アーカイブ - 2012年 2月

2月 23日

E1268 - NDL,RDAをテーマに書誌調整連絡会議を開催<報告>

E1268 - NDL,RDAをテーマに書誌調整連絡会議を開催<報告>

2012年1月27日,国立国会図書館(NDL)収集書誌部は2011年度の書誌調整連絡会議(E1006参照)を開催した。この会議は,国内の書誌調整の充実と発展に資することを目的として2000年度から毎年度開催しているものである。12回目となる今年度の会議は「RDA,その動向,構造及び課題整理」と題して,RDA(Resource Description and Access;CA1686CA1713参照)をテーマとして採り上げ,研究者及び関係機関実務担当者7人並びにNDL職員が出席した。...

E1267 - 研究者のニーズ変化に対応する図書館員に必要なスキルとは

E1267 - 研究者のニーズ変化に対応する図書館員に必要なスキルとは

2012年1月付けで英国研究図書館コンソーシアム(RLUK)が“Re-skilling for Research”と題するレポートを公開した。このレポートは,研究者の情報ニーズの変化に対応するために,サブジェクトライブラリアン等に求められるスキルや知識,そしてそれらを身につける研修機会等について,現状と課題を分析したものである。...

E1266 - ディスカバリサービスの様々な関係者の権利と義務を整理する

E1266 - ディスカバリサービスの様々な関係者の権利と義務を整理する

2012年1月30日付けで,全米高度情報サービス連合(National Federation of Advanced Information Services:NFAIS)が,ディスカバリサービス(CA1727参照)に関するガイドライン“Code of Practice: Discovery Services”のドラフト版を公開した。NFAISは,1958年に設立された非営利団体で,Elsevier社等の学術出版社や米国化学会(ACS)等の学協会に加えて,OCLC,国立医学図書館(NLM),英国図書館(BL)といった多様な情報サービス機関が加盟している。...

E1265 - ARLが米国の大学図書館等におけるフェアユースの基準を公表

E1265 - ARLが米国の大学図書館等におけるフェアユースの基準を公表

北米の大学図書館等が加盟する北米研究図書館協会(ARL)は,2012年1月に,大学・研究図書館におけるフェアユースに関するベストプラクティスをまとめた文書“Code of Best Practices in Fair Use for Academic and Research Libraries”を公表した。...

E1264 - オーストラリア国民読書年が開幕

E1264 - オーストラリア国民読書年が開幕

2012年2月14日にオーストラリア国民読書年(National Year of Reading 2012)が開幕した。同国では例年2月14日は“Library Lovers Day”として図書館振興イベントが開催される日にあたる。国民読書年は同国の公共図書館および図書館協会を主体に,学校図書館や国立図書館を含む図書館界のほか,政府,メディア,作家,出版社,書店等と共同で開催される全オーストラリア規模の読書振興活動である...

E1263 - 東日本大震災後の図書館等をめぐる状況(2012/2/22現在)

E1263 - 東日本大震災後の図書館等をめぐる状況(2012/2/22現在)

東日本大震災後の図書館等をめぐる状況について,『カレントアウェアネス-E』での既報(E1155E1161E1166E1172E1177E1205E1222E1248参照)に続き,2012年1月から2月中旬にかけての主な情報をまとめた。...

『カレントアウェアネス-E』210号発行

国立国会図書館、ホームページをリニューアル

国立国会図書館は、2012年2月23日にホームページをリニューアルしました。2007年4月以来、約5年ぶりのリニューアルです。

国立国会図書館
http://www.ndl.go.jp/

国立国会図書館のホームページをリニューアルしました(国立国会図書館 2012/2/23付けのニュース)
http://www.ndl.go.jp/jp/news/fy2011/1193912_1670.html

(参考:過去のホームページ)
2007/9/3時点のホームページ(国立国会図書館インターネット資料保存事業のページより)
http://warp.da.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/260474/www.ndl.go.jp/index.html

2002/10/16時点のホームページ(国立国会図書館インターネット資料保存事業のページより)
http://warp.da.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/235933/www.ndl.go.jp/index.html

2002/8/29時点のホームページ(国立国会図書館インターネット資料保存事業のページより)
http://warp.da.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/235540/www.ndl.go.jp/index.html

英国情報システム合同委員会(JISC)、大学でのIT活用に関するアイディアを募集するウェブサイト“JISC Elevator”ベータ版を公開

2012年2月21日、英国情報システム合同委員会(JISC)が、大学におけるIT活用等に関するアイディアを募集するウェブサイト“JISC Elevator”のベータ版を公開しました。このサイトに投稿されたアイディアは、英国の高等教育・継続教育機関の教職員や学生によって投票が行われ、一定の票を得たものに対しては、JISCが最高10,000ポンドの助成を行うかどうかを検討するというしくみのようです。プレスリリースでは、アイディアの対象として、電子書籍に関するイノベーション、学生主導のプロジェクト、研究・教育のゲーミフィケーション等の例が紹介されています。助成対象のプロジェクトは4月中には決定し、7月には完了することが想定されているようです。

