アーカイブ - 2012年

12月 6日

日本学術会議、「「ひと」と「コミュニティ」の力を生かした復興まちづくりのプラットフォーム形成の緊急提言」を発表

日本学術会議が、2012年12月5日付けで、提言「「ひと」と「コミュニティ」の力を生かした復興まちづくりのプラットフォーム形成の緊急提言」を発表しました。現状と課題の整理の後に、次の2点が提言されています。

・提言1:地域コミュニティの持続的維持を、行政と住民の共同の責任で実現していく場としての「復興まちづくりプラットフォーム」の形成
・提言2:失われた自然と地域の人たちの関わりについての聴き取りによるアーカイヴの作成と復興計画への展開

提言「「ひと」と「コミュニティ」の力を生かした復興まちづくりのプラットフォーム形成の緊急提言」(PDF:5ページ)
http://www.scj.go.jp/ja/info/kohyo/pdf/kohyo-22-t166-1.pdf

日本学術会議
http://www.scj.go.jp/

Google検索の新技術「ナレッジグラフ」が日本でも提供開始

2012年5月にGoogleが発表した新技術「ナレッジグラフ」は、これまで英語版のGoogle検索のみに対して提供されていましたが、12月5日に、日本語を含む7か国版でも提供開始されることが発表されました。

ナレッジグラフは、“もの”とそれらの間の“つながり”から成るデータベースをもとに、ユーザに対して検索キーワードと関連する情報を提示するというものです。同機能によって、例えば「ルーヴル美術館」というキーワードで検索すると、検索結果画面の右側に、同館の開館情報や所蔵コレクションのサムネイル写真が表示されるようになるなどと説明されています。

ナレッジグラフ "モノ" を認識する検索エンジンに向けて(Google Japan Blog 2012/12/5付け記事)
http://googlejapan.blogspot.jp/2012/12/blog-post.html

Google、検索ワードの関連情報を表示する「ナレッジグラフ」を日本でも開始(INTERNET Watch 2012/12/6付け記事)
http://internet.watch.impress.co.jp/docs/news/20121205_577442.html

参考:
Google検索が新技術「ナレッジグラフ」でアップデート、セマンティック検索に向けた大きな一歩を踏み出す

文化庁月報No.531が改正著作権法特集

文化庁が『文化庁月報』No.531(2012年12月号)を刊行しました。特集「著作権法の一部を改正する法律について」として、以下の記事などを掲載しています。

・【解説】「著作権法の一部を改正する法律について」
・【寄稿】平成24年改正著作権法を振り返る
・【寄稿】国立国会図書館のデジタル化資料の図書館等への送信について
・【施策紹介】著作権分科会における審議状況について
・「視聴覚的実演に関する北京条約(仮称)」の採択について

文化庁月報平成24年12月号(No.531)
http://www.bunka.go.jp/publish/bunkachou_geppou/2012_12/index.html

参考:
E1303 - 2012年著作権法改正:図書館・公文書館の関係規定について
http://current.ndl.go.jp/e1303

文化庁、改正著作権法の「写り込み」等に係る規定についての解説ページを公開
http://current.ndl.go.jp/node/22343

10月1日、改正著作権法が一部施行
http://current.ndl.go.jp/node/21954

文化庁、「改正法Q&A」など2012年著作権法改正についての解説ページを公開

世界初の「闘牛電子図書館」が誕生(スペイン)

スペインのカスティーリャ・イ・レオン州が、世界初となる、闘牛をテーマとした電子図書館“Biblioteca Digital Taurina”を開設しました。自治州の文書館図書館に保存されている資料をデジタル化し、現在のところ、この電子図書館には、1652年から1930年までの900点以上の資料が登載されているとのことです。

Biblioteca Digital Taurina
http://bibliotecadigital.jcyl.es/bdtau/i18n/micrositios/inicio.cmd

Nace la primera Biblioteca Digital Taurina (La Razon 2012/12/5付けの記事)
http://www.larazon.es/noticia/7174-nace-la-primera-biblioteca-digital-taurina

Cultura implusa la primera biblioteca digital taurina del mundo (ABC.es 2012/12/5付けの記事)

米国教会図書館協会が54年の歴史に幕

米国教会図書館協会(National Church Library Association)が、会員数の減少や財政の悪化が原因で、2012年末をもって解散すると発表しています。同協会の季刊誌“Libraries Alive”2012年秋号では、解散を決断するに至った経緯とともに、協会会員向けに、会長のメッセージや今後の活動に役立つリソースリスト等が掲載されています。なお、Facebookで情報交換等の活動は続けられるようです。

