アーカイブ - 2013年 1月 28日

図書館でデジタルスカラーシップを教える(記事紹介)

2013年1月24日、dh+libのブログに“Teaching Digital Scholarship in the Library”という記事が掲載されています。執筆者は米国のオレゴン大学の学術コミュニケーションライブラリアンであるJohn Russell氏です。

オレゴン大学図書館には、このほど“Digital Scholarship Center”が設置されたとのことです。このセンターは、学生や教員と連携して、研究や学術コミュニケーションにニューメディアやデジタル技術を活用することを目指す機関として、ワークショップやセミナー、研究相談、各種リソース等を提供しているとのことです。

記事では、このDigital Scholarship Centerに関し、その設立にあたって集められた学生の意見と、それを元に組み立てた同センターによるデジタルスカラーシップの授業内容について紹介しています。

Teaching Digital Scholarship in the Library (dh+lib 2013/1/24付けの記事)
http://acrl.ala.org/dh/2013/01/24/teaching-digital-scholarship-in-the-library/

浮世絵愛好家のコンピュータプログラマが作った“浮世絵検索”が公開

Khan Academyのコンピュータサイエンスを担当するコンピュータプログラマで、浮世絵の愛好者であるJohn Resig氏が、“Ukiyo-e Search”(浮世絵検索)を公開しています。

資料年代別に分けられれている“Ukiyo-e Search”のウェブサイトでは、様々なコレクションに収録されている同じの浮世絵を同時に検索できるほか、浮世絵の画像をアップロードして類似のものを探すことも可能となっています。現在ところデモ版の公開となっており、今後も改良が続けられるとのことです。

Japanese Woodblock Print Search
http://ukiyo-e.org/

浮世絵検索(上記の日本語ページ)
http://ja.ukiyo-e.org/

米国アイオワ市公共図書館が館内での居眠りを禁止することに

近々、米国アイオワ市公共図書館で館内における睡眠が禁止されることになったそうです。これは、2013年1月24日に開かれた図書館協議会で決定されたもので、付添のいる子どもを除いたすべての利用者が対象となるということです。同館では、館内で眠ることは図書館の利用としては不適切だという市民からの不満の声を受けて検討していました。禁止について、行き場のないホームレスを標的にしたものだという批判もあり、それに対して、ある協議会委員は裁判所やレクリエーションセンターなど他の公共施設と同様に禁止すべきだと意見を述べています。

Sleeping banned at I.C. library(Iowa City Press Citizen 2013/1/24付け記事)
http://www.press-citizen.com/article/20130125/NEWS01/301250023

Iowa City Public Library approves sleeping ban(The Daily Iowan 2013/1/25付け記事)
http://www.dailyiowan.com/2013/01/25/Metro/31463.html

ホームレス対策? 米国の図書館が居眠りへの罰則を検討中(ガジェット通信 2013/1/21付け記事)

オープンソースの次世代型図書館システムを開発するKuali OLEプロジェクトが75万ドルの追加助成を獲得、2013年中にはシカゴ大学とリーハイ大学が初導入へ

2013年1月25日、オープンソースの次世代型図書館システムを開発しているKuali Open Library Environment(Kuali OLE)プロジェクトが、アンドリュー・W・メロン財団から75万ドルの助成金を獲得したと発表されました。このプロジェクトは2009年に同財団から230万ドルを提供されており、今回が2度目の助成になります。また、2013年後半にはシカゴ大学とリーハイ大学がKuali OLEを導入する予定であることも発表されています。これが初の導入事例となります。

Kuali library project awarded $750,000 from Andrew W. Mellon Foundation(Indiana University 2013/1/25付けニュース)
http://newsinfo.iu.edu/news/page/normal/23726.html

参考:
E1307 - 次世代型図書館業務システム主要5製品の特徴とその現状
http://current.ndl.go.jp/e1307

E1003 - 次世代の図書館システムをデザインするOLEプロジェクト
http://current.ndl.go.jp/e1003

米国図書館協会、公共図書館の電子書籍導入に際して契約内容を評価するためのスコアカードを公表

米国図書館協会(ALA)のデジタルコンテンツ&図書館ワーキンググループ(DCWG)が、2013年1月25日付けで、“E-Book Business Models: a scorecard for public libraries”を公表しました。これは、公共図書館において電子書籍を導入するに当たり、出版社との契約内容に関して評価を行うために用いるスコアカードです。以下の15項目について5段階で評価するようになっています。

(1)Replicating the Print Model
(2)Inclusion of all titles
(3)Right to transfer content to a different delivery platform
(4)Right to lend content indefinitely
(5)Accessibility for people with disabilities
(6)Integration
(7)Single user
(8)Limited number of loans
(9)Variable pricing
(10)Delayed sales with discoun
(11)Premium for immediate access to delayed titles

シカゴ公共図書館財団がBiblioCommonsと提携、シカゴ公共図書館のオンラインカタログやウェブサイトのリニューアルへ

米シカゴ公共図書館財団とBiblioCommonsが3年間のパートナーシップを締結したことを発表しました。シカゴ公共図書館のオンラインカタログとしてBiblioCommonsの“BiblioCore”を導入することや、同館のウェブサイトのリニューアルを行うことが含まれています。いずれも2013年内にリリース予定です。それ以外にも、他の公共図書館も利用できるような新製品の開発を行うことについても触れられています。

