アーカイブ - 2012年 6月 22日

佐賀県武雄市図書館に指定管理者制度を導入する条例改正案が可決

2012年6月21日の佐賀県武雄市議会で、武雄市図書館に指定管理者制度を導入する条例改正案が可決しました。7月の臨時議会でカルチュア・コンビニエンス・クラブ(CCC)株式会社を指定管理者に選定する議案が提出される予定と報じられています。同館の構想については、樋渡啓祐市長から、利用者は従来の図書館カードと「Tカード」を選択できること、Tカードを選択した場合でも利用者が借りた本のタイトル等の貸出履歴はCCC側に提供されないことが示されています。

条例改正案を可決 武雄市図書館ツタヤ委託計画(佐賀新聞 2012/6/21付け記事)
http://www.saga-s.co.jp/news/saga.0.2231397.article.html

貸し出し履歴提供せず 武雄市図書館、ツタヤ委託(佐賀新聞 2012/6/12付け記事)
http://www.saga-s.co.jp/news/saga.0.2222748.article.html

図書館論争終わった感じ(武雄市長物語 2012/6/12付け記事)
http://hiwa1118.exblog.jp/16040067/

参考:
日本図書館協会(JLA)が「武雄市の新・図書館構想について」を公表
http://current.ndl.go.jp/node/20984

Ex Libris社のPrimo Central Indexに様々なコンテンツが追加―ブリタニカ、NPG、NEJM、Springer Protocols、電子書籍

2012年6月21日、Ex Libris社のディスカバリサービスPrimo用の検索インデクスである“Primo Central Index”に最近追加されたコンテンツについて発表されました。発表文では、Encyclopædia Britannica、Nature Publishing Group、New England Journal of Medicine、Project Euclid等の15のコンテンツプロバイダの名前が挙げられています。また、Cambridge University Press、University Press Scholarship Online platform、Sage、Wiley-Blackwell等の電子書籍や、Springer Protocolsも追加されたとしています。

New publishers and aggregators to provide content for the Ex Libris Primo Central index of scholarly e-resources(Ex Libris 2012/6/21付けプレスリリース)
http://www.librarytechnology.org/ltg-displaytext.pl?RC=16987

参考:

2012年米国図書館協会(ALA)年次大会が開催(6/21~26)

米国図書館協会(ALA)が主催する2012年のALA年次大会が、2012年6月21日から26日にかけて、カリフォルニア州アナハイムで開催されます。Twitterではハッシュタグ“#ala12”でその様子を追うことができます。

ALA Annual
http://www.alaannual.org/

Conference Highlights
http://alaannual.org/content/conference-highlights

2012 ALA Annual Scheduler(プログラムが確認できる)
http://ala12.scheduler.ala.org/

ハッシュタグ“#ala12”によるTwitter検索
http://search.twitter.com/search?q=%23ala12

参考:
2011年米国図書館協会(ALA)年次大会が開催(6/23~28)
http://current.ndl.go.jp/node/18479

E1196 - 米国図書館協会(ALA)の2011年の年次大会
http://current.ndl.go.jp/e1196

E1074 - 2010年の米国図書館協会(ALA)年次大会が開催される
http://current.ndl.go.jp/e1074

シンガポールの公共図書館で電子書籍端末の貸出が始まる

2012年6月21日、シンガポール国立図書館委員会(National Library Board:NLB)による新たなサービスとして、同国のべドク公共図書館で電子書籍端末の貸出が始まりました。

同館には、iPad100台、TumbleBooks Playaway100台、Kindle5台が用意されており、利用者は2週間借りることが可能です。iPadからは、NLBの電子リソースにアクセスでき、220万点の電子書籍、140のデータベースを利用できるとのことです。

なお、iPadの貸出に際しては、利用者は1時間程度のワークショップへの参加が求められています。

iPads and Playaways for loan at Bedok Public Library (National Library Board 2012/6/21付けの記事)

