EDUCAUSE Review(オンライン)に"Five Myths about MOOCs"と題した記事が掲載されています。この記事はJames G. Mazoueによるもので、伝統的な教育を改革する動きとしてのMOOCsが過小評価されているという認識にたち、MOOCsは教育の改善というよりコストカットなどの利益を目的としたものである、また、教育を二極分化させるなどの5つの俗説をあげ、それぞれについて、現状の教育の問題点などを指摘しながら反証しています。
同サイトでは、上記の他、MOOCsにおけるコミュニティのあり方について再考を提議する記事"Rethinking Online Community in MOOCs Used for Blended Learning"や、教育者であり研究者でもあるGeorge Siemens氏がMOOCsとオンラインラーニングの将来について論じたポッドキャストなど、MOOCsに関する情報が掲載されています。
2013年10月9日、米国のPrinceton University Pressが、アインシュタイン(Albert Einstein)の論文集"The Collected Papers of Albert Einstein"のオンライン公開のためのデジタル出版プラットフォームとしてTizraを採用したことが報じられています。Princeton University Pressのウェブサイトによると、この論文集は、アインシュタインの個人コレクションに含まれる40,000以上の文書と、編集者が発見した15,000のアインシュタイン関連文書から選ばれた14,000以上の論文から成り、25巻以上のシリーズになる予定とのことです。
米国図書館協会(ALA)会長のストリプリング(Barabara Stripling)氏は、会長イニシアティブとして、“Libraries Change Lives”を掲げ、2013年8月に、図書館の重要性に関する宣言“Declaration for the Right to Libraries”と取りまとめ、公表しました。これに関し、ストリプリング会長が、この宣言に対する関心を高めていくためのソーシャルメディア・キャンペーンを開始したことをアナウンスしています。
「IFLA/ユネスコ学校図書館ガイドライン」について、その改訂プロセスが、2013年8月シンガポールで開催されたIFLA年次大会のワークショップで開始されました。この改訂プロセスについての記事が、国際図書館連盟(IFLA)のブログ(IFLA School Library blog)に掲載されています。
IGeLU(International Group of Ex Libris Users/イグルー)はイスラエルの図書館システムベンダEx Libris社の製品を導入しているユーザのユーザ会である。欧州・北米の機関,特に大学図書館を中心として,42か国,345機関が参加している国際的な組織であり,Ex Libris社が主導している組織ではない。IGeLUの主な活動は,ユーザ会としてEx Libris社と交渉することであり,メンバーから選出された運営委員会を中心としてEx Libris社のマネージャー達と定期的な打合せを開いている。Ex Libris社の方針などに関する全体的な要望以外に,個別製品の機能強化のリクエストなどもメンバー内で意見を集約して伝えている。また,製品や,Linked Open Data(CA1746参照)などの特定のテーマごとにワーキンググループがあり,メーリングリストでの情報交換や,システムの機能や仕様の策定に協力している。IGeLUでは2006年から年次大会が開かれており,8回目の今年はドイツのベルリン自由大学を会場として開かれた。会議では基調講演,ユーザ会活動報告,Ex Libris社による製品戦略の説明・デモ,ユーザ会のメンバーによる実践例の紹介等があった。...
京都府立総合資料館が所蔵する京都の写真資料が、Google Cultural Instituteの歴史アーカイブで公開されました。明治末から対象初期にかけて写真が、「京都散策」(33点)、「御所と離宮」(27点)の2つのテーマ展示として公開されており、またその他にも、南禅寺等の社寺、府立学校、天橋立、経ケ岬灯台など165点、合計225点が公開されています。