アーカイブ - 2013年 1月 18日

図書館による出版活動に関する中心的団体“Library Publishing Coalition”の立ち上げが進行中(米国)

米国で、図書館による出版活動に関する団体“Library Publishing Coalition(LPC)”の立ち上げが進行しているようです。立ち上げには米国の50以上の大学図書館および非営利組織Educopia Instituteが関わっており、新たにイリノイ・ウェスレヤン大学図書館が参加を発表しています。設置プロジェクトは2013年から2014年の2か年にかけて実施され、LPCの立ち上げのほか、大学図書館による出版活動に関する調査や、情報交換や研修のためのフォーラムの開催なども計画されています。図書館による出版という領域においてはこれまで中心的な存在となる団体や会議などが存在しなかったということが、立ち上げの理由として挙げられています。

Library Publishing Coalition(Educopia Institute)
http://www.educopia.org/programs/lpc

Illinois Wesleyan Joins Project to Create Library Publishing Coalition(Illinois Wesleyan University 2013/1/16付けニュース)

エルゼビア社のデザイナーが語る“未来の論文”の作り方(記事紹介)

エルゼビア社のウェブサイト“Elsevier Connect”に“Designing the Article of the Future ”という記事が掲載されています。これは、オンライン上の論文の見せ方を紙の時代を変わらないものからよりリッチでインタラクティブなものへと変革していく「未来の論文」プロジェクトにおいて、同社の利用者中心デザインの専門家たちがどのようにデザインを行っていったかについて紹介するものです。

Designing the Article of the Future(Elsevier Connect 2013/1/15付け記事)
http://elsevierconnect.com/designing-the-article-of-the-future/

Article of the Future
http://www.articleofthefuture.com/

宮城県名取市に「どんぐり・アンみんなの図書室」がオープン、被災した市図書館は解体へ

東日本大震災によって市図書館が甚大な被害を受けた宮城県名取市で、2013年1月18日に「どんぐり・アンみんなの図書室」がオープンしました。カナダ政府などの援助を受けて建設され、その名称は同国の小説「赤毛のアン」にちなんだものになっています。設置された場所は、市図書館の敷地内で、昨年1月に開館した「どんぐり子ども図書室」に隣接しています。蔵書数は開架図書約5万冊を含めた約16万冊で、その整理や書架の組立作業には全国のボランティアが関わりました。被災した本館の建物は解体が始まっているということです。

木のぬくもり漂う図書室完成 被災図書館代替 宮城・名取(河北新報 2013/1/16付け記事)
http://www.kahoku.co.jp/news/2013/01/20130116t13032.htm

2013年1月18日(金)名取市図書館「どんぐり・アンみんなの図書室」オープニングセレモニー #saveMLAK(Togetter)
http://togetter.com/li/441085

20130118_名取市図書館(Flickr)
http://www.flickr.com/photos/argeditor/sets/72157632551208906/

英国国立公文書館、調査を始めるためのウェブページ“Start here”を開設

2013年1月14日、英国国立公文書館(TNA)は、“Start here”というウェブページを開設しました。これは、調査を始める出発点となるウェブページで、TNAが何を所蔵し何を所蔵していないのか、オンラインには何があり何がないのか、そして、アーカイブズはどうやって利用するのかを解説したものとなっています。現在はベータ版として公開されており、2013年2月に正式公開となるようです。

Start here
http://www.nationalarchives.gov.uk/records/start-here.htm

New to research? Start here! (TNA 2013/1/14付けの記事)
http://www.nationalarchives.gov.uk/news/801.htm

研究データキュレーションに関する文献リスト第2版が公開

ブログ“Digital Koans”を運営し、様々なトピックに関する文献リストを作成・しているベイリー(Charles W. Bailey, Jr.)氏が、2013年1月14日付けで、研究データキュレーションに関する文献リストの第2版を公開しました。

Research Data Curation Bibliography
http://digital-scholarship.org/rdcb/rdcb.htm

参考:
研究データキュレーションに関する文献リストが公開
http://current.ndl.go.jp/node/20661

英マクドナルドが子ども向けセットのおまけを本の割引クーポンに変更 2014年末まで

2013年1月9日、英国のマクドナルドが、子ども向けのセット“Happy Meal”(日本の「ハッピーセット」)のおまけを、従来のおもちゃから本の割引クーポンに変更するキャンペーンを開始しました。

これは、2012年に同様のキャンペーンをパイロット的に実施した際に、子供をもつ多くの親から反響があったことから、今回長期間にわたって実施されることになったものです。配られる割引クーポンは、ノンフィクション系出版社Dorling Kindersley(DK)の“Amazing World”というシリーズで使用できる1ポンドのクーポンで、1月9日から2月26日まで使用できるとのことです。

マクドナルドはその後も2014年末までキャンペーンを実施し、最終的には1,500万冊の本を提供するとしています。

Happy Meal: McDonalds.co.uk
http://www.mcdonalds.co.uk/ukhome/promotions/Happy-meal.html

McDonald’s launches long-term campaign to inspire millions of Happy Readers (McDonalds.co.uk 2013/1/9付けの記事)

全国学校図書館協議会、選定見本用新刊図書をへき地校に図書を寄贈

全国学校図書館協議会(全国SLA)が、2012年12月、全国のへき地の学校10校に対し、新刊図書を寄贈したとのお知らせを出しています。寄贈された図書は、各出版者から選定見本用に送付されたものであり、活用後、学校での学習活動・読書活動に適したものを選んでいるとのことです。