国立教育政策研究所、「地震国の学校建築―ニュージーランドと日本の知見の交流―」の講演会報告書を公開

2012年6月20日に、国立教育政策研究所が、1月24日開催の講演会「地震国の学校建築―ニュージーランドと日本の知見の交流―」をまとめた報告書を公開しました。

報告書には、ニュージーランドにおける学校建築の耐震対策と震災復興への取組についての講演、東日本大震災において避難所となった学校の実態と地域社会に対して果たした役割についての講演、そして、東日本大震災での学校建築の被害実態についての講演の3つが掲載されています。

平成23年度 国立教育政策研究所 文教施設研究講演会「地震国の学校建築―ニュージーランドと日本の知見の交流―」報告書 (PDF)
http://www.nier.go.jp/shisetsu/pdf/hokoku2011.pdf

国立教育政策研究所 (2012年6/20付けの新着情報に「平成23年度 国立教育政策研究所 文教施設研究講演会『地震国の学校建築』報告書を掲載しました。」とあります。)
http://www.nier.go.jp/index.html

立命館大学図書館、EBSCO社のディスカバリサービス“EBSCO Discovery Service”を日本初導入

立命館大学図書館がEBSCO社のディスカバリサービス“EBSCO Discovery Service”を導入し、運用を開始しました。同サービスの導入は日本で初めての事例です。

立命館大学図書館のTOPページにディスカバリーが登場(立命館大学図書館 2012/6/22付けニュース)
http://www.ritsumei.ac.jp/acd/mr/lib/news/20120622_2.html

立命館大学様/立命館アジア太平洋大学様において、弊社EBSCO Discovery Serviceの導入が決定いたしました!(EBSCO 2011/10付け)
http://www.ebsco.co.jp/e-solution/eds_news/ritsumeikan.html

米Penguinグループ、ニューヨーク及びブルックリン公共図書館に電子書籍を提供する実験プロジェクトを開始

2012年6月21日、米国のPenguinグループ、ニューヨーク公共図書館、ブルックリン公共図書館、3M社が協力して電子書籍サービスに関する実験プロジェクトを行うことが発表されました。これにより、2012年8月から、Penguinグループの電子書籍(出版から半年経過したもの)が3M社の図書館向け電子書籍サービス3M Cloud Libraryを通じて両館の利用者に対して提供されます。プロジェクト期間は当初1年間と予定されており、うまくいけば、同様のサービスが全米へと拡大される可能性があるとのことです。

Penguinグループは公共・学校図書館向け電子書籍サービスを提供するOverDrive社との契約を2012年2月に打ち切っていました。今回のプロジェクトに対して米国図書館協会(ALA)が歓迎の意を表明しています。

Penguin Group (USA) Launches Library Lending Pilot Program(ニューヨーク公共図書館 2012/6/21付けプレスリリース)
http://www.nypl.org/press/press-release/2012/06/21/penguin-group-usa-launches-library-lending-pilot-program

米国人は図書館を、その電子書籍サービスをどのように利用しているか? Pew Research Centerが調査レポートを公表

米国の非営利団体Pew Research Centerが、2012年6月22日付けで、米国における人々の図書館やその電子書籍サービスの利用をテーマとした調査レポート“Libraries, patrons, and e-books”を公表しました。冒頭の要約部分に続いて、以下のような構成になっています。

・第1章:図書館と電子書籍を取り巻く問題について
・第2章:人々はどこで本を探すか
・第3章:図書館利用者
・第4章:人々は昨年どのように図書館を利用したか
・第5章:過渡期にある図書館
・第6章:電子書籍の貸出について詳しく見てみる
・第7章:電子書籍を借りない人々
・第8章:考察

なお、Pew Research Centerは2012年4月に米国における電子書籍の利用実態と読書習慣についてのレポート“The rise of e-reading”を公表しましたが、こちらは図書館を正面から取り上げたものではありませんでした。

Libraries, patrons, and e-books(PDF:80ページ)
http://libraries.pewinternet.org/files/legacy-pdf/PIP_Libraries_and_Ebook_Patrons%206.22.12.pdf

東日本大震災から1年間の国立国会図書館による被災地支援等を振り返る(記事紹介)