JISC Elevator
http://elevator.jisc.ac.uk/

ボストン美術館、同館初のオンラインコレクションカタログ“Paintings of the Americas”を公開

2012年2月20日に、米国のボストン美術館(Museum of Fine Arts, Boston)が、同館初のオンラインでのコレクションカタログ“Paintings of the Americas”を公開しました。このオンラインカタログは、17世紀から20世紀までの絵画コレクションの中から選ばれた約400点を収録したもので、同館のアメリカ部門の展示を補うものとして作成されたものとのことです。

Paintings of the Americas
http://www.mfa.org/americanpaintings

Muesum of Fine Arts, Boston, to Launch Its First Online Catalogue, Paintings of the Americas (PDF)(Museum of Fine Arts Boston 2012/2/16付けの記事)
http://www.mfa.org/sites/default/files/MFA_A%20o%20A%20online%20catalogue%20press%20release.pdf

社会貢献学会、津波で汚れた写真をデジタル化してPhotoshop等で修復するマニュアルを無償提供開始

東日本大震災の津波で汚れた写真を修復する「あなたの思い出まもり隊」プロジェクトを2011年4月から行っている社会貢献学会が、洗浄、スキャン、Adobe Photoshopによる画像補正等による修復作業の手順をまとめた「写真修復マニュアル」を作成し、同様の活動に取り組む団体に無償で提供開始したそうです。同学会の発表によると、2011年12月22日時点で、修復を依頼された写真が推定3万枚、そのうち修復が完了したのは約1,000枚とのことです。

津波で汚損した写真を『Photoshop』で修復するボランティアプロジェクトがその成果と作業マニュアルを発表(マイナビニュース 2012/2/21付けニュース)
http://news.mynavi.jp/c_cobs/news/getnews/2012/02/photoshop_1.html

社会貢献学会、被災写真の修復マニュアルを提供(デジカメWatch 2012/2/21付けニュース)
http://dc.watch.impress.co.jp/docs/news/20120221_513535.html

Photoshopで修復される思い出――東日本大震災の写真修復の現場から(デジカメWatch 2011/10/5付けニュース)

群馬県前橋市立図書館がNECのクラウド型図書館システムを導入 国内最大規模

2012年2月22日、NECが、群馬県前橋市立図書館と神奈川県大和市立図書館が、同社のクラウド型図書館システム「GPRIME for SaaS/図書館」をそれぞれ1月5日、1月1日より導入していると発表しました。前橋市立図書館は全16館で計100万冊以上の蔵書を所蔵しており、同社は、このような大規模なクラウド活用事例は国内の図書館で初であり、同等のシステムを個別に開発・運用する場合と比べて5年間のIT経費が約25%削減できるとしています。大和市立図書館は図書館1館と学習センター設置の図書室4室で計43万冊を所蔵しているそうです。

NEC、前橋市立図書館・大和市立図書館へクラウド型図書館システムを提供(RBB TODAY 2012/2/22付けニュース)
http://www.rbbtoday.com/article/2012/02/22/86570.html

前橋市と大和市、図書館業務にSaaS活用--利用者サービスを強化へ(ZDNet Japan 2012/2/22付けニュース)
http://japan.zdnet.com/cloud/case-study/35014391/

NEC、前橋市立図書館へクラウドサービスによる図書館システムを提供 ~ 新たにVPNサービスを追加 ~(NEC 2012/2/22付けプレスリリース)

Open Knowledge Foundationが『オープンデータハンドブック』(ver.1.0)を公開

2012年2月22日に、英国のOpen Knowledge Foundationが『オープンデータハンドブック』(Open Data Handbook)のver.1.0を公開しました。このハンドブックは、2010年10月に始まったプロジェクトの結果まとめられたもので、オープンデータとは何か、なぜデータをオープンにするのか、どのようにしてオープンデータにするのかを解説したもののようです。なお、様々な種類のデータを想定して書かれたものですが、特にオープンガバメントデータに焦点を当てているとのことです。Open Knowledge Foundationは、他の言語への翻訳や内容に関するフィードバック等への協力を呼び掛けています。

Open Data Handbook
http://opendatahandbook.org/

Announcing the Open Data Handbook version 1.0 (Open Knowledge Foundation Blog 2012/2/22付けの記事)
http://blog.okfn.org/2012/02/22/announcing-the-open-data-handbook-version-1-0/

神戸市立点字図書館が「視覚障害者のための福祉機器リサイクルマーケット」を開催

2012年3月9日、神戸市立点字図書館が「視覚障害者のための福祉機器リサイクルマーケット」を開催するそうです。市民が持ち寄った拡大読書器やデイジー図書再生機器等を譲ったり交換したりする場を設けるもので、同館に「症状が進んで使えなくなった機器がある」等と相談する声があったことがきっかけとのことです。

視覚障害者用機器フリマ:神戸・点字図書館で来月9日 出品者募る、情報交換も(毎日jp 2012/2/22付けニュース)
http://mainichi.jp/area/hyogo/news/20120222ddlk28100480000c.html

