2012年5月27日,東北大学において,「図書館総合展フォーラム2012 in 仙台 図書館政策フォーラム2012『東日本大震災とMALUI連携』」が開催された。このフォーラムは,東日本大震災の記録を今後の防災・減災につなげるための,M(博物館),A(文書館),L(図書館),U(大学),I(企業)による連携および各機関による震災アーカイブ構築の推進について検討することを目的として開かれた。...
米国の大学・研究図書館協会(ACRL)が,大学・研究図書館の価値について発信していくための提言等をまとめた白書“Connect, Collaborate, and Communicate: A Report from the Value of Academic Libraries Summits”(2012年6月付)を刊行した。...
2012年6月12日、米国イリノイ州のシカゴ市によって公立高校のなかに公共図書館を設置するという計画が発表されました。この高校は、2013年に市南西部のバック・オブ・ザ・ヤード(Back of the Yards)地区で開校予定のバック・オブ・ザ・ヤード高校で、国際バカロレア認定校とされています。これは、シカゴ市の公立学校とシカゴ公共図書館がそれぞれ持っている資源をうまく組み合わせて活用することを目指すというプロジェクトの最初の試みで、十代の若者たちに適した蔵書や、学習用デジタル設備を提供するとともに、地域住民へのサービスを行うことを目的としています。この図書館の特徴として、完全なサービスを提供する、週6日間開館する、公共図書館員と併せてフルタイムの司書教諭を配置して学校のカリキュラムに応じた蔵書構築を行う、利用者はシカゴ公共図書館の全ての蔵書やデータベースが利用できる、図書館には独立した入口が設けられる、等が挙げられています。市の発表のほか、地元紙でもこの計画について取り上げられています。
Mayor Emanuel, CPS and Chicago Public Library Announce New Community Library in New Back of the Yards High School(シカゴ市2012/6/12付けプレスリリース)
米国フロリダ州のヒルズボロ郡(Hillsborough County)にある公共図書館で“Library History Roadshow”というプロジェクトが行われています。これは、2014年にヒルズボロ郡の公共図書館が100周年を迎えるのを記念し、利用者である地域住民から、同地域の公共図書館の歴史に関わる写真や思い出の品等の資料を集めるというものです。集められた資料はデジタル化され、ヒルズボロー郡公共図書館のウェブサイトで公開される予定となっています。