『国立国会図書館月報』615/616号(2012年6/7月)に、「被災資料を救う:国立国会図書館の1年間の取組みを振り返る」(p.4~10)という記事が掲載されています。東日本大震災の発生から1年間に行われた国立国会図書館(NDL)の活動をまとめたもので、NDLの被災状況と破損資料の補修、被災図書館の資料復旧支援、文化財レスキュー事業への参加、破損資料の補修研修について紹介されています。

国立国会図書館月報 615/616号(2012年6/7月)
http://dl.ndl.go.jp/view/download/digidepo_3498720_po_geppo120607.pdf?contentNo=1

国立国会図書館月報
http://www.ndl.go.jp/jp/publication/geppo/

米国務省による『米国外交文書史料集』電子書籍化プロジェクト、新たに10点の資料を公開

米国国務省のOffice of the Historianが、現在プロジェクトとして進めている『米国外交文書史料集(Foreign Relations of the United States:FRUS)』の電子書籍化について、新たに第3弾として10巻の資料を公開しました。今回公開された資料は、ニクソン大統領期からフォード大統領期にまたがるもので、そのうち4巻がベトナム戦争に関するものとされています。

2012年3月8日に始められた、国務省によるFRUSの電子書籍化プロジェクトは、米国政府の151年間の外交資料を研究者向けにTEI形式のデジタル化を行うというものです。現在26巻が公開されている電子書籍は、EPUB版とMobi版の2つのフォーマットが用意されており、テスト期間が終了する2012年後半以降は、それらの資料をOffice of the Historianのウェブサイトもしくは電子書籍ストアで提供するとしています。

E-Books (Office of the Historian at the U.S. Department of Stateのページ)
http://history.state.gov/historicaldocuments/ebooks

金沢大学・静岡大学・名古屋大学附属図書館が「学習支援促進のための三大学連携事業に関する協定」を締結

金沢大学、静岡大学、名古屋大学の附属図書館が2012年6月21日に結んだ「学習支援促進のための三大学連携事業に関する協定」の内容が発表されました。それによると、ラーニングコモンズを持つこれら3館で協力して、学習支援サービスに関し、海外連携や人材育成をも含む次のことを行うようです。

・ラーニング・コモンズを活用した学生への学習支援の促進に関すること。
・留学生への学習支援に関すること。
・国際連携(海外の大学図書館との事業の連携)による学習支援の強化に関すること。
・学習支援を担当する職員の育成に関すること。
・その他学生への学習支援の促進に必要な事業に関すること。

また、2012年度は、連携事業の一環として、図書館振興財団の助成を受け、情報リテラシー教育を担当する職員の育成を行う「Information Literacy Instruction ライブラリアン育成事業」を行うともしています。

「学習支援促進のための三大学連携事業に関する協定」を締結(名古屋大学附属図書館 2012/6/21付けニュース)
http://info.nul.nagoya-u.ac.jp/news/centrallib/2012/120621

参考:
金沢大学・静岡大学・名古屋大学の各附属図書館が学生の学習支援のための連携へ

Knowledge Exchangeにフィンランドの科学のためのITセンター“CSC”が参加へ

2012年6月15日に、デンマークの電子研究図書館(DEFF)やドイツ研究財団(DFG)等の欧州4か国4機関が共同で運営しているKnowledge Exchange(KE)が、フィンランドの科学のためのITセンターである“CSC”との間で覚書を交わし、今後CSCがKEに参加する方向で調整に入ったと発表しています。

Knowledge Exchange works on extending membership with CSC (Knowledge Exchange 2012/6/15付けの記事)
http://www.knowledge-exchange.info/Default.aspx?ID=62&M=News&NewsID=149

米国情報標準化機構(NISO)、紙・電子書籍の“Demand-Driven Acquisition”に関する推奨事項を検討するプロジェクトを開始

2012年6月20日、米国情報標準化機構(NISO)が、図書館における書籍の“Demand-Driven Acquisition”(需要駆動型購入方式:DDA)に関する推奨事項を検討するプロジェクトを開始すると発表しました。関心のある図書館や出版者、個人等の参加を求めています。

