アーカイブ - 2012年 6月 1日

映像に映っている「これ」はなに? サウスカロライナ大学図書館が「未特定映像物体」の特定の協力を仰ぐブログを開設

2012年5月8日に、サウス・カロライナ大学図書館が、所蔵フィルム資料に登場するもののそれが何か特定できない物体・人・場所などについて情報を求めるブログを開設しました。ブログでは、「未特定映像物体」(Unidentified Filmed Objects)、略して“UFO”として、猫のような動物の正体や1976年のローカルテレビ番組に登場した、居合のような型をしている人物等について、情報を求めています。

Moving Image Research Collections
http://library.sc.edu/blogs/mirc/

New MIRC blog features UFOs (University of South Carolina Libraries 2012/5/8付けの記事)
http://library.sc.edu/news/index.php?post_id=847

Googleブックス訴訟、原告側のクラスアクション(集合代表訴訟)を認める判断が示される

2012年5月31日、いわゆるGoogleブックス訴訟について、米国ニューヨーク南地区連邦地方裁判所のチン(Denny Chin)判事が、Authors Guild等の著作者団体がクラスアクション(集合代表訴訟)を起こすことを認めるという判断を示しました。2005年に開始した同訴訟については、2011年3月に裁判所によって修正和解案が却下された後、2011年12月に原告・被告の双方からクラスアクションの適切性に関する文書が提出されていました。

「Google Books」訴訟、判事が集団訴訟を認める裁定(CNET Japan 2012/6/1付け記事)
http://japan.cnet.com/news/business/35017675/

Google Book Search裁判:「作家団体が原告団に残ることに問題はない」――判事がGoogle側の要請を却下(eBook USER 2012/6/1付け記事)
http://ebook.itmedia.co.jp/ebook/articles/1206/01/news053.html

Judge gives OK to authors, photographers to sue Google over book scanning (Updated)(paidContent 2012/5/31付け記事)

研究者の話でイメージを膨らませ、みんなで色々な本を探す――京都府立図書館がワークショップ 「暦の本棚をつくろう!」を開催

2012年7月1日に、京都府立図書館で、ワークショップ「暦(こよみ)の本棚をつくろう!」が開催されます。このワークショップは、ゲストである京都大学の沼田英治教授(生物時計を研究)と廣瀬匠氏(天文学の歴史を研究)から、「暦」に関する講演を聞いてイメージを膨らませます。その後は、グループに分かれて図書館内から関連する本を集め、参加者全員で本棚を作っていくという内容です。募集定員は30名、申込締切は6月22日となっています。

ワークショップ 「暦(こよみ)の本棚をつくろう!」のお知らせ(京都府立図書館 2012/6/1付けお知らせ)
http://www.library.pref.kyoto.jp/news.html#koyomi

「暦(こよみ)」の本棚をつくろう(京都大学)
http://www.kyoto-u.ac.jp/ja/news_data/h/h1/news4/2012/120701_1.htm

文化庁が著作権制度に関する調査研究報告書3点を公開

2012年5月30日、文化庁が、著作権制度に関して2011年度に実施した調査研究事業の成果物として、以下の3点の報告書を公開しました(いずれも2012年3月付け)。

・学術用途における権利制限の在り方に関する調査研究報告書
・意思表示システムの在り方に関する調査研究報告書
・諸外国の著作権の集中管理と競争政策に関する調査研究報告書

文化庁のウェブサイトでは過去の調査研究報告書が掲載されており、2011年度分では他に「海外における著作物のパロディの取扱いに関する調査研究」及び「クラウドコンピューティングと著作権に関する調査研究」の報告書も公開されています。

学術用途における権利制限の在り方に関する調査研究報告書(PDF:100ページ)
http://www.bunka.go.jp/chosakuken/pdf/gakujyutsu_hokokusyo.pdf

意思表示システムの在り方に関する調査研究報告書(PDF:80ページ)
http://www.bunka.go.jp/chosakuken/pdf/network_hokokusyo.pdf

諸外国の著作権の集中管理と競争政策に関する調査研究報告書(PDF:141ページ)

