アーカイブ - 2012年 6月 15日

Kuali OLE及びJISC、グローバルでオープンなナレッジベースを構築する“Global Open Knowledgebase”プロジェクトを発表

米国のKuali OLEプロジェクト及び英国のJISCが、電子リソースのグローバルでオープンなナレッジベースを構築する“Global Open Knowledgebase”(GOKb)プロジェクトを発表しました。アンドリュー・W・メロン財団から499,000ドルの助成を受けており、ノースカロライナ州立大学がリーダー機関となっています。発表文や、GOKbのウェブサイトに掲載されているER&L2012でのプレゼン資料ではGOKbは以下のようなものと説明されています。

・電子リソースの出版情報、関連機関、モデルライセンス等の情報を登載する
・コミュニティベースで維持管理を行う
・各種標準規格やクリエイティブコモンズのCC0(パブリックドメイン)ライセンスを採用
・ユーザ用のインターフェースは存在せず、APIで生データを提供する
・オープンソースの図書館システムKuali OLE用のナレッジベース
・ベンダーのナレッジベースを置き換えるものではない
・図書館とベンダーが識別子を共有する場である
・登載データは出版社やCUFTSから提供されるか手動作成する

プレゼン資料では、その他、グローバルなGOKbとKuali OLEで管理されるローカルデータの関係や、データモデル、今後の予定等についても説明されています。

GOKb
http://gokb.org/

帯広畜産大学・旭川医科大学・小樽商科大学が互いの蔵書の弱みをカバーし合う「蔵書交換展示会」

2012年6月12日から28日にかけて、旭川医科大学図書館が、帯広畜産大学附属図書館から獣医学・農畜産学・食品科学分野の学生向け図書を100冊借りて展示会を行っています。6月13日から7月5日にかけては、帯広畜産大学附属図書館が、小樽商科大学附属図書館から「ドラッカー」に関する図書を100冊借りて展示会を行っています。貸出も行っているとのことです。

これらは、帯広畜産大学附属図書館、旭川医科大学図書館、小樽商科大学附属図書館の3館で連携し、お互いに100冊ずつの図書を貸し借りしあうことで、それぞれの蔵書が弱い分野をカバーするという取組です。2011年12月には、旭川医科大学図書館と小樽商科大学附属図書館の間で同種の試みが行われていました。

「帯広畜産大学から100冊の本がやって来る」展示会のお知らせ(旭川医科大学図書館)
http://acesv.asahikawa-med.ac.jp/info/news-2012-008.html

始まりました!!【蔵書交換展示 : ややや!小樽商科大学から100冊の本がやって来た】6/13-7/5(帯広畜産大学読書推進プロジェクト 2012/6/13付け記事)
http://d.hatena.ne.jp/dokusho_obi/20120613/1339560566

参考:

15世紀以降の貴重書の装丁画像データベース“Folger Bindings Image Collection”が公開

米国ワシントンD.C.にあるフォルジャー・シェイクスピア・ライブラリー(Folger Shakespeare Library)が、貴重書の装丁や製本技術に着目した画像データベース“Folger Bindings Image Collection”を公開しました。このデータベースには、15世紀以降に出版された1,000点もの貴重書の、表紙や背、天や細かい意匠などを撮影した3,000点以上の画像が収録されています。もっとも古い資料としては、15世紀のドイツで出版された、革と木を使って製本されたインキュナブラなどがあります。1932年にフォルジャー(Henry Clay Folger)夫妻によって設立された同館は、世界最大のシェイクスピア関連コレクションで知られており、他にも多数の貴重書を所蔵しています。

Folger Bindings Image Collection
http://luna.folger.edu/luna/servlet/BINDINGS~1~1

Folger Shakespeare Library
http://www.folger.edu/

Reference: Folger Shakespeare Library Launches Book Bindings Database(LJ INFOdocket 2012/6/12付け記事)

英国国立公文書館、第二次世界大戦中の戦争画コレクションをデジタル化して公開

英国国立公文書館(TNA)が、第二次世界大戦中にプロパガンダのために使用された絵画・ポスター・風刺画・肖像画等350点あまりを、Wikimedia UKの協力でデジタル化し、Wikimedia Commonsで公開しました。今後は約2,000点から成るコレクション全体のデジタル化も計画されているそうです。

Category:War art in The National Archives (United Kingdom)
http://commons.wikimedia.org/wiki/Category:War_art_in_The_National_Archives_(United_Kingdom)

鳥取県立図書館のビジネス支援サービスを受けて商品化された「シャッターガード」

鳥取県立図書館が、同館のビジネス支援サービスを受けて株式会社沢田防災技研が開発した「シャッターガード」という製品について、そのエピソードをマンガ付きで紹介しています。

フジテレビの人気番組「ほこ×たて」に図書館発シャッターガード登場(6月17日放送)(鳥取県立図書館)
http://www.library.pref.tottori.jp/hp/menu000001700/hpg000001617.htm

シャッターガード製品案内(沢田防災技研)
http://www.sawada-guard.com/seihin/shutter_guard/index.html

参考:
大阪府立中之島図書館、同館の「ビジネス支援サービス」の利用状況に関する調査報告書を公表
http://current.ndl.go.jp/node/19721

