ブックオフコーポレーション株式会社が、東日本大震災の被災地を支援する“BOOKS TO THE PEOPLE 2012”プロジェクトの実施を発表しました。プロジェクトの内容は、被災3県の小学校177校に対すると第58回青少年読書感想文全国コンクール「課題図書」12タイトルの寄贈と、公益社団法人シャンティ国際ボランティア会の移動図書館プロジェクトへの1千万円の寄付およびボランティア参加、の2点です。
灰色文献に関する国際的なネットワーク“GreyNet(Grey Literature Network Service)”が結成20周年を迎えました。その端緒は、1992年6月にオランダ王立図書館で会合が開かれ、第1回の灰色文献国際会議(International Conference on Grey Literature)の開催が決定されたことにあるそうです。以来回を重ねてきた灰色文献国際会議は、2012年11月にイタリアで第14回目(GL14)が開催されます(プログラムによると日本からは日本原子力研究開発機構の職員が参加するようです)。GreyNetでは、その他にも、灰色文献関連機関のダイレクトリの管理、“The Grey Journal”の刊行、メーリングリストの開設等の活動を行っています。
国際図書館連盟(IFLA)の若手図書館員のための活動を行っている“New Professionals Special Interest Group”が、世界の国・地域の若手図書館員に関する動きがわかるよう、関係団体のリストを作成し、公開しています。現時点で、オーストラリア、カナダ、フィンランド、ドイツ、ラトビア、フィリピン、ルーマニア、ロシア、英国、米国及び欧州の関係団体がリストアップされており、さらなる情報提供を求めています。
2012年7月30日、JSTORは、ヘブライ語の重要雑誌のデジタル化と、それらのJSTORでの提供について、イスラエル国立図書館とハイファ大学図書館と協同で行うと発表しました。現在、“Horizons in Geography (אופקים בגיאוגרפיה)”等の4誌を対象に試験的にデジタル化が進められており、今後、ユダヤ研究、歴史学、社会学、社会科学の領域の50誌にまで拡大して実施する予定とのことです。