アーカイブ - 2012年 6月 4日

トリニティ・カレッジ・ダブリン図書館が300周年を迎える(アイルランド)

1712年5月23日に旧館の礎石が置かれて300年を迎えたのを記念して、アイルランドのトリニティ・カレッジ・ダブリンの図書館では、同館職員の集合写真の撮影や、ジョナサン・スウィフトやオスカー・ワイルド等といった同大学の著名な卒業生に扮した人々のイベント等が行われたようです。その様子が同館の300周年記念特設サイトで公開されています。なお、同館は、これまでにたびたび「美しい図書館」として取り上げられている図書館です。

We Are 300... (Trinity College Library Dublin 2012/5/24付けの記事)
http://tcld.wordpress.com/2012/05/24/we-are-300/

Old Library Tercentenary 1712-2012 (Trinity College Dublin図書館の300周年特設サイト)
http://www.tcd.ie/Library/tercentenary/

高エネルギー物理学分野のオープンアクセスプロジェクト“SCOAP3”が出版社向け入札説明会を実施

欧州原子力研究開発機構(CERN)が中心となって進めているオープンアクセスプロジェクト“SCOAP3”が、2012年6月1日に、高エネルギー物理学分野ジャーナルの発行出版社を対象に入札説明会を開催しました。出版社によって6月中旬までに提示された入札価格をもとに、SCOAP3は、オープンアクセス誌として出版するジャーナルを決定し、2012年第三四半期末までにその出版社との契約を行ないます。その後、2013年に詳細の詰めや基盤整備を行ない、2014年1月からサービスを開始する予定としています。出版社向けの入札案内(Invitation to Tender)が公開されています。

Major Milestone for SCOAP3 : Invitation to Tender sent to Publishing Partners(SCOAP3 2012/6/1付けニュース)
http://scoap3.org/news/news91.html

Invitation to Tender: Provision of peer-review, open access and other publication services for the benefit of SCOAP3 TECHNICAL SPECIFICATION(PDF:15ページ)

ワイン畑の中の「図書館」(記事紹介)

2012年5月29日付けのdesignboomで、ベルギーで開催されているアートフェスティバル“TRACK”において展示されている、イタリアの芸術家Massimo Bartolini氏の“bookyard”と名付けられた作品が紹介されています。その作品は、「野外公共図書館」のようなもので、ゲントにある聖ペテロ修道院(St. Peter's Abbey)のワイン畑に20組の書架が並べられており、ゲントやアントワープの公共図書館からの除籍本等が配架されているとのことです。

Massimo Bartolini (TRACKでの作家紹介ページ)
http://track.be/en/index.php/kunstenaars/detail/massimo_bartolini

パブリックドメインのデジタル化美術史関係資料へのアクセスを提供する“Getty Research Portal”が公開

米国の美術研究機関であるGetty Research Instituteが、2012年5月31日に、パブリックドメインとなっている、世界のデジタル化美術史関係資料へのアクセスプラットフォームとして、“Getty Research Portal”を公開しました。

Getty Research Portal
http://portal.getty.edu/

OCLC、リモートアクセス用ソフトウェア“EZProxy”のホスティング版サービスを提供へ

2012年6月から、欧州で、OCLCの“EZProxy”のホスティング版サービスが開始しました。EZProxyは、名古屋大学や一橋大学など日本国内でも導入されているもので、利用者が学外から電子リソースへリモートアクセスするためのソフトウェアです。現在、英国のロンドン芸術大学(University of the Arts London)が、ロンドンにあるOCLCのデータセンターがホスティングするEZProxyの試験運用を行なっています。試験期間が終了した後は、欧州全体や中東、アフリカで提供される予定です。ホスティング版EZProxyは、電子リソース管理サービス“OCLC WorldShare License Manager”の一部として提供されるとしています。

OCLC's EZproxy available as a hosted service in Europe(OCLC 2012/6/1付けニュース)
http://www.oclc.org/news/releases/2012/201232.htm

【イベント】第16回国際電子出版EXPO/EPUB3コンファレンス(7/4~6・東京)

東京ビッグサイトにおいて、2012年7月5日から8日に東京国際ブックフェアが、そのうち4日から6日には第16回国際電子出版EXPOが開催されます。

加えて今回は、4日に、International Digital Publishing Forum(IDPF)による、アジア初のEPUB3コンファレンスが開催されます。「EPUB3普及のためのReadium計画—実際を担う現場からの報告」「最新実例から表現の可能性を見る—EPUB3はここまでいける」「EPUB3日本語対応・実践事例を中心に—いつから始まるか? 誰がそれを担うのか?」「総評として 日本語対応の現実を踏まえ—評価と課題」という4つのコンファレンス(有料)が予定されています。

その前後には、無料イベントとして、国際講演「人々が求める書籍/出版に私たちはどう応えていくのか」と、公開セミナー「EPUB3/DAISYはバリアフリー読書を支援する」も行なわれます。

EPUB3コンファレンス
http://idpf.org/tibf-2012/

第16回国際電子出版EXPO
http://www.ebooks-expo.jp/

第19回 東京国際ブックフェア(TIBF2012)
http://www.bookfair.jp/

参考:

岩手県大槌町立図書館が仮図書室「城山図書室」をオープン

2012年6月1日、岩手県大槌町に仮図書室「城山図書室」がオープンしました。東日本大震災の津波によって大槌町立図書館は壊滅的な被害を受け、5万3,000冊の蔵書が廃棄処分になったといいます。このたび町内の高台に位置する大槌町中央公民館の1階に設置された城山図書室では、全国から寄せられた6万冊以上の図書などを用いて、火曜から土曜の9時から16時までサービスが行なわれます。同町は、城山図書室は、大槌町立図書館再建までの臨時的なものであるとしています。

城山図書室のご案内(大槌町 2012/5/28付け情報)
http://www.town.otsuchi.iwate.jp/docs/2012052200046/

大槌町に待望の図書室(岩手放送IBC NEWS 2012/6/1付け記事)
http://news.ibc.co.jp/item_17265.html

蔵書6万冊で図書館「再開」 大槌、全国から支援(岩手日報 2012/6/2付け記事)
http://www.iwate-np.co.jp/cgi-bin/topnews.cgi?20120602_11

東日本大震災:津波で蔵書流失の大槌町立図書館、中央公民館で再スタート(毎日jp 2012/6/2付け記事)