アーカイブ - 2012年 6月 25日

米国公共図書館における電子書籍サービスの今後の戦略を探る、OCLCの研究プロジェクトにIMLSが約10万ドルを助成

2012年6月22日、米国博物館・図書館サービス機構(IMLS)が、OCLCの研究プロジェクト“The Big Shift: Advancing Public Library Participation in Our Digital Future”に9万9,957ドルの助成を行うと発表しました。同プロジェクトの目的は、米国の公共図書館が電子書籍サービスの提供に際して面しているチャンスや挑戦等の現状を理解し、今後の戦略を探ることとされています。

IMLS Announces Grant to Identify Library E-Book Strategies(IMLS 2012/6/22付けプレスリリース)
http://www.imls.gov/imls_announces_grant_to_identify_library_e-book_strategies.aspx

Web of Knowledgeにデータセットの書誌・引用情報を収録したデータベース“Data Citation Index”が登場

2012年6月22日、トムソン・ロイター(Thomson Reuters)社が、新製品“Data Citation Index”について発表しました。2012年後半のリリースが予定されています。これは同社の学術情報データベース“Web of Knowledge”上で提供されるもので、自然・社会・人文科学分野におけるデータセットの情報や、査読済み文献からそれらへの引用情報を収録したものです。Data Citation Indexの開発においては“Inter-University Consortium for Political and Social Research”というデータリポジトリとの協力したとされています。

Thomson Reuters Unveils Data Citation Index for Discovering Global Data Sets(Thomson Reuters 2012/6/22付けプレスリリース)
http://thomsonreuters.com/content/press_room/science/686112

Inter-University Consortium for Political and Social Research(ICPSR)
http://www.icpsr.umich.edu/

参考:

ユニバーシティ・カレッジ・ダブリンの学生グループがアイルランドの図書館情報学専攻者のキャリアパスの現状調査を開始

2012年6月22日に、アイルランドのユニバーシティ・カレッジ・ダブリン(UCD)で図書館情報学(LIS)を専攻する学生グループが、同国におけるLIS専攻者のキャリアパスについて調査を開始しました。LIS専攻者は卒業後にどこで働いているのか、仕事に役立つスキルは何か等をアンケート調査し、その結果をUCDの図書館情報学大学院等のカリキュラム開発に役立てるとしています。

なお、プロジェクトのウェブサイトには、LIS専攻者のキャリアパス等に関する参考文献とそのレビューが掲載されています。

Where Are You Now?: Career pathways of LIS graduates
http://lisworkforceproject.wordpress.com/

Where are you now?… Career pathways of LIS graduates (Library.ie 2012/6/22付けの記事)
http://www.library.ie/2012/06/22/where-are-you-now-career-pathways-of-lis-graduates/

参考:
CA1737 - 米国の図書館就職事情 / 田中あずさ
http://current.ndl.go.jp/ca1737

「猫+図書館員」の写真集カレンダーを作成してグーテンベルクプロジェクトを応援するプロジェクト

猫と一緒に写った図書館員の写真集カレンダーを作成して、その売り上げをグーテンベルクプロジェクトへ寄付しようというプロジェクト“Cat Librarian Calender 2013”が始められています。これは、LGBT(レズビアン、ゲイ、バイセクシュアル、トランスジェンダー)の若者の支援プロジェクトへの寄付を目的に行われた、米国の男性司書の写真集カレンダーを販売したプロジェクト“Men of the Stacks”にインスピレーションを受けてスタートしたとのことです。

現在のところ、8月1日まで、写真やプロジェクトのアイディア等を募集しています。

Cat Librarian Calendar 2013
http://catlibrarian2013.wordpress.com/

Men of the Stacks
http://menofthestacks.com/

沖縄県公文書館、琉球政府・沖縄県が戦後行政のあゆみを日記式に編集した『行政記録』をデータベース化公開

2012年5月28日に、沖縄県公文書館が、「行政記録データベース」を公開しました。これは、琉球政府や沖縄県が戦後行政のあゆみを日記式に編集した『行政記録』の内容をデータベース化したもので、現在のところ昭和20年(1945年)から昭和49年(1974年)までが収録されているとのことです。

