アーカイブ - 2012年 2月

2月 6日

鳥取県米子市立図書館が写真展「小さな図書館復興の記録」で岩手県野田村立図書館の再開への歩みを紹介

東日本大震災で壊滅的な被害を受けた岩手県野田村立図書館の再開を目指す姿を紹介する写真展「小さな図書館復興の記録」が、鳥取県の米子市立図書館で2012年2月1日から3月11日まで開催されているそうです。その様子を紹介する毎日jpの記事では、津波によって濡れた野田村立図書館の蔵書約2万冊が廃棄されたことや、2012年春以降に再開予定であることも合わせて報じられています。

写真展「小さな図書館復興の記録」(1.31)(米子市立図書館)
http://www.yonago-toshokan.jp/46/7630.html

東日本大震災:岩手・野田村立図書館、復旧の姿を紹介--米子で写真展 /鳥取(毎日jp 2012/2/5付けニュース)
http://mainichi.jp/area/tottori/news/20120205ddlk31040318000c.html

野田村立図書館(saveMLAK)
http://savemlak.jp/wiki/%E9%87%8E%E7%94%B0%E6%9D%91%E7%AB%8B%E5%9B%B3%E6%9B%B8%E9%A4%A8

参考:
国立国会図書館、被災した岩手県野田村立図書館所蔵の郷土資料の救済支援を実施
http://current.ndl.go.jp/node/19656

2012年度予算案における学校図書館関連の事項についての情報

全国学校図書館協議会のウェブサイトに、政府の2012年度(平成24年度)予算案における学校図書館に関連する事項として、「学校図書館図書整備」「新聞配備」「学校図書館担当職員の配置」の3つに関する地方財政措置についての情報が掲載されています。2012年1月25日付けで総務省から地方公共団体に出された、予算編成上の留意事項等についての事務連絡の中でも、それらについて言及されています。新聞配備と学校図書館担当職員の配置についての措置は、2012年度から講じられるものとのことです。

平成24年度予算:新5か年計画始動、学校司書配置・新聞配備に予算(全国学校図書館協議会 2012/1/23付けの情報)
http://www.j-sla.or.jp/slanews/post-17.html

立教大学、2012年秋開館の中央図書館に関するウェブページを公開

立教大学が、2012年秋に池袋キャンパスに開館する予定の中央図書館に関するウェブページを公開しました。「ラーニング・スクウェア」や自動書庫等の同館の主な特徴やフロア図が掲載されているようです。この中央図書館は、収蔵冊数200万冊、閲覧席数1,500席というもので、現在池袋キャンパス内にある図書館本館、人文科学系図書館、社会科学系図書館、自然科学系図書館、学校・社会教育講座閲覧室、総合研究センターに所蔵されている資料を集約するとされています。

中央図書館特設WEBサイト
http://www.rikkyo.ac.jp/research/library/central/

中央図書館特設ページを公開しました(立教大学 2012/2/1付けニュース)
http://www.rikkyo.ac.jp/news/2012/02/10400/

国際日本文化研究センター、鯰絵コレクションをデジタル化公開

2012年2月2日に、国際日本文化研究センターが、所蔵している鯰絵コレクションをデジタル化しウェブサイトで公開しました。「鯰絵」とは地底に住む大鯰が地震を起こすという伝説をテーマに描かれた錦絵とのことです。2012年1月現在、77件が公開されているようです。

鯰絵コレクション
http://www.nichibun.ac.jp/graphicversion/dbase/namazue.html

国際日本文化研究センター (2012/2/2付けの更新履歴に上記へのリンクがあります。)
http://www.nichibun.ac.jp/welcome.htm

カレントアウェアネス・ポータルの障害発生について(2012/2/5 10~16時)

2012年2月5日(日)の10時頃から16時頃にかけてカレントアウェアネス・ポータルに障害が発生し、コンテンツが正常に表示されていませんでした。ご迷惑をおかけして申し訳ありませんでした。原因は現在調査中です。

2月 3日

変化する研究者のニーズに応えるために求められるスキルとは何か? 英国研究図書館コンソーシアムがレポートを公表

英国研究図書館コンソーシアム(RLUK)が、2012年1月付けで“Re-skilling For Research”と題するレポートを公開しています。このレポートでは、研究者の研究活動の変化に合わせて図書館もその提供サービスの在り方を変えるべきとして、研究者の情報ニーズを分析し、研究者のニーズに応えるサブジェクトライブラリアンにとって必要なスキルや知識について論じているようです。また、図書館が提供する研究者支援モデルの検証や、スキルや知識を身につけるためのサブジェクトライブラリアン向け研修に関する問題等も取り上げられているようです。

