アーカイブ - 2012年 6月 5日

スコットランド高等教育電子図書館(SHEDL)がSpringerLINKを3か年契約

2012年6月4日付けのSpringer社の発表によると、スコットランド高等教育電子図書館(Scottish Higher Education Digital Library Consortium:SHEDL)が、同社の電子ジャーナル及び電子書籍プラットフォーム“SpringerLINK”を契約したそうです。2012年から3年間の契約とされています。SHEDLは、スコットランドの19の高等教育機関が加盟するコンソーシアムです。

Scottish library consortium signs comprehensive licensing agreement with Springer(Springer 2012/6/4付けプレスリリース)
http://www.eurekalert.org/pub_releases/2012-06/s-slc060412.php

Schottisches Bibliothekenkonsortium (SHEDL) unterzeichnet umfangreiche Lizenzvereinbarung mit Springer(Springer 2012/6/4付けプレスリリース)

ebrary社、電子書籍サービスの顧客の45%がPDAや短期間ローンなど様々な購読モデルを利用していると発表

2012年6月4日、ProQuest社傘下の電子書籍ベンダebrary社が、顧客の45%が様々な購読モデルを組み合わせて利用していると発表しました。そういった顧客は、75,000以上タイトルが利用できる同社の“Academic Complete”をコレクションのベースとして契約したうえで、利用者主導購入(patron driven acquisition)、短期間ローン(short-term loan)、永久アーカイブ(perpetual archive)といった別のモデルを利用してコレクションを広げているとされています。

45% of ebrary Customers Diversify E-book Acquisition Models for the Highest Return on Investment(PDF:2ページ)
http://www.ebrary.com/corp/newspdf/ebrary_customer_diversification.pdf

世界中の学術情報検索サービス・データベース等の注釈付きリンク集(記事紹介)

法律・ITに関する図書館員や法律関係者向け情報サイト“LLRX.com”に、2012年5月31日付けで、“Academic and Scholar Search Engines and Sources - An Annotated Link Compilation”というリンク集が掲載されています。これは、様々な分野における学術情報の検索サービスやデータベース等についてコメント付きでリストアップしたものです。世界中の200件以上のサービスが紹介されており、日本のものでは国立情報学研究所(NII)の“JAIRO”や京都大学学術情報リポジトリ“KURENAI”が登場します。

Academic and Scholar Search Engines and Sources - An Annotated Link Compilation(LLRX.com 2012/5/31付け情報)
http://www.llrx.com/features/academicsearchsources.htm

福岡市で小児歯科医院に併設した絵本と図鑑の私立図書館「ビブリオキッズ」「ビブリオベイビー」がオープン

2012年6月2日、福岡県福岡市で、小児歯科医院「こどもの歯科」に併設された私立図書館「ビブリオキッズ」と「ビブリオベイビー」がオープンしました。

同館には、作家の落合恵子さんや造本作家・デザイナーの駒形克己さんらによって選ばれた、国内外の絵本や図鑑、視覚障害者向けの本など約4,500冊が揃えられています。朝日新聞デジタルの2012年6月2日付け記事によると、館長には元九州大学病院長の水田祥代さんが就任し、司書ら3人が常駐するそうです。入館料は無料ですが、1家族につき施設利用登録料500円(3年間有効)が必要とのことです。貸出は行なわないとのことです。なお、ビブリオベイビーにはチャイルドベッドや授乳スペースなども用意されています。

駒形克己さんのブログでオープニングセレモニーの様子などが紹介されています。

図書館:待合室をヒントに小児歯科医が企画 あす南区に開館、作家推薦絵本など4500冊 /福岡(毎日jp 2012/6/1付け記事)
http://mainichi.jp/area/fukuoka/news/20120601ddlk40040348000c.html

小児歯科医院に絵本図書館 福岡(朝日新聞デジタル 2012/6/2付け記事)

大阪市と河内地方9市が市立図書館の広域連携へ

大阪市をはじめとする大阪府内の計10市において、2012年7月1日から、各市民が他市の市立図書館の蔵書を直接借りられるようになるという広域連携が始まると報じられています。大阪、大阪狭山、柏原、富田林、羽曳野、東大阪、藤井寺、松原、八尾、河内長野の各市における66か所の図書館が対象となり、蔵書は合計約750万冊になるとのことです。

「節電の夏」に有効利用を 市と河内9市、図書館広域連携 大阪(MSN産経ニュース 2012/6/5付け記事)
http://sankei.jp.msn.com/region/news/120605/osk12060502060003-n1.htm

参考:
大阪府内の3市2町及び吹田市が図書館の広域利用を試行的に導入へ
http://current.ndl.go.jp/node/20891

古本を寄付金へ、岩手県陸前高田市がバリューブックス社の協力で「陸前高田市図書館ゆめプロジェクト」を開始

岩手県陸前高田市が、古書販売業のバリューブックス社と協力して、「陸前高田市図書館ゆめプロジェクト」を開始しました。古本を同社に送ると、その買い取り相当額が図書館の再建費用として同市に寄付されるという内容です。陸前高田市では、東日本大震災の津波によって図書館の建物が全壊し、現在は2012年7月の仮設図書館開館に向けて準備中です。

