アーカイブ - 2012年

1月 17日

2011年の図書館業界10大ニュースをまとめた3分間の動画(米国)

米国図書館協会(ALA)が2011年の図書館業界の10大ニュースを振り返る“Top 10 Library Stories of 2011”という約3分間の動画を公開しています。動画で取り上げられている話題は、HarperCollins社が電子書籍の貸出回数に上限を設けた問題、オキュパイ運動の中の図書館、東日本大震災等の自然災害、YOUmediaやハッカースペース等の新しい試みで変化する図書館のイメージ、HathiTrustやGoogle Books等のデジタル化に関する訴訟、人員削減に対するアドヴォカシー活動、学校図書館員の苦難、公共図書館の民営化、オンライン海賊行為防止法(SOPA)、全米デジタル公共図書館(DPLA)です。

Top 10 Library Stories of 2011 (YouTube)
http://www.youtube.com/watch?v=ORJ_wQn6mjE

Top 10 Library Stories of 2011 (American Libraries Magazine 2012/1/13付け記事)
http://americanlibrariesmagazine.org/top10stories2011

参考:
米国の複数の図書館コンソーシアム、HarperCollins社の電子書籍の購入を見合わせ

土木学会、会員等による東日本大震災に関する成果等の収集・保存・公開を行なう「土木学会東日本大震災アーカイブサイト」を開設

2011年12月1日に、土木学会が「土木学会東日本大震災アーカイブサイト」を開設しました。このウェブサイトは、同学会委員会や会員による、東日本大震災に関する活動成果をすべて網羅し、集約して公開することを目的に開設されたもので、同ウェブサイトではこれまでに公開された提言や調査団報告などのほか、活動の過程で収集された各種資料、学会誌の特集記事や各部門の関連論文、あるいは会員が記録した写真・映像資料などを収集・分類・登録・保存・公開していく予定とのことです。また、位置情報がわかるものは、地図上に表示するGIS表示システムを用いて公開しているようです。

土木学会東日本大震災アーカイブサイト
http://www.jsce.or.jp/library/eq20110311/index.shtml

土木学会附属土木図書館 (2011/12/1付けのお知らせに上記へのリンクがあります。)
http://www.jsce.or.jp/library/index.html

オンライン海賊行為防止法(SOPA)等への抗議のためWikipedia英語版ページが24時間停止へ

2012年1月16日、米下院に提出されたオンライン海賊行為防止法(Stop Online Piracy Act:SOPA)と上院のPROTECT IP(Preventing Real Online Threats to Economic Creativity and Theft of Intellectual Property Act of 2011)法への抗議のため、1月18日にWikipediaの英語版ページが24時間停止(ブラックアウト)されると発表されています。同法がインターネットのフリーかつオープンな性格を損なうものであり、米国内において国外のウェブサイトの検閲を行なうための新たなツールをもたらすものであるとの危機感が表明されているようです。

(2012/1/20追記)
一部表現の修正を行いました。

Press releases/English Wikipedia to go dark (Wikimedia Foundation 2012/1/16付けの記事)
http://wikimediafoundation.org/wiki/Press_releases/English_Wikipedia_to_go_dark

Wikipedia: SOPA initiative/Action(Wikipedia内のページ)

OCLC、MLAにおけるソーシャルメタデータの活用に関するレポート(第2弾)を発表

2012年1月16日、米国OCLCの研究部門OCLC Researchが、“Social Metadata for Libraries, Archives and Museums Part 2: Survey Analysis”と題したレポートを発表しました。この一連のレポートは、図書館・博物館・文書館(MLA)などのウェブサイトにおいて、タギングやコメントといったソーシャル機能によってユーザが作成したメタデータ(social metadata)の活用をテーマとしているものです。今回公開された第2弾のレポートでは、第1弾のレポートで調査したウェブサイトの管理者に対して、ウェブサイト作成の動機やウェブサイトで使われている技術、評価基準等を尋ね、その結果得られた回答の分析がまとめられているようです。今後公開される第3弾のレポートでは、MLA向けのソーシャルメタデータ機能に関する提言等がまとめられる予定とのことです。

Social Metadata for Libraries, Archives and Museums Part 2: Survey Analysis (PDF)
http://www.oclc.org/research/publications/library/2011/2011-03.pdf