Re‐skilling for Research (PDF)
http://www.rluk.ac.uk/files/RLUK%20Re-skilling.pdf

Re-skilling for Research (Research Libraries UKのウェブサイト)
http://www.rluk.ac.uk/content/re-skilling-research

米国議会図書館(LC)とフランス国立視聴覚研究所(INA)が互いの国を記録した映像資料の交換を開始

米国議会図書館(LC)とフランス国立視聴覚研究所(INA)が、双方の国のメディアにおいて互いの国がどのように紹介されていたかを記録している映像資料を交換するというプログラムを開始したと発表されています。今後3年間にわたって最大500時間のデジタル化された映像資料を交換するそうです。第1回目となる今回の交換では、1900年の米国の映像「エッフェル塔の昇降機からの眺め」を始めとする資料が含まれていたようです。これらの映像資料は、LCの動画閲覧室及びフランス国立図書館(BNF)内のINAの施設で研究目的において利用できるようになり、また、パブリックドメインのものについては誰でも“World Digital Library”でアクセスできるようになるとされています。INAは1974年に誕生した、フランス国内の全てのテレビ・ラジオ番組を収集・保存している機関です。

Library of Congress and French Archive INA Exchange Cinema and TV Treasures (LC 2012/2/1付けプレスリリース)
http://www.loc.gov/today/pr/2012/12-024.html

参考:
E1237 - フランス国立視聴覚研究所(INA)テルッジ氏講演会<報告>

OCLCのウェブスケール図書館システム“WorldShare Management Services”用のAPIが利用可能に

OCLCが、ウェブスケール図書館システム“WorldShare Management Services”(WMS)等における以下の6つの新しいAPI(Web Service)が利用可能になったと発表し、それぞれのAPIの方式や返り値の形式等の仕様についても公開しています。OCLCの製品を何かしら契約している図書館は、これまで制限があったWorldCat Search APIを含めて計20以上のAPI全てを利用できるとされています。

・WMS Acquisitions API(発注データの取得・作成・更新・削除等)
・WMS Circulation API(貸出中資料の一覧の取得)
・WMS Collection Management API(所蔵データの取得・作成・更新・削除等)
・WMS Vendor Information Center API(ベンダ情報の取得)
・WMS NCIP Service(NCIPによる貸出状況の取得や予約処理)
・WorldCat knowledge base API(契約中の電子リソースに関する情報の取得)

Web Services一覧(OCLC Developer Network)
http://www.oclc.org/developer/webservices

ロシア基礎科学財団がElsevier社のScienceDirectを契約し、150の研究機関で利用可能に

2012年2月1日、学術出版大手のElsevier社が、ロシア基礎科学財団(Russian Foundation of Basic Research:RFBR)との間で150の研究機関に同社の電子リソースプラットフォーム“SciVerse ScienceDirect”の利用と、検索サービス“SciVerse Scopus”のトライアルを提供するという契約に至ったと発表しています。この1年間の契約は、2014年までの同社-RFBR間の協力プログラムの一環だとされています。

Elsevier and Russian Foundation of Basic Research Sign SciVerse ScienceDirect Access Agreement (Elsevier 2012/2/1付けプレスリリース)
http://www.elsevier.com/wps/find/authored_newsitem.cws_home/companynews05_02214

米国情報標準化機構(NISO)が電子情報資源管理の標準及び優良事例に関するホワイトペーパーを公表

2012年2月1日、米国情報標準化機構(NISO)が電子情報資源管理(ERM)をテーマとする“Making Good on the Promise of ERM: A Standards and Best Practices Discussion Paper”(2012年1月付け)と題した文書を公表しました。同文書を作成したプロジェクトは、電子図書館連合(DLF)のERMイニシアティブ(ERMI)を引き継いだもので、その主な目的は、ERMに関する標準や優良事例の「ギャップ分析」を行い、今後のERMIデータ辞書に対する提言を行うことだそうです。同文書の要約部分では、「リンクリゾルバとナレッジベース」「著作、体現形、アクセスポイント」「コストと利用統計」「ライセンス条項」「機関IDを使ったデータ交換」の5つのカテゴリーに注目して結果がまとめられているようです。

Making Good on the Promise of ERM: A Standards and Best Practices Discussion Paper (PDF文書:54ページ)
http://www.niso.org/apps/group_public/download.php/7946/Making_Good_on_the_Promise_of_ERM.pdf

