アーカイブ - 2013年 10月

10月 17日

Creative Commons、各国の著作権制度の改革への支援を表明

Creative Commonsが、各国で著作権法の検討や改訂の取組みがあることを踏まえ、これらをサポートすることを表明する政策声明(policy statement)を公表しています。また併せて経緯や理由等を記した記事を公開しています。

記事では、2013年8月に開催されたCreative Commonsのサミットでの話し合いを経て作成されたものであること、またこのポジションが必要と感じている理由として、もし採用されると利用者の情報へのアクセスと利用に弊害をもたらしかねないような法律(SOPAや、PIPA)や貿易協定(ACTAやTPP)がこれまで提案されてきていること、などが言及されています。

Supporting Copyright Reform(Creative Commons, 2013/10/16付け)
http://creativecommons.org/weblog/entry/39639

本文 Creative Commons and Copyright Reform
https://creativecommons.org/about/reform

Creative Commons Global Summit 2013(ブエノスアイレス)

Europeanaでアール・ヌーボーの芸術作品のデジタル画像が公開

Europeanaのウェブサイトで、アール・ヌーボーの芸術作品のデジタル画像など約22,000点が公開されました。これらは、17ヶ国から23機関が参加する"Partage Plus"プロジェクトによるもので、同プロジェクトは2012年3月から2年間の活動が予定されており、最終的に75,000点以上のアール・ヌーボーの作品がデジタル化される予定とのことです。

Charles Rennie Mackintosh、René Lalique、Gustav Klimtなどの著名な芸術家の作品のデジタル化画像が収録されているとのことです。

europeana_collectionName:20261*(Europeana)
http://europeana.eu/portal/search.html?query=europeana_collectionName%3A20261*&rows=24

22k Art Nouveau records successfully digitised(Partage Plus)
http://www.partage-plus.eu/en/news/view/80,22k+Art+Nouveau+records+successfully+digitised

ゲティ財団、Open Content Programに5,400点の高精細画像を追加

2013年10月15日、米国のゲティ財団は、所蔵する美術品に関する画像のうち、同財団が権利を保有する、もしくはパブリックドメインとなっているデジタル資料をオンラインで無償提供するOpen Content Programに、5,400点の画像を追加したことを発表しました。これにより、同プログラムで利用可能な画像数は、10,000点以上になったとのことです。

Getty Releases Second Batch of Open Content Images, More than Doubling Number Available to the Public(Getty Trust, 2013/10/15)
http://news.getty.edu/press-materials/press-releases/more-open-content-images.htm

5,400 Images from the Getty Research Institute’s Special Collections Now Available as Open Content (Getty Trust iris, 2013/10/15)

European Publishers Council、デジタルメディアの情勢に関するレポート“Global Media Trends Book”を公表

欧州の主要メディアの代表が構成するEuropean Publishers Council(EPC)が、デジタルメディアの世界的な情勢についてのレポート“Global Media Trends Book”を取りまとめたとのことです。エグゼクティブ・サマリーをウェブに公開するとともに、200ページある本文についてはEPCメンバーやジャーナリスト等に対してリクエストに応じる形で提供するとのことです。

エグゼクティブ・サマリーでは、電子書籍、動画、携帯、電子商取引、ソーシャルメディア等、それぞれの概況が示されています。

European Publishers Council Global Media Trends Book Second Edition
http://epceurope.eu/issues/epc-global-media-trends-book/
※エグゼクティブ・サマリーを掲載

via
Reference: European Publishers Council Releases Global Media Trends Book (Executive Summary)(infoDOCKET, 2013/10/16付け)

Scirusが2014年にサービス終了

エルゼビア社の学術情報検索エンジン"Scirus"が2014年のはじめにサービスを終了すると発表しました。正式な終了日については決まり次第発表されるとのことです。

Scirusは科学技術情報分野に特化した検索エンジンで、科学者のウェブサイトや機関リポジトリなど5億7,500万件以上を検索対象にしていたとのことです。

Scirus for scientific information only
http://www.scirus.com/

Scirus Says Goodbye(Information Today 2013/10/15付けの記事)
http://newsbreaks.infotoday.com/Digest/Scirus-Says-Goodbye-92580.asp

米国情報標準化機構(NISO)、ディスカバリーサービスの推奨指針のドラフト版を公表しパブリックコメントを募集

米国情報標準化機構(NISO)のOpen Discovery Initiative(ODI)ワーキンググループが、2013年10月15日、図書館のディスカバリーサービスに関する推奨指針のドラフト版を公表しました。また、このドラフト版についてのパブリックコメントを募集しており、期間は10月16日から11月18日となっています。