米Innovative Interfaces社、機関リポジトリ用の新ソフトウェア“Content Pro IRX”を2012年夏にリリース予定

2012年5月31日、米国の図書館システムベンダInnovative Interfaces社が、機関リポジトリ用の新ソフトウェア“Content Pro IRX”の開発が完了したと発表しました。協力機関でのベータテストを経て、2012年夏にリリースされる予定です。IRXは、同社の電子図書館システム“Content Pro”のアドオンモジュールとして提供されるもので、同社の機関リポジトリ用ソフトウェア“Symposia”の後継に当たります。

Innovative Launches Content Pro IRX(Innovative Interfaces 2012/5/31付けニュース)
http://www.iii.com/news/pr_display.php?id=535

Content Pro(Innovative Interfaces)
http://www.iii.com/products/content_pro.shtml

米3M社の図書館向け電子書籍サービス“3M Cloud Library”の提供タイトル数が20万を突破

2012年5月31日、米国の3M社が、同社の図書館向け電子書籍サービス“3M Cloud Library”の提携出版社が300社を超え、提供タイトル数が合計20万を突破したと発表しました。今回、INscribe Digital、Smashwords、The Rowman & Littlefield Publishing Group、National Book Networkと新規に契約を結び、10万タイトル以上の電子書籍が加わったとしています。これらの出版社のタイトルは今後90日以内に利用可能になるそうです。5月末時点の情報では、OverDrive社の電子書籍サービスが提供する電子書籍及びオーディオブックは80万タイトル以上とされています。

3M Cloud Library Continues to Build Content Offerings(3M 2012/5/31付けニュース)
http://news.3m.com/press-release/company/3m-cloud-library-continues-build-content-offerings

3M Cloud Library
http://3M.com/Cloud

米BISG、電子書籍リーダーやビューワーのEPUBサポート状況をまとめた比較表を公開

2012年5月31日、米国の書籍産業研究グループ(Book Industry Study Group:BISG)が、電子書籍リーダーやビューワーアプリなどのEPUB3のサポート状況を表にした“EPUB 3.0 Support Grid”(Excelファイル)を公開しました。同表は、出版社など様々な企業・団体の協力によって作成されており、今後も改訂を行っていくとされています。

EPUB 3.0 Support Grid(Excelファイル)
http://www.bisg.org/docs/BISG_EPUB3PlatformGrid.xls

EPUB 3.0 Support Grid Now Available(BISG 2012/5/31付けニュース)
http://www.bisg.org/news-1-764-bisg-bulletin-extraepub-30-support-grid-now-available.php

一番優秀なEPUB3電子書籍ビューワアプリはApple社「iBooks」、米BISGがEPUB3対応度比較シートを公開(hon.jp DayWatch 2012/6/1付け記事)
http://hon.jp/news/1.0/0/3384/

参考:

Google、世界18か国132の世界遺産をストリートビューで見ることができる“World Wonders Project”を公開

2012年5月31日、Googleが、ストリートビューの技術を活用し、世界遺産を見ることのできる“World Wonders Project”のウェブサイトを公開しました。英国のストーンヘンジや古代ローマの都市ポンペイ等の文化的な遺産だけでなく、オーストラリアのシャーク湾や米国のカリフォルニア州のヨセミテ国立公園等の自然遺産まで、世界18か国132の遺産を見ることができます。ウェブサイトから、その世界遺産に関する3DモデルやYouTubeの動画、写真にアクセスすることも可能です。このプロジェクトには、ユネスコやワールドモニュメント財団等が協力しているとのことです。なお、日本からは21件が登録・公開されているようです。

World Wonders Project
http://www.google.com/intl/ja/culturalinstitute/worldwonders/

【イベント】第38回全国学校図書館研究大会(米子大会)(8/8~10・鳥取)

