次世代図書館システム等のシステムに関する仕様書を掲載したWikiサイト“LibTechRFP”が公開されています。英国のKen Chad Consulting社が開設したものです。掲載されている文書にはクリエイティブコモンズライセンスが適用されており、その範囲内で自由な再利用・編集が認められています。
Library Hi Tech誌の30巻2号に,米国ニュージャージー州のライダー大学の図書館員であるホフマン氏とヤン氏による論文““Discovering” what's changed: a revisit of the OPACs of 260 academic libraries”が掲載された。この論文は,2人が2011年に同誌で発表した“Next generation or current generation?: A study of the OPACs of 260 academic libraries in the USA and Canada”(E1209参照)の続編に当たるものである。...
PEER(Publishing and the Ecology of European Research)プロジェクトが活動を終え,2012年6月に最終報告書を公表した。同プロジェクトは欧州連合(EU)の支援の下,大規模・体系的なセルフアーカイブが欧州における研究の生態系に与える影響を調査してきたものである。図書館・リポジトリコミュニティ,学術出版社,研究所,研究助成団体という様々なステークホルダーが参加し,2008年9月から2012年5月まで45か月間にわたって活動してきた。...
2012年6月22日,米国の調査機関Pew Research Centerが,“Libraries, patrons, and e-books”と題する調査レポートを公開した。この調査レポートは,Pew Research Centerによる電子書籍調査プロジェクトレポートの第2弾にあたるものであり(E1288参照),公共図書館の役割を検証する内容となっている。このレポートに対しては米国図書館界も高い関心を示し,7月3日には,米国図書館協会(ALA)の情報技術政策局が,レポートの重要箇所とそれに関する見解等をまとめた背景説明書(Backgrounder)を公開した。ここでは,このALAの見解を引用しつつ,Pew Research Centerの調査レポートを紹介する。...