Libraries Alive. 54(4), 2012. (PDF)
http://www.churchlibraries.org/Docs/LibAlive124Fall.pdf

National Church Library Association
http://www.churchlibraries.org/

Google、震災被災施設をストリートビュー技術で撮影した「震災遺構デジタルアーカイブプロジェクト」を公開

2012年12月6日、Googleが、震災遺構デジタルアーカイブプロジェクトを公開しました。これは、岩手県、福島県内の被災した施設外観および内部をストリートビューの技術を用いて撮影したパノラマ画像について、Googleマップと「未来へのキオク」で提供するものです。今回公開されたのは、既に発表済みの、岩手県大船渡市、釜石市、陸前高田市、福島県浪江町の4市町村が管理する施設に、陸前高田市内の岩手県立高田高等学校、岩手県立高田病院を追加した34件となっています。

震災遺構デジタルアーカイブプロジェクト (未来へのキオク)
http://www.miraikioku.com/streetview/building

震災遺構デジタルアーカイブプロジェクトを公開します (Google Japan Blog 2012/12/6付けの記事)
http://googlejapan.blogspot.jp/2012/12/blog-post_6.html

放射線医学総合研究所、同研究所の知見をまとめた「知のアーカイブ」と、放射線影響研究の指針ともなる報告書を公開

2012年11月29日、放射線医学総合研究所は、同研究所の過去の研究から得られた知見をデータベースとしてまとめた「知のアーカイブ」と、今後の放射線影響研究の指針ともなり得る「低線量・低線量率放射線影響研究分野における研究推進方策」について、それぞれホームページ上に公開しました。

「知のアーカイブ」は、東京電力福島第一原子力発電所事故を受けて、同研究所の過去の研究成果から、環境放射能とそれによる被ばくの問題を理解する際に参考になる情報を選別してとりまとめたものです。内容的には専門家向けですが、一般利用者を想定して分かりやすさと正確さを心がけた解説文が付けられているとのことです。

「低線量・低線量率放射線影響研究分野における研究推進方策」は、福島原発事故を経験した日本の新たな研究推進政策の提言のために、同研究所が外部有識者による委員会を設置し、重点研究課題及びそれを解決するための枠組みについて検討した結果を報告書としてまとめたものとのことです。

なお、今回のアーカイブと報告書の公開にあわせて、同研究所の既刊の不定期刊行物を電子化し、機関リポジトリで公開したとのことです。

知のアーカイブ
http://www.nirs.go.jp/db/chi/index.html

低線量・低線量率放射線影響研究分野における研究推進方策 (PDF)

ユネスコ、"Freedome of Expression Toolkit"を公開

UNESCOが、表現の自由に関する高校生向け資料集"Freedome of expression toolkit: a guide for students"のオンライン版を公開しています。表現の自由とは何か、なぜ重要か、どのようなときに表現の自由は危機にさらされるのかなどの情報がまとめられた80ページほどの資料集となっています。

Freedom of Expression Toolkit
http://www.unesco.org/new/en/communication-and-information/resources/publications-and-communication-materials/publications/full-list/freedom-of-expression-toolkit/

【イベント】「東日本大震災アーカイブシンポジウム」-過去と現在の記憶・記録を未来へ伝えるために-(1/11・仙台)

東北大学災害科学国際研究所、東北大学附属図書館等が、「過去と現在の記憶・記録を未来へ伝えるために」をテーマとして、東日本大震災アーカイブシンポジウムを開催します。震災アーカイブプロジェクトの取り組みや課題を共有し、震災アーカイブをどのように活用していくか、どのように未来に伝えていくかについて議論を行うとのことです。プログラムには、阪神淡路大震災に関する取り組みと、東日本大震災に関する取り組みの紹介が予定されています。

開催日は2013年1月11日、場所は仙台国際センターとなっています。

「東日本大震災アーカイブシンポジウム」-過去と現在の記憶・記録を未来へ伝えるために-(みちのく震録伝東北大学アーカイブプロジェクト 2012/12/4掲載)
http://shinrokuden.irides.tohoku.ac.jp/symposium/sympo20130111

12月 5日

古典作品をQRコードで提供する“Books2Barcodes”

2012年11月28日付けのCatalogablogが、“Books2Barcodes”というプロジェクトを紹介しています。このプロジェクトは、古典作品のテキストをQRコードで提供しているもので、現在のところ、ルイス・キャロルの『不思議の国のアリス』等12作品が用意されています。利用者は1コードあたり800字が入っているQRコードを読み取ることで、作品を読み進めることができるとのことです。

