米国の図書館情報資源振興財団(Council on Library and Information Resources:CLIR)が、2012年7月付けで、“Core Infrastructure Considerations for Large Digital Libraries”と題したレポートを公表しました。HathiTrustのような大規模電子図書館を支えるシステムの中核となる要素について調査し、まとめたものです。
欧州のテレビ放送アーカイブプロジェクト“EU Screen”が、2012年7月22日付けで、“Online Access to Audiovisual Heritage Status Report”と題したレポートの第2弾を公表しました。2011年4月に公開した第1弾に続くもので、欧州における音声・映像遺産へのオンラインアクセスに関する現状をまとめたものです。レポートは3章構成となっており、音声・映像資料の利用状況、「文化的コモンズ」、これらの資料に関して欧州で行われている研究、等が扱われているようです。EU Screenは2009年10月に開始された3か年のプロジェクトです。
次世代図書館システム等のシステムに関する仕様書を掲載したWikiサイト“LibTechRFP”が公開されています。英国のKen Chad Consulting社が開設したものです。掲載されている文書にはクリエイティブコモンズライセンスが適用されており、その範囲内で自由な再利用・編集が認められています。
Library Hi Tech誌の30巻2号に,米国ニュージャージー州のライダー大学の図書館員であるホフマン氏とヤン氏による論文““Discovering” what's changed: a revisit of the OPACs of 260 academic libraries”が掲載された。この論文は,2人が2011年に同誌で発表した“Next generation or current generation?: A study of the OPACs of 260 academic libraries in the USA and Canada”(E1209参照)の続編に当たるものである。...