロダクト名、プロダクトの種類(インターネットの監視、電話の監視など)等で検索できるようです。

The Surveillance Industry Index: An Introduction(2013/11/18、Surveilance Industry, 2013/11/18付け)
https://www.privacyinternational.org/blog/the-surveillance-industry-index-an-introduction

Privacy International > About us
https://www.privacyinternational.org/about-us

Surveillance Industry Index

ミーテ、「みんなでつくろう!ご家庭での読み聞かせアンケート2013」の調査概要を公表

絵本・子育て・読み聞かせを応援するコミュニティサイト「mi:te」(ミーテ)が、会員を対象としたウェブアンケート調査の結果概要を公表しています。調査は2012年6月4日から6月17日にかけて実施されたものであり、回答数は1,128件となっています。

概要では以下のような点が紹介されています。

・読み聞かせを始めた年齢は、胎教からが18.3%、6か月までが51.4%、1歳までが17.6%などとなっており、約9割が1歳までに読み聞かせを開始している。(これについてはその理由についての回答例も紹介されています。)
・読み聞かせをしてよかったことは、「親子の触れ合いやコミュニケーションが深まった」(とてもそう思う38.7%、そう思う52.7%)、「子どもの成長に気づく機会が増えた」(とてもそう思う30.5%、そう思う、51.5%)など。(読み聞かせを通じて感じる子どもの成長については具体的な回答例も紹介されています。)

この他、図書館の活用頻度(「活用しない」が25.0%、「年に数回」が19.7%、など)や、図書館で1回あたりに借りる絵本の冊数が質問されており、その回答が示されています。

ミーテ会員アンケート「みんなでつくろう!ご家庭での読み聞かせアンケート2013」
http://mi-te.jp/contents/cafe/11-7-2316/

IFLA、“African Internet Governance Forum”の報告を公開

国際図書館連盟(IFLA)の戦略的プログラムの1つである“図書館プログラムを通じた開発のための行動”(ALP: Action for Development through Libraries Programme)のサイトに、2013年9月23日~26日にケニアのナイロビで開催された“African Internet Governance Forum”についての報告が掲載されています。

このフォーラムは、“Building Bridges”(成長と持続的な開発のために複数のステークホルダー間の協力を強化する)をテーマとして開催されたもので、29か国のインターネットガバナンスに関する関係者が集まったそうです。

報告の最後は「4. Way forward for IFLA」となっており、それによると、今後効果的に参加するポジションにあるために、図書館コミュニティに対して、以下の内容等に重点をおいた助言がなされたとのことです。

・サイバーセキュリティに関する、図書館利用者及び図書館員への教育
・サイバーセキュリティにおいて、公共のアクセススペースとしての図書館が果たす役割
・新しい法律の制定において図書館が正しく含まれるよう、適切な態度を示すこと

【イベント】立命館グローバル・イノベーション研究機構、「大学図書館における障害学生支援」を開催(12/13・京都)

2013年12月13日に、立命館グローバル・イノベーション研究機構「電子書籍普及に伴う読書アクセシビリティの総合的研究(IRIS)」が、「大学図書館における障害学生支援―障害者差別解消法の成立を受けて」を開催します。

同研究会では、障害者差別解消法の障害学生支援への影響と、著作権法37条ガイドラインに関する情報共有を行うとのことです。これらをふまえ、迅速に書籍データを提供する体制を構築することを将来的な目標に、視覚障害等を有する学生の就学支援のための連携のあり方について考えるとのことです。

参加費は不要ですが、事前に参加申込が必要とのことです。

IRIS(Integrated Research of Accessible Ebooks: Interfaces & Services)
http://r-iris.jp/
※「IRISからのお知らせ」に当該イベントの告知と申し込み方法が記載されています。

米国ジョージア州トゥイッグス郡の図書館が開館から2週間で閉鎖

2013年11月19日、米国ジョージア州トゥイッグス郡の図書館が予算不足のため閉鎖されました。同館は2週間前に開館したばかりで、主に州の予算により約170万ドルかけて建設されましたが、運営費は郡が負担することになっていたとのことです。

