アーカイブ - 2012年 6月 14日

ニューヨーク公共図書館の歴史的地図のデジタル化、順調に進行中

ニューヨーク公共図書館の歴史的な地図や地図帳をデジタル化するGISプロジェクトが、ブ順調に進んでいることがブログで報じられています。約8000枚の地図のスキャンが完了したとのことです。

なお、スキャンされ利用可能となった地図は、 maps.nypl.orgで現在の地図と重ね合わせたりすることができるとのことです。maps.nypl.orgには使い方を紹介したビデオも併せて提供されています。

Ref.
The New York City Historical GIS Project(2012/6/13)
http://www.nypl.org/blog/2012/06/13/nyc-historical-gis-project

NYPL Map Warper
http://maps.nypl.org/

2016年の世界の電子書籍市場は?

2016年の世界の電子書籍市場がどのようになっているのかについて、paidContent
においてPricewaterhouse Coopersの予測が掲載されています。米国では商業出版の約50%が電子書籍になること、またアジアでは、韓国の市場が既に電子書籍へのシフトがかなり進んでいることを踏まえあまり伸びない一方、日本は2倍以上に拡大することが予測されています。

Ref.
What will the global e-book market look like by 2016?(2012/6/12)
http://paidcontent.org/2012/06/12/what-will-the-global-e-book-market-look-like-by-2016/

長期的に見て「得」をする修士号はどれか?(記事紹介)

Forbes紙に“The Best And Worst Master's Degrees For Jobs”と題して、給与と雇用予測という観点から見た修士号のベスト&ワーストランキングを紹介する記事が掲載されています。

このランキングは、中堅社員の給与の中央値を学位別に示したPayscale.comのデータ及び、2010年から2020年における雇用増加率に関する米国労働統計局の予測に基づいて計算されています。後者については、ある修士号を取得した人々に人気のあるいくつかの職業について雇用予測を調べているようです。記事の記者は、これら2種類のスコアを組み合わせて最終的なランキングを決定しています。

『カレントアウェアネス-E』216号発行

E1301 - 電子レファレンス資料の課題と考え方<文献紹介>

E1301 - 電子レファレンス資料の課題と考え方<文献紹介>

資料のデジタル化とウェブによる提供は,図書館におけるコレクション構築に大きな変革をもたらしつつある。特に,レファレンス資料は,通読するというよりは必要に応じて参照する資料であり,その影響は大きい。現実に,出版社は電子コンテンツと全文インターフェースの提供に重点を置いている。古典的なレファレンス資料はオンライン上のインタラクティブな製品となり,印刷体資料の利用は減り続けている。それにも関わらず,完全に電子レファレンス環境へ移行することができないでいる図書館も存在する。学生は調査の出発点として検索エンジンやウィキペディアを頼りにしつつあり,従来のレファレンス資料は忘れ去られつつある。...

E1300 - 2012年ISO/TC46国際会議<報告>

E1300 - 2012年ISO/TC46国際会議<報告>

2012年5月7日から11日まで,ドイツのベルリンにおいてISO/TC46(International Organization for Standardization/Technical Committee 46)の国際会議(E942E1059E1180参照)が開催された。TC46は「情報とドキュメンテーション」を担当する専門委員会である。今回の会議ではTC46総会と4つの分科委員会の総会に加え,一部の作業部会の会議が開かれ,日本からは筆者を含めて5名が参加した。筆者は「技術的相互運用性」を担当する分科委員会SC4に関する国内での検討に数年前から参加しており,今回はSC4の会議を中心に出席した。以下ではSC4の会議について報告する。...

E1299 - 図書館総合展フォーラム2012 in 仙台<報告>

E1299 - 図書館総合展フォーラム2012 in 仙台<報告>

2012年5月27日,東北大学において,「図書館総合展フォーラム2012 in 仙台 図書館政策フォーラム2012『東日本大震災とMALUI連携』」が開催された。このフォーラムは,東日本大震災の記録を今後の防災・減災につなげるための,M(博物館),A(文書館),L(図書館),U(大学),I(企業)による連携および各機関による震災アーカイブ構築の推進について検討することを目的として開かれた。...

E1298 - 大学・研究図書館の価値を評価するために求められる活動とは

E1298 - 大学・研究図書館の価値を評価するために求められる活動とは

米国の大学・研究図書館協会(ACRL)が,大学・研究図書館の価値について発信していくための提言等をまとめた白書“Connect, Collaborate, and Communicate: A Report from the Value of Academic Libraries Summits”(2012年6月付)を刊行した。...

E1297 - 分野別リポジトリの持続可能性について実例をもとに考える

E1297 - 分野別リポジトリの持続可能性について実例をもとに考える

米国OCLCの研究部門OCLC Researchが,2012年5月11日に,分野別リポジトリの持続可能性をテーマとするレポート“Lasting Impact: Sustainability of Disciplinary Repositories”を公表した。図書館員を対象としたこのレポートは,PubMed Central等の代表的な分野別リポジトリの運営体制やビジネスモデルを解説し,それらの持続可能性について考える手助けとなることを目指したものである。以下,その概要を紹介する。...

E1296 - チャットレファレンスにおける質問明確化の実態は?

E1296 - チャットレファレンスにおける質問明確化の実態は?

