アーカイブ - 2012年

12月 12日

日本脚本アーカイブズ推進コンソーシアム、「市川森一アーカイブ」を公開

2012年12月10日、日本脚本アーカイブズ推進コンソーシアムが、故・市川森一氏1周忌にあわせ、「市川森一アーカイブ」を公開しました。このアーカイブは、市川森一氏の脚本や氏の足跡、関係者へのインタビューで構成されています。なお、一部については2013年3月31日までの期間限定公開となっています。

市川森一アーカイブ
http://nkac-ichikawa.jp/

日本脚本アーカイブズ推進コンソーシアム
http://www.nkac.jp/

福岡市が政令指定都市として初となる「LINE」公式アカウントを開設、芝浦工業大は「LINE@」を

2012年12月11日、福岡市がNHN Japan株式会社の運営するスマートフォンアプリ「LINE(ライン)」に公式アカウント(@fukuokacity)を開設しました。政令指定都市としては初とのことで、LINEを通じて、市政情報や市の魅力に関する情報の発信を行うようです。

また、同日、芝浦工業大学が「LINE@」のローカルアカウントを取得したと発表しており、今後広報活動に利用していくとしています。

LINE(ライン)への「福岡市」公式アカウント開設について (福岡市 2012/12/11付けのプレスリリース)
http://www.city.fukuoka.lg.jp/data/open/cnt/3/36314/1/LINE.pdf

芝浦工業大学公式「LINE@」アカウントを取得~話題のサービスLINEでの情報発信を行います~ (芝浦工業大学 2012/12/11付けの記事)
http://www.shibaura-it.ac.jp/press_release/detail/id/2733/year/0/

参考:
首相官邸、行政機関初となるLINE公式アカウントを開設
http://current.ndl.go.jp/node/22011

福岡市がPinterestに公式アカウントを開設、日本の自治体では初

英国の歴史学関係雑誌21誌が政府OA方針に対して異議

2012年12月10日、英国の“Past & Present”や“English Historical Review”等、歴史学関係雑誌21誌が連名で、フィンチレポートに基づく学術論文のオープンアクセス化を進める政府の見解に対し、その一部について異議を唱える声明を発表しました。

声明では、21誌の立場として
(1)投稿料モデルによるオープンアクセス(OA)化、いわゆるゴールドOAを認める。
(2)エンバーゴの経過後にOAとする、いわゆるグリーンOAについても認める。ただし、エンバーゴは36か月とする。
(3)掲載決定の判断は、著者がOAのための費用を支払うことができるか否かに関わらず行われるものとする。すなわち、論文の質だけが掲載基準とする。
(4)グリーンOAにせよゴールドOAにせよ、OA化のライセンスは“CC BY-NC-ND(表示-非営利-改変禁止)”とする。

このうち特に(4)に関し、政府はパブリックドメイン化(“CC-BY(表示)”)を求めていますが、21誌はその方針が著者の知的財産権の重大な侵害であり、著者に対して権利の放棄を求めることはできない、とコメントしています。

IFLA、TPP交渉に懸念を示すインターネット協会らの共同声明に署名

インターネット協会(Internet Society:ISOC)らが、環太平洋戦略的経済連携(TPP)協定に関する交渉の透明性および包括性に関する懸念を示す共同声明を発表しました。国際図書館連盟(IFLA)を含めた以下の団体等が署名を行っています。なお、IFLAは2012年7月に交渉に参加する各国の図書館関連団体と合同で声明を発表していました。

・The Internet Society (ISOC)
・Electronic Frontier Foundation (EFF)
・InternetNZ
・Knowledge Ecology International (KEI)
・Open Media
・Global Voices Advocacy
・The International Federation of Library Associations and Institutions (IFLA)

To the negotiating nations of the Trans-Pacific Partnership (TPP) Agreement(Internet Society)

