アーカイブ - 2012年 3月 21日

EuropeanaがPinterestに公式ページを公開

欧州のデジタル文化遺産ポータル“Europeana”が、Pinterestにページを公開しています。「アール・ヌーボー」や「美しい本・印刷物」、「ジュエリー」「古写真」等の9項目に分けてEuropeanaで提供されている資料がクリッピングされているようです。

Europeana on Pinterest
https://pinterest.com/europeana/

PinterestにEuropeanaのボードを公開したことを伝えるEuropeanaのツイート (2012/3/21付け)
https://twitter.com/#!/EuropeanaEU/status/182383766759673856

創作者等の名称に関する国際標準識別子“ISNI”が国際規格(ISO 27729)に

国際標準化機構(ISO)が、創作者等の名称に関する国際標準識別子“ISNI”(International Standard Name Identifier)を国際規格ISO 27729:2012として発行したそうです。ISNIは、各個人に対して16桁の数字がIDとして与えられるもので、ISNI国際機関によって管理・運営されています。

ISO Publishes the ISNI Standard (ISO 27729:2012)(ISNI 2012/3/19付けプレスリリース)
http://www.isni.org/docs/PR_ISNI_ISO_3-15-2012.docx

ISO 27729:2012(ISO)
http://www.iso.org/iso/iso_catalogue/catalogue_tc/catalogue_detail.htm?csnumber=44292

ISNI
http://isni.org/

ISNIデータベース
http://isni.oclc.nl/

参考:
創作者等の名称に関する国際標準識別子“ISNI”のデータベースが公開
http://current.ndl.go.jp/node/19738

ISNI国際機関、ロンドンに拠点を置く非営利団体に

IFLA Journal、2012年3月号を刊行

国際図書館連盟(IFLA)が刊行する“IFLA Journal”の38巻1号(2012年3月)が公開されました。フランス国立図書館(BNF)の電子出版物納本の現状についてまとめた“The state of e-legal deposit in France”に始まり、米国シモンズカレッジのライブラリースクールにおけるデジタルキュレーション教育を紹介する“Out of the classroom and into the laboratory”や、図書館以外の建物の図書館としての再活用に関するドイツ等における事例を紹介する“The second hand library building”等、計10本の記事が掲載されています。

IFLA Journal, 38(1)(PDF文書:112ページ)
http://www.ifla.org/files/hq/publications/ifla-journal/ifla-journal-38-1_2012.pdf

英国国立公文書館、英国内の2,000以上の文書館等の組織データをLinked Dataで公開

英国国立公文書館(TNA)が、英国内の2,000館以上の文書館を中心とした世界中の文書館等の組織データをLinked Dataとして公開しました。これは以前からARCHON Directoryとしてウェブで公開されていたものです。日本では東洋文庫、横浜開港資料館、小泉八雲記念館の3館が登録されているようです。

ARCHON(Kasabi)
http://kasabi.com/dataset/archon/

TNAのTwitterアカウントによるツイート
https://twitter.com/#!/UkNatArchives/status/181695977751724033

ARCHON Directory
http://www.nationalarchives.gov.uk/archon/

ARCHON Directory - Foreign Repositories
http://www.nationalarchives.gov.uk/archon/searches/foreign.asp

ARCHON Directory - Repositories in Japan

桜が見ごろを迎えるワシントン、米国議会図書館(LC)で日米桜寄贈100周年を記念した展示会がスタート

米国東海岸のワシントンD.C.を流れるポトマック川沿いでは3,700本の桜が満開となっているそうです。これらの桜は今から100年前の1912年3月に東京市から友好親善のために寄贈されたもので、それを記念して毎年3月頃には全米桜祭り(National Cherry Blossom Festival)が開かれているそうです。同じくワシントンD.C.に位置する米国議会図書館(LC)では、寄贈100周年を記念して、3月20日から9月15日まで、“Sakura: Cherry Blossoms as Living Symbols of Friendship”と題した展示を開催しています。

Sakura: Cherry Blossoms as Living Symbols of Friendship(LC)
http://myloc.gov/exhibitions/cherry-blossoms/Pages/default.aspx

Cherry Blossoms-Selected Internet Resources-Library of Congress(LC)
http://www.loc.gov/rr/scitech/selected-internet/cherryblossoms.html

National Cherry Blossom Festival

COUNTER、Usage Factorに関する実務指針の第1版ドラフトを公開

COUNTER(Counting Online Usage of NeTworked Electronic Resources)が、2012年3月付けで、電子ジャーナルの利用統計を用いたジャーナル評価指標Usage Factor(UF)に関する実務指針“Code of Practice for Usage Factors”の第1版のドラフトを公開しました。9月末までコメントを募集しており、2013年中に正式版の公開が予定されているようです。