なお、この取組みは、2006年から実施されているものとのことです。

へき地校に図書を寄贈しました(学校図書館協議会 2013/1/9付け)
http://www.j-sla.or.jp/news/sn/post-8.html

第15回図書館サポートフォーラム賞、推薦受付中

図書館サポートフォーラムが、ユニークで社会的に意義のある各種図書館活動を表彰する「図書館サポートフォーラム賞」について、第15回の候補者の推薦を受け付けています。推薦締め切り期日は、2013年2月28日となっています。

この賞は、図書館およびそこで働く人たちを支援する目的とするものです。

★第15回図書館サポートフォーラム賞推薦募集 〆切迫る!
http://www.nichigai.co.jp/lib_support/index.html

図書館サポートフォーラム表彰事業について
http://www.nichigai.co.jp/lib_support/lsf_award.html

イタリア図書館協会等の文化団体が支援訴えるアピール活動を開始

イタリア図書館協会やイタリアアーキビスト協会、国際博物館協会イタリア支部等の9つの団体が共同で、“Ripartire dalla cultura”(文化から始める)というアピール活動を開始しました。

経済危機を背景に文化機関の予算削減が進んでいることを批判し、むしろイタリアの将来は文化を基盤にするものだとしています。そして政治家に対し、文化活動の促進や遺産保護、教育・研究支援等について、5つの柱と10の具体的な主張で訴える内容となっています。

ウェブサイトにはアピール文の内容に対する署名者の名前も記載されています。

Ripartire dalla cultura
http://www.ripartiredallacultura.it/

Ripartire dalla cultura (AIB-WEB 2013/1/12付けの記事)
http://www.aib.it/attivita/2013/30321-ripartire-dalla-cultura/

L'AIB chiede alla politica di ''Ripartire dalla cultura'' (Libreriamo.it 2013/1/14付けの記事)

米国国立衛生研究所(NIH)が開発中のプラットフォームSciENCVでORCIDをテスト中、研究者・助成金・研究成果の関連付けに

米国国立衛生研究所(NIH)が、世界中の研究者に対して一意な識別子を与えることを目指す国際的組織“ORCID”(Open Researcher and Contributor ID)に参加しました。NIHは、2013年中に公開予定の“SciENCV”というプラットフォーム上で、研究者、獲得した研究助成、研究成果というそれぞれの情報を関連づけるためにORCIDのIDが使えるかどうかを試しているところです。また、英国の助成機関であるウェルカム・トラストのLiz Allen氏によると、ウェルカム・トラストでは現在ORCIDのIDを助成金の申請プロセスで使用することを検討しており(助成機関が助成を行った研究を追跡し、助成の効果を調査するのに役立つ)、NIHはそこに協力する予定ということです。

NIH testing ORCID iDs in the ScienCV platform(ORCID 2013/1/16付けブログ記事)
http://about.orcid.org/blog/2013/01/16/nih-testing-orcid-ids-sciencv-platform

Federal-Wide Researcher Profile Project
http://rbm.nih.gov/profile_project.htm

ユネスコ、デジタル化と長期保存に関するバンクーバー宣言を発表

ユネスコ(UNESCO)が、2013年1月16日に、アナログ資料のデジタル化と長期保存に関する「バンクーバー宣言(UNESCO/UBC Vancouver Declaration)」を発表しました。2012年9月にユネスコがカナダ・バンクーバーで開催した国際会議で採択され、その後意見が募集されていたものです。宣言文書では、同会議で合意が得られた点および、ユネスコ、ユネスコ加盟国、文化遺産関連機関、民間セクターといった各ステークホルダーに対する提言が示されています。

UNESCO/UBC Vancouver Declaration(PDF:5ページ)
http://www.unesco.org/new/fileadmin/MULTIMEDIA/HQ/CI/CI/pdf/mow/unesco_ubc_vancouver_declaration_en.pdf

UNESCO releases Vancouver Declaration on Digitization and Preservation | United Nations Educational, Scientific and Cultural Organization(UNESCO 2013/1/16付けニュース)

河北新報社、東日本大震災関連の新聞記事・写真を閲覧できる「河北新報震災アーカイブ」の暫定運用を開始

宮城県仙台市の河北新報社が、2013年1月17日、東日本大震災に関する新聞記事や写真などを閲覧できるウェブサイト「河北新報震災アーカイブ」の暫定運用を開始しました。総務省の東日本大震災アーカイブ構築・運用実証調査事業の一プロジェクトとして、東北大学「みちのく震録伝」などの協力を得て開発されたものです。本格運用は3月開始の予定です。

現時点での登載コンテンツは、新聞記事見出し約3万件、記事画像と報道写真(紙面未掲載のもの含む)約100件、市民提供の写真約1万枚です。記事と写真はキーワード、期間、場所によって検索できるほか、地図(Google EarthやGoogle Map)から探すことも可能になっています。新聞記事の詳細を見たい場合には、同社の有料データベースを利用するようになっています。また、一般からの写真や動画の投稿も受け付けられる予定です。

河北新報震災アーカイブ
http://kahoku-archive.shinrokuden.irides.tohoku.ac.jp/kahokuweb/

震災アーカイブ運用開始 写真・記事容易に検索 河北新報社(河北新報 2013/1/18付け記事)
http://www.kahoku.co.jp/news/2013/01/20130118t15010.htm