行政記録データベース
http://www.archives.pref.okinawa.jp/kensaku/cat11/cat7/

「行政記録データベース」を新規掲載しました。(沖縄県公文書館 2012/05/28の記事)
http://www.archives.pref.okinawa.jp/publication/2012/05/post-450.html

EBSCO社のディスカバリサービスが、OCLC、Innovative Interfaces、SirsiDynix各社のシステムとの連携を発表

2012年6月22日、EBSCO社のディスカバリサービス“EBSCO Discovery Service”(EDS)と、OCLC、Innovative Interfaces社、SirsiDynix社の各社のシステムとの連携について発表されました。各発表内容によると、今後、以下のようなことが可能になります。

(1)EDSとOCLCのクラウド型図書館システム“OCLC WorldShare Management Service”(WMS)の連携。これにより、両者のシステムを組み合わせて導入することができるようになる。また、OCLCのディスカバリサービス“WorldCat Local”からEDSの検索ができるようになる。
(2)EDSとInnovative Interfaces社のディスカバリサービス“Encore”の連携。EncoreからEDSの検索ができるようになる。
(3)EDSとSirsiDynix社の“eResource Central”の連携。EDSからeResource Centralの検索ができるようになる。

中国のデジタル図書館推進プロジェクト、「全国公共デジタル図書館設置状況調査」開始

中国の文化部と財務部が共同で展開している「デジタル図書館推進プロジェクト」が2011年に開始してから1年が経過したことを受け、全国の公共図書館におけるデジタル図書館のリソース、ハード・ソフト、およびサービスの状況を把握するための調査が行われるようです。

調査主体は中国国家図書館で、公共図書館がインターネット上に掲載された調査票を記入し、中国国家図書館がその結果を取りまとめる形式で行われるとのことです。

Ref
デジタル図書館推進プロジェクトが「全国公共デジタル図書館設置状況調査」を開始(中国国家图书馆HP最新广告 2012年6月付け)
http://www.nlc.gov.cn/dsb_zx/zxgg/201206/t20120619_63652.htm
調査票
http://www.nlc.gov.cn/newothers/tggcdcb.doc

OCLCのディスカバリインタフェース“WorldCat Local”で検索可能なコンテンツが9億6,900万件に

2012年6月22日、OCLCのディスカバリインタフェース“WorldCat Local”で検索可能なコンテンツの総件数が9億6,900万件になったと発表されました。発表文で追加コンテンツの内容について詳しく紹介されています。

OCLC announces new agreements with publishers around the world, adding high-quality content to WorldCat Local(OCLC 2012/6/22付けニュース)
http://www.oclc.org/news/releases/2012/201241.htm

参考:
OCLCのディスカバリインタフェース“WorldCat Local”で検索可能なコンテンツが9.2億件に 今後も増加予定
http://current.ndl.go.jp/node/20258

OCLCのディスカバリインタフェース“WorldCat Local”でElsevier社の電子ジャーナル・電子書籍の全文検索が可能に
http://current.ndl.go.jp/node/20066

WorldCat Localの検索インデクスにACM、Gale、CUP、Annual Reviewsなどのコンテンツが追加 検索可能論文は6億件以上に

津波で全壊した岩手県・陸前高田市立図書館の建物の解体作業が始まる

東日本大震災による津波で建物が全壊した岩手県の陸前高田市立図書館の建物の解体が開始されると報じられています。2012年6月21日の同市議会全員協議会で発表されたもので、図書館を含めた39施設の建物の解体作業が6月中に開始され、2013年3月までに終了予定ということです。

東日本大震災:陸前高田市、被災建物を解体 市庁舎や図書館など39施設、来年3月までに /岩手(毎日jp 2012/6/22付け記事)
http://mainichi.jp/area/iwate/news/20120622ddlk03040118000c.html

陸前高田市立図書館(被災前の姿)
http://archive.shinsai.yahoo.co.jp/entry/65636/

陸前高田市立図書館(被災後の姿)
http://www.flickr.com/photos/argeditor/sets/72157626525687703/
http://www.flickr.com/photos/argeditor/sets/72157627211779028/

参考:
古本を寄付金へ、岩手県陸前高田市がバリューブックス社の協力で「陸前高田市図書館ゆめプロジェクト」を開始
http://current.ndl.go.jp/node/21019