目次は以下のとおりで、付録として2012年9月から10月にかけて行われた調査のサマリーが掲載されています。
Section 1: Introduction
Section 2: The Evolution of Discovery and Delivery
Section 3: Recommendations
Section 4: Recommended Next Steps

Document Details - NISO RP-19-201x, Open Discovery Initiative: Promoting Transparency in Discovery(NISO 2013/10/15付け)
http://www.niso.org/apps/group_public/document.php?document_id=11606

参考:

米政府機関の閉鎖が解除、米国議会図書館等も業務再開へ

連邦債務上限引き上げと政府機関再開に向けた上院与野党合意案が2013年10月16日夜に上下両院で可決され、17日未明にオバマ大統領の署名により関連法が成立しました。これにより、米国債のデフォルト(債務不履行)は回避され、10月1日から続いていた政府機関の一部閉鎖は解除されることとなりました。

米、デフォルト回避=政府機関、きょう再開-上下院が合意案可決(時事ドットコム, 2013/10/17付け 日本時間13時48分)
http://www.jiji.com/jc/c?g=int_30&k=2013101700316

オバマ米大統領が法案に署名、デフォルトを回避(CNN, 2013/10/17付け日本時間15時01分)
http://www.cnn.co.jp/usa/35038631.html

米国議会図書館は10月17日の朝8時30分(現地時間)から業務を再開するとのことです。

Library of Congress to Re-Open October 17(News from the Library of Congress)
http://www.loc.gov/today/pr/2013/13-A08.html

山梨県立図書館が資料展示「図書館を知る、図書館を使う」を実施 - 開館1周年記念事業

山梨県立図書館が、開館1周年記念事業として、図書館の歴史や意義、国内及び海外の図書館の状況、図書館資料の有効活用法などに関する図書を紹介する展示を開催しています。開催期間は2014年1月30日までです。

あわせて、ブックリストをウェブに公開しています。

情報サテライト1資料展示 「図書館を知る、図書館を使う -山梨県立図書館開館一周年記念事業-」(山梨県立図書館、2013/10/1付け)
http://www.lib.pref.yamanashi.jp/oshirase/2013/10/post-32.html

ブックリスト
http://www.lib.pref.yamanashi.jp/oshirase/図書館を知るブックリスト.pdf

参考:
山梨県立図書館がリニューアル開館 RFIDやクラウド型図書館システムの採用、電子書籍サービスの開始等 Posted 2012年11月9日

ノルウェー国立図書館がFlickrのCommonsで写真を公開

2013年10月16日からノルウェー国立図書館が写真共有サイトFlickrのCommonsで、写真の公開を始めたようです。

Welcome Nasjonalbiblioteket to The Commons!(flicker)
http://blog.flickr.net/en/2013/10/16/welcome-nasjonalbiblioteket-to-the-commons/

National Library of Norway(flicker)
http://www.flickr.com/photos/national_library_of_norway/

参照:
LC-Flickrの写真公開プロジェクト“Commons”に5美術館・図書館が参加
http://current.ndl.go.jp/node/8436

デンマーク王立図書館、FlickrのCommonsで写真を公開
http://current.ndl.go.jp/node/18656

オーストラリア国立図書館、写真共有サイトFlickrのCommonsに参加
http://current.ndl.go.jp/node/19171

『IFLA 政府機関図書館のためのガイドライン』の中国語版公開

2008年に国際図書館連盟(IFLA)の政府機関図書館分科会及び政府情報・官庁出版物分科会がまとめた『政府機関図書館のためのガイドライン』(Guidelines for Libraries of Government Departments)について、中国語版が公開されています。

この中国語版の公開により、同ガイドラインはIFLA公用語の7言語すべてで読めるようになりました。

Guidelines for Government Libraries: a Chinese Version(IFLA Government Libraries Blog, 2013/10/14付け)
http://blogs.ifla.org/government-libraries/2013/10/14/guidelines-for-government-libraries-chinese-version/

参考;
『IFLA 政府機関図書館のためのガイドライン』のアラビア語版公開
Posted 2013年1月8日
http://current.ndl.go.jp/node/22661

国立国会図書館、IFLA刊行の「政府機関図書館のためのガイドライン」を翻訳・公開 Posted 2010年2月26日

10月 16日

国立国会図書館、オンライン資料収集制度(eデポ)に基づき収集したオンライン資料の閲覧サービスを開始

国立国会図書館は、2013年10月15日、オンライン資料収集制度(eデポ)に基づき収集したオンライン資料について、閲覧サービスを開始しました。原則として国立国会図書館内でのみ、「国立国会図書館デジタル化資料(インターネット資料)」の一部として、閲覧することができます。