図書館評議会の議長によると、図書館の年間の運営費は48,000ドルで、2013年の運営経費として、50,000ドルを要求していましたが、郡政府からは28,000ドルしか承認されなかったとのことです。トゥイッグス郡教育委員会から、年間約10,000ドルの支援がありましたが、不足分を補うことはできなかったとのことです。

New Twiggs library closed(The Telegraph, 2013/11/19)
http://www.macon.com/2013/11/19/2786015/twiggs-library-closed.html

Twiggs County Library Set To Close 2 Weeks After Grand Opening(Georgia Public Broadcasting, 2013/11/18付け)

誰が何の目的でMOOCsを利用しているのか(文献紹介)

米国ペンシルバニア大学が提供するMOOCsに登録したことがある受講生を対象に行ったウェブ調査の報告書が公開されています。調査依頼はメールで行われ、回答数は34,779件、回答率は8.5%となっています。報告書によると、受講生の多くは、年齢が若く、高等教育を受けており、雇用状態にあるとのことです。また、受講生がMOOCsを受講する理由としては、現在の仕事に役立てるためと、好奇心を満足させるためとの回答が多かったとのことです。

The MOOC Phenomenon: Who Takes Massive Open Online Courses and Why? (SSRN)
http://papers.ssrn.com/sol3/papers.cfm?abstract_id=2350964

Google Scholarが書誌情報を保存できる機能を公開

2013年11月20日、Google Scholarでヒットした書誌情報を保存し、ラベルを付けて分類・管理ができる機能が追加されたとのことです。GoogleIDの登録が必要です。保存した書誌情報は、BibTex、EndNote、RefMan、CSVでエクスポートも可能です。

なお、2013年11月25日現在、日本語版のGoogle Scholarでは同機能は利用できません。

Google Scholar Library(Google)
http://googlescholar.blogspot.jp/2013/11/google-scholar-library.html

Google Scholar Adds Option to Save Citations(infoDOCKET, 2013/11/20付け)
http://www.infodocket.com/2013/11/20/google-scholar-adds-save-feature/

参考:
Google Scholar、各ユーザの研究内容に関連する新着文献をレコメンドする機能を発表
Posted 2012年8月10日
http://current.ndl.go.jp/node/21586

Google Scholarが新インタフェースをリリース

IEEE、学術出版物における計量書誌学的指標の適切な利用を呼びかける声明を発表

IEEEが、学術出版物の質やインパクトを評価する際に、引用数やその他の指標を正確に提供することの重要性を強調するため、論文の引用における計量書誌学的指標の適切な利用を呼びかける声明を発表しています。要旨は以下の通りです。

1.学術出版物の領域において、各ジャーナルについて、適切かつ総合的に、バランスの取れた評価の観点を提供するため、多数の補完しあう計量書誌学的指標を用いることは重要である。

2.ジャーナルに基づく測定は、個々の論文の質の把握を目的としたものではなく、単一の記事の測定に代用したり、個別の研究者の評価に用いられるべきではない。

3.計量書誌学は、特定の研究領域における質の評価の追加的な情報として利用できる可能性はあるが、研究プロジェクトや個々の研究者の学術的価値を評価するための主要な方法はピアレビューであるべきで、ピアレビューは、最も重要な側面としての学術的な文脈、該当分野でのその出版物への期待、研究コミュニティの大きさや慣習を考慮するものである。

IEEE Statement on Appropriate Use of Bibliometric Indicators

ITHAKA S+R、米研究図書館協会、特別コレクションデジタル化のケーススタディ報告書を発表

2013年11月20日、米国のITHAKA S+Rと米研究図書館協会(ARL)が"Searching for Sustainability: Strategies from Eight Digitized Special Collections"と題する報告書を公表しました。これは、特別コレクションのデジタル化に取り組み、長年にわたり発展させている、8つの様々な規模の大学図書館や文化財保存団体のケーススタディをもとにした報告書とのことです。

Searching for Sustainability
Strategies from Eight Digitized Special Collections (ITHAKA S+R, 2013/11/20)
http://www.sr.ithaka.org/research-publications/searching-sustainability

Searching for Sustainability: Strategies from Eight Digitized Special Collections (PDF)
http://www.arl.org/storage/documents/publications/searching-for-sustainability-report-nov2013.pdf

E1508 - 図書館員の役割はどう変化してきたか:健康科学分野を例に

 米国医学図書館協会(MLA)の刊行するJournal of Medical Library Association誌の2013年10月号で,医学図書館等,健康科学分野においてサービスを行っているヘルスサイエンスライブラリアン(CA1659参照)の活動と役割の変化に関する論文が掲載された。この論文は,1990年から2012年に刊行された関連文献を網羅的に収集・分析(システマティックレビュー)し,インターネットの登場以降,ヘルスサイエンスライブラリアンの職務に,どのような新しい内容が登場してきたかを明らかにしたものである。...

