アーカイブ - 2013年 10月 30日

フィンランドの公文書館、図書館、博物館の統合検索サービス、Finnaが正式公開

2013年10月15日、フィンランド国立図書館が、フィンランドの公文書館、図書館、博物館等が所蔵する資料のデジタルコンテンツや書誌データを統合的に検索できるサービス、Finnaを正式に公開したことを発表しました。2012年12月にベータ版が公開されたFinnaには、現在22館が参加しており、参加館は今後増加する予定とのことです。

Finna brings together the treasures of Finnish archives, libraries and museums(National Library of Finland 2013/10/15)
http://www.nationallibrary.fi/infoe/uutiset/1381852873903.html

Finna
https://www.finna.fi/

EBSCO社、オーストラリアのAurora IT社と統合図書館システム(ILS)分野で提携

2013年10月29日、EBSCO社とオーストラリアのAurora Information Technology社が統合図書館システム(ILS)分野で提携すると発表されています。

EBSCO Information Services Forms ILS Partnership with Australia’s Aurora Information Technology(EBSCO 2013/10/29付け)
http://www.ebscohost.com/newsroom/stories/ebsco-forms-partnership-with-aurorait

Aurora Information Technology
http://www.ait.com.au/

米国図書館協会がウェブ上で開催した、電子書籍に関するタウンホール・ミーティングの資料等が公開

米国図書館協会(ALA)が、2013年10月23日にウェブ上で電子書籍に関するタウンホール・ミーティングを開催したとのことです。ミーティングには700名以上の図書館員、出版社、メディア関係者が出席したとのことです。2013年10月29日付でミーティングの録画およびプレゼンテーション資料が公開されています。

ミーティングでは、ALA元会長サリヴァン(Maureen Sullivan)氏が、2011年から2012年までの、図書館が電子書籍コレクションを増加させようとした試みの惨状、ALAの出版社に対する公開状、ALAと出版社との対立のピーク等について振り返り、2013年に訪れた大きな進歩について紹介したとのことです。

図書館における電子書籍については、2013年の前進にも関わらず、まだ長い道のりが残されているとのことです。ALAのイノウエ(Alan S. Inouye)氏からは、電子書籍の貸出、電子情報の保存、自費出版された作品へのアクセスの改善、出版者としての図書館、障害のある人への支援やプライバシーなど、顕在化しつつある課題が示されました。ALAのデジタルコンテンツ・ワーキンググループ(DGWG)は、American Libraries’ E-Content blogで、最新情報を提供していくとのことです。

防災専門図書館、震災予防調査会報告『関東大地震調査報文』全6巻を全文公開

公益社団法人全国市有物件災害共済会が運営する、防災専門図書館が、震災予防調査会報告第100号『関東大地震調査報文』全6巻をデジタル化し、全文公開していました。報告書の全文と図版を高精細画像で閲覧することができます。

震災予防調査会報告第100号(防災専門図書館)
http://www.city-net.or.jp/shinsai_htmls/index.html

震災予防調査会報告『関東大地震調査報文』全6巻を全文公開しました(全国市有物件災害共済会 2013/10/4)
http://www.city-net.or.jp/library/archives/423

ORCIDがPublic Data Fileを公開

2013年10月28日、世界中の研究者に識別子を与える国際組織ORCIDが、Public Data Fileを公表しました。このファイルには研究者情報のデータベース“ORCID Registry ”に登録されている全ての公開データが含まれています。ORCIDはこのデータファイルをパブリックドメインで毎年発行し、更新していく予定とのことです。

ORCID Public Data File Now Available (ORCID 2013/10/28)
http://orcid.org/blog/2013/10/28/orcid-public-data-file-now-available

ORCID Public Data File(ORCID)
https://orcid.org/content/orcid-public-data-file

How do I get the public data file?(ORCID)
http://support.orcid.org/knowledgebase/articles/223698

参考:
世界中の研究者にIDを与えるORCID、研究者情報データベースへの登録を受付開始
Posted 2012年10月17日
http://current.ndl.go.jp/node/22097

大学図書館における電子書籍と冊子体の価格差調査(文献紹介)

College & Research Libraries(C&RL)誌が"Cost Differentials between E-Books and Print in Academic Libraries"と題する論文のプレプリントを公開しました(2013年10月受理、2015年1月出版予定)。執筆者は米国のAuburn University at Montgomery(AUM)のTimothy P. Bailey氏らです。

AUMで行われた調査によると、AUMでの電子書籍に対する平均コストは、対応するタイトルの冊子体の平均コストよりも高額であったとのことです。また、この価格差は全てのLC分類の資料に一貫して当てはまり、タイトルの出版元が大学出版か商業出版かは関係なかったとのことです。

Cost Differentials between E-Books and Print in Academic Libraries(C&RL)
http://crl.acrl.org/content/early/2013/10/23/crl13-542.full.pdf