福岡県立図書館、同館のビジネス支援の動画をYouTubeで公開
http://current.ndl.go.jp/node/18301

ビジネス支援図書館推進協議会、『図書館員によるビジネス課題への回答事例集~あなたの仕事をお手伝い』を公開
http://current.ndl.go.jp/node/16632

図書館のビジネス利用に関する調査結果(日本)

ケンブリッジ大の学生図書コレクション賞、今回の受賞者は日本資料コレクターに決定

英国ケンブリッジ大学図書館が実施している、学生による図書コレクションを表彰する賞“Rose Book-Collecting Prize”の2011-2012年の受賞者が、20世紀以前の日本の出版物を収集しているビアンキ(Alessandro Bianchi)さんに選ばれました。現在博士課程で日本研究を専攻し、特に近世を対象に研究を行っているビアンキさんは、研究のために来日した2007年夏ごろから版本を中心としたコレクションを始めるようになり、主に古書市場や神田神保町の古書店で資料を買い求めているそうです。コレクションのなかで最も古いものは、1683年に刷られた周興嗣の「千字文」ということです。コレクション全体の紹介文も公開されています。

Rose Book-Collecting Prize winner 2011-2012(ケンブリッジ大学図書館 2012/6/13付けニュース)
http://www.lib.cam.ac.uk/newspublishing/index.php?c=#news350

Japanese popular publications before the twentieth century(PDF:9ページ)
http://www.lib.cam.ac.uk/bookprize/2012essay.pdf

「全国歴史民俗系博物館協議会」、6月14日に設立集会開催、正式発足へ

全国12館の歴史民俗系博物館長が発起人となり、「全国歴史民俗系博物館協議会」が発足するとのプレスリリースが国立歴史民俗博物館よりでています。

この「全国歴史民俗系博物館協議会」は、歴史民俗系の博物館はこれまで館種別の組織がなく、東日本大震災の際に相互連携による速やかな救援活動を行えなかったとの反省を踏まえ発足するものとのことです。

Ref.
「全国歴史民俗系博物館協議会」の発足および設立集会の開催のご案内(国立歴史民俗博物館プレスリリース)
http://www.rekihaku.ac.jp/others/press/p120614.html

全国歴史民俗系博物館協議会(仮称)の立ち上げにあたって(2012/4/26付け)
http://www.rekimin.com/about.html

オーストラリアの図書館8機関、OCLCのWorldShare Management Serviceの利用開始

OCLCのニュースリリースが、オーストラリアの図書館8機関が、OCLCのWorldShare Management Serviceを利用するパイロットプロジェクトを開始したと公表しています。参加8機関には、Auburn Public Library (ニューサウスウェールズ州)、 Lowther Hall Anglican Grammar School(ビクトリア州)、メルボルン大学のAcademic Centre, Newman College & St Mary’s College (ビクトリア州)、hire of Collie Public Library (西オーストラリア州)、t Michael’s Collegiate School (タスマニア州)など、オーストラリアの様々な地域・館種の図書館が含まれています。

Ref.
Libraries in Australia begin pilots of OCLC WorldShare Management Services(OCLC 2012/6/14付けプレスリリース)
http://www.oclc.org/us/en/news/releases/2012/201236.htm

OCLC WorldShare™ Management Services(紹介)

Dollar General社、自然災害に被災した学校図書館への支援を継続(米国)

米国のディスカウント店大手のDollar General社の基金であるDollar General Literacy Foundationが、自然災害の被害を受けた学校図書館への支援プログラムを継続することが、ALAより公表されています。

このプログラム(Beyond Words: The Dollar General School Library Relief Fund)は、Dollar Generalが米国図書館協会(ALA)、米国学校図書館協会(AASL)、米国芸術基金(NEA)の協力のもと2006年に開始したものであり、被災した学校図書館の再建とプログラムの拡大のために資金提供が行われるものです。これまでに、130機関に対して100万ドルの資金が提供されているとのことです。

Ref.
Dollar General renews support of school libraries impacted by natural disaster(2012/6/11)
http://www.ala.org/news/pr?id=10732

米国ノースカロライナ州、図書館に140万ドルの資金を提供

米国ノースカロライナ州が、州内の図書館の活動を支援するため、140万ドルの資金提供を行うことが公表されています。仕事探し、夏季の読書活動、家族のためのプログラムにおいて図書館員の支援を得るべく、71の地域的なプロジェクト、あるいは州全域のプロジェクトに対し資金を提供するとのことで、ノースカロライナ州図書館が構築を進めるオンライン百科事典“NCpedia”への資金提供も行われるとのことです。

Ref.
State Library Announces $1.4 Million for Books, Outreach, Technology(2012/6/12)
http://news.ncdcr.gov/2012/06/12/state-library-announces-1-4-million-for-books-outreach-technology/

Auto-Graphics社の図書館システムVERSOがオンライン決済ソリューションSmartPAYと連携

米国Auto-Graphics社の図書館システム“VERSO Library Management PlatformがComprise社のオンライン決済ソリューションSmartPAYと連携したと発表されいました。これにより、例えばOPAC経由での有料電子コンテンツの販売、図書館への寄付の受け付け、利用者による罰金等の支払い等が24時間オンラインで可能になるとしています。

Auto-Graphics Announces SmartPay Online Payment Integration with its VERSO Library Management Platform(Auto-Graphics社 2012/6/14付けニュース)
http://www4.auto-graphics.com/news/pressreleaseshow.asp?id=20120614