オンライン資料の提供を開始しました(国立国会図書館, 2013/10/5付け)
http://www.ndl.go.jp/jp/news/fy2013/1202802_1828.html

参考:
E1464 - オンライン資料収集制度(愛称:eデポ)の開始 カレントアウェアネス-E No.242 2013.08.08
http://current.ndl.go.jp/e1464

YALSAの「National Forum on Libraries & Teens」、子どもへの図書館サービスの将来に関するレポート(ドラフト版)を公表

米国図書館協会(ALA)のヤングアダルト図書館サービス協会(YALSA)が、博物館・図書館サービス機構(IMLS)より助成を受けて実施している「National Forum on Libraries & Teens」プロジェクトのレポート“The Future of Library Services for and with Young Adults - A Call to Action”のドラフト版を公表しています。またこのドラフト版についてのパブリックコメントを、11月1日まで募集しています。

レポートの“II. OUTCOME: A PARADIGM SHIFT FOR LIBRARIES AND TEEN SERVICES”では、リテラシー(literacy)の定義は拡張し、もはや機械的プロセスではなく、意味の構築と理解されるとされ、この定義の変化が、図書館のサービスや図書館員の業務の性格に影響を与えている、との趣旨の指摘がされています。

なお、このリポートは、2014年1月6日に最終版がオンラインに公開される予定とのことです。

Project Report
http://www.ala.org/yaforum/project-report
※ドラフト版、今後のスケジュール掲載

ドラフト版(pdf, 36ページ)

米国学校図書館協会(AASL)、学校図書館に関する全米教育統計センター(NCES)の統計についてのサマリーを公開

 2013年10月8日、米国学校図書館協会(AASL)が全米教育統計センター(National Center for Education Statistics:NCES)の統計"Schools and Staffing Survey 2011-2012"のうち、学校図書館(School Library Media Centers)に関する部分についてのサマリーを公開しています。

"Schools and Staffing Survey 2011-2012"は、5つのレポートから構成されており、"NCES 2013‐315"のレポートが公立の小中学校の学校図書館を対象としています。AASLのサマリーによれば、
・米国の85,500校の伝統的な公立学校のうち79,000校に図書館がある。
・4,500校のチャータースクールのうち2,200校に図書館がある。
・伝統的な公立学校の図書館の67%に、フルタイム、有給、政府公認の職員がいる。
・図書館は平均9,340ドルを情報資源に費やしており、そのうち6,010ドルは図書購入費である。
・1週間で100名が図書館に訪れ、生徒100名につき平均100冊が貸し出されている。
とのことです。

"Schools and Staffing Survey"のレポート全体は、NCESのウェブサイトで公開されているとのことです。

シカゴ公共図書館、紙資料を対象としたPDAのパイロット事業を実施

シカゴ公共図書館が、紙資料を対象としたPDA(Patron Driven Acquisition)の大規模なパイロット事業を実施するようです。2013年10月15日、Ingram社が、同社がこの事業を担う企業としてシカゴ公共図書館より選定されたことをアナウンスしています。

Ingram社のアナウンスによると、シカゴ公共図書館は、イリノイ州立図書館より2年間にわたるPDA事業の資金として30万ドルの助成を得ているようです。またアナウンスでは、この事業にあたりIngram社が、既に小説、ノンフィクション等のリストを作成し、その書誌データをシカゴ公共図書館のOPACに追加していること、今後、各資料が利用者からリクエストされると、それがトリガーとなり、Ingram社は同館より発注を受けるという流れになること、最終的にシカゴ公共図書館は約13,000タイトルの資料をPDAを通じて所有する見込みであることが示されています。

The Chicago Public Library Puts Title Selection in the Hands of Patrons with Help from Ingram Content Group (Ingram, 2013/10/15付け)

Rap Genius、ラップの歌詞に使われている単語の使用頻度をグラフにするRap Statsを公表

ラップ等の歌詞やその脚注のデータベース等を作成しているRap Geniusが、ラップの歌詞に使われている単語の使用頻度をグラフにするツール、Rap Statsを公表しました。Rap Statsでは1988年以降の50,000曲以上のラップの歌詞で使われている単語を検索し、グラフ作成ができます。検索語をカンマで区切ることによって複数の語を同時に検索することも可能とのことです。