Cost Differentials between E-Books and Print in Academic Libraries(C&RL)

米コピーライト・クリアランス・センター(CCC)が2013年度に著作権者に支払った料金は1億8,800万ドルと公表

Publishers weeklyの記事によると、米コピーライト・クリアランス・センター(Copyright Clearance Center:CCC)が2013年度(会計年度の終了は6月30日)に著作権者に支払った料金は1億8,800万ドルであったとのことです。2012年度の1億7,940万ドルと比べて5%増加したとのことです。

また、同センターがこの10年間で徴収し、支払った著作権使用料は、14億ドルにのぼるとのことです。この料金には、RightsLink、Open Access and APC Management、Republication Serviceなどの新しいデジタルサービスもその対象に含まれているとのことです。

CCC Paid a Record $188.7 Million in Royalties in 2013(Publishers weekly 2013/10/28付け)
http://www.publishersweekly.com/pw/by-topic/digital/copyright/article/59732-ccc-paid-a-record-188-7-million-in-royalties-in-2013.html

Copyright Clearance Center

Europeanaのメタデータについての講義がノースカロライナ大学のMOOCで公開

ノースカロライナ大学チャペルヒル校の情報学部(School of Information and Library Science)の運営するMOOCで、“Metadata: Organizing and Discovering Information”というコースが公開されています。このコースは、Europeanaのスタッフが、Europeanaのメタデータを例として、ウェブ上やデータベースなどで、情報ツールとしてメタデータがどのように使用されているのかについて取り上げています。

同コースは8週間、1週あたり4~6時間で設定されており、シラバスは以下の通りです。

Unit 1: Organizing Information
Unit 2: Dublin Core
Unit 3: How to Build a Metadata Schema
Unit 4: Alphabet Soup: Metadata Schemas That You (Will) Know and Love
Unit 5: Metadata for the Web
Unit 6: Metadata for Networks
Unit 7: How to Create Metadata
Unit 8: How to Evaluate Metadata

CAポータルのマスコットのペーパークラフトを公開しました

第15回図書館総合展にあわせて、CAポータルのマスコットのペーパークラフトを公開しました。会場でも配付しています。

また、10月30日15:30 ~ 17:00「ここが図書館情報の最前線!! ―情報を未来につなげるカレントアウェアネス・ポータル―」をテーマに、カレントアウェアネス・ポータルのフォーラムを開催します。会場は、パシフィコ横浜展示ホール2階第9会場(E204)です。ハッシュタグは #CAフォーラム です。

CAポータルマスコットのペーパークラフト
http://current.ndl.go.jp/files/presentation/2013_PaperCraft_CA.pdf

米アマゾン社、“Kindle MatchBook”のサービスを開始

米アマゾン社が“Kindle MatchBook”のサービスを開始したとのことです。

Kindle MatchBookは、米アマゾン社で紙媒体の新刊書籍を購入すれば、2.99ドルかそれ以下(無料のコンテンツもあり)で、Kindle版の電子書籍も入手できるサービスとのことです。

2013年9月3日の米アマゾン社のプレスリリースでは、Kindle MatchBookの対象は、10,000冊ということでしたが、実際にサービスを開始した10月29日時点では、70,000冊以上が対象となっているようです。

kindle matchbook
http://www.amazon.com/kindlematchbook

Kindle MatchBook Now Available – Over 70,000 Books Enrolled, and Counting
http://phx.corporate-ir.net/phoenix.zhtml?c=176060&p=irol-newsArticle&ID=1869627&highlight=

大日本印刷、日本ユニシス、図書館流通センター、丸善がクラウド型電子図書館サービスを刷新

2013年10月29日、大日本印刷、日本ユニシス、図書館流通センター、丸善の4社が、共同で、図書館向けにクラウド型で提供する新たな電子図書館サービスを2014年4月に開始すると発表しました。

公共図書館や大学図書館に対して、電子図書館の構築・運営に必要なシステムや利用可能な電子書籍などをクラウド型で提供するものとのことです。

図書館側は、導入時にサーバやシステムを新たに購入、構築することなく、短期間、低価格でのスタートが可能とのことです。また、電子書籍に関しては、「文芸」、「ビジネス」、「言語学習」、「専門書」等の分野を中心に1万タイトル以上が図書館へ提供可能とのことです。

2014年4月に予定されている札幌市の図書館システム更新に併せ、第1号ユーザとしての採用が予定されているとのことです。

大日本印刷 日本ユニシス 図書館流通センター 丸善 クラウド型電子図書館サービスを刷新、図書館と生活者の利便性向上へ(大日本印刷)
http://www.dnp.co.jp/news/10092989_2482.html

電子図書館サービス TRC-DLがこれまで以上に使いやすく!(図書館流通センター)
http://www.trc.co.jp/information/131023_newdl.html

クラウド型電子図書館サービス TRC-DL