アーカイブ - 2013年 10月 29日

英国図書館(BL)所蔵の地図を元にした3Dビデオゲームのコンペティションが開催

英国図書館(BL)が所蔵する地図と、ゲーム開発会社であるCrytec開発のゲームエンジンCryENGINEを融合させた3Dビデオゲームのコンペティション、“Off the Map challenge”が行われ、英国ノッティンガムで2013年10月19日から26日に開催されたビデオゲームのイベント、GameCity8で優勝作品が発表されました。優勝した作品は、BLが所蔵する17世紀のロンドンの地図や版画を元にして、De Montfort Universityの学生チームであるPudding Lane Productions により作成された3Dビデオゲームとのことです。

“Off the Map challenge”は英国の大学生を対象にしたコンペティションで、学生の発想を刺激し、過去の豊富な視覚情報源と最先端技術との融合を主な目的としているとのことです。

British Library maps are the inspiration for a winning videogame concept(BL 2013/10/23)

イリノイ州の“eRead Illinois Project”がBaker & Taylor社の電子書籍プラットフォーム“Axis 360”を採用

2013年10月23日、イリノイ州の住民に電子書籍を提供する“eRead Illinois Project”で、Baker & Taylor社の電子書籍プラットフォーム“Axis 360”を利用することが発表されました。

eRead Illinois Projectは、イリノイ州立図書館とReaching Across Illinois Library System (RAILS)が補助金をうけて2年間で実施するプロジェクトで、同プロジェクトに参加する図書館は、それぞれの資料とAxis 360のプラットフォームを通じて提供される電子書籍を組み合わせて提供することができるとのことです。

なお、RAILSの紹介によると、Baker & Taylor社は、Axis 360でのコレクションの共有について、公共図書館に対しては年間貸出件数の上限を100万件まで、研究・学校図書館に対しては、教員や学生などの規模を25,000人以下に制限しており、それを超える場合は、それぞれでAxis 360のコレクションを購入する必要があるとしているとのことです。

eRead Illinois Project
http://www.railslibraries.info/resource-sharing/ebooks

2013年の“Library of the Year”は伊那市立図書館に

NPO法人知的資源イニシアティブ(IRI)が授与している“Library of the Year”の2013年の最終選考が、2013年10月29日に第15回図書館総合展において開催され、先に優秀賞として発表されていた「伊那市立図書館」「千代田区立日比谷図書文化館」「長崎市立図書館」「まち塾@まちライブラリー」の中から、大賞として、伊那市立図書館が選出されたようです。

Library of the Year 2013
http://www.iri-net.org/loy/loy2013.html

Library of the Year 2013 最終選考会-よい図書館を「よい」と言う(USTREAM)
http://www.ustream.tv/channel/lf2013-site-exhall

人文・社会科学分野の単行書のオープンアクセスに関するカンファレンスの報告書が公開

2013年7月1日から2日にかけてロンドンの英国図書館(BL)にて開催された“Open Access Monographs in the Humanities and Social Sciences Conference”のレポートが、2013年10月25日に公開されました。

このカンファレンスは、Jisc Collectionsと人文・社会科学分野の単行書のオープンアクセス(OA)を推進する欧州のコンソーシアムであるOAPENが共同で開催したものとのことです。

なお、レポートの他、動画やプレゼンテーションも公開されています。

Open Access Monographs in the Humanities and Social Sciences Conference Report
https://www.jisc-collections.ac.uk/Reports/oabooksreport/

Open Access Monographs in the Humanities and Social Sciences Conference Report(PDF:35ページ)

ラトビア国立図書館、“Latvia’s historical sound recordings”を公開

2013年10月25日、ラトビア国立図書館がユネスコの定める「世界視聴覚遺産の日」(World Day for Audiovisual Heritage)を記念して、ラトビアの歴史的録音資料を提供する“Latvia’s historical sound recordings”を公開しました。現時点で約300点の録音資料がコレクションに含まれており、新しい録音資料は定期的に追加され、2014年末までに2,000点になる見込みとのことです。コレクションのほとんどはオンラインで利用可能ですが、約20%は著作権の対象となっており、ラトビアの図書館ネットワーク上でのみ利用可能となっています。

Latvia’s historical sound recordings
http://audio.lndb.lv/en/

Latvia’s historical sound recordings ? a new digital collection of the National Library of Latvia (National Library of Latvia 2013/10/25)