The COUNTER Code of Practice for Usage Factors: Draft Release 1(PDF文書:10ページ)
http://www.projectcounter.org/documents/Draft_UF_R1.pdf

Appendix A: Glossary of Terms relevant to Usage Factor(PDF文書:8ページ)
http://www.projectcounter.org/documents/Appendix_A.pdf

Appendix B: Specification for Collection of Usage Factor data(Excelファイル)

広島県立図書館、「貴重資料コレクション」として木村伊兵衛らの写真集や郷土作家の自筆原稿をデジタル化して公開

2012年3月21日、広島県立図書館が「貴重資料コレクション」を公開しました。「写真資料」として、木村伊兵衛、菊池俊吉、大木実の写真集が、「郷土作家の自筆原稿」として、佐々木基一、原民喜、細田民樹、若杉慧の原稿が公開されています。

貴重資料コレクション
http://www.hplibra.pref.hiroshima.jp/hp/menu000001500/hpg000001493.htm

参考:
広島県立図書館、木村伊兵衛らが戦後に撮影した広島の写真4500枚を電子化・公開へ | カレントアウェアネス・ポータル - http://current.ndl.go.jp/node/19423

かつて米国でトップシークレットとされていた5つの資料(記事紹介)

米国では1966年に成立した連邦情報公開法(FOIA)によって一定の年限が過ぎた政府資料の公開を請求することができるようになっています。Duke Todayの記事で、かつては最高機密(Top Secret)とされていたが現在は公開されているもののなかから、デューク大学で公共政策・政治学分野を担当している図書館員が選んだ5点の資料が紹介されています。順番に、CIAのUFO調査記録、ウォーターゲート事件でのニクソン大統領の大陪審記録、キューバ危機におけるCIA計画の評価メモ、イラク大量破壊兵器の存在に関するレポート、映画『ビューティフル・マインド』でも知られる数学者ジョン・ナッシュが国家安全保障局に送った手紙、となっています。

(1)The CIA's Role in the Study of UFOs, 1947-90
(2)Watergate: the Nixon Grand Jury Records
(3)Bay of Pigs: Military Evaluation of the Central Intelligence Agency Para-Military Plan, Cuba
(4)Iraq Weapons of Mass Destruction: Senate Report 109-331

米デンバー公共図書館、地域住民からデジタル化資料の提供を受けてデジタルアーカイブを作るプロジェクトサイトを公開

2012年3月20日に、米国コロラド州のデンバー公共図書館(Denver Public Library)が、地域住民からデジタル化した写真資料等をアップロードしてもらい地域のデジタルアーカイブを作成する“Creating Your Communities”というプロジェクトサイトを公開しました。“Creating Your Communities”には、同館のデジタルアーカイブから約90万点の資料が登載されており、これに地域住民が自分の写真やコロラド州の歴史に関連した資料等をアップロードするようです。

Creating Your Communities
http://creatingcommunities.denverlibrary.org/

Denver Public Library launches new site to digitize neighborhood histories (denverpost.com 2012/3/14付けの記事)
http://yourhub.denverpost.com/denver/denver-public-library-launches-new-site-digitize-neighborhood/pXHoJecPsz25Qorux27YBJ-story?source=DPWidget

出版デジタル機構、「電子書籍作成仕様書 第一次素案」を公開

2012年4月に新会社として設立される出版デジタル機構が、3月20日に「電子書籍制作仕様書 第一次素案」を公開しました。これは、制作会社向けのものとして作成されたもので、「フィックス(固定)型電子書籍」「リフロー型電子書籍(DTPデータから制作する場合)」「リフロー型電子書籍(印刷底本からテキスト作成する場合)」の3つに分けてまとめられているようです。

電子書籍制作仕様書 第一次素案 (出版デジタル機構(仮称)準備会 2012/3/20付けの記事)
http://www.shuppan-d.info/2012/03/001280.html

参考:
出版デジタル機構、「電子書籍フォーマットポリシー第1次案」を公開
http://current.ndl.go.jp/node/20399

OverDrive社が2012年4月に電子書籍貸出サービスのAPIをリリース予定 OPACとの連携に期待

2012年3月20日付けのThe Digital Shift誌の記事で、公共・学校図書館に対して電子書籍サービスを提供している米国のOverDrive社が2012年4月にAPIをリリース予定であると報じられています。APIで可能となることとして、検索、シングルサインオン、貸出のような機能が挙げられています。これにより、例えば、利用者が図書館のOPACで同社の電子書籍を検索してそのまま借りることができるようになる等と期待されています。その他、記事では、3M社とPolaris Library Systems社の連携や、BiblioCommons社、Innovative Interfaces社、SirsiDynix社等のシステムベンダの動向も紹介されています。

