アーカイブ - 2013年 1月 16日

米OverDrive社が電子書籍サービスの2012年統計を公表 登載コンテンツは100万タイトルに、利用も増加傾向を示す

図書館向けの電子書籍サービスを提供している米国のOverDrive社が、2012年のサービス統計からいくつかの事象を紹介しています。

・登録ユーザによる訪問回数は1億9,200万回(セッション)で、2011年より93%増加した
・ページビューは27億回で、2011年より65%増加した
・2012年9月に試し読み機能を導入してから、その利用回数は500%以上増加した
・発見の回数は60%以上増加し、2012年12月における表紙画像の表示回数は10億回以上だった
・2012年に30万タイトルを追加し、現在は総計で100万タイトルの電子書籍、オーディオブック、音楽、映像を登載している
・モバイルからのアクセスが増加し全体の47%に達した
・アプリ(OverDrive Media Console)のダウンロード数は1,600万回だった
・貸出回数は7,000万回だった

同社のサービスは現在22,000館で導入されているということです。

OverDrive – Public Libraries Power eBook Discovery to New Heights in 2012(OverDrive 2013/1/15付けニュース)

【イベント】日本専門家ワークショップ2013 シンポジウム「なぜ今、海外日本研究支援か?」(2/20・東京)

2013年2月20日、国立国会図書館(NDL)東京本館において、日本専門家ワークショップ2013 シンポジウム「なぜ今、海外日本研究支援か?」が開催されます。NDLと国際文化会館の共催によるものです。印刷博物館館長の樺山紘一氏による基調講演「なぜ今、海外日本研究支援か?」(仮題)に続き、日本専門家ワークショップの成果紹介や、海外日本研究支援の現状についての報告などのほか、座談会「海外日本研究支援は今後どうあるべきか」が行われます。参加申込が2月18日まで受け付けられています(定員300名)。

日本専門家ワークショップ2013 シンポジウム「なぜ今、海外日本研究支援か?」(国立国会図書館)
http://www.ndl.go.jp/jp/event/events/jsw2013.html

参考:
日本専門家ワークショップ2012「現代日本の文化・社会へのアクセス」の講義資料が公開
http://current.ndl.go.jp/node/20569

米国大学教授協会、大学図書館員の“教員待遇”に関する共同声明の改訂版を作成

米国大学教授協会(American Association of University Professors:AAUP)が、大学・研究図書館協会(ACRL)と協同で作成した“Joint Statement on Faculty Status of College and University Librarians”という声明の改訂版(2013年1月付け)を公表しました。同声明は、大学図書館員の「教員待遇(faculty status)」を訴えるもので、その旧版は1973年に発表されています。今回の改訂版では、図書館員の教育や情報アクセスにおける役割のほか、大学のガバナンスやアウトリーチに果たす役割についての文言も加えられており、改めて、大学図書館員にとって学問の自由とテニュアが必要であることが確認されているようです。

Joint Statement on Faculty Status of College and University Librarians(AAUP)
http://www.aaup.org/report/joint-statement-faculty-status-college-and-university-librarians

Revised Statement on Librarians(AAUP 2013/1/10付けニュース)

5種類のデータベースの検索結果をブラインドテストで比較評価(文献紹介)

オープンアクセス誌Code4Lib Journalの第19号が2013年1月15日付けで刊行されました。13本の記事が掲載されています。

そのひとつに、米国のジョンズ・ホプキンス大学図書館のJonathan Rochkind氏による“A Comparison of Article Search APIs via Blinded Experiment and Developer Review”があります。いくつかのディスカバリサービス/データベースを対象に、ブラインドテストによってユーザによる検索結果の評価実験を行った結果が報告されています。ここでは、EBSCO Discovery Service(EBSCO)、EBSCOhost(EBSCO)、Primo(Ex Libris)、Summon(Serials Solutions)、Scopus(Elsevier)の5製品が対象となっています。テストのためにこれらの製品の検索APIが活用されており、開発したコードはオープンソースで公開されています(bento_search、bento_battleの2種)。

また、文末の付録では、各APIの特筆すべき点や問題点などをレビューしています。

クリントン米国務長官、LC所蔵のアフガニスタンに関するデジタル化資料コレクションを同国に寄贈

2013年1月10日、クリントン米国務長官は、米国議会図書館(LC)の所蔵資料のうちアフガニスタンに関する資料について、そのデジタル化資料をアフガニスタンの図書館や文書館に対して寄贈したと発表しました。これは、国務省において開催されたアフガニスタンのハーミド・カルザイ大統領との式典において発表されたものです。寄贈された資料は、Carnegie Corporation of New Yorkの200万ドルの助成とWorld Digital Libraryの支援を受けてデジタル化されたものです。また、LCはそれらの資料について、今後World Digital Libraryにも登載する予定であるとしています。

