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カレントアウェアネス・ポータルは、図書館界、図書館情報学に関する最新の情報をお知らせする、国立国会図書館のサイトです。
米国図書館協会(ALA)が、博物館・図書館サービス機構(IMLS)の助成金(Librarians for the 21st Century Grant)により、“Center for the Future of Libraries”を設立することを公表しています。このプロジェクトは、図書館の計画立案者や地域のリーダーが、図書館や地域を再形成するトレンドを理解したり、先見の明を持って計画段階にあたれるよう、情報やツールを提供することを目指し、実施されるとのことです。
プレスリリースにおいてALA会長のBarbara Stripling氏は、図書館は地域の変化と共に変化しなくてはならず、図書館員は常に将来に目を向けていなければならないとしたうえで、同センターにより、全ての図書館員が変化の先端に居続けられるようにする、との趣旨のコメントを掲載しています。
なお、このプロジェクトの計画段階は、Keith Michael Fiels氏(ALAのExective Director)によりコーディネートされ、同センターのウェブサイトを構築したり、ディスカッショングループを設立したり、ALAの冬季大会でのイベントを行ったりするとのことです。
『カレントアウェアネス-E』246号を発行しました。
□目次□■E1484■ 多様な図書館と人をつなぐ「はこだてLL文庫」の試み■E1485■ 図書館の日常業務を小さな工夫から共有する「図書館100連発」■E1486■ Code4Lib JAPANカンファレンス宮城県南三陸町にて初の開催■E1487■ 紙の本のない公共図書館“BiblioTech”が米国に誕生■E1488■ ダブリンコアとメタデータの応用に関する国際会議(DC-2013)■E1489■ 図書館システムベンダとユーザ会の共存―IGeLU大会<報告>
シカゴ市が、2014年度予算において、シカゴ公共図書館のYOUmediaプログラムに新たに50万ドルを割り当て、ウェブデザインやデジタルコンテンツの制作などのトレーニングを受けることのできる子どもの数を25%増加させる計画であることを公表しています。
なお、同じくシカゴ公共図書館で行われている“Teacher in the Library”についても、これまでは子どもたちの学習支援を図書館内での提供するものでしたが、オンラインの支援サービスも開始することが報じられています。
Chicago Public Library to Expand YOUmedia Program in 2014(School Library Journal, 2013/10/8付け)http://www.slj.com/2013/10/budgets-funding/chicago-public-library-to-expand-youmedia-program-in-2014/
Mayor Emanuel Announces Expansion of Chicago Public Library YOUmedia Digital Skills Learning Program(City of Chicago, 2013/10/3付け)
カリフォルニア大学が、デジタル化資料のリプリントサービスのウェブサイトについて、リニューアルしたことをアナウンスしています。あわせて、ウェブサイトでは、FAQなどにより、同サービスの内容が説明されています。
カリフォルニア大学図書館では、GoogleやInternet Archiveと共同して大規模なデジタル化を進めてきましたが、このリプリントサービスは、そのうちパブリックドメインのものを対象にするものです。リプリントサービスの対象となる資料の検索・アクセスは、新しいウェブサイトの他、HathiTrustやAmazon.comからもできるようになっています。
また、FAQに掲載された情報によると、配送については、何段階かで選べるようになっており、料金は高くなるものの最速で翌日の配送もあるとのことです。
The Richness of the UC Libraries Revealed in Reprints(CDL, 2013/10/8付け)http://www.cdlib.org/cdlinfo/2013/10/08/the-richness-of-the-uc-libraries-revealed-in-reprints/
University of California Library Reprints
米国メリーランド大学が、米国労働総同盟・産業別組合会議(AFL-CIO)から、同組織に関係するドキュメント、写真、書籍、視聴覚資料のコレクションの寄贈を受けたことを公表しています。コレクションの規模は、20,000ケース(書架6マイル分)ほどで、同大学への寄贈としては最大であるとのことです。また、19世紀中頃のものも含まれており、コレクションは2,500万ドルほどの価値があると評価されているようです。
UMD Receives Largest-Ever Archival Gift from AFL-CIO(University of Maryland, 2013/10/1付け)http://www.umdrightnow.umd.edu/news/umd-receives-largest-ever-archival-gift-afl-cio
George Meany Memorial AFL-CIO Archivehttp://www.lib.umd.edu/special/collections/afl-cio
AFL-CIO archive donation largest in University of Maryland library history(2013/10/8付け)