DDAは、“Patron-Driven Acquisition”(利用者駆動型購入方式:PDA)あるいは“Purchase on Demand”(PoD)とも呼ばれ、図書館員が選書を行う伝統的な方式とは異なり、利用者が実際に必要とした資料を購入するというモデルのことを指します。DDAによってコスト削減や購入タイトルの利用増が見込めると期待されていますが、図書館側にとってはDDA対象タイトルの管理等の新しい業務が発生します。現在は主に大学図書館における電子書籍の購入という文脈で導入されているDDAですが、同プロジェクトでは、公共図書館など他の館種の図書館や、紙の書籍も対象としています。

NISO Launches New Initiative to Develop Recommended Practices for Demand-Driven Acquisition (DDA) of Monographs(NISO 2012/6/20付けプレスリリース)

Google、危機言語保存プロジェクト“Endangered Languages Project”を発表

2012年6月21日に、Googleが、絶滅の恐れのある危機言語に関する最新の包括的な情報を提供するプロジェクト“Endangerd Languages Project”を発表しました。これは、世界の全言語のうちの約半数を占める、絶滅の恐れのある言語3,000以上を記録することで、文化的多様性を保存するというものです。プロジェクトは、Alliance for Linguistic Diversityという団体の支援を受けており、参加者は、危機言語に関する知識の共有や研究へのアクセス、コンテンツのアップデートへの協力等が可能になっています。

なお、Googleはこのプロジェクトの立ち上げにかかわっていますが、長期的な目標に向けて、今後数か月のうちに危機言語保存の専門家にプロジェクトをゆだねるとしています。

Endangered Languages Project
http://www.endangeredlanguages.com/

The Endangered Languages Project: Supporting language preservation through technology and collaboration (Official Google Blog 2012/6/21付けの記事)

静岡県内図書館等の横断検索「おうだんくんサーチ」がスマートフォンに対応

2012年6月20日、静岡県内の公共・大学図書館等の蔵書を横断検索する「おうだんくんサーチ」がスマートフォンに対応しました。スマートフォン(Android 2.2/2.3、iOS4以上に対応)でアクセスすると自動的にスマートフォンに最適化された表示が行われます。

おうだんくんサーチ
http://mets.elib.gprime.jp/oudankun-search_pref_shizuoka/

おうだんくんサーチがスマートフォン対応になりました!!(静岡県立中央図書館 2012/6/20付けお知らせ)
http://www.tosyokan.pref.shizuoka.jp/contents/info/2012/osirase2012_06.html

大分県立図書館、1961年以前の県内地方紙をデジタル化した「新聞画像データベース」を館内提供開始

大分県立図書館が、図書館振興財団の助成を受けて、1961年以前の県内地方紙の紙面をデジタル化した「新聞画像データベース」を開発したと報じられています。同館調査相談・地域情報室内に設置された専用端末で2012年6月22日から利用できるそうです。デジタル化されたのは、大分合同新聞、大分新聞、豊州新報、臼杵新聞、日田新報、田舎新聞、両豊新報の記事約165,000件とのことです。

1961年以前の新聞検索可能 県立図書館(大分合同新聞 2012/6/21付け記事)
http://www.oita-press.co.jp/localNews/2012_134025744372.html

大分県立図書館と大分大学との協同による戦前期地方新聞画像データベースの構築
http://d.hatena.ne.jp/josei002-11/

金剛株式会社が様々な文化施設の取組などを紹介する季刊誌「Passion」を電子書籍化

書架などさまざまな棚を販売する金剛株式会社が季刊誌「Passion」を電子書籍化しました。現在、No.30~No.33の4号が掲載されています。特集は以下のようになっています。

・No.30:九州国立博物館
・No.31:現場の取組み・考え方(ライブラリー・ミュージアム編)
・No.32:魅せる展示の考え方
・No.33:震災への取り組み

電子カタログ(金剛株式会社)
http://www.ebook-cs.net/webebook/ebook/904/catalog.html

季刊誌「Passion」の電子書籍のご案内(金剛株式会社 2012/06/21付けお知らせ)
http://www.kongo-corp.co.jp/info/index.html#1