法律・ITに関する図書館員や法律関係者向け情報サイト“LLRX.com”に、2012年5月31日付けで、“Academic and Scholar Search Engines and Sources - An Annotated Link Compilation”というリンク集が掲載されています。これは、様々な分野における学術情報の検索サービスやデータベース等についてコメント付きでリストアップしたものです。世界中の200件以上のサービスが紹介されており、日本のものでは国立情報学研究所(NII)の“JAIRO”や京都大学学術情報リポジトリ“KURENAI”が登場します。
2012年5月29日に、欧州のデジタル文化遺産ポータル“Europeana”が、スペインのカタルーニャ図書館(Biblioteca de Catalunya)とともにPintrest上でのコレクション企画を実施し、そのボードを公開しています。
公開されているボードは、カタルーニャの写真家による20世紀前半のバルセロナを写した“Barcelona of the Past”、19-20世紀のスペインのポスターを集めた“History in Posters”、ヴェルヌやシェイクスピア、ボッカチオ、セルバンテス等の原著とその翻訳本を集めた“Literature Classics”の3つです。
このほど公開された、米国の大学・研究図書館協会(ACRL)発行の“C&RL News”2012年6月号に、“2012 top ten trends in academic libraries: A review of the trends and issues affecting academic libraries in higher education”と題する記事が掲載されています。
これは、ACRLの研究計画検討委員会(Research Planning and Review Committee)が作成したレポートで、現在及び近い将来研究図書館に影響を与える10のトレンドを検証したものとのことです。取り上げられているのは、“Communicating value”、“Data curation”、“Digital preservation”、“Higher education”、“Information technology”、“Mobile environments”、“Patron driven e-book acquisition”、“Scholarly communication”、“Staffing”、“User behaviors and expectations”で、各トレンドには短い論点と参考文献がまとめられています。