千葉大学アカデミック・リンクセンターが千葉大学学習状況・情報利用環境調査集計報告書を公開

 2013年10月28日、千葉大学アカデミック・リンクセンターが実施した「千葉大学学習状況・情報利用環境調査」の2012集計報告書(2013年9月5日付)が公開されました。

 この調査は、アカデミック・リンク、附属図書館および千葉大学の学習環境を整備するため、また、学生の学習行動と学習成果の関連を検証することを目的に毎年実施されるものとのことです。

 今回公開された調査の実施期間は、2013年1月21日~3月10日までで、千葉大学に在学する学部学生を対象に、REAS(リアルタイム評価支援システム:放送大学提供)を用いたウェブアンケートの方法で実施されたとのことです。調査項目は、A)学習・生活空間の利用に関する設問、B)情報利用行動に関する設問、C)千葉大学附属図書館の利用状況とのことです。

 千葉大学のアカデミック・リンク・センターは、2012年3月16日から開始しています。

千葉大学学習状況・情報利用環境調査集計報告書
http://alc.chiba-u.jp/chousa.html

千葉大学学習状況・情報利用環境調査2012集計報告書(PDF:64ページ)
http://alc.chiba-u.jp/chousa/chousa_hokokusyo_2012.pdf

千葉大学アカデミック・リンク・センター

Pew Research Center、画像・動画の共有に関する調査結果を公表(米国)

2013年10月28日、米国調査機関Pew Research CenterのPew Internet & American Life Projectが、オンラインでの画像と動画の共有に関する調査結果を公表しました。この調査結果は、2013年10月3日から6日にかけて、18歳以上の米国在住者1,000人を対象にして行われた電話調査に基づいているとのことです。

調査結果によると、インターネット利用者の54%は画像あるいは動画を投稿したことがあり、47%はオンライン上で見つけた画像あるいは動画を共有したことがあるとのことです。また、写真共有アプリとして、携帯電話、スマートフォンの所有者の18%は“Instagram”を、9%は“Snapchat”を利用しているとのことです。

Photo and Video Sharing Grow Online(Pew Internet & American Life Project 2013/10/28付け)
http://pewinternet.org/Reports/2013/Photos-and-videos.aspx

Photo and Video Sharing Grow Online(PDF)

日本の論文のAltmetrics計測サービス、Ceek.jp Altmetricsが公開

 日本の学術文献を主な対象としてAltmetricsを計測するサービス、“Ceek.jp Altmetrics”が公開されています。

 同サイトで引用されている林和弘氏の定義によると、Altmetricsは、論文やデータセットなど様々な研究成果物の影響を、ソーシャルメディアの反応を中心に定量的に測定する手法と、その手法を用いて新しい研究の影響度を測定する活動とのことです。

 計測の対象とする文献データベースは、CiNii、J-STAGE、JAIRO、NII ID (JAIRO Cloud, 情報学広場)、国立国会図書館デジタル化資料とのことです。また、レファレンス協同データベース (レファ協)、Facebook、Google+、はてなブックマーク、Twitter、Wikipediaを30分間隔で調査し、文献に対する投稿を収集しているとのことです。

Ceek.jp Altmetrics
http://altmetrics.ceek.jp/

概要(Ceek.jp Altmetrics)
http://altmetrics.ceek.jp/help

参考:
岡山大学が同学の学術成果リポジトリにaltmetricsを追加
Posted 2013年10月18日
http://current.ndl.go.jp/node/24627

Internet ArchiveのWayback Machineがリニューアル

 2013年10月25日、Internet ArchiveのWayback Machineがリニューアルしました。1996年の開始以来、アーカイブされたURLは現時点で約3,600億件に達しているのことです。

 リニューアルの概要は以下の通りです。

・最新の情報の提供
 新しくアーカイブしたコンテンツが1時間程度で利用できるようになったとのことです。

・URLのリクエスト
 リクエストされたURLをWayback Machineでアーカイブし、即時に固定URLを提示する機能が公開されたとのことです。トップページの“Save Page Now”というフォームから利用できます。

・Availability APIの公開
 与えられたURLがWayback Machineにアーカイブされており、利用できるかどうかをチェックするAPIが公開されたとのことです。

・リンク切れをなくす取り組み
 Wayback Machineは、WordPress.comで公開されているブログ、WordPressを使ったセルフホストのサイト、それらからリンクされているサイトを収集しており、そのURLは1日約300万件にのぼるとのことです。
 この他にもWikipediaとの協力、ウェブマスターへの呼びかけなどが紹介されています。