アーカイブ - 2012年 1月

1月 19日

E1255 - デジタル情報サービスへの移行に必要な大学図書館の再定義

E1255 - デジタル情報サービスへの移行に必要な大学図書館の再定義

米国のEducation Advisory Boardが「大学図書館を再定義する:デジタル情報サービスへの移行を成し遂げる」(Redefining the Academic Library: Managing the Migration to Digital Information Services)という研究報告書を公開した。Education Advisory Boardは,大学の指導者層に対して優良事例の研究や実践的な助言を提供すること等を目的とした組織である。...

E1254 - モバイル機器からのEuropeanaへのアクセス分析レポート

E1254 - モバイル機器からのEuropeanaへのアクセス分析レポート

2011年12月20日,欧州の文化遺産ポータル“Europeana”が、モバイル機器からのアクセス状況等について分析したレポート“Culture on the Go”を公開した。英国のCIBERリサーチがまとめたこの調査レポートでは, Europeanaユーザーの行動記録を示す「ディープログ」と呼ばれるログが用いられた。このディープログを使う利点は,ユーザーがオンラインで実際にどのような行動をとったのかを詳細かつ正確に示すものであること,サンプリング調査のバイアスや先入観もなく,エビデンスベースの大規模なデータセットを提供できること等にあるとされている。以下,分析結果の一部を紹介する。...

E1253 - 小学生の“調べる”をお手伝い―国際子ども図書館子どもOPAC

E1253 - 小学生の“調べる”をお手伝い―国際子ども図書館子どもOPAC

国立国会図書館(NDL)は,2012年1月6日,小学生向けインターフェイスの蔵書検索システム「国際子ども図書館子どもOPAC」(以下,「子どもOPAC」という)の本格稼働を開始した。国際子ども図書館(ILCL)のホームページや国立国会図書館キッズページなどから利用できる。検索対象の初期設定は,ILCLの児童向け閲覧室である「子どものへや」「世界を知るへや」の開架資料だが,トップページで検索対象を切り替えると,ILCLの全所蔵資料も検索できる。検索結果のダウンロードも可能である。...

オンラインコルクボードサービス“Pinterest”を図書館で活用する方法(記事紹介)

ブログ“iLibrarian”に、2012年1月18日付けで、最近話題を集めているソーシャルネットワークサービス“Pinterest”(ピンタレスト)を図書館で活用する方法についての記事が掲載されています。Pinterestは、オンラインのコルクボードに、自分が気に行った画像を「ピン留め」して公開・共有するというサービスです。記事では次の5つの方法が提案されていました。

(1)ブックカバー画像を使って推薦図書を紹介する
(2)顔写真つきで図書館員を紹介する
(3)ブックカバー画像や著者の写真などを使って作家講演会(author talk)を広報する
(4)利用者参加型のボードを作る
(5)利用者にボードを作成してもらいコンテストを開催する

ブログ“Social Networking Librarian”にも同種の記事が掲載されています。

Pinterest
http://pinterest.com/

5 Ways to Use Pinterest in Your Library (iLibrarian 2012/1/18付け記事)
http://oedb.org/blogs/ilibrarian/2012/5-ways-to-use-pinterest-in-your-library/

米国議会図書館(LC)、連邦議会本会議速記録を利用できるiPadアプリを公開

2012年1月18日、米国議会図書館(LC)が、米国連邦議会の本会議速記録(Congressional Record)を利用できる無料のiPadアプリを公開したようです。このアプリでは、1995年1月4日(104議会第1セッション)から現在までの本会議速記録をPDFで閲覧でき、日付検索や資料内文字列のキーワード検索等が可能のようです。

Library of Congress Offers Congressional Record As iPad App (Library of Congress 2012/1/18付けの記事)
http://www.loc.gov/today/pr/2012/12-017.html

国立国会図書館(NDL)、電子展示会「日本発☆子どもの本、海を渡る」の英語版を公開

2012年1月18日、国立国会図書館(NDL)は、2010年に公開した電子展示会「日本発☆子どもの本、海を渡る」の英語版“Children's Books Going Overseas from Japan”を追加公開しました。

Children's Books Going Overseas from Japan
http://www.kodomo.go.jp/anv10th/e/index.html

日本発☆子どもの本、海を渡る
http://www.kodomo.go.jp/anv10th/index.html

Wiley-Blackwell社、2011年にアクセスの多かった通信工学・統計学・数学分野の論文を無料公開中

学術出版大手のWiley-Blackwell社が、2011年にアクセスが多かった通信工学・統計学・数学分野の論文を無料公開しているようです。

通信工学の2011年アクセス上位論文10報を無料公開(ワイリー・サイエンスカフェ 2012/1/19付け記事)
http://www.wiley.co.jp/blog/pse/?p=4539

Wiley-Blackwell 統計学・数学ジャーナルの2011年アクセス上位論文を無料公開(ワイリー・サイエンスカフェ 2012/1/19付け記事)
http://www.wiley.co.jp/blog/pse/?p=4549

Europeana、2011年の主な成果や出来事を振り返る動画を公開

2012年1月13日に、欧州の文化遺産ポータル“Europeana”が、2011年の主な成果や出来事を振り返る動画を公開しました。動画では、第一次世界大戦関連資料のデジタルアーカイブプロジェクト、EuropeanaのAPIやLinked Dataを使ったハッカソンイベント“Hack4Europe”、メタデータの自由利用を目指した新協定、ウェブサイトデザインのリニューアル、登録コンテンツ数の2,000万点突破、クラウドソーシングを基に作成されたウェブ展示等が取り上げられているようです。

Video: Europeana 2011 Highlights (Eurpeana Blog 2012/1/13付けの記事)
http://blog.europeana.eu/2012/01/video-europeana-2011-highlights/

参考:
Europeana等がクラウドソーシングによる第一次世界大戦デジタルアーカイブプロジェクトを開始
http://current.ndl.go.jp/node/17848

Europeana、2014年までに第一次世界大戦関係のデジタル化資料をポータルサイトで提供へ
http://current.ndl.go.jp/node/19507

1月 18日

自治体から地元団体に運営が移管される公共図書館が有料会員制度を導入へ(英国)

英国では財政難の影響により多くの自治体で公共図書館サービスの縮小が計画されていますが、ロンドン郊外のベクスリー地区では、ある図書館の運営が2012年4月に自治体から地元の団体に移管され、それに伴い、「有料会員制度」が導入される予定であると報道されています。無料でも本は借りられますが、年間24ポンドの有料会員になると、返却期限なしで通常より多くの本を借りられたり、コンピュータ利用が無料になったりするとのことです。住民からは導入への批判の声もある一方、運営を担当する団体の代表は「図書館を閉鎖せずにすみ、開館時間も長くすることができる」とコメントしているようです。

Bexley library to bring in membership fees(The Bookseller 2012/1/17付けの記事)
http://www.thebookseller.com/news/bexley-library-bring-membership-fees.html