兵庫県立図書館、「兵庫ゆかりの人物情報データベース」を公開

2012年1月4日に、兵庫県立図書館が「兵庫ゆかりの人物情報データベース」を公開したようです。なお、同様の地域の人物文献目録・データベースには、このほかにも、北海道立図書館による北海道人物文献目録(明治~戦前期)や群馬県立図書館の郷土人物データベース、鳥取県立図書館の鳥取県郷土人物データベース等があり、国立国会図書館のリサーチ・ナビの「人物文献(伝記など)を探す(日本)」のページでまとめられています。

兵庫ゆかりの人物情報データベース
https://www.library.pref.hyogo.lg.jp/winj/opac/search-original-d.do?lang=ja

兵庫県立図書館 (「新着のお知らせ」に「兵庫ゆかりの人物情報データベースの公開について」とあり、上記にリンクされています。)
http://www.library.pref.hyogo.jp/

【イベント】「在外日本関係史料をめぐる国際研究集会」(2/21・東京)

2012年2月21日、東京大学史料編纂所において「在外日本関係史料をめぐる国際研究集会」が開催されるようです。報告は、ボン大学のペーター・パンツァー名誉教授による「ドイツとオーストリアの文書館における日独/日墺関係の史料について」とのことです。また、当日は、ボン大学の宮田奈々氏に、ドイツ・マンハイムで開催された「遠来の友/日独修好150周年記念展覧会」の概要紹介と史料調査に関する関連報告があるほか、「オーストリアの写真家モーザー・コレクション展―ガラスネガから復元する明治初期の日本―」(20・21日、1階展示ホールほか)が開催されるようです。なお、研究集会の参加にあたっては、史料編纂所のウェブサイトを通じて事前に申込みが必要のようです。

在外日本関係史料をめぐる国際研究集会 (PDF)
http://www.hi.u-tokyo.ac.jp/news/2011/20120221seminar.pdf

1月 16日

電気通信大学附属図書館、機関リポジトリ「C-RECS」を公開

電気通信大学附属図書館が、2011年12月28日から、学術機関リポジトリ「C-RECS」を公開しています。Shibboleth認証によるセルフアーカイビングを積極的に行うとともに、C-RECS、電子ジャーナル、文献管理システム等の学術情報資源との連携により、シームレスな学術情報リソースの利用環境を構築していく予定とのことです。

電気通信大学学術機関リポジトリ(C-RECS)
http://ir.lib.uec.ac.jp/

学術機関リポジトリ 「C-RECS」を公開しました(電気通信大学附属図書館 2011/12/28付けのニュース)
http://www.lib.uec.ac.jp/modules/news/index.php?page=article&storyid=96

メタデータレジストリ“Meta Bridge”のアカウント登録受付が開始

2010年度の総務省の「新ICT利活用サービス創出支援事業」の一つ「メタデータ情報基盤構築事業」で構築されたメタデータレジストリ“Meta Bridge”のサイトで、2012年1月10日から、アカウント登録受付が開始されたようです。

Meta Bridgeアカウント登録の受付を開始いたしました。(メタデータ基盤協議会 2012/1/10付けのニュース)
http://www.mi3.or.jp/news/meta-bridge.html

参考:
「メタデータ情報基盤構築事業」で構築されたメタデータレジストリ“Meta Bridge”
http://current.ndl.go.jp/node/19135

新規利用者獲得のためショッピングモールでアウトリーチ活動(ウクライナ)

2012年1月11日付けのIREXの記事によると、ウクライナのトゥリチンにあるTulchyn Raion Library等の公共図書館3館が、新規利用者獲得のため、大型のショッピングモールにブースを設置し、図書や雑誌、新聞等の資料の他、無料のインターネット端末を提供するアウトリーチ活動を行なっているようです。2週間に一度、最もショッピングモールが混雑する時間帯にサービスの提供やパンフレットの配布を行なうことで、Tulchyn Raion Libraryでは一年前の同時期に比べ、665人の新規利用者を獲得し、649人の利用者増となったようです。同館関係者によると、この取組みは3か月間の期間限定を予定していたものの、成功を収めたことで継続実施されることになったようです。