欧州地中海諸国のオープンアクセスの現況を知ることのできるウェブサイト“Open Access Tracker”が公開

欧州のオープンアクセス推進プログラムMedOANetが、地中海諸国のオープンアクセスの現況についての情報提供サイト“Open Access Tracker”を立ち上げました。MedOANetは、欧州連合(EU)の第7次研究開発枠組み計画(FP7)による助成を受けた2か年のプログラムです。

このサイトでは、ギリシア、トルコ、イタリア、フランス、スペイン、ポルトガルの6か国における、オープンアクセスジャーナル、リポジトリ、出版社の著作権、研究機関や助成機関のオープンアクセス方針が一覧できるようになっています。そのデータソースには、DOAJ、SHERPA/RoMEO、SHERPA/Juliet、OpenDOAR、ROARMAPなどが挙げられています。

Open Access Tracker Information
http://www.medoanet.eu/open-access-tracker-information

Mediterranean Open Access Network | Medoanet
http://www.medoanet.eu/

Release of the MedOANet Open Access Tracker(LIBER 2012/12/11付けニュース)

BioMed Central社、EPUBフォーマットによる電子ジャーナルに着手

オープンアクセス出版社のBioMed Centralが、EPUBフォーマットによる電子ジャーナルの出版に着手しました。まずは、Journal of Neuroinflammation誌に掲載されたいくつかの論文のEPUBファイルが公開されています。

例)Immunoglobulin G (IgG) attenuates neuroinflammation and improves neurobehavioral recovery after cervical spinal cord injury
http://www.jneuroinflammation.com/content/9/1/224

国立国会図書館関西館10周年記念展示「関西の図書館100年、関西館の10年」の図録が公開

国立国会図書館関西館の開館10周年を記念して2012年10月に開催されていた展示「関西の図書館100年、関西館の10年」の展示図録が公開されました。

展示図録・高解像度版(PDF:11.7MB)
http://www.ndl.go.jp/jp/event/exhibitions/10years.pdf

展示図録・低解像度版(PDF:1.26MB)
http://www.ndl.go.jp/jp/event/exhibitions/10years_light.pdf

参考:
E1343 - 記念展示会「関西の図書館100年,関西館の10年」を企画して
http://current.ndl.go.jp/e1343

12月 11日

米ITHAKA S+R、今日の歴史研究者のニーズと彼らへの研究支援の在り方をテーマとしたレポートを公表

米国の非営利団体ITHAKA S+Rが、2012年12月7日付けで、“Supporting the Changing Research Practices of Historians”と題したレポートを公表しました。今日の研究者のニーズを明らかにし、彼らに対する研究支援の在り方について方向性を示すという主旨の一連のレポートの第一弾で、今回は歴史研究者が対象になっています。

Supporting the Changing Research Practices of Historians(Ithaka S+R)
http://www.sr.ithaka.org/research-publications/supporting-changing-research-practices-historians

Understanding Historians Today — New Ithaka S+R Report(Ithaka S+R 2012/12/10付けニュース)
http://www.sr.ithaka.org/news/understanding-historians-today-%E2%80%94-new-ithaka-sr-report

参考:

米パデュー大学図書館、研究データセットのプロファイルを掲載する“Data Curation Profiles Directory”を創刊

米国のパデュー大学図書館が“Data Curation Profiles Directory”というオープンアクセスジャーナルの出版を開始しました。ここで、“Data Curation Profiles(DCP)”とは、研究データセットについて詳細に記述した文章を指すようです。そして、Data Curation Profiles Directoryは、DCPの出版を支援するもので、DCPに対するDOIの付与、DCPのメタデータのディスカバリサービス等への提供、CLOCKSSやPorticoを利用した長期保存、といったサービスを行うということです。現在、2009年のVol.1から2012年のVol.4までが公開されています。

Data Curation Profiles Directory
http://docs.lib.purdue.edu/dcp/

About | Data Curation Profiles Directory(サービス内容について触れています)
http://docs.lib.purdue.edu/dcp/about.html