BiblioCoreは、ニューヨーク公共図書館、ボストン公共図書館、シアトル公共図書館などでも導入されています。

Chicago Public Library Foundation and Bibliocommons Announce Integrated Web Services Collaboration(BiblioCommons 2013/1/26付けブログ記事)
http://www.bibliocommons.com/about/blog/chicago-public-library-foundation-and-bibliocommons-announce-integrated-web-services-collaboration

BiblioCore (BiblioCommons)

大学図書館支援機構、第1回「RDA講習会」の資料をウェブサイトで公開

大学図書館支援機構(IAAL)が、RDA講習会の第1回「プロローグ:RDAとはどのようなものか」の資料をウェブサイトで公開しています。2012年12月15日に開催(2013年1月26日に追加開催)されたものです。

当機構のRDAに関する活動履歴(大学図書館支援機構)
http://www.iaal.jp/rda/index.html

参考:
大学図書館支援機構「RDA講習会」の第2回および第3回の概要が発表
http://current.ndl.go.jp/node/22770

大学図書館支援機構が12月から「RDA講習会」を実施
http://current.ndl.go.jp/node/22356

OCLCのデューイ十進分類表編集長が20年ぶりに交代-米国人以外のトップは初

OCLCが、デューイ十進分類表(DDC)の第10代となる編集長について、1993年からこのポストにあったJoan S. Mitchell氏の後継として、Michael Panzer氏を指名したとのことです。

Michael Panzer氏は2007年にOCLCに加わり、2009年3月からDDCの編集補佐を勤めていたとのことです。それ以前は、ケルン大学(Cologne University of Applied Sciences)において、DDCと各国の件名標目表(ドイツのSWD、フランスのRAMEAU、米国のLCSH)をマッピングする研究プロジェクトCrissCrossのチームリーダーを務め、またDDCのドイツ語への翻訳も率いていたようです。

The Dewey blogによると、Michael Panzer氏が個人的に興味を持つ分野は、以下のような分野だそうです。

194.0904
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Plum Analytics社、研究成果評価分析ツール“PlumX”をリリース

2013年1月23日、Plum Analytics社が新製品“PlumX”を発表しました。機関内の研究者による研究成果のインパクトを示すデータを収集し、その分析結果を表示するというものです。データの収集は、利用、ソーシャルメディア、引用などの5つのカテゴリーについて、図書、雑誌、動画、プレゼンテーション、データセット、ソースコードなど20種類から行われるということです。デモ動画(1分間)が公開され、ベータ版テストへの申込が受け付けられています。

PlumX
http://try.plu.mx

Plum™ Analytics New Product PlumX Gives Researchers an Edge(Plum Analytics 2013/1/23付けプレスリリース)
http://www.plumanalytics.com/pr/plum-analytics-new-product-plumx-gives-researchers-an-edge.html

参考:
Plum Analytics、figshareのAPIを利用して研究データの利用に関する指標を表示
http://current.ndl.go.jp/node/22470

英字新聞ジャパンタイムズが創刊から114年分の紙面をデジタル化して販売

英字新聞ジャパンタイムズ(The Japan Times)が、1897年の創刊から2010年までの114年間分の紙面をデジタル化し、2013年2月上旬に販売開始すると報じられています。25枚にブルーレイディスク収録され、価格は1セット100万円以上となる見込みです。2012年までの紙面も2013年度に追加される予定です。

ジャパンタイムズ114年分販売 真珠湾攻撃など紙面電子化(47News 2013/1/27付け記事)
http://www.47news.jp/CN/201301/CN2013012701001489.html

Ex Libris社、機関リポジトリのコンテンツをPrimo Central Indexに追加するための登録サービスを開始

2013年1月27日、Ex Libris社が、ディスカバリサービスPrimo用の学術情報インデックスPrimo Central Indexに、機関リポジトリのコンテンツを追加するための登録サービスを開始しました。追加を希望する機関リポジトリ運営機関は自分で申請を行うことができます。

Institutional Repositories Registration
http://dc02vg0047nr.hosted.exlibrisgroup.com:8080/IRWizard/wizard.html

Ex Libris Extends Its Support for Open Access by Launching Registration of Institutional Repositories for Primo Central(Ex Libris 2013/1/27付けプレスリリース)

図書館・博物館・文書館向けのコレクション展示用オープンソースソフトウェア“Omeka”のバージョン2.0がリリース

2013年1月24日、米国ジョージ・メイソン大学によって開発されている、研究者・図書館・博物館・文書館向けのコレクション展示用オープンソースソフト“Omeka”のバージョン2.0がリリースされました。管理者画面の刷新や、検索機能の改善がなされています。同時に、バージョン2.0に対応したOmekaプラグインとして、Dropbox、Dublin Core Extended、Library of Congress Suggestなどが公開されています。

Omeka 2.0 Drops today(Omeka 2013/1/24付け記事)
http://omeka.org/blog/2013/01/24/omeka-2-0-drops-today/

Omeka
http://omeka.org/

Showcase(Omekaによって制作されたサイトの例)
http://omeka.org/showcase/