東京文書救援隊が発足から半年間の活動記録をまとめたレポート記事をブログで公開

東京文書救援隊は、2011年6月の発足から半年間に行なった東日本大震災被災資料の救援支援活動の成果についてまとめたレポート記事を、2012年1月13日に同団体のブログで公開しています。

救援隊活動の半年レポート---着実に成果をあげています (東京文書救援隊 2012/1/13付けの記事)
http://toubunq.blogspot.com/2012/01/blog-post.html

参考:
全史料協関東部会例会での講演資料「東京文書救援隊の考え方と技術」が公開
http://current.ndl.go.jp/node/19099

東京文書救援隊、「被災した文書の復旧処置システム・マニュアル」を公開
http://current.ndl.go.jp/node/18616

長崎大学附属図書館の電子書籍版写真集作成企画、応募作品をフォト蔵で公開

2012年春に改修工事を行うにあたり、利用者から現在の図書館の様子を写した写真を募集しそれらを電子書籍版写真集とする企画を実施中の長崎大学附属図書館が、利用者から応募された写真についてフォト蔵で公開を開始したようです。

応募写真一覧 (フォト蔵で公開の長崎大学附属図書館内の写真)
http://photozou.jp/photo/list/2218970/5735960

センター試験中も図書館へ (ぶらりらいぶらり: 長崎大学図書館ブログ 2012/1/11付けの記事)
http://nulib.blog7.fc2.com/blog-entry-221.html

参考:
長崎大学附属図書館が、改修に当たって利用者から写真を募集して電子書籍版写真集を作成へ
http://current.ndl.go.jp/node/19771

宮城県東松島市、同市図書館での東日本大震災関連資料の収集保存に協力呼びかけ

2012年1月13日付けの東松島市のウェブサイトでは、東日本大震災当時からの写真や映像・動画、仮設住宅での会報や発行物、体験談や心境を綴った手記等について、東松島市図書館への提供を呼び掛けています。

震災に関する資料(写真や映像・動画、発行紙、体験談や手記など)を集めています (東松島市 2012/1/13付けの記事)
http://www.city.higashimatsushima.miyagi.jp/topics_news/new/article/%E9%9C%87%E7%81%BD%E3%81%AB%E9%96%A2%E3%81%99%E3%82%8B%E8%B3%87%E6%96%99%28%E5%86%99%E7%9C%9F%E3%82%84%E6%98%A0%E5%83%8F%E3%83%BB%E5%8B%95%E7%94%BB%E3%80%81%E7%99%BA%E8%A1%8C%E7%B4%9...

参考:

島根大学ミュージアム、同大学所蔵の様々な分野の標本資料を横断的に検索できる「島根大学標本資料類データベース」を公開

2012年1月12日、島根大学ミュージアムは、同大学が明治以降収集してきた様々な分野の標本資料類を収載した「島根大学標本資料類データベース」を公開しました。同大学によるとこのデータベースの特徴として、従来の資料データベースがそれぞれの学問分野に専門特化して個別的に公開されていたのに対し、このデータベースでは複数の分野の標本資料を横断的・総合的に検索・閲覧できることにあるとのことです。現在のところ3,200件以上の資料を登録・公開しているとのことです。

島根大学標本資料類データベース
http://museum-database.shimane-u.ac.jp/specimen/

島根大学ミュージアム (2012/1/12付けの「TOPICS」に上記へのリンクがあります)
http://museum.shimane-u.ac.jp/

1月 13日

EBSCO社、電子リソースの利用統計分析ツール“EBSCONET Usage Consolidation”を発表

2012年1月11日、EBSCO社が、電子リソースの利用ログデータを収集・統合してレポートを作成するツール“EBSCONET Usage Consolidation”を発表しました。COUNTER形式のログと、SUSHIプロトコルによるそれらの自動取得に対応しているそうです。

EBSCO Streamlines Usage Data Management with EBSCONET Usage Consolidation (EBSCO 2012/1/11付けプレスリリース)
http://www2.ebsco.com/EN-US/NEWSCENTER/Pages/ViewArticle.aspx?QSID=525

2012年の図書館システム市場の動向予測(記事紹介)

