米国のカーネギー美術館の19世紀後半-20世紀前半の記録がデジタル化され公開されています。スミソニアン協会のArchives of American Artが行っていた、同館の記録の整理作業が完了したのに合わせて、その一部が公開されているということのようです。展覧会に際してのアーティストやギャラリーとのやりとりの手紙等が含まれているようです。
国際ISBN機関(International ISBN Agency)が、2012年1月10日付けで、2011年12月に電子書籍へのISBN付与の方針についての文書を公表した米国の書籍産業研究グループ(BISG:Book Industry Study Group)の取組みを歓迎するという内容の文書を公表しています。文書の中では、異なる種類のDRM(デジタル著作権管理)が設定された場合は別々のISBN付与が必要である、等の例も紹介されています。
2012年1月11日、英国研究図書館コンソーシアム(RLUK)と英国国立・大学図書館協会(SCONUL)が、オープンアクセスが研究者や大学、社会に対して与える影響について解説したレポート“Open Access: Impact for Researchers, Universities and Society”を公開したようです。執筆者は、オープンアクセスの推進者として著名なAlma Swan氏のようです。
2012年1月4日、米国国立公文書館(NARA)が、家系や系図の調査方法について解説する“Know Your Records”プログラムのワークショップ動画をYouTubeに公開したようです。公開された動画は5本で、センサスや移民記録、兵役の記録等、系図調査において重要なポイントを取り上げているとのことです。
スペインの公共図書館の予算削減による、閉館や人員整理、開館時間の短縮等をGoogleマップ上に表した「図書館員削減マップ」(Mapa de recortes bibliotecarios)が、No al préstamo de pago en bibliotecasというウェブサイトに掲載されています。なお、No al préstamo de pago en bibliotecasは、公共図書館における貸出有料に反対を唱える団体のウェブサイトのようです。
米国のペンシルバニア州のMemorial Library of Nazareth and Vicinityで、2012年1月9日から14日まで“Food for Fines Week”が実施されているようです。これは、通常同館では図書の延滞者に対して1ドルの罰金が科せられるところを、代わりに缶詰等の食品を納めることで免除するというもののようです。納められた食品はナザレ地区フードバンクに送られるようです。図書館側は、特にピーナッツバター、肉や魚の缶詰等を求めているようです。