米国図書館協会(ALA)のデジタルコンテンツ&図書館ワーキンググループ(DCWG)が、2013年1月25日付けで、“E-Book Business Models: a scorecard for public libraries”を公表しました。これは、公共図書館において電子書籍を導入するに当たり、出版社との契約内容に関して評価を行うために用いるスコアカードです。以下の15項目について5段階で評価するようになっています。
(1)Replicating the Print Model
(2)Inclusion of all titles
(3)Right to transfer content to a different delivery platform
(4)Right to lend content indefinitely
(5)Accessibility for people with disabilities
(6)Integration
(7)Single user
(8)Limited number of loans
(9)Variable pricing
(10)Delayed sales with discoun
(11)Premium for immediate access to delayed titles
OCLCが、デューイ十進分類表(DDC)の第10代となる編集長について、1993年からこのポストにあったJoan S. Mitchell氏の後継として、Michael Panzer氏を指名したとのことです。
Michael Panzer氏は2007年にOCLCに加わり、2009年3月からDDCの編集補佐を勤めていたとのことです。それ以前は、ケルン大学(Cologne University of Applied Sciences)において、DDCと各国の件名標目表(ドイツのSWD、フランスのRAMEAU、米国のLCSH)をマッピングする研究プロジェクトCrissCrossのチームリーダーを務め、またDDCのドイツ語への翻訳も率いていたようです。
The Dewey blogによると、Michael Panzer氏が個人的に興味を持つ分野は、以下のような分野だそうです。
英字新聞ジャパンタイムズ(The Japan Times)が、1897年の創刊から2010年までの114年間分の紙面をデジタル化し、2013年2月上旬に販売開始すると報じられています。25枚にブルーレイディスク収録され、価格は1セット100万円以上となる見込みです。2012年までの紙面も2013年度に追加される予定です。
2013年1月24日、米国ジョージ・メイソン大学によって開発されている、研究者・図書館・博物館・文書館向けのコレクション展示用オープンソースソフト“Omeka”のバージョン2.0がリリースされました。管理者画面の刷新や、検索機能の改善がなされています。同時に、バージョン2.0に対応したOmekaプラグインとして、Dropbox、Dublin Core Extended、Library of Congress Suggestなどが公開されています。