Books2Barcodes
http://wonder-tonic.com/books2barcodes/index.php

QR Code Books (Catalogablog 2012/11/28付けの記事)
http://catalogablog.blogspot.jp/2012/11/qr-code-books.html

全米視覚障害者連合、米アマゾンの“Whispercast”の導入の動きに関し抗議

全米視覚障害者連合(NFB)が、Amazon.comがWhispercastを導入し、学校(K-12)へのKindleのコンテンツの普及を進めていることについて、抗議の意を表明しています。

Whispercastは学校側がKindleコンテンツを生徒が持ち込んだデバイスにも配信できるものですが、それらのデバイス(PCやiPadなど)に視覚障害者が利用できるよう読み上げ機能などがあっても、Kindleコンテンツはそれらのデバイス上の読み上げ機能に対応していないため視覚障害者には利用可能できない、などの点が、抗議の理由として指摘がされています。

iPad上に配信されたKindleコンテンツを利用できないことを説明する動画が、あわせて掲載されています。

National Federation of the Blind Condemns Amazon’s Push to Put Kindle E-books in Schools - Blind Americans Will Protest at Amazon Headquarters(NFB 2012/12/4)
https://nfb.org/national-federation-blind-condemns-amazon%E2%80%99s-push-put-kindle-e-books-schools

クリエイティブコモンズライセンス発表から10年、世界中で記念イベントが開かれる

2002年12月16日にクリエイティブ・コモンズ(Creative Commons)がそのライセンスのバージョン1.0を発表してから、今月で10周年を迎えます。クリエイティブ・コモンズは2001年に米国で設立され、2003年6月には日本でもクリエイティブ・コモンズ・ジャパンが発足しています。2012年12月には、10周年を記念して、世界中で様々なイベントが開かれ、日本でも、12月22日に東京・六本木でアニバーサリーイベントが開催されるということです。

Creative Commons
http://creativecommons.org/

History - Creative Commons
http://creativecommons.org/about/history

CC10 - CC Wiki
http://wiki.creativecommons.org/CC10

クリエイティブ・コモンズ・ジャパン
http://creativecommons.jp/

CC 10th Anniversary Party!!(クリエイティブ・コモンズ・ジャパン 2012/12/5付けブログ記事)
http://creativecommons.jp/weblog/2012/12/4802/

ノースカロライナ州公文書館、ソーシャルメディアのアーカイブシステム(ベータ版)を公開

ノースカロライナ州公文書館(the State Archives of North Carolina)が、TwitterやFacebookなどのソーシャルメディアのコンテンツをアーカイブするシステム(ベータ版)を公開しています。このシステムは、同州ダーラムをベースとするArchiveSocialが開発したものです。現在は、ベータ版として、同州の政府機関の管理するソーシャルメディアのレコードがアーカイブされており、その件数は5万5000件ほどとのことです。

検索にはファセット方式が用いられており、アカウント別、メディア別、コンテンツ種別に絞り込むことができるようになっています。

Social Media Archive BETA is live!(North Carolina Records Management Blog 2012/12/4)
https://ncrecords.wordpress.com/2012/12/04/social-media-archive-beta-is-live/

State of North Carolina - Social Media Archive
http://nc.gov.archivesocial.com/

キーワードを"library"とした検索結果

札幌市中央図書館、地元出版社との共同による電子書籍作成講座の特設サイトを開設 第1回目講座のレポートも公開

2012年12月5日、札幌市中央図書館は、地元出版社と共同で開催している電子書籍作成講座の特設サイトを開設しました。現在のところ、この特設サイトでは、11月17日に開催された第1回目講座のレポートが公開されています。

電子書籍作成講座特設サイト (札幌市の図書館)
http://www.city.sapporo.jp/toshokan/elib/sakusei_20121106.html

参考:
札幌市中央図書館、地元出版社と共同で電子書籍作成講座を実施へ
http://current.ndl.go.jp/node/21956

名古屋大学法情報研究センター、自治体向けに立法支援のための条例データベースを無償公開

2012年10月29日、名古屋大学大学院法学研究科附属法情報研究センターが、全国の自治体に向けて、条例づくり支援のための条例データベースを無償で公開しました。

同大学のプレスリリースによると、この条例データベースの特徴は、元々分散している全国の自治体の例規を集められる限り集めて再整理し、それらを自治体横断的に検索することができるようにした点が挙げられるとのことです。また、最も特徴的な機能としては、例規比較表を自動的に作成してくれる機能が提供されていることであるとして、これは条例データベースというよりも、条例づくりの支援システムだと紹介されています。

eLen (エレン:e-Legislation Environment)
http://elensv.law.nagoya-u.ac.jp/project/elen/