ALA TechSourceに、2012年1月10日付けで、ブリーディング(Marshall Breeding)氏による“What's In Store for the Library Automation Industry in 2012?”という記事が掲載されています。この記事は、2012年の図書館システム市場の動向予測が記されたもので、2012年は大手の図書館システムベンダのクラウド型図書館システムが出そろって「分岐点」となる年(watershed year)だと述べられています。その他、Kuali OLE等のオープンソースソフトウェア、ベンダの買収、SkyRiverとOCLCの訴訟の行方、モバイル、近距離無線通信(NFC)、クラウド、電子書籍等のトピックスについて触れられています。

茨城県立図書館、茨城新聞社と協力で48地方紙の元日付け新聞の展示を実施

茨城県立図書館が、茨城新聞社との協力で、2012年1月14日から21日まで、元日付けの全国の地方新聞48紙の展示を開催するそうです。これらは同社が新聞の交換によって入手したものとのことです。

県立図書館で地方48紙「新年号」展 14日から(茨城新聞 2012/1/13付けニュース)
http://ibarakinews.jp/news/news.php?f_jun=13263825098220

茨城県立図書館
http://www.lib.pref.ibaraki.jp/

国立新美術館の約8万点の展覧会カタログコレクション(記事紹介)

2012年1月11日付けのAdverTimesの記事で、2007年1月に開館した国立新美術館の展覧会カタログコレクションについて紹介されていました。記事では、同館のカタログ所蔵数は約8万点と日本一の所蔵数を誇り、今後は、カタログ以外にもDM、目録、写真等の収集・公開にも力を入れていく予定だとされています。同館では、日本で開催された展覧会のカタログを海外の日本美術研究機関に寄贈する「JAC(Japan Art Catalog)プロジェクト」を行っており、その寄贈先から返礼として、海外で刊行された日本美術に関する展覧会カタログが送られているそうです。同館のアートライブラリーのページによると、2011年5月末で、日本で刊行されたカタログが69,649点、海外で刊行されたものが8,172点、合計77,811点所蔵されているようです。

展覧会カタログ所蔵数は日本一、国立新美術館、開館5周年で新たな発信を開始(AdverTimes 2012/1/11付け記事)
http://www.advertimes.com/20120111/article49270/

国立新美術館アートライブラリー
http://www.nact.jp/art-library/index.html

JAC(Japan Art Catalog)プロジェクト

国立国会図書館(NDL)、レファレンス協同データベースの2011年アクセスランキングを掲載

国立国会図書館(NDL)は、レファレンス協同データベースの「レファレンス事例」「調べ方マニュアル」の2011年アクセスランキングを公開しました。

年間アクセスTOP10(レファレンス協同データベース事業 更新履歴に2012/1/6付けで「2011年分を掲載」とあり)
http://crd.ndl.go.jp/jp/library/access_top10.html

更新履歴(レファレンス協同データベース事業)
http://crd.ndl.go.jp/jp/library/new.html

参考:
福井県立図書館、レファレンス協同データベースへの提供事例へのアクセスランキングを発表
http://current.ndl.go.jp/node/6369

フランス国立図書館(BNF)、EBSCO社のディスカバリインタフェース“EBSCO Discovery Service”を採用

2012年1月10日付けのEBSCO社の発表によると、フランス国立図書館(BNF)が同社の提供するディスカバリインタフェース“EBSCO Discovery Service”(EDS)を採用したそうです。発表文によると、同館は、OPACとEDSを統合してワンストップな検索サービスを提供することや、LibGuidesのウィジェットを検索結果画面に表示させる等のカスタマイズを行うことを検討しているとのことです。

National Library of France Chooses EBSCO Discovery Service (EBSCO 2012/1/10付けプレスリリース)
http://www.ebscohost.com/discovery/view-news/national-library-of-france-chooses-eds

英国の通信会社BTの165年分の文書・写真等がデジタル化へ

英国の通信会社BT(旧称ブリティッシュテレコム)の、1846年からの165年分の文書・写真等のアーカイブ資料が、英国国立公文書館やコベントリ―大学等によりデジタル化されるとのことです。1877年にアレクサンダー・グラハム・ベルにより英国に電話が導入された時の文書や、1910-1911年にバッキンガム宮殿等に電話が設置された時の文書等が含まれているとのことです。

BT Archives to be digitised(英国国立公文書館 2012/1/11付けのニュース)
http://www.nationalarchives.gov.uk/news/660.htm

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