アーカイブ - 2013年 10月 24日

2005年から2012年までの世界のOAリポジトリの発展状況についての論文(記事紹介)

2013/10/16に、Stephen Pinfieldほかの論文"Open-access repositories worldwide, 2005-2012: Past growth, current characteristics and future possibilities "が公開されました。この論文は、OpenDOARのデータを使用して、2005年12月から2012年12月までの世界のOAリポジトリについての発展状況を報告したもので、Innovation Diffusion Theoryという手法を使用して、リポジトリの傾向や特徴を分析しているとのことです。

Open-access repositories worldwide, 2005-2012: Past growth, current characteristics and future possibilities (White Rose)
http://eprints.whiterose.ac.uk/76632/

"Open-Access Repositories Worldwide, 2005-2012: Past Growth, Current Characteristics and Future Possibilities" (DigitalKoans)

"Handbook for Asian Studies Specialists"が刊行

アジア研究の専門家のためのハンドブック"Handbook for Asian Studies Specialists"が2013年10月に刊行されました。このハンドブックでは、中国語、日本語、韓国語の主要なレファレンスツールの解題、蔵書構築、東アジア研究司書職についてなどがとりあげられているとのことです。日中韓の資料について対象とし、また、英語で書かれていることに特徴があるとのことです。

Handbook for Asian Studies Specialists - A Guide to Research Materials and Collection Building Tools
http://www.abc-clio.com/product.aspx?id=2147546732

ニュージーランド図書館協会、ニュージーランドの図書館における電子書籍の現況等についての報告書を発表

2013年10月17日、ニュージーランド図書館協会(LIANZA)がニュージーランドの図書館における電子書籍の現況、ニュージーランドにおける電子書籍供給に関する情勢、国際的な状況等についての概観をまとめた "E-Book Issues Paper"を公表しました。この報告書は、電子資料の貸出と、デジタルコンテンツの提供への法的、経済的、技術的課題の克服に関する助言をLIANZAの委員会やメンバーに行うために、2012年12月に設立された"LIANZA Standing Committee on Digital Content and e-Lending"によって作成されたとのことです。

LIANZA E-Book Issues Paper Now Available(LIANZA 2013/10/17)
http://www.lianza.org.nz/news/2013/oct/17/lianza-e-book-issues-paper-now-available

カレントアウェアネス・ポータルの「図書館関係雑誌目次RSS集(国内)」に『ライブラリー・リソース・ガイド』を追加しました

カレントアウェアネス・ポータルでは、国内の図書館関係の雑誌の目次情報について、NDL-OPAC(雑誌記事索引)よりRSSフィードを取得し配信するアグリゲーションサービスを行っています。このサービスについては、「図書館関係雑誌目次RSS集(国内)」からご利用いただけます。

この度、NDL-OPACにおいて、『ライブラリー・リソース・ガイド』の採録が開始したことを受け、同誌を「図書館関係雑誌目次RSS集(国内)」の一覧に追加し、あわせてRSSフィードの取得・配信を開始しました。

ご活用ください。

図書館関係雑誌目次RSS集(国内)
http://current.ndl.go.jp/node/9811

カレントアウェアネス・ポータルについて(このサイトについて)
http://current.ndl.go.jp/about
※アグリゲーションサービスについての紹介を追記しました。

関連:
E1485 - 図書館の日常業務を小さな工夫から共有する「図書館100連発」
カレントアウェアネス-E No.246 2013.10.10
http://current.ndl.go.jp/e1485

『カレントアウェアネス-E』247号発行

E1495 - ゴールドOAに偏重した英国のOA方針に対する批判と提言

 2013年9月,英国下院の産業・技術革新・職業技能委員会(Business, Innovation and Skills Committee: BIS committee)が,政府に対しオープンアクセス(OA)方針の見直しを求める報告書を公表した。BIS committeeは行政監視を主務とする英国下院省別特別委員会の一つで,産業・技術革新・職業技能省が扱うべき社会問題や,同省が関連する政策の妥当性等について,証言や文書記録の収集等を通じて調査する権限を持つ。その成果は報告書としてまとめられ,政府はそれに対し回答することが求められる。...