2013年10月7日、米国の図書館関係ニュースサイトinfoDOCKETで、米国の鉄道会社AmtrakがGoogleと協力して、鉄道の運行状況がリアルタイムでわかる地図を公表したことが報じられています。地図上に青い矢印のアイコンで表示されている特定の列車をクリックすることで、最終更新時刻、行き先、スピード、到着予定時刻、遅延情報等が確認できます。
Amtrak Now Provides Real-Time Train Tracking Map For Entire Country (infoDOCKET 2013/10/7)http://www.infodocket.com/2013/10/07/amtrak-now-provides-real-time-train-tracking-map-for-entire-country/
2013年11月9日、日本ペンクラブと追手門学院の共催によるセミナー「いよいよ始まる電子出版時代-著作権と書誌データベースの視点から-」が、大阪市の追手門学院大阪城スクエアで開催されます。セミナーは2部構成となっており、第1部では、株式会社hon.jp代表取締役の落合早苗氏の講演、第2部では、落合氏ほか3名によるトークセッション「図書館利用者の視点から電子出版を考える」が実施されるとのことです。
参加にあたっては、参加費500円が必要です。
いよいよ始まる電子出版時代-著作権と書誌データベースの視点から(追手門学院大阪城スクエア 講座・講演会)http://www.otemon-osakajo.jp/usr/index.php?c=course_view&pk=1380272577
北米の研究図書館センター(CRL)が、冊子体資料のアーカイブやシェアードプリントに関するデータベース“Print Archives Preservation Registry(PAPR)”の新機能“comparison reports”を発表しました。
PAPRには、現在31のプログラムが登録されており、そのうち12のプログラムで保存されている45,000タイトル分のメタデータが登録されています。今回の新機能は、資料リスト(例えばISSNのリスト)をアップロードすると、PAPRに登録されたプログラムにおけるそれらの保存状況をまとめたレポートが(24時間以内に)得られるというものです。このレポートを貸出回数などのローカルデータと合わせることで、蔵書構築の意思決定に役立てることができるとされています。
PAPR Now Offers Comparison Reports(CRL 2013/10/7付けニュース)http://www.crl.edu/news/9938
PAPR - Print Archive and Preservation Registryhttp://papr.crl.edu/
Print Archives Preservation Registry(CRL)
2013年10月8日、英国のJisc傘下のJanetが、Google社との間に、クラウドサービス“Google Apps for Education”に関する包括協定を結んだことを発表しています。英国の法的要件を満たした包括協定の成立により、国内の大学等で同サービスの導入が容易になります。
JISCのニュースでは、JanetのDan Perry氏のコメントとして、各大学では、Google Appsfor Educationへの関心は高かったものの、クラウドサービスのセキュリティや安全性に関する複雑な契約を検討する時間的余裕がなかったことが指摘されています。また、今回の包括協定により、1機関あたり2万ポンド相当の時間とコストが節約されるとされています。
なお、Janetは、英国の教育・研究機関向けのネットワークインフラの整備等を担当する組織です。
Jisc signs framework agreement with Google Apps for Education(Jisc 2013/10/8付ニュース)http://www.jisc.ac.uk/news/jisc-signs-framework-agreement-with-google-apps-for-education-08-oct-2013
Janet
Elsevier社が、文献管理ツールMendeleyの日本語版クイックレファレンスガイド(2013年10月付け)を公開しています。文献の追加やPDFの管理、Wordへの参考文献の挿入などが解説されています。またMendeleyの特徴であるグループ機能や個人プロファイルの公開についても解説されています。
クイックレファレンスガイド(PDF:8ページ)http://japan.elsevier.com/products/mendeley/mendeley_qrg_japanese.pdf
Mendeley(エルゼビア)http://japan.elsevier.com/products/mendeley/
1945年に空襲により館舎や在庫資料を失った、徳島県立光慶図書館(現在の徳島県立図書館の前身)について、その建物をコンピューターグラフィックス(CG)で復元する試みが行われたとのことです。
復元に取組んだのは徳島文理大学の学生の吉川真登さんと関口千尋さんで、ファイルは、徳島県立文書館のウェブサイトで公開されています。外観、閲覧室、その中の机やいすなどの家具なども再現しています。
県立光慶図書館(県立図書館の前身)CGで復元 文書館HPで公開(徳島新聞、2013/10/8付け)http://www.topics.or.jp/localNews/news/2013/10/2013_13812090052102.html
失われた徳島の街 -戦前の光慶図書館(徳島県立図書館)- (徳島県立公文書館ウェブサイト)http://www.archiv.tokushima-ec.ed.jp/koukei/
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