神戸市立点字図書館
http://www.normanet.ne.jp/~kobeten/

2月 22日

ebrary社、研究・学習における大学生のソーシャルメディア活用実態調査の結果を公開

2012年2月21日に、米国の電子書籍ベンダのebrary社が、研究・学習におけるソーシャルメディア活用についての学生へのアンケート結果を公開しました。これは、2011年11月に発表された、6,500人以上の大学生を対象とした電子書籍調査“2011 Global Student E-book Survey”の補遺として作成されたもののようです。主な結果として以下が挙げられています。
・研究や学習でソーシャルメディアを利用する学生は41%であった。利用しないと答えた理由の中には、既存のウェブサイトの情報が信頼できないからとする回答があった。
・研究について共有する場合にソーシャルメディアを利用するかどうかを尋ねたところ、「よくある」「とてもよくある」と回答したのが58%であった。
・ソーシャルメディアを使って図書館員に質問をしたことが「よくある」「とてもよくある」と回答したのは35%であった。ソーシャルメディアを使って教員に質問をしたことが「よくある」「とてもよくある」と回答したのは45%であった。
・同じような研究分野に関心のある学生にコンタクトを取る場合にソーシャルメディアを使うかどうかを尋ねると、69%が「よくある」「とてもよくある」と回答した。

2011 Survey - Social Media Addendum

Open Knowledge Foundation、文献管理ツール“BibSoup”ベータ版公開

2012年2月9日に、英国のOpen Knowledge FoundationのOpen Bibliographic Working Groupが、文献管理ツール“BibSoup”(ベータ版)を正式に公開したようです。これは、Open Knowledge Foundationが開発したBibServerという文献のメタデータを共有するソフトウェアを活用したもので、ZoteroやMendeleyのような文献管理ツールとして、利用者がアップロードした文献情報を利用者間で共有できるほか、登録した文献情報の検索や、自分が執筆した文献がどの年に多いか等を視覚的にグラフ化すること等が可能のようです。

BibSoup
http://bibsoup.net/

BibSoup beta: released (Open bibliography and Open Bibliographic Data 2012/2/9付けの記事)
http://openbiblio.net/2012/02/09/bibsoup-beta-released/

Open Biblio launches BibSoup in beta (Open Knowledge Foundation Blog 2012/2/13付けの記事)

Googleストリートビューのような公共図書館バーチャルツアー(フィンランド)

2012年2月21日付けのLiBRARiES.fiの記事によると、フィンランドのエスポーにあるLeppävaara地区図書館が、館内の様子をGoogleストリートビューのように360度のパノラマ写真で見ることのできるバーチャルツアーを公開しているようです。バーチャルツアーのタブをクリックすると、同館館内マップやイベントカレンダー、利用予約等ができるようです。なお、このLeppävaara地区図書館はSelloというショッピングモールに併設された、同地区の中心的な存在の公共図書館のようです。

バーチャルツアーのウェブサイト
http://sellolibrary.virtuaalikuvat.com/?p=12&h=0&v=0&f=76&lan=1

Sello Library. Leppävaara District Library (Espoo市のウェブサイト)
http://www.espoo.fi/en-US/Culture_and_sport/Library/Sello_Library/Sello_Library_Leppavaara_District_Librar%2811152%29

Take a virtual tour of Sello library (LiBRARiES.fi 2012/2/21付けの記事)

米国映画技術アカデミーがデジタル映画の長期保存に関する報告書“The Digital Dilemma 2”を公表

アカデミー賞の選考も行っている米国の映画芸術科学アカデミーが、米国議会図書館(LC)の全米デジタル情報基盤整備・保存プログラム(NDIIPP)との協力のもとで作成した“The Digital Dilemma 2”という報告書を公表しています。これは、2007年11月に公開されたデジタル映画の長期保存に関する報告書“The Digital Dilemma”の続編に当たり、今回は、前作で扱われたハリウッドの大手映画会社とは違って、十分な人員や資金を持っていないインディペンデント系作家やそれらが制作した映像を保存する非営利のアーカイブズ等が対象になっているようです。なお、「デジタルジレンマ」という言葉は、長期的にはデジタルデータとして保存するよりもフィルム等のアナログ形式で保存するほうが低コストになることを表現したもののようです。

The Digital Dilemma 2
http://www.oscars.org/science-technology/council/projects/digitaldilemma2/

The Digital Dilemma
http://www.oscars.org/science-technology/council/projects/digitaldilemma/

国際図書館連盟(IFLA)が2011-2012年に重点的に取り組む5つのプログラム

国際図書館連盟(IFLA)の運営理事会が、IFLAが2011年から2012年にかけて重点的に取り組む主要な5つのプログラムが発表されています。2010年8月に発表された2010年から2015年までの戦略計画“Strategic Plan 2010-2015”に基づくものとされています。

(1)デジタルコンテンツ
(2)国際的なリーダーシップの向上
(3)アドボカシー等のためのアウトリーチ活動
(4)被災した文化遺産の復興
(5)多言語使用

IFLA Key Initiatives 2011-2012 in action (IFLA 2012/2/20付け)
http://www.ifla.org/en/news/ifla-key-initiatives-2011-2012-in-action

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