Ebook Providers, ILS Vendors Move Rapidly to Remove Friction From E-Lending; OverDrive APIs Coming in April | PLA 2012(The Digital Shift 2012/3/20付け記事)

図書館等のデジタルコンテンツをよりEuropeanaに提供しやすくするためのLiked Dataツール開発プロジェクト“DM2E”が発足

欧州委員会の助成のもと、2012年3月19日に、DM2E(Digital Manuscripts to Europeana)という3年間のプロジェクトが発足したようです。DM2Eは、図書館やアーカイブズ機関等から、デジタルコンテンツを欧州のデジタル文化遺産ポータルである“Europeana”へより提供しやすくするためのLinked Dataツールの開発を行なうプロジェクトのようです。また、研究者や学生、一般市民が、文化コンテンツとそれに関連したメタデータを利用できるようなソフトウェアの開発も行なわれるようです。2012年3月1日に、ドイツのベルリン・フンボルト大学でDM2Eのキックオフ・ミーティングが開催されており、その報告資料がプロジェクトのブログサイトで公開されています。

DM2E
http://dm2e.eu/

Announcing DM2E: Exploring the possibilities of Linked Open Data in cultural heritage (Open Knowledge Foundation Blog 2012/3/19付けの記事)

D-Lib Magazineの2012年3・4月号がウェブアーカイビング特集

オープンアクセス誌“D-Lib Magazine”の18巻3・4号(2012年3・4月)がウェブアーカイビング特集を組んでおり、以下の3本の論考が掲載されています。

・Web Archives for Researchers: Representations, Expectations and Potential Uses
・An Overview of Web Archiving
・Functionalities of Web Archives

1本目はフランス国立図書館(BNF)の職員によるもので、研究者によるウェブアーカイブの利用がテーマとなっているようです。2本目と3本目は、米国の南フロリダ大学のJinfang Niu氏によるもので、それぞれ、ウェブアーカイブ構築作業の概要と、10個のウェブアーカイブの機能比較について述べられているようです。

D-Lib Magazine, Volume 18, Number 3/4
http://dlib.org/dlib/march12/03contents.html

参考:
フランス国立図書館、ウェブアーカイビングでURL8億件分を収集
http://current.ndl.go.jp/node/16672

E1183 - フランス国立図書館のウェブアーカイブ事業調査報告書

イタリアの大学コンソーシアムCIPEの書誌レコード1,100万件がOCLC WorldCatへ

OCLCが、イタリアの大学コンソーシアム“CIPE”(Consorzio Interistituzionale per Progetti Elettronici)との間に、CIPE参加大学の図書館の書誌レコードをOCLCの総合目録WorldCatへ登録するという協定を締結したと発表しました。2007年に設立されたCIPEには、ボローニャ大学、フィレンツェ大学、ジェノヴァ大学等、北部及び中部に位置するイタリアのトップクラスの11大学が参加しているそうです。その書誌レコード(UNIMARCフォーマット)は約1,100万件あり、この追加によってWorldCatのイタリア語資料のレコードは約4倍になるとされています。

CIPE Italian University Consortium to add 11 million records to WorldCat(OCLC 2012/3/20付けプレスリリース)
http://www.oclc.org/news/releases/2012/201221.htm

CIPE
http://www.unicipe.it/

CIPE参加大学一覧等の概要
http://www.unicipe.it/?q=node/29

参考:

デジタル化したアインシュタインの論文や書簡資料を提供する“Einstein Archives Online”が公開

2012年3月19日に、イスラエルのヘブライ大学が、デジタル化したアルバート・アインシュタインの論文や書簡資料等を提供する“Einstein Archives Online”を公開しました。現在、“Einstein Archives Online”は、同大学のアインシュタイン・アーカイブズの8万点以上の資料目録を提供しており、そのうち、1921年までのアインシュタインの学術論文や公私にわたる活動に関する資料約2,000点についてデジタル化公開しているようです。同大学では今後もデジタル化資料の公開を増やしていく方針のようです。

Einstein Archives Online
http://www.alberteinstein.info/

Hebrew University launches Einstein Archives website (Hebrew University of Jerusalem Department of Media Relations 2012/3/19付けの記事)
http://www.huji.ac.il/cgi-bin/dovrut/dovrut_search_eng.pl?mesge133216577805872560