2012年8月8日から10日に、鳥取県米子市において、第38回全国学校図書館研究大会(米子大会)が開催されます。今回のテーマは「学びを広げる ひとをはぐくむ 学校図書館」となっています。参加申込期間は6月6日から7月2日とのことです。開催地となる鳥取県では、学校の規模にかかわらず全校に司書教諭が配置され、県立高等学校には正規の学校司書も配置されていると紹介されています。この大会は隔年で開催され、毎回2000~3000名が参加しています。

第38回全国学校図書館研究大会(米子大会)(全国学校図書館協議会)
http://www.j-sla.or.jp/seminar/2012yonago.html

第38回全国学校図書館研究大会について(鳥取県学校図書館協議会)
http://cmsweb1.torikyo.ed.jp/tosyo-kyo/modules/menu/main.php?page_id=55&op=change_page

第38回全国学校図書館研究大会
http://ec-knt.jp/tosho38/

全国学校図書館研究大会
http://www.j-sla.or.jp/seminar/about/post-67.html

全国学校図書館研究大会主題一覧

津波によって壊滅的な被害を受けた岩手県野田村立図書館が1年2か月ぶりに再開

東日本大震災で壊滅的な被害を受けた岩手県の野田村立図書館(生涯学習センター内)が、2012年5月21日に、震災以来1年2か月ぶりに再開したと報じられています。再開したものの本の分類などの作業を引き続き行なっているということです。同館では、津波によって約2万点の全蔵書が被災し、郷土資料の修復や、1万5000点を超える図書の寄贈などの支援が行なわれていました。

野田村立図書館が1年2カ月ぶりに再開-全国から1万5千点超える本寄贈(三陸経済新聞 2012/5/31付け記事)
http://sanriku.keizai.biz/headline/121/

岩手県野田村
http://www.vill.noda.iwate.jp/

野田村立図書館(saveMLAK)
http://savemlak.jp/wiki/%E9%87%8E%E7%94%B0%E6%9D%91%E7%AB%8B%E5%9B%B3%E6%9B%B8%E9%A4%A8

参考:
E1172 - 被災県図書館の資料救済要望等に関する現地調査<報告>
http://current.ndl.go.jp/e1172

鳥取県米子市立図書館が写真展「小さな図書館復興の記録」で岩手県野田村立図書館の再開への歩みを紹介
http://current.ndl.go.jp/node/20100

蔵書検索「カーリル」など図書館向けウェブサービスを専業とする株式会社カーリルが設立

全国図書館の蔵書を検索するサービス「カーリル」を運営するNota Inc.及び有限会社アール・ワイ・システムが、2012年6月4日から、カーリルの事業を株式会社カーリルに事業譲渡することで合意したと発表しました。有限会社アール・ワイ・システムが新しく設立する株式会社カーリルは、図書館市場をターゲットとしたウェブサービスを専業とするとしています。今回の合意による利用者への影響はないとのことです。

【プレスリリース】株式会社カーリルの設立と、Nota Inc.からの事業譲渡について(カーリルのブログ 2012/6/1付け記事)
http://blog.calil.jp/2012/06/nota-inc.html

進化する図書館蔵書検索サイト「カーリル」(情報管理、Vol.55)
http://dx.doi.org/10.1241/johokanri.55.97

カーリル事業譲渡と株式会社カーリルの船出にあたって(Rakusai Note 2012/6/1付け記事)
http://blog.rakusai.org/2012/06/blog-post.html

カーリル | 日本最大の図書館蔵書検索サイト
http://calil.jp/

参考:
E1035 - 「カーリルの中の人」が語る「カーリル」の裏側

国立国会図書館が公式Twitterを開始

国立国会図書館(NDL)は、2012年6月1日から、Twitterでの情報発信を開始しました。アカウント名はNDLJPです。新着情報のほか、自然災害やシステム障害により来館サービスに突発的な変更があった場合は、サービス状況に関する情報を発信します。

国立国会図書館(Twitter)
http://twitter.com/NDLJP

Twitterでの情報発信を始めます(国立国会図書館 2012/6/1付けニュース)
http://www.ndl.go.jp/jp/news/fy2012/1194933_1827.html

国立国会図書館の公式Twitterアカウント一覧
http://www.ndl.go.jp/jp/service/rssemag.html#Twitter