岡山県立図書館の録音図書サービスが対象者拡大で利用が増加(記事紹介)

2012年2月3日付けのMSN産経ニュースで岡山県立図書館の録音図書サービスが取り上げられています。活字による読書が難しい視覚障害者等のために作られた録音図書の利用対象を、2011年9月から高齢者や病気等で読書が困難な利用者へも広げたところ利用が急増しており、2011年度の貸出冊数は2010年度の3倍になる見込みとのことです。9月に再生機器25台を購入したそうですが、予約待ちの状態が続いたため12月に10台を追加購入したとされています。同館では2万冊以上の録音図書が利用できるそうです。なお、このような利用者範囲の拡大は、2009年に成立し2010年1月1日から施行された著作権法の改正(第37条第3項)によって可能となったものです。

「耳で聴く図書」利用者急増 県立図書館 岡山(MSN産経ニュース 2012/2/3付けニュース)
http://sankei.jp.msn.com/region/news/120203/oky12020302110001-n1.htm

障害のある方へのサービス(岡山県立図書館)
http://www.libnet.pref.okayama.jp/service/sougou/shogai/index.htm

録音資料リスト(岡山県立図書館)

「Linked Open Data チャレンジ Japan 2011」エントリー作品が発表 saveMLAK、CiNii、NDLサーチ関係のものも

新しいデータ共有・活用の仕組みやアイデアを募集する「Linked Open Data チャレンジ Japan 2011」にエントリーされた作品の一覧が公開されています。これは、2012年1月31日まで募集されていたもので、審査結果は3月8日に慶應義塾大学で開催される「セマンティックWebコンファレンス2012~花開くLOD~」で発表されるそうです。データセット部門には「saveMLAK」「図書館の施設情報を横断的に結合するデータセット」等の21点が、アイデア部門には「食LOD」「つながる教科書」等の34点が、アプリケーション部門には「研究者の2つ名」「LOD2BibTeX」「ミュージアムへ行こう!」等の18点がエントリーされています。

エントリー一覧
http://lod.sfc.keio.ac.jp/challenge2011/show_list.php

セマンティックWebコンファレンス2012~花開くLOD~
http://s-web.sfc.keio.ac.jp/conference2012/index.html

Linked Open Data チャレンジ Japan 2011
http://lod.sfc.keio.ac.jp/challenge2011/index.html

参考:

カーリルラボ、ISIL等各種IDを含めた「図書館の施設情報を横断的に結合するデータセット」を公開

カーリルが、実験的な成果物を掲載する「カーリルラボ」において、「図書館の施設情報を横断的に結合するデータセット」を公開しています。これは、国内の図書館等の施設名と、それに対するカーリル内部のID、図書館及び関連組織のための国際標準識別子“ISIL”、国立情報学研究所(NII)のNACSIS-CAT/ILLで使用されている参加機関コードといったID等とが結び付けられているデータのようです。1行=1機関のタブ区切りテキスト(TSV)形式ファイルで公開されており、2012年2月1日時点で5,909件のデータが収録されています。

図書館の施設情報を横断的に結合するデータセット(カーリルラボ)
http://lab.calil.jp/lod/

カーリルラボ
http://lab.calil.jp/

参考:
CA1757 - 日本におけるISIL(アイシル)の導入 / 兼松芳之
http://current.ndl.go.jp/ca1757

Nature Publishing Group、世界各国の科学関係イベントのカレンダーを公開

2012年1月30日に、雑誌Natureの編集を手がけているNature Publishing Groupが、世界各国で開催される科学関係のイベント等の情報をまとめたカレンダーを公開したようです。カレンダーには、カンファレンス、研修コース、キャリアイベント、学術雑誌の刊行日、国際的な式典、学会、歴史的な記念日、天文学上のイベント、ウェブセミナー等のバーチャルイベントの情報が掲載されているようです。利用者は、Apple社のiCalのフィードを利用して、自分のカレンダーと自動的に同期させることができるようです。

nature events directory
http://www.nature.com/natureevents/science/calendar

国立国会図書館、国立国会図書館サーチでの近刊図書情報の提供と書誌情報のRDF出力機能の提供を開始

2012年2月2日、国立国会図書館はJPO近刊情報センターと連携し、近日中に刊行される図書(近刊図書)の情報について国立国会図書館サーチでの提供を開始しました。また、国立国会図書館サーチが収集した様々な形式の書誌情報を、全てDC-NDL(RDF)形式で出力できる機能の提供も開始しました。