E1494 - Crowd4Uとヤフーがクラウドソーシングで共同研究

 2013年9月13日,筑波大学を中心とするCrowd4Uプロジェクトとヤフー株式会社は,5年間の計画でクラウドソーシングに関する共同研究を開始することを発表した。クラウドソーシングとは,インターネットなどを通じて不特定多数の人々に仕事(タスク)を委託することであり,Crowd(群衆)とoutsourcing(外注)(もしくはsourcing)の合成語である。2006年にハウ(Jeff Howe)氏がWired magazineで書いた記事で広く知られることとなり,近年注目を集めている。

 クラウドソーシングが注目を集める理由は数多くあるが,日本において注目を浴びたきっかけの一つは,2011年の東日本大震災である。当時,Google Person Finderやsinsai.info等のクラウドソーシングによる活動が展開された。Google Person Finderはクラウドソーシングを利用した安否確認サービスであり,sinsai.infoは提供された情報を地図上に表示するサービスである。非常時に限らず,世の中にはクラウドソーシングが有効な問題は少なくない。例えば,下記のいずれかの条件が当てはまる場合,クラウドソーシングは問題解決のための唯一の現実的なアプローチとなる事がある。(1)人名の同定など,計算機では難しいが人間には比較的容易な作業が大量に必要とされる。(2)専用ソフトウェアを開発すれば解決できるが開発の時間がない,あるいは専任の職員がいれば解決できるが雇用できない。

 クラウドソーシングという言葉がカバーする領域は広いため,多様な視点から分類することができる。例えば,タスクを行う動機が金銭報酬などの外発的なものか,それとも内発的動機なのかで分類可能である。また,タスクの大きさが数日かかるような大きな仕事なのか,それとも1分などの短時間で終わる簡単なタスク(マイクロタスク)なのか,といった視点からも分類可能である。...

E1493 - 東海北陸地区県立図書館間の定期宅配便,開始から10年

 「国立国会図書館サーチ」(CA1762参照)や「カーリル」(E1035参照)など,全国の図書館の蔵書を容易に検索できるシステムの発達等と前後して,筆者の所属する富山県立図書館においても,利用者から図書館に寄せられる県外への資料の要望は増加傾向にある。また,2012年3月に刊行された全国公共図書館協議会の『公立図書館における協力貸出・相互貸借と他機関との連携に関する報告書』でも相互貸借の改善への期待が示されているところである。県境を越える相互貸借(以下,県外貸借)への要望に対応する事業として,富山県は,東海北陸地区の6県(愛知,岐阜,三重,石川,福井及び富山)で,県立図書館間の相互貸借に関する協定を締結しており,県立図書館間の定期宅配便事業(以下,定期便)を実施してきている。本稿では開始から10年を迎えるこの事業について,その意義や課題を紹介する。...

E1492 - 新しいサービスを生み出し続けるピッツバーグの公共図書館

ピッツバーグ・カーネギー図書館(Carnegie Library of Pittsburgh)が,図書館員の主体的な活動によって,近年継続して新しいサービスを提供し続けている。数年前に始まったボランティアに運営を任せた様々な言語を学習するためのクラス,2012年に始まったティーン向けの図書館サービス「The LABS」,またこの2013年春からは受刑者とその家族向けに新しいサービスが開始された。同館は,米国東部ペンシルベニア州における第二の都市ピッツバーグに位置し,1895年に鉄鋼王のカーネギー(Andrew Carnegie)氏によって設立され,現在では予算のおよそ90%が公的資金によってまかなわれている。本稿では,同館が新しく始めたサービスのうち,特に新しいThe LABSと受刑者とその家族向けのサービスを紹介する。...

E1491 - 『図書館ロケット』の作詞・作曲者,畑亜貴さんインタビュー

 2013年10月よりNHKみんなのうたの新曲として,図書館と宇宙をテーマにした『図書館ロケット』が放送されている。作詞・作曲・歌唱は畑亜貴さんで,アニメーションは有限会社神風動画が制作している。これまで多くのアニメソングの作詞・作曲・歌唱を手掛けてこられた畑亜貴さんに,この『図書館ロケット』について,お話をうかがった。...

E1490 - 東日本大震災後の図書館等をめぐる状況(2013/10/21現在)

 東日本大震災後の図書館等をめぐる状況について,本誌での既報(E1466ほか参照)に続き,2013年8月下旬から10月中旬にかけての主な情報をまとめた。...

“はてなブログ 図書館支援プログラム”を利用したブログ-八洲学園大学附属図書館と島根大学附属図書館が開始

八洲学園大学附属図書館と島根大学附属図書館が、はてなブログ 図書館支援プログラムを利用したブログを開始しました。

八洲学園大学附属図書館は2013年10月19日に、ブログを開始したこと、2012年夏から一般開放をはじめたことなどを伝える記事をポストしています。

また島根大学附属図書館は2013年10月23日に、“はてなブログ 図書館支援プログラム”を利用したブログの試行運用を開始したこと、同館の「図書館Webサイト」で公開しているブログ記事の一部を遡及的に登録していること等を伝える記事をポストしています。なお、同記事では図書館のマスコット(みいなちゃん、ライム博士、けんさくくん)も紹介しています。