Data Curation Profiles
http://datacurationprofiles.org/

『カレントアウェアネス-E』を電子書籍(EPUB)に変換するツール

ウェブサイト“library labs”で、メールマガジン『カレントアウェアネス-E』を電子書籍フォーマットのEPUBに変換するツール(ブックマークレット)が公開されています。

その他にも同サイトの運営者は、最近、音声によってCiNiiを検索する“Cat Search”や、様々な検索支援機能を導入してCiNii Articlesを検索する“ANii”といったサービスも開発されているようです。

カレントアウェアネス-EをEPUBに変換して電子書籍で読む(library labs)
http://library-labs.tumblr.com/post/37653059282/ca-epub

音声でCiNIi(論文・本・雑誌)を検索する(library labs)
http://library-labs.tumblr.com/post/37564147114/cat-search

全史料協調査・研究委員会、アーカイブス関係雑誌の新着記事をツイートするアカウント“@archivearticles”を作成

2012年12月10日、全国歴史資料保存利用機関連絡協議会(全史料協)の調査・研究委員会が、アーカイブス関係雑誌の新着記事をツイートするTwitterアカウント“@archivearticles”を作成したと発表しています。データソースとして国立情報学研究所の提供するCiNii Articlesを利用しているとのことです。

なお、このアカウントは、11月27日に公開された、図書館関係和雑誌の新着記事をお知らせするTwitterアカウント“@libraryarticles”に触発されて、作成されたものとのことです。

@archivearticles (Twitter)
https://twitter.com/archivearticles

twilog
http://twilog.org/archivearticles

ニュージーランド地震での女性の体験談を集めたオーラルヒストリーアーカイブ、“QuakeStudies”で公開

2012年12月3日、カンタベリー大学によるニュージーランド地震のデジタルアーカイブ“QuakeStudies”で、地震のさなか、そしてその後の女性の体験談を収録したオーラルヒストリーアーカイブの提供が開始されました。

このオーラルヒストリーアーカイブプロジェクト“Women's Voices: Recording women's experiences of the Canterbury earthquakes”は、ニュージーランド女性協議会クライストチャーチ支部とカンタベリー大学との共同によるものです。プロジェクトでは、30人以上のボランティアが、クライストチャーチ在住の女性100人にインタビューしたとのことで、“QuakeStudies”では、その音声データとテキストが提供されています。

Women's Voices: Recording women's experiences of the Canterbury earthquakes (Quakesgtudies)
https://quakestudies.canterbury.ac.nz/store/collection/228

フォルジャー・シェイクスピア・ライブラリー、シェイクスピアのテキストを提供する“Folger Digital Texts”を公開

2012年12月6日、米国ワシントンD.C.にあるフォルジャー・シェイクスピア・ライブラリー(Folger Shakespeare Library)が、“Folger Digital Texts ”を公開しました。現在のところ、同館の編纂した『ハムレット』や『マクベス』等、シェイクスピアの戯曲12編のテキストが公開されており、また、TEIに従ってエンコーディングされたそれらテキストも、非商用利用であれば、フリーダウンロードが可能となっています。今後2013年にかけて、シェイクスピアの全作品を追加公開していく予定とのことです。

Folger Digital Texts
http://www.folgerdigitaltexts.org/

ニュージーランド国立図書館の電子図書館ポータル、Europeanaにある同国に関するコンテンツの提供を開始

2012年12月3日、ニュージーランド国立図書館の電子図書館ポータル“Digital NZ”が、EuropeanaのAPIを利用して、Europeanaに登録されているニュージーランドに関する電子コンテンツの提供を開始したと発表しています。

Digital NZ (Digital NZで提供されているEuropeanaのコンテンツ一覧)
http://digitalnz.org.nz/user_sets/50c50c31fb002c10df000083

Europeana joins DigitalNZ (DNZ Blog 2012/12/3付けの記事)
http://digitalnz.org.nz/blog/posts/europeana-joins-digitalnz