Afghan President Hamid Karzai Receives Digitized Cultural Treasures in State Department Ceremony (Library of Congress 2013/1/10付けの記事)
http://www.loc.gov/today/pr/2013/13-009.html

コーネル大学鳥類学研究所マコーレー図書館、所蔵している鳴き声約15万点のデジタル化を完了

2013年1月15日、米国コーネル大学の鳥類学研究所Cornell Lab of Ornithologyのマコーレー図書館(Macaulay Library)が、所蔵している動物の鳴き声のデジタル化を完了しました。録音された鳴き声は1929年にまでさかのぼるものも含まれており、コレクションは約15万点、7,513時間10テラバイト以上にものぼるとのことです。なお、鳴き声は同館のウェブサイトで公開されています。

Macaulay Library
http://macaulaylibrary.org/

Amazing Wildlife Sounds For All Ears (Cornell University 2013/1/15付けの記事)
http://us2.campaign-archive1.com/?u=b35ddb671faf4a16c0ce32406&id=a0ee9fad74

A New Resource That ‘Sounds’ Amazing: “World’s Largest Natural Sound Archive Now Fully Digital and Online” (LJ INFOdocket 2013/1/15付けの記事)

【イベント】国際子ども図書館、 子どものためのおはなし会の体験会を開催-「お父さんお母さんのためのおはなし会」「図書館員のためのおはなし会」(1/26、1/31・東京)

国立国会図書館国際子ども図書館で、「子どものためのおはなし会」体験会として、「お父さんお母さんのためのおはなし会」と「図書館員のためのおはなし会」をそれぞれ、1月26日と、1月31日に開催します。

国際子ども図書館では、毎週土曜日と日曜日に「子どものためのおはなし会」を開催しています。通常子どものみが参加できるものですが、今回は体験会として、大人も参加できるものとなっています。「図書館員のためのおはなし会」では、参加者同士の情報交換も予定されています。

現在申込受付中となっています。

「子どものためのおはなし会」体験会(国際子ども図書館)
http://www.kodomo.go.jp/event/event/event2013-01.html

国際図書館連盟、“オープンアクセス賞”を創設

国際図書館連盟(IFLA)とBrill社が、人文学及び社会科学分野の学術論文のオープンアクセスを促進するイニシアチブを表彰するオープンアクセス賞(IFLA/Brill Open Access award)を創設したとのアナウンスメントを出しています。

応募の締切は2013年4月30日となっており、受賞者には賞金1,000ユーロやIFLA年次大会の参加費用等が授与されるとのことです。

Announcement: Call for submissions for the Brill/IFLA Open Access award(IFLA 2013/1/15)
http://www.ifla.org/news/call-for-submissions-for-the-brillifla-open-access-award

About Brill
http://www.brill.com/about

米国の大学・研究図書館協会(ACRL)、「学術図書館の動向と統計」の2011年版を刊行

米国の大学・研究図書館協会(ACRL)が、2011年版「学術図書館の動向と統計」(2011 Academic Library Trends and Statistic)を刊行しています。この資料では、主に、学術図書館のコレクション、支出額、スタッフ・サービス等の6項目について、計1,514機関のデータがまとめられているとのことです。

プレスリリースに記述されている概要情報によると、2010年に比べて、コレクションの構築への支出の割合がわずかながら増加しており、電子書籍への支出が劇的に増加しているとのことです。一方で、逐次刊行物への支出の割合が全体的には減少したようです。

New from ACRL: '2011 Academic Library Trends and Statistics'
http://www.ala.org/news/pr?id=12172

ALA store
http://www.alastore.ala.org/detail.aspx?ID=4209

広島工業大学附属図書館、3Dハイビジョンカメラの貸出を開始

2013年1月15日、広島工業大学附属図書館が3Dハイビジョンカメラの貸出を開始しました。館外貸出も可能とのことです。同館では、学内イベントの記念に、模型や建造物の記録に、クラブ活動でのフォームのチェックなどに役立てて欲しいとしています。

3Dハイビジョンカメラ貸出開始しました。 (広島工業大学附属図書館 2013/1/15付けブログ記事)
http://www.it-hiroshima.ac.jp/institution/library/blog/2013/01/15.html