アーカイブ - 2013年 1月 29日

神奈川新聞社、連載記事『県立図書館「廃止」を問う』を掲載開始

神奈川新聞社のウェブサイト「カナロコ」で、連載『県立図書館「廃止」を問う』が開始されました。2012年11月に報じられた、神奈川県立図書館および神奈川県立川崎図書館の機能集約・廃止に関する連載記事で、第1回目の記事は「財政危機を一つの機会と捉え、県立2館でなければできないことを再確認したい。」と結ばれています。現在、第2回目までが掲載されています。

【連載】県立図書館「廃止」を問う(1)=本にさわれない?/神奈川(カナロコ 2013/1/29付け記事)
http://news.kanaloco.jp/localnews/article/1301290003/

【連載】県立図書館「廃止」を問う(2)=そこにポリシーはあるか/神奈川(カナロコ 2013/1/29付け記事)
http://news.kanaloco.jp/localnews/article/1301290004/

国立国会図書館、全国書誌のRSS配信を開始

2013年1月25日、国立国会図書館が、国立国会図書館サーチを通じて全国書誌のRSS配信を開始しました。それに伴い、これまで提供していた「作成完了書誌RSS」は配信を停止しました。同日付けで、国立国会図書館サーチにはその他にも様々な機能拡充や画面改修が加えられています。

全国書誌のRSS 最新分
http://iss.ndl.go.jp/rss/ndlopac/index.xml

全国書誌のRSS 最新7日分
http://iss.ndl.go.jp/rss/ndlopac/7.xml

全国書誌のRSS 最新15日分
http://iss.ndl.go.jp/rss/ndlopac/15.xml

文化庁が電子書籍の配信実験「文化庁eBooksプロジェクト」を開始

2013年1月29日、文化庁が、2月1日から3月3日にかけて、電子書籍の配信実験「文化庁eBooksプロジェクト」を実施することを発表しました。「電子書籍の流通と利用の円滑化に関する実証実験」の一環として位置付けられたもので、野村総合研究所が受託事業者となり、紀伊國屋書店が配信協力を行います。

この実験プロジェクトでは、国立国会図書館のデジタル化済み資料から配信対象資料が選定され、著作権処理、電子書籍の制作、電子書店を通した配信、一般ユーザからの評価の検討が行われます。そして、将来、民間事業者や公的機関などが、既存のデジタル化資料を基に電子書籍を作成・配信する場合のガイドが作成される予定です。

発表文では、第1回配信予定資料(2月1日~)として以下の7タイトルが挙げられています。

(1)浪花禿箒子著・石川豊信画「絵本江戸紫」(1765)
(2)「平治物語〔絵巻〕」(第一軸:三条殿焼討巻)(1798)住吉内記写
(3)上田萬年訳(グリム原著)「おほかみ」(1889)吉川半七
(4)竹久夢二「コドモのスケッチ帖」(1912)洛陽堂
(5)芥川龍之介「羅生門」(1917)阿蘭陀書房
(6)芥川龍之介「河童」(1927)直筆原稿
(7)酒井潔「エロエロ草紙」(1930)竹酔書房

国立国会図書館、インターネット資料収集保存事業(WARP) をリニューアル

2013年1月29日、国立国会図書館が、インターネット資料収集保存事業(WARP)をリニューアル公開しました。名称が「インターネット資料収集保存事業(ウェブサイト別)」から「インターネット資料収集保存事業」に変更され、ロゴマークが作成されました。主な改善点としては、地図による一覧など検索画面を一新したほか、ウェブアーカイブのしくみや各国の事業などについて紹介するコーナーが新設されています。また、差分収集(CA1733参照)の機能を実装し、保存のために必要なストレージ容量を大幅に節約できるようになりました。

インターネット資料収集保存事業(WARP)
http://warp.da.ndl.go.jp/

「インターネット資料収集保存事業(WARP)」をリニューアルしました(国立国会図書館 2013/1/29付けニュース)
http://www.ndl.go.jp/jp/news/fy2012/1198625_1827.html