東北大学附属図書館、留学生による図書館利用・学習相談サービス「留学生コンシェルジュ」を開始

2012年12月10日、東北大学附属図書館が、留学生による図書館利用・学習相談サービス「留学生コンシェルジュ」を開始しました。日本語、英語、中国語、ロシア語等で留学生向けにレファレンスサービスを提供するもののようです。

留学生による図書館利用・学習相談サービス「留学生コンシェルジュ」が始まりました。 (東北大学附属図書館 2012/12/10付けの記事)
http://tul.library.tohoku.ac.jp/modules/bulletin/index.php?page=article&storyid=535

12月 10日

バーチャル国際典拠ファイル(VIAF)とWikipediaの間に25万件の相互リンクが作成

2012年12月7日、OCLC Researchが、バーチャル国際典拠ファイル(VIAF)とWikipediaの間に25万件の相互リンクを作成したことを発表しました。これらのリンクは、VIAFbotと名付けられたプログラムによって機械的に作成したということです。

VIAFbot Edits 250,000 Wikipedia Articles to Reciprocate All Links from VIAF into Wikipedia(OCLC 2012/12/7付けニュース)
http://www.oclc.org/research/news/2012/12-07a.html

参考:
国立国会図書館、バーチャル国際典拠ファイル(VIAF)へ参加
http://current.ndl.go.jp/node/22359

単なる“金もうけ”の疑いのあるオープンアクセス出版社のリスト(2013年版)

米コロラド大学デンバー校図書館のJeffrey Beall氏が、2012年12月4日付けの自身のブログ“Scholarly Open Access”で、“Beall’s List of Predatory Publishers”というリストの2013年版を公開しました。

このリストは、著者の支払う論文投稿料(APC)の“搾取(predatory)”を目的としているとBeall氏が判断した出版社を紹介するもので、研究者らに対してこれらと関わらないよう推奨しています。リストの前半は疑わしいオープンアクセス出版社、後半はどこのプラットフォームでも出版されてないという疑わしいジャーナルのリストです。リストへの掲載基準も併せて公開されています。

なお、2011年12月に公表されたリストでは24社が挙げられていましたが、今回は244社が“predatory”とされています。

Beall’s List of Predatory Publishers 2013(Scholarly Open Access 2012/12/4付け記事)
http://scholarlyoa.com/2012/12/06/bealls-list-of-predatory-publishers-2013/

国立国会図書館、2013年7月開始のオンライン資料制度収集に関する説明会を実施

国立国会図書館が、2013年1月30日および4月17日に、オンライン資料制度収集に関する説明会を開催します。会場は東京本館及び関西館(TV中継)です。

この制度収集は、2013年7月1日から開始されるもので、民間で出版されたオンライン資料(電子書籍、電子雑誌等)を国立国会図書館に納入することが義務付けられるという内容です。当面は、オンライン資料のうち、無料かつDRM(技術的制限手段)のないものが納入の対象となります。収集についての詳しい情報がウェブサイトに掲載されています。

オンライン資料制度収集説明会開催のお知らせ(国立国会図書館)
http://www.ndl.go.jp/jp/event/events/online_seminar.html

オンライン資料の収集(国立国会図書館)
http://www.ndl.go.jp/jp/aboutus/online_data.html

国立国語研究所、形態素解析辞書「近代文語UniDic ver.1.3」及び「中古和文UniDicver.1.3」を公開

国立国語研究所が、2012年12月10日に、形態素解析辞書「近代文語UniDic ver.1.3」及び「中古和文UniDicver.1.3」を公開しました。これらは、現代語版のUniDicをベースに作成された、近代文語文や仮名文学を解析できるようにした形態素解析辞書ということです。

UniDic
http://www2.ninjal.ac.jp/lrc/index.php?UniDic

国立国語研究所(2012/12/10付けニュースに「形態素解析辞書「近代文語UniDic ver.1.3」及び「中古和文UniDicver.1.3」を公開しました。」とあります。)
http://www.ninjal.ac.jp/

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