八洲学園大学附属図書館ブログ、はじめました(八洲学園大学附属図書館, 2013/10/19付け)
http://yashimagakuen.hatenablog.com/

OAPEN-NLが最終報告書を公表-オランダでは「OAでの刊行は書籍の売り上げに影響はない」

2013年10月22日、OAPEN-NLが、オランダにおける単行書のオープンアクセスに関する調査の最終報告書“A project exploring Open Access monograph publishing in the Netherland Final Report”を公表しました。OAPEN-NLは、人文・社会科学分野の単行書のオープンアクセス(OA)を推進する欧州のコンソーシアムOAPENの、オランダにおける共同研究プロジェクトです。

紹介文及びアブストラクトによると、今回の調査では、2011年6月から2012年11月にかけて9つの出版社からOAで出版された50の単行書について、従来の形式でも刊行し、利用、売り上げ、コストについてデータが収集されたとのことです。その結果、売り上げについては、OAが売り上げにネガティブな影響をもたらしたとのエビデンスは得られなかったとのことです。

報告書では、図書館、出版社等に対する提言も示されています。

Publishing in Open Access increases usage and has no effect on book sales(OAPEN-NL, 2013/10/23付け)

バリでインターネットガバナンスフォーラム2013が開催中

インドネシアのバリにおいて、2013年10月22日、Internet Governance Forum 2013が始まりました。

国際図書館連盟(IFLA)のウェブサイトに掲載された情報によると、IFLAの代表のほか、アジア地域の図書館員40名以上が参加しています。またIFLAが関与しているワークショップも複数開催されているとのことです。

IFG 2013 Bali Indonesia
http://igf2013.or.id/

Day 1 at the Internet Governance Forum (IGF) 2013(IFLA WSIS, 2013/10/23付け)
http://www.ifla.org/node/8087

The Internet Governance Forum (IGF) to start next week in Bali, Indonesia(IFLA WSIS, 2013/10/18付け)
http://www.ifla.org/node/8082
※IFLAが関係しているワークショップについての情報の記載あり。

Dynamic Coalition on Public Access in Libraries meeting at the 2013 IGF(IFLA, 2013/10/16付け)

エルゼビア社、edXのMOOCに書籍を提供

エルゼビア社が、2013年10月23日、MOOCコンソーシアム“edX”の最大5つの講座に科学技術関係の書籍を提供することで合意したと発表しています。

エルゼビア社の発表によると、これまで同社は、edX会長のアガルワル(Anant Agarwal)氏の講座1つに対して試験的に書籍を提供していました。今回の合意により、エルゼビア社は、MOOCの教材の一部として書籍を提供するとともに、印刷版、電子版の書籍を講座の登録者にディスカウント価格で販売もするとのことです。

Elsevier to Provide Textbooks for Five New edX MOOCs(Elsevier, 2013/10/23付け)
http://www.elsevier.com/about/press-releases/science-and-technology/elsevier-to-provide-textbooks-for-five-new-edx-moocs

英国バーミンガム図書館、開館約50日で来館者50万人突破

2013年9月3日に開館した英国のバーミンガム公共図書館が、開館から51日目となる10月23日の朝、来館者が50万人を突破したとのことです。

同館では、開館からDiscovery Seasonと称して、作家、芸術家、ミュージシャンなどを招いたイベントを各種開催してきています。

Library of Birmingham welcomes its 500,000th visitor(The Library of Birmingham, 2013/10/23付け)
http://www.libraryofbirmingham.com/blog/News/halfamillion

Discovery Season 2013
http://www.libraryofbirmingham.com/article/discoveryseason/discoveryseason

参考:
開館したてのバーミンガム図書館の詳細な訪問レポート 「落ち着いたら。これから」 Posted 2013年10月1日
http://current.ndl.go.jp/node/24495

英国バーミンガム図書館、10万人目の来館者を迎える Posted 2013年9月13日
http://current.ndl.go.jp/node/24381

法政大学の学習ステーション、学生目線の図書館施設ガイド制作のため学生編集スタッフを募集

法政大学の学習ステーションが、法政大学周辺の公立図書館や他大学の図書館の施設について、学生目線によるわかりやすいガイドを制作するプロジェクトを実施するようです。ガイドを制作する学生編集スタッフを募集しています。

【募集】「大学周辺図書館ガイド」作成プロジェクトメンバー(法政大学学生ステーション, 2013/10/18付け)
http://peernet.i.hosei.ac.jp/lstation/news/pbl_library_project/

学習ステーションとは?
http://peernet.i.hosei.ac.jp/lstation/about/