参考:
CA1733 - 動向レビュー:ウェブアーカイブの課題と海外の取組み / 中島美奈
http://current.ndl.go.jp/ca1733

E1046 - 国立国会図書館,インターネット情報の制度収集を開始
http://current.ndl.go.jp/e1046

“デジタル人文学と図書館:概念モデル”(論文紹介)

2013年1月25日、米Pratt Instituteで情報・図書館学大学院の助教を務めるChris Alen Sula氏が、Journal of Library Adiministration誌(2013, 53(1))の掲載の自著論文“Digital Humanities and Libraries: A Conceptual Model”を自身のウェブサイトで全文公開しています。

論文では、デジタル人文学の興隆と図書館・図書館情報学の関わり、デジタル人文学の現状、文化インフォマティクス(cultural informatics)という枠組みに焦点を合わせたデジタル人文学と図書館の概念モデルの提示、そしてそれらを踏まえ、図書館員がデジタル人文学にどのように関わればよいのかを論じています。

なお、論文が掲載されているJournal of Library Adiministration誌の2013年53巻1号は、“Digital Humanities in Libraries: New Models for Scholarly Engagement”と題したデジタル人文学特集となっており、その他にもこの研究領域と図書館の関わりを論じた論考が複数掲載されています。

Palgrave Macmillan社、図書およびPalgrave Pivot出版物にオープンアクセスオプションを導入

2013年1月28日、Palgrave Macmillan社が、図書およびPalgrave Pivotの出版物に対してオープンアクセスオプションを導入したことを発表しました。著者が費用を負担することにより、Palgrave Openプラットフォームにおいて無料で利用できるようになります。ライセンスはクリエイティブコモンズライセンスのCC BYが適用されます。

このPalgrave Pivotは、2012年10月に発表されたもので、雑誌論文と図書の中間的な長さに相当する研究成果を、受付から12週間以内で査読・出版するというプログラムです。

2013年中には、人文・社会科学分野のオープンアクセスジャーナルを創刊する予定ともしています。

Palgrave Macmillan announces open access option for monographs and Palgrave Pivot publications(PDF:2ページ)
http://www.palgrave.com/open/PalgraveOpenPRJan282013.pdf

Zepheira社エリック・ミラー氏による、新しい書誌データモデル“BIBFRAME”の解説資料

米Zepheira社の共同創業者・社長であるEric Miller氏が、米国議会図書館(LC)によって検討が進められている新しい書誌データモデル“BIBFRAME”を解説した講演の資料(72ページ)が公開されました。同社は、LCとの契約のもと、BIBFRAMEモデルの作成に関わっています(E1386参照)。

Translating the Library Catalog from MARC into Linked Data: An Update on the Bibliographic Framework Initiative(NISO)
http://www.niso.org/news/events/2013/dcmi/bibframework

Eric Miller provides BIBFRAME Update at NISO/DCMI Webinar(Zepheira 2013/1/28付けニュース)
http://zepheira.com/2013/01/eric-miller-provides-bibframe-update-at-nisodcmi-webinar/

Eric Miller(Zepheira)
http://zepheira.com/about/people/eric-miller/

参考:

仏・マリ軍奪回のトンブクトゥで歴史的文書が放火により焼失か

西アフリカ・マリの武力紛争に関し、軍事介入したフランス軍とマリ軍が、2013年1月28日に北部のトンブクトゥを奪回したことが報じられていますが、これに関し、過激派が同市からの撤退に際し、13世紀以降の歴史的文書を多数所蔵するAhmed Baba Institute等の建物に放火し、これにより文書が焼失した可能性があることが伝えられています。

Islamist rebels torch SA-funded Timbuktu manuscript library: mayor (Times LIVE 2013/1/28付けの記事)
http://www.timeslive.co.za/africa/2013/01/28/islamist-rebels-torch-sa-funded-timbuktu-manuscript-library-mayor

Timbuktu mayor: Mali rebels torched library of historic manuscripts (Guardian 2013/1/28付けの記事)
http://www.guardian.co.uk/world/2013/jan/28/mali-timbuktu-library-ancient-manuscripts

