米国イリノイ州にあるMorton Public Libraryが、竜巻で散逸した個人資料の持ち主を捜しています。2013年11月17日におきた竜巻の後、被災地域周辺の何百マイルにもわたる範囲で見つかった個人の写真や資料等を、ボランティアの人びとが収集し、同館はそれらの保管場所となったとのことです。同館では、資料を捜す住民が閲覧できるように、身元が分かる情報の有無や資料種別等で分類し、身元情報がない写真等はfacebookでも公開しています。資料は現在も届いており、今後も増える予定とのことです。
2013年11月29日、英国図書館(BL)が、科学者のオーラルヒストリーのアーカイブ“Voices of Science”を公開しました。1940年から現在までの、英国の第一流の科学者や技術者100名にインタビューを行い、最も注目に値する科学的、技術的な発見や、個々人の身の上話を記録したものとのことです。科学者や技術者がざっくばらんにモチベーションや不満、功績、同僚、家族や幼少期について語る様子を音声、もしくは動画で視聴できるとのことです。科学者や技術者の名前、科学者の人生やキャリアなどのテーマ、大気科学などの学術分野からアーカイブを探すことができます。
“Voices of Science”のコンテンツは、”National Life Stories”のプログラム、”An Oral History of British Science”から選ばれたものとのことです。
英国下院の産業・技術革新・職業技能委員会(Business, Innovation and Skills Committee: BIS committee)が、政府に対して提出した、オープンアクセス(OA)方針の見直しを求める報告書に対して、2013年11月26日、政府からの回答として特別報告書(Special Report)が刊行されました。Appendix 1として政府からの回答、Appendix 2として英国研究会議(RCUK)からの回答があります。
2013年11月27日、米国で最初に印刷されたとされる書籍"The Bay Psalm Book"が、米国ニューヨークのサザビーズで行われた競売において、1,420万ドルで落札されたことが各紙で報じられています。この落札価格は、2010年にロンドンの競売で落札されたオーデュボンの『アメリカの鳥類』の記録を超え、印刷された書籍としては史上最高額になります。サザビーズによると、落札者はこの書籍を米国内の図書館に貸し出し、米国の人々と共有することを計画しているとのことです。
1640年に1,700部印刷された"The Bay Psalm Book"のうち、現存しているものは、今回落札されたものを含めて11冊あり、ハーバード大学やイェール大学、ニューヨーク公共図書館等が所蔵しているとのことです。なお、ハーバード大学図書館では、同館が所蔵している"The Bay Psalm Book"を12月14日まで展示しています。
17,000人以上のニュージランドのアーティストに関する情報を検索できるウェブサイト"Find New Zealand Artists"の公開が報じられています。このウェブサイトは、Auckland Art Gallery Toi o TāmakiとChristchurch Art Gallery Te Puna o Waiwhetuの共同プロジェクトで、ニュージーランドの図書館所蔵のアーティストファイル、美術協会の展示ヒストリー、出版物等からデータを得ているとのことです。