E1507 - ボーンデジタル資料収集の手引:アーカイブの質向上のために

 近年,北米の大学・研究図書館等では,ボーンデジタル資料をそのコレクションに加える機関が増加(E1342参照)してきている。しかし,ボーンデジタル資料の受入側のリポジトリ担当者は導入準備が整っていないこともあり,また,資料の提供者も個人情報の扱いなどに過度に神経質になることもある。このような状況を改善するため,2013年10月,図書館情報資源振興財団(CLIR)がボーンデジタル資料収集の手引“Born Digital: Guidance for Donors, Dealers, and Archival Repositories”を公開した。この手引は,英米の大学・研究図書館等に属するアーキビストやキュレーターが,実際の経験に基づき作成したもので,ボーンデジタル資料の事前の調査や評価を確実に行い,適切な収集方針や移行の手順を定めることで,不確定要素を減らし,アーカイブの質を向上させることを目的としている。...

E1506 - 米国大学図書館における電子書籍と冊子体の価格差調査

 米国アラバマ州にあるAuburn University at Montgomery(AUM)は,学生数約5,000人,34の学位プログラムと25の修士課程プログラムを持つ中規模大学である。本稿ではこのAUMの図書館が行った,冊子体と電子書籍の購入価格差の調査結果をまとめた報告書について紹介する。...

E1505 - Perma:法律分野におけるオンライン上の参照文献の保存

 ブックマークしていたウェブページが違う内容になっていたり消えていたりすることは,インターネットを利用していると度々起こる。そのため世界各国の図書館等ではウェブサイトを保存する取り組みが行われている。本稿では,法律分野における論文等に引用・参照されたオンライン上のコンテンツを保存するサービス“Perma”について紹介する。

 従来,学術論文における参照文献としては印刷物が使われ,それらの文献は図書館等に保存されることで検証可能性が永続的に担保されてきた。ところがインターネットの普及によりオンラインでのみ閲覧できる情報が増え,学術論文においてもそれらを引用・参照するようになってきた。法律分野においても,参照される新聞や政府機関のコンテンツ等がオンラインのみでの提供に変わりつつある。そのようなオンラインの参照文献はコンテンツの提供元にしか保存されず,それらを参照する際に指定するURLが変わることもしばしばある。...

E1504 - SPARC Japanセミナー2013「再利用とAltmetricsの現在」

 Open Access Week最中の2013年10月25日,国立情報学研究所において,第3回SPARC Japanセミナー2013「オープンアクセス時代の研究成果のインパクトを再定義する:再利用とAltmetricsの現在」が開催された。5本の講演とパネルディスカッションで構成され,100名余の参加者があった。以下,概要を紹介する。

 初めに,池内有為氏(筑波大学大学院)が登壇した。研究データの公開と再利用について,研究の信頼性・透明性の担保や,政府や研究助成機関等によるデータ公開義務化等を推進要因に挙げながらも,その実現にはまだ様々な障壁が存在しているとし,大学図書館による研究者支援に期待が高まっていると述べた。同氏は,英国の大学図書館による研究データ管理支援について,今夏行った訪問調査(E1481参照)の結果を紹介し,今後日本の大学図書館が支援に乗り出す場合,英国のような先行事例に学びながら,自機関の研究者のニーズを的確に把握し,それに照らし合わせてポリシーと計画を立てることが重要であり,データリポジトリの構築については外部サービスの活用も検討すべきだと提言した。...

E1503 - われわれの館~図書館司書就職支援の館~管理人インタビュー

 2000年7月から13年以上にわたって,図書館司書の求人情報等を収集しオンラインで公開してきた「われわれの館~図書館司書就職支援の館~」が,2013年10月20日に「閉館」した。同サイトを運営されてきた「われわれの館」の管理人さんにお話を伺った。...