Springer社が創業以来の図書をデジタル化する“Springer Book Archives”をリリース、まずは37,000点の英語図書から

2013年1月25日、Springer社が、“Springer Book Archives(SBA)”をリリースしました。これは、同社が創業以来出版してきたほぼすべての図書をデジタル化して、オンラインプラットフォームSpringerLINK上で提供するというプロジェクトです。まずは、37,000点の英語図書の提供が開始されており、2013年末までには約10万点にまで拡張される見込みです。大半のタイトルはプリントオンデマンドを申し込むことができるようになっています。

Springer launches the “Springer Book Archives”(Springer 2013/1/25付けプレスリリース)
http://www.springer.com/about+springer/media/pressreleases?SGWID=0-11002-6-1403441-0

民間企業と提携したBNFの資料デジタル化に対し、COMMUNIA等6団体が抗議声明を発表

2013年1月15日にフランス国立図書館(BNF)が所蔵資料デジタル化で民間企業2社と提携を発表した問題について、1月18日に、COMMUNIA、Open Knowledge Foundation France、Creative Commons France、La Quadrature du Net、Framasoft、そしてSavoirsCom1の6つの団体が連名でこれに抗議する声明文書を発表しました。

文書では、デジタル化対象となっている資料が既にパブリックドメインとなっているものでありながら、今回の提携がその2社に対して今後10年間デジタル化した資料の排他的な商業利用を認めているとして批判する内容となっています。

Non à la privatisation du domaine public par la Bibliothèque nationale de France ! (6団体の抗議声明)
https://www.laquadrature.net/fr/non-a-la-privatisation-du-domaine-public-par-la-bibliotheque-nationale-de-france

台湾物理研究推動中心が高エネルギー物理学分野のOAプロジェクト“SCOAP3”へ参加

2013年1月28日、台湾の物理研究推動中心(Physics Research Promotion Center)が、高エネルギー物理学分野のオープンアクセスプロジェクトSCOAP3に参加したことが発表されました。これによりSCOAP3の参加国は31になり、必要経費(年間1,000万ユーロ)の85%がカバーできるようになりました。

Taiwan joins SCOAP3(SCOAP3 2013/1/28付けニュース)
http://scoap3.org/news/news99.html

参考:
高エネルギー物理学分野のオープンアクセスプロジェクト“SCOAP3”が正式に始動
http://current.ndl.go.jp/node/21968

東日本大震災によってITシステムの受けた影響は? 情報処理推進機構が2本の調査報告書を公表

2013年1月28日、情報処理推進機構(IPA)が、2011年8月発足の「災害に対応するITシステム検討プロジェクトチーム」による調査結果を2本の報告書として公開しました。まず、「災害に対応するITシステム検討プロジェクトチーム活動報告」は、プロジェクトチームの活動をまとめたもので、震災時の情報セキュリティ、震災とクラウドの関係、自治体情報基盤における影響と課題などについて記しています。もうひとつの「災害対応・支援を目的としたウェブサイト等の構築・運営における技術課題に関する調査」は、震災時に多数立ちあがった支援ウェブサイトに対して行ったアンケート(対象数:250)およびインタビュー(対象数:20)の結果をまとめています。

災害に対応するITシステム検討プロジェクトチーム活動報告~東日本大震災後の活動記録と調査の紹介(PDF:60ページ)
http://www.ipa.go.jp/osc/doc/201301_saigaipt_activity_report.pdf

災害対応・支援を目的としたウェブサイト等の構築・運営における技術課題に関する調査(PDF:126ページ)
http://www.ipa.go.jp/osc/doc/201301_saigai_web-kadai_report.pdf

経済産業省、オープンデータ推進のための実証用サイト「Open DATA METI」のベータ版を公開

2013年1月28日、経済産業省は、オープンデータを実現していくための実証用サイト「Open DATA METI」(ベータ版)を公開しました。この取組は、経済産業省が保有している白書や統計などの公表データを、これまで以上にビジネスなどの民間での利活用につなげるため、より加工しやすい形で保有データを公開するものとのことです。

Open DATA METI
http://datameti.go.jp/

白書や統計などの公表データがより一層活用しやすくなります~オープンデータ実証用サイト「Open DATA METI」(β版)の公開~ (経済産業省 2013/1/28付けの記事)
http://www.meti.go.jp/press/2012/01/20130128006/20120128006.html