レファレンスサービスにおいて,利用者からの質問を明確化するプロセスは不可欠なものとされ,対面のレファレンスサービスにおける質問明確化の研究は,海外では,既に長い歴史を持つ。米国においては,近年,従来の対面や電話での質問受付に替わり,チャットソフト等を利用した質問受付の比重が大きくなっているあるが,これら対面とは異なるバーチャル・レファレンスサービス(VRS)の環境においても,質問明確化プロセスの理解が重要であると指摘されている(E1202参照)。...

公立高校のなかに公共図書館を? 米国シカゴ市の試み

2012年6月12日、米国イリノイ州のシカゴ市によって公立高校のなかに公共図書館を設置するという計画が発表されました。この高校は、2013年に市南西部のバック・オブ・ザ・ヤード(Back of the Yards)地区で開校予定のバック・オブ・ザ・ヤード高校で、国際バカロレア認定校とされています。これは、シカゴ市の公立学校とシカゴ公共図書館がそれぞれ持っている資源をうまく組み合わせて活用することを目指すというプロジェクトの最初の試みで、十代の若者たちに適した蔵書や、学習用デジタル設備を提供するとともに、地域住民へのサービスを行うことを目的としています。この図書館の特徴として、完全なサービスを提供する、週6日間開館する、公共図書館員と併せてフルタイムの司書教諭を配置して学校のカリキュラムに応じた蔵書構築を行う、利用者はシカゴ公共図書館の全ての蔵書やデータベースが利用できる、図書館には独立した入口が設けられる、等が挙げられています。市の発表のほか、地元紙でもこの計画について取り上げられています。

Mayor Emanuel, CPS and Chicago Public Library Announce New Community Library in New Back of the Yards High School(シカゴ市2012/6/12付けプレスリリース)

高校図書館の見学を通じて中学生の受験校選択を、「東京・高等学校図書館スタンプラリー」が開催

東京都で2012年8月20日から23日にかけて「東京・高校学校図書館スタンプラリー」が開催されます。中学生とその保護者などを対象とし、「高校生活を支援している学校図書館を見学することで、受験校選択に役立てよう」という主旨で企画されたもので、東京都立広尾高校をはじめとする都内の高等学校(中高一貫校含む)13校が参加しています。スタンプを2個集めると、特製しおりと冊子「中学生におすすめの本」がもらえるとのことです。期間中、一部の学校では、ブックトークやポップの書き方講習、作家の橋本紡さんと学校図書館が舞台の小説について話す会といったイベントも行われます。

東京:高校・学校図書館スタンプラリー(PDF:2ページ)(※2012/6/27リンク修正)
http://tokyohslib.ehoh.net/TokyoHighSchLibStamp-rally0621.pdf

東京:高校・学校図書館スタンプラリー
http://tokyohslib.ehoh.net/

フランス国立図書館の電子図書館Gallica、“Pinterest”に公式ページを開設

2012年6月13日に、フランス国立図書館(BNF)の電子図書館“Gallica”が、オンラインの画像クリッピングサービス“Pinterest”に公式ページを開設しました。Gallicaで提供されている、写本装飾や児童書、1968年の5月革命当時のポスター等がボードでまとめられています。

GallicaBnF on Pinterest
http://pinterest.com/GallicaBnF/

Retrouvez Gallica sur Pinterest (Gallica le blog)
http://blog.bnf.fr/gallica/?p=4265

参考:
E1284 - 画像でつながるSNS“Pinterest”,図書館も進出
http://current.ndl.go.jp/e1284

大学図書館コンソーシアム連合(JUSTICE)、2011年度活動報告資料を公開

2012年6月13日に、大学図書館コンソーシアム連合(JUSTICE)が、2011年度(平成23年度)の活動報告資料を公開しました。報告書は、「活動体制の整備」や「活動計画」、「出版社交渉」等の11項目でまとめられています。

大学図書館コンソーシアム連合(JUSTICE)の活動報告(平成23年度) (PDF)
http://www.nii.ac.jp/content/justice/documents/H23_JUSTICE_AnnualReport.pdf

平成23年度JUSTICE活動報告を掲載しました (JUSTICE 2012/6/13付けの記事)
http://www.nii.ac.jp/content/justice/news/2012/0613182820.php

100周年に向けて利用者とともに作る図書館史“Library History Roadshow”(米国)

米国フロリダ州のヒルズボロ郡(Hillsborough County)にある公共図書館で“Library History Roadshow”というプロジェクトが行われています。これは、2014年にヒルズボロ郡の公共図書館が100周年を迎えるのを記念し、利用者である地域住民から、同地域の公共図書館の歴史に関わる写真や思い出の品等の資料を集めるというものです。集められた資料はデジタル化され、ヒルズボロー郡公共図書館のウェブサイトで公開される予定となっています。

2011年に始まったこのプロジェクトは2013年いっぱいまで続けられ、ヒルズボロ郡の各分館をめぐって資料提供を呼びかけるツアーが実施されています。

Library History Roadshowのプロジェクトブログ
http://thplhistoryroadshow.blogspot.jp/

Library History Roadshow (Hillsborough County Public Library Cooperativeのウェブサイト)
http://www.hcplc.org/hcplc/events/libraryroadshow/