Rap Stats: Breaking Down The Words in Rap Lyrics Over Time (Rap Genius)
http://news.rapgenius.com/Sameoldshawn-rap-stats-breaking-down-the-words-in-rap-lyrics-over-time-lyrics

Rap Stats
http://rapgenius.com/rapstats

2013年のオープンアクセスウィークは10月21日~27日

2013年10月21日から27日にかけて、「オープンアクセスウィーク(Open Access Week)」として、世界各地でオープンアクセスに関連する様々なイベントが予定されています。オープンアクセスウィークは2007年に開始され、今年で7回目となります。今年のテーマは"REDEFINING IMPACT"(インパクトを再定義する)です。デジタルリポジトリ連合(DRF)のウェブサイトには特設ページが用意され、OAWのロゴやポスターなどのグッズ、国内で開催されるイベントがまとめられています。

OAWeek_2013(DRF wiki)
http://drf.lib.hokudai.ac.jp/drf/index.php?oaw2013

Open Access Week
http://openaccessweek.org/

学位規則の改正と学位論文のオープンアクセス化―オープンアクセス週間記念イベント企画―(筑波大学附属図書館)
http://www.tulips.tsukuba.ac.jp/pub/OAW/2013/welcome_ja.html

オープンアクセスウィークにおける図書館サイエンスカフェ ジャムセッションの開催について(旭川医科大学図書館)

国連環境計画(UNEP)がその出版物やレポートのデジタル化を開始

2013年10月8日、国連環境計画(UNEP)のDivision of Communication and Public Information (DCPI)が、国連ナイロビ事務局と共同で、UNEPの出版物やレポートなどのデジタル化を開始したそうです。UNEP設立当初の資料は紙ベースのものが多く、そういった資料がデジタル化の対象となっているようです。

デジタル化資料はPDFフォーマットで作成され、UNEPのドキュメントリポジトリに追加される予定とのことです。

UNEP Begins Digitization of its Publications and Official Documents(UNEP 2013/10/8付けの記事)
http://www.unep.org/newscentre/Default.aspx?DocumentID=2752&ArticleID=9643&l=en

via:
United Nations Environment Program (UNEP) Begins Digitization of its Publications and Official Documents(infoDOCKET 2013/10/11付の記事)

企画展示「宣教医ヘボン‐ローマ字・和英辞書・翻訳聖書のパイオニア‐」開催:横浜開港資料館と明治学院のコラボ企画

2013年10月18日から12月27日にかけて、横浜開港資料館で、企画展示「宣教医ヘボン‐ローマ字・和英辞書・翻訳聖書のパイオニア‐」が開催されます。ヘボンに関する資料を収集してきた横浜開港資料館と、2013年が創立150周年にあたる明治学院(創設者:ヘボン)が、協力して開催するものです。

この企画展示と同時に、明治学院が主催となり、創立150周年記念展示「横浜のヘボン先生と明治学院」も開催されます。また、明治学院は、横浜シティガイド協会の協力を得て、ヘボン先生ゆかりの地をめぐるウォークイベントも開催するとのことです。

「宣教医ヘボン ~ローマ字・和英辞書・翻訳聖書のパイオニア~」展(明治学院創立150周年記念サイト)
http://mg150.jp/event/2013-02-26-6.html

「F-novel」 福井県立図書館が、福井ゆかりの若手男性作家を紹介する企画展を開催

福井県立図書館が、「F-novel~福井ゆかりの若手男性作家たち~」と題し、福井ゆかりの若手男性作家5名を紹介する企画展を開催します。著作や、関係する雑誌・新聞記事、仕事場の写真、サイン色紙などを展示するとのことです。開催期間は、2013年10月25日から12月18日で、期間中の関連行事として、11月24日に作家・森田季節氏の講演会「ライトノベル作家という仕事~福井にいた頃のこと~」も開催される予定です。

なお、F-novelのFは福井を意味するとのことです。

企画展「F-novel~福井ゆかりの若手男性作家たち~」 (福井県立図書館)
http://www.library.pref.fukui.jp/info/kyoudo/H25_F-novel.html

【イベント】国際子ども図書館、講演会「トルコにおける児童書の執筆と出版」(12/7・東京)

国立国会図書館国際子ども図書館が、2013年12月7日、メリケ・ギュンユズ氏による講演会「トルコにおける児童書の執筆と出版」を開催します。

メリケ・ギュンユズ氏は、トルコの児童書・教育関係の出版社で長く編集に携わり、また自身も、子どものための作品を執筆しています。

講演会「トルコにおける児童書の執筆と出版」(国際子ども図書館)
http://www.kodomo.go.jp/event/event/event2013-13.html

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