アーカイブ - 2013年 11月 20日

ディスカバリーサービスPrimoが検索結果ランキングの算出にジャーナル評価指標SNIPとSJRを導入

2013年11月18日、Ex Libris社が、同社のディスカバリーサービス“Primo”の検索結果ランキングを算出するアルゴリズムについて、Elsevier社との協力を発表しました。具体的には、Elsevier社がジャーナルに対する指標として用いている“Source Normalized Impact per Paper(SNIP)”および“SCImago Journal Rank(SJR)”が取り入れられるとのことです。これらの指標はPrimoの検索結果にも表示され、ユーザが見ることもできるようになるとのことです。

Elsevier社の紹介によると、SNIPは、異なる分野間でジャーナルの比較をしやすくするために、分野による引用のされやすさの違いを考慮したもの、SJRは、Google Page Rankに類似したアルゴリズムを用いて、引用元ジャーナルの質によって引用に重み付けをし、分野間の補正をしたもの、ということです。

Ex Libris and Elsevier Collaborate to Harness Journal Metrics for Primo Relevance Ranking(Ex Libris 2013/11/18付プレスリリース)

第15回図書館総合展のフォーラム、ブースの資料を公開しました

2013年10月29日~31日まで、パシフィコ横浜で開催された第15回図書館総合展で、国立国会図書館が主催したフォーラム、ブースの資料を公開しました。

第15回図書館総合展のフォーラム資料等を掲載しました(国立国会図書館 2013/11/18付け情報)
http://www.ndl.go.jp/jp/news/fy2013/1203373_1828.html

参考:
E1502 - 図書館総合展フォーラム「情報を未来につなげるCAポータル」 カレントアウェアネス-E No.248 2013.11.07
http://current.ndl.go.jp/e1502

オープンソースの図書館システム“Kuali OLE”のバージョン1.0がリリース

2013年11月19日付けのKuali財団の発表によると、オープンソースの次世代型図書館システム“Kuali OLE(Kuali Open Library Environment)”のバージョン1.0がリリースされました。

バージョン0.8からユーザインタフェースが変更され、“Deliver”、“Describe”、“Select/Acquire”、“Licencing“、“Admin”と機能毎にタブが分けられています。その他様々な機能追加がなされており、現在使用している図書館システムからデータを移行することもできるようになっているとのことです。

2014年第一四半期にリリース予定のバージョン1.5が、同年夏に米国のシカゴ大学とリーハイ大学で導入される予定ということです。

The Kuali OLE Team is Proud to Announce the Release of OLE 1.0!(Kuali 2013/11/19付ニュース)
https://www.kuali.org/news/2013/11/19/kuali-ole-team-proud-announce-release-ole-10

Test Drive(デモサイト)
http://demo.ole.kuali.org/portal.jsp

デジタル時代のマイクロ資料管理(文献紹介)

米国図書館協会(ALA)の下部組織である図書館コレクション・テクニカルサービス協会(ALCTS)が、マイクロ資料の管理のための“Managing Microforms in the Digital Age”をオンラインで公開しています。書誌コントロール、書庫環境、ベンダーとリソース、マイクロ資料の専門用語などの動向を取り扱っているとのことです。

図書館は長く新聞や雑誌、政府刊行物などの一次資料である研究資料の保存や提供の手段としてマイクロ資料を使用してきました。この30年の変化に対応し、ALAが1977年刊行した“Guidelines for Handling Library Orders for Microforms”を改訂し、タイトルも変更して今回の刊行に至ったとのことです。

Managing Microforms in the Digital Age
http://www.ala.org/alcts/resources/collect/serials/microforms

ALCTS publication takes a fresh look at microforms(ALA News, 2013/11/19)

調査研究「地域活性化志向の公共図書館における経営」の実施について

国立国会図書館では、2002年度から毎年度、図書館・図書館情報学に関する調査研究を実施しています。2013年度については、「地域活性化志向の公共図書館における経営」を研究テーマとして、現在調査研究を進めています。実施にあたっては、株式会社浜銀総合研究所に委託し、同社の研究員、および同社の編成する調査研究チームの図書館情報学研究者が調査研究にあたっています。

本年度の調査研究は、地域活性化を志向して新しいサービスに取り組んでいる公共図書館を複数館取り上げ、これらの図書館の方に調査にご協力いただきながら、サービスの形成プロセスに着目してそのサービスの成立条件の分析等を行い、考察を行うものです。これらの分析等が、自治体及び図書館が、新しい取組みを産み出し、また成長させていこうとする際に、役に立つものとなるのではないかと考えています。

結果については、報告書として取りまとめ、当館のホームページ(カレントアウェアネス・ポータル)で公表するとともに、報告会を開催する予定となっています。報告会は、現時点で、2014年2月ないし3月に、東京本館で開催することを想定しています。詳細が決まり次第、カレントアウェアネス・ポータルや図書館協力ニュース等を通じてご案内いたしますので、是非ご参加ください。

調査体制及び協力館は下記のとおりです。

■調査研究チーム

機関リポジトリのベストプラクティス(文献紹介)

米国図書館協会(ALA)の下部組織である図書館コレクション・テクニカルサービス協会(ALCTS)が、機関リポジトリの担当者を対象に、“The Institutional Repository: Benefits and Challenges”を刊行したとのことです。同書は6章で構成されており、各章のタイトルおよび著者は以下の通りです。

Chapter 1
Institutional Repositories: The Promises of Yesterday, The Promises of Tomorrow
by Greg Tananbaum

Chapter 2
Approaches to Marketing an Institutional Repository to Campus
by Allison Sivak and Leah Vanderjagt

Chapter 3
Perpetual Beta: Assessing the Institutional Repository
by Marilyn S. Billings

Chapter 4
Institutional Repositories, Libraries and the Academy
by Marilyn S. Billings

Chapter 5

北米研究図書館協会(ARL)、加盟図書館員の給与調査レポートの2012-2013年度版を公開

2013年11月19日、北米研究図書館協会(ARL)が、125館の加盟館を対象とした図書館員の給与調査レポートの2012-2013年度版“ARL Annual Salary Survey 2012-2013”を公開しました。レポートでは、115の大学図書館に勤務する10,072人、10の大学以外の図書館に勤務する3,823人の職員のデータが集計・分析されているとのことです。

オンライン版、冊子体ともに有料です。

ARLの記事によると、このレポートでは、ARLはタスクフォースを設けて大学図書館の職種を改訂したとのことです。デジタルコンテンツに係る新たな役割を反映したカテゴリなどが追加されているとのことです。

また、同記事によると、以下の結果が判明したとのことです。

・カナダではインフレ率と合わせて給料が上昇しているが、米国ではそうではなかった
・米国では給料の中央値が67,257ドルで、2011-2012年の調査(66,467ドル)より1.2%上昇している(同期間、米国の消費者物価指数は1.4%上昇)。
・カナダでは給料の中央値が87,120カナダドルで、2011-2012年の調査(85,551カナダドル)より1.8%上昇している(同期間、カナダの消費者物価指数は1.3%上昇)。