OverDrive社の(次世代型)電子書籍サービスを導入している米国の公共図書館で、電子書籍の貸出回数がクリスマスの日に史上最多を記録したと同社が発表しています。特に、iPad、Kindle Fire、Android端末などによる利用が劇的な伸びを見せたということです。そのような図書館の例として、Cuyahoga County Public Library、Pioneer Library System、Hennepin County Library、Mid-Continent Public Libraryという4つの図書館(システム)の貸出回数グラフが紹介されています。例えば、Cuyahoga County Public Libraryについては、クリスマス・イヴには1,760回だったのが、クリスマス当日には2,810回になっています。The Digital Shift誌の記事では、クリスマスに電子書籍リーダーやタブレット端末を入手した利用者が多かったのではないかと推測が述べられています。
Next Generation Libraries Generate Record eBook Traffic on Christmas(OverDrive 2012/12/26付けブログ記事)
ALA TechSourceが2013年1月4日付けで伝えるところによると、米国コロラド州のダグラス郡図書館が、セルフパブリッシング(自費出版)サービスのSmashwordsから1万点の電子書籍を購入したということです。これにより、同館の保有する電子書籍数は2万1千点になったということです。なお、ダグラス郡図書館では、購入した電子書籍のファイルを出版社から入手し、それを図書館のサーバで管理・提供するというユニークなモデルでサービスを行っています。