陸前高田市図書館ゆめプロジェクト
http://books-rikuzen.jp/

バリューブックス
http://www.valuebooks.jp/

古本で図書館再建資金 陸前高田市、業者と試み(岩手日報 2012/6/5付け記事)
http://www.iwate-np.co.jp/cgi-bin/topnews.cgi?20120605_4

参考:
岩手県陸前高田市立図書館が7月の仮設図書館オープンに向けた準備を進行中
http://current.ndl.go.jp/node/20644

岩手県陸前高田市のオートキャンプ場モビリア内に「陸前高田コミュニティー図書室」が開設
http://current.ndl.go.jp/node/20576

岩手県陸前高田市にNPO法人の運営する子ども図書館「ちいさいおうち」が11月26日にオープン

Europeanaが“Pinterest”の共同コレクション企画でカタルーニャ図書館とコラボ

2012年5月29日に、欧州のデジタル文化遺産ポータル“Europeana”が、スペインのカタルーニャ図書館(Biblioteca de Catalunya)とともにPintrest上でのコレクション企画を実施し、そのボードを公開しています。

公開されているボードは、カタルーニャの写真家による20世紀前半のバルセロナを写した“Barcelona of the Past”、19-20世紀のスペインのポスターを集めた“History in Posters”、ヴェルヌやシェイクスピア、ボッカチオ、セルバンテス等の原著とその翻訳本を集めた“Literature Classics”の3つです。

Europeanaは、近く、他の協力機関と作成したボードを新たに公開するとしています。

Barcelona of the Past
http://pinterest.com/europeana/barcelona-of-the-past-by-the-biblioteca-de-catalun/

History in Posters
http://pinterest.com/europeana/history-in-posters-by-the-biblioteca-de-catalunya/

Literature Classics

2012年、大学・研究図書館の10のトレンド(記事紹介)

このほど公開された、米国の大学・研究図書館協会(ACRL)発行の“C&RL News”2012年6月号に、“2012 top ten trends in academic libraries: A review of the trends and issues affecting academic libraries in higher education”と題する記事が掲載されています。

これは、ACRLの研究計画検討委員会(Research Planning and Review Committee)が作成したレポートで、現在及び近い将来研究図書館に影響を与える10のトレンドを検証したものとのことです。取り上げられているのは、“Communicating value”、“Data curation”、“Digital preservation”、“Higher education”、“Information technology”、“Mobile environments”、“Patron driven e-book acquisition”、“Scholarly communication”、“Staffing”、“User behaviors and expectations”で、各トレンドには短い論点と参考文献がまとめられています。

佛教大学図書館、「佛教大学電子資料庫」を「佛教大学図書館デジタルコレクション」としてリニューアル公開

2012年6月5日に、佛教大学図書館が、これまで提供していた「佛教大学電子資料庫」を「佛教大学図書館デジタルコレクション」としてリニューアル公開しました。

「佛教大学図書館デジタルコレクション」では、同大学が所蔵する『洛中洛外図屏風』をはじめ、京都にまつわる御伽草子や絵巻、浄土宗文献等の約160点(画像7,200枚)を一般向けに公開しています。また、今回のリニューアルに伴い、ユーザビリティを向上させたインターフェースやスムーズな画像の閲覧、ソーシャルメディアとの連携等での改善が行われ、『保元物語』『平治物語』『古經題跋』『法然上人行状略傳』『黒谷聖人傳繪詞』『観経疏伝通記』の6つのコレクションが追加されたとのことです。

佛教大学図書館デジタルコレクション
http://archives.bukkyo-u.ac.jp/collections/

「佛教大学電子資料庫」が「佛教大学図書館デジタルコレクション」として全面リニューアルいたしました! (佛教大学図書館デジタルコレクション 2012/6/5付けの記事)

UCLA図書館、図書館員との協同も視野に入れた(デジタル)人文学研究者・学生等のための共同研究用ラボを開設

米国カリフォルニア大学ロサンゼルス校(UCLA)の人文・社会科学系図書館であるチャールズ・E・ヤング研究図書館のリサーチコモンズ内に、(デジタル)人文学に携わる教員や学生等のための共同研究用ラボが開設されました。

同大学のデジタル人文学センター(CDH)と図書館の協力のもと設置されたこのラボは、人文学における共同研究の促進を目的としたもので、人文学関係の研究者や学生等が、互いにあるいは所属の図書館員とともに、デジタル関係のプロジェクトや図書館コレクション等を利用する研究プロジェクトを共同で行うためのスペースとのことです。

具体的には、CDHや図書館員への相談、学生グループによる共同プロジェクトの打ち合わせ、(デジタル)人文学のデジタルプロジェクトの活動、(デジタル)人文学関係のイベント等での活用が求められているようです。

Humanities collaboration space now open in YRL. Reserve it today! (CDH Technology News 2012/5/29付けの記事)
http://blog.cdh.ucla.edu/?p=30

Charles E. Young Research Library