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カレントアウェアネス・ポータルは、図書館界、図書館情報学に関する最新の情報をお知らせする、国立国会図書館のサイトです。
オープンアクセス出版のPLOSと、研究データの公開プラットフォームfigshareの提携が発表されました。提携によりfigshareは、PLOSの発行する7タイトルのオープンアクセス誌に掲載された論文の補足データ(supplemental data)をホストし、そのデータをPLOSの論文中で表示するためのウィジェットを提供することになります。発表文では、研究成果の公表形態の多様化に伴い、出版社側は多様な種類のデータを論文中に含めるための方法を模索していると、提携の背景が述べられています。
figshare partners with Open Access mega journal publisher PLOS(figshare 2013/1/30付けブログ記事)http://figshare.com/blog/figshare_partners_with_Open_Access_mega_journal_publisher_PLOS/68
PLOSデータの最大活用(PLOSブログ紹介)(情報管理Web STI Updates 2013/1/31付け記事)http://johokanri.jp/stiupdates/2013/01/008166.html
参考:
2013年1月30日、米国議会図書館(LC)は、11の政府機関および非政府組織とともに“Declaration of Learning”へ調印しました。
これは、米国国立公文書館(NARA)や米国図書館協会(ALA)等の関係機関とともに、所蔵資料と教育に関する専門知識を活用して、PCやタブレット端末、携帯端末からアクセスできる、デジタル/非デジタルな学習ツールの開発を行うというものです。最初のツールのテーマは「外交」とされており、今後も2年ごとに新規のテーマが選ばれるようです。
Library Signs “Declaration of Learning” (Library of Congres Blog 2013/1/30付けの記事)http://blogs.loc.gov/loc/2013/01/library-signs-declaration-of-learning/
米国のシカゴ大学図書館が2013年夏以降にオープンソースのVuFindを用いた新しいオンラインカタログをリリースすると発表しました。
同館では現在、SirsiDynix社の図書館システム“Horizon”のOPACと、Serials Solutions社のAquaBrowserを用いた次世代OPAC“lens”を運用していますが、いずれのベンダもこれらの製品のサポートを今後終了する計画があるという事情です。
なお、VuFindは、2013年1月28日にバージョン1.4がリリースされ、次のメジャーバージョンアップは現在ベータ版が公開されているバージョン2.0になる予定です。VuFindは、イェール大学、ミシガン大学、HathiTrustなどでも使用されています。
Library developing new catalog(シカゴ大学図書館 2013/1/28付けニュース)http://news.lib.uchicago.edu/blog/2013/01/28/library-developing-new-catalog/
VuFindhttp://vufind.org/
参考: オープンソースの次世代型図書館システムを開発するKuali OLEプロジェクトが75万ドルの追加助成を獲得、2013年中にはシカゴ大学とリーハイ大学が初導入へ
2013年1月30日、米国の大学・研究図書館協会(ACRL)のデジタル人文学に関するディスカッショングループが、同グループのウェブサイト“dh+lib”で、デジタル人文学と図書館に関し広く情報提供を行うと発表しています。
これは、グループが2012年夏に行ったメールアンケートで、デジタル人文学と図書館に関する情報のアグリゲーションを求める声があったことから行われるものです。
グループのウェブサイト“dh+lib”は今後デザインを変更し、他のウェブサイトで掲載されたデジタル人文学と図書館に関する情報を、「必読」や「プロジェクト」等のカテゴリに分けて、スニペット表示させる予定とのことです。同グループは、このアグリゲーションを手伝うボランティアの協力を呼びかけています。
Introducing the dh+lib Aggregator (dh+lib 2013/1/30付けの記事)http://acrl.ala.org/dh/2013/01/30/introducing-the-dhlib-aggregator/
2013年1月30日、バチカン図書館が所蔵している写本256点をデジタル化公開しました。
公開された写本は、同館に所蔵されているホメロスやプラトン、ソポクレス、ヒポクラテス、ヘブライ語の写本等の他、ルネサンス期にイタリアで印刷された初期刊本等が含まれているとのことです。
これは、2012年4月に発表された、同館とオックスフォード大学ボドリアン図書館との共同デジタル化プロジェクトに基づくもので、今回のデジタル化にあたってはNASAの技術協力があったとのことです。今後もプロジェクトは続けられ、資料の公開が行われるようです。
Digitized manuscripts (Vatican Libaryのウェブサイト)http://www.vaticanlibrary.va/home.php?pag=mss_digitalizzati&BC=11
Digitalizados los 256 primeros manuscritos de la Biblioteca Vaticana (Religion Digital 2013/1/30付けの記事)
2013年1月29日、ITHAKA S+Rが、図書館等の文化機関におけるデジタルコンテンツの永続的な保存をテーマにした調査レポート“Sustaining Our Digital Future”を刊行しました。
レポートでは、英国の80以上のプロジェクト責任者や大学、図書館、博物館の管理者に対し2段階に分けてインタビューを実施し、助成終了後のデジタルコンテンツの支援の現状や、機関が支援するデジタルコンテンツの状況、機関の運営方針におけるデジタルコンテンツの位置づけ等を調べ、その結果をまとめています。そのほかにも、デジタルコンテンツを扱うプロジェクトのための永続性チェックツールも掲載されています。
Sustaining Our Digital Future: Institutional Strategies for Digital Content (ITHAKA S+R 2013/1/29付けの記事)http://www.sr.ithaka.org/research-publications/sustaining-our-digital-future
「災害」に関する当サイトの記事
調査研究リポート「東日本大震災と図書館」
国立国会図書館 東日本大震災復興支援ページ
地震・災害 関連情報(レファレンス協同データベース)
各地の図書館等の被災情報等について(外部リンク) saveMLAK
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