近刊図書情報の提供開始、書誌情報のRDF出力機能リリースのお知らせ(2012年2月2日) (国立国会図書館サーチ 2012/2/2付けの記事)
http://iss.ndl.go.jp/information/2012/02/2_release/

参考:
日本出版インフラセンター(JPO)がJPO近刊情報センターを正式稼働
http://current.ndl.go.jp/node/17911

レビューを共有し資料を利用者から利用者へ貸出す、ピアツーピアの貸出システムが開発中(フィンランド)

フィンランドのヘルシンキ市立図書館と、同国の図書館ネットワークとしてオンラインサービス等の提供を行っているLibraries.fiのラボが、ピアツーピア(P2P)で図書館資料を貸し出すシステムの開発を共同で行っているようです。これは、いつでもどこでも望むときに図書館を利用できるようにするサービスとして、利用者は借りた資料のレビューやコメントをソーシャルメディアで共有し、借りた資料を別の利用者に借受の責任とともに又貸しできるシステムのようです。2012年2月2日付けのLibraries.fiの記事では、このサービスは、技術的にはどの図書館でもどのスマートフォン端末でも利用できるセルフサービスの自動貸出機のようなものと紹介しているようです。システムは現在開発中で、2012年中にはベータ版が提供されるようです。

筑波大学附属図書館、ブクログを利用した「学習支援の本棚」を公開

2012年2月3日に、筑波大学附属図書館が、ウェブ本棚サービスの「ブクログ」を利用して作成した「学習支援の本棚」を公開したようです。この「学習支援の本棚」では、同館の「学生サポートデスク」で活動している大学院生のラーニング・アドバイザーが中心となって、学習に役立つ本を紹介しているようです。

筑波大学附属図書館ラーニング・スクエア☆学習支援の本棚(筑波大学附属図書館のブクログのページ)
http://booklog.jp/users/tulips

「学習支援の本棚」がブクログに登場! (筑波大学附属図書館 2012/2/3付けの記事)
https://www.tulips.tsukuba.ac.jp/portal/news/all.php#20120203

2月 2日

英国政府の新しいポータルサイト“GOV.UK”のベータ版が公開

2012年1月31日に、英国政府の新しいポータルサイト“GOV.UK”のベータ版が公開されたようです。政府の各分野の情報を一元的に提供するもので、「シンプルで、分かりやすく、速い」サービスが目的とされています。トップ画面には、大きな検索ボックスと、「教育」「家族」等のテーマ別のページへのリンク等が配置されています。

GOV.UK
https://www.gov.uk/

Introducing the beta of GOV.UK(Government Digital Service 2012/1/31付けの情報)
http://digital.cabinetoffice.gov.uk/2012/01/31/beta/

Gov.uk launches one UK government website to rule them all(FT.com 2012/2/1付けの記事)
http://blogs.ft.com/fttechhub/2012/02/beta-gov-uk/

With GOV.UK, British government redefines the online government platform(O'Reilly Radar 2012/1/31付けの記事)

始皇帝の焚書から21世紀の禁書まで、歴史上で「焼かれた本」を集めた展示(米国)

米国のウィスコンシン大学ミルウォーキー校の図書館で、歴史上で「焼かれた本」を集めた“Book Burning, 213 BC–2011 AD”という展示が行われているようです。ウェブサイト版も公開されており、孔子からカール・マルクス、カート・ヴォネガットまで、様々な時代の本が紹介されるとともに、「誰が本を焼くのか」「関連引用句」などのコーナーも設けられています。

Book Burning Exhibit and Website(ウィスコンシン大学ミルウォーキー校の図書館)
http://www4.uwm.edu/libraries/News/burnedbooks.cfm

Book Burning, 213 BC–2011 AD(ウェブサイト版の展示)
http://www4.uwm.edu/libraries/burnedbooks/

世界の美しい書店20店舗(記事紹介)

2012年1月31日付けのFlavorwireの記事で、世界の美しい書店20店舗が写真付きで紹介されています。オランダやイタリア、中国等の書店が取り上げられており、日本からは東京の代官山T-SITEが紹介されています。

The 20 Most Beautiful Bookstores in the World (Flavorwire 2012/1/31付けの記事)
http://flavorwire.com/254434/the-20-most-beautiful-bookstores-in-the-world

参考:
Huffington Post、世界の美しい図書館を紹介
http://current.ndl.go.jp/node/15696

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