名古屋大学法情報研究センターのニュース
http://jalii.law.nagoya-u.ac.jp/janews

OCLCと英国図書館関係団体、公共図書館のリソースと情報を提供するサイト“Bookmark Your Library”を図書館員向けに公開

2012年12月3日、OCLCが、英国の図書館関係団体である、英国図書館長協会(Society of Chief Librarians)、イングランド芸術評議会(Arts Council England)、The Reading Agency等と協同で作成したウェブサイト“Bookmark Your Library”を公開しました。

“Bookmark Your Library”は、英国の公共図書館のリソースやサービスの利用促進と可視化を目的としたものです。利用者はこのウェブサイトでデジタルレファレンスサービスを利用できたり、地域の図書館でのイベント情報の入手や利用者登録等ができるようです。

今回の公開は図書館員向けに行われたもので、OCLCではウェブサイトに関する意見等を求めています。2013年にも正式公開となるようです。

Bookmark Your Library
http://www.bookmarkyourlibrary.org.uk/

第14回図書館総合展ポスターセッション受賞者が発表される

2012年11月20日から22日にかけてパシフィコ横浜で開催された、第14回図書館総合展のポスターセッションの受賞者が発表されました。

最優秀賞は、掲示板号51 - 神戸学院大学図書館「図書館留学;教職協働の学習支援への取り組み ~語学力の向上に向けて」です。

優秀賞は、掲示番号61 - kumori(渡辺ゆきの)「MLAKくんの活動報告」と、掲示番号79 - 青山学院大学図書館・女子短期大学図書館「『情報の探索と表現』コンテスト」プロジェクトとなっています。

第14回図書館総合展ポスターセッションの受賞者が決定 (第14回図書館総合展 2012/12/5付けの記事)
http://2012.libraryfair.jp/node/1268

12月 4日

ニュージーランド国立図書館ウェリントン館、3年間の改修を経て再開館

2012年11月27日、ニュージーランド国立図書館ウェリントン館が、3年間の改修工事を経て、再開館しました。

1階に新たにつくられたTe Ahumairangiは、机を少なくした開放的な空間となっており、Wifi環境を提供して利用者はPCやプリンタ、スキャナ等が利用できるようになっています。また、デジタル化資料の検索等ができるLifelinesという大きなタッチパネルを備えていたり、Big Dataという展示やセミナーのための空間も用意されています。

また再開館にあわせて、同館のウェブサイトも新しくなり、資料検索がより快適になったとのことです。

A stroll through Te Ahumairangi (National Library of New Zealand 2012/11/22付けの記事)
http://natlib.govt.nz/blog/posts/a-stroll-through-te-ahumairangi

The thrill of the new (National Library of New Zealand 2012/11/26付けの記事)
http://natlib.govt.nz/blog/posts/the-thrill-of-the-new

科学技術振興機構、『情報管理』2012年12月号からHTML版も提供開始

科学技術振興機構(JST)は、刊行している『情報管理』について、2012年12月号(vol. 55, no. 9)からXML出版を開始し、これまでのPDF版に加えてHTMLでも全文を提供しています。

『情報管理』
https://www.jstage.jst.go.jp/browse/johokanri/-char/ja/

科学技術情報流通促進事業
http://sti.jst.go.jp/

CDNLAOニュースレター、最新号の特集は“教育と研修”-国立国会図書館の遠隔研修などを紹介

国立国会図書館が編集するCDNLAO(アジア・オセアニア国立図書館長会議)の英文ニュースレター“CDNLAO Newsletter”の第75号が公開されています。今回の特集は、図書館の関わる“教育と研修”であり、国立国会図書館の遠隔研修について、コンテン ツの概要や研修生の反応などが紹介されています。また、韓国国立図書館が韓国軍キャンプ図書館(Military Camp Library)や刑務所図書館に対し研修プログラムを提供していることのほか、中国、ラオス、マレーシアの取組みが紹介されています。

CDNLAO Newsletter No.75, November 2012
Special topic: Education and Training
http://www.ndl.go.jp/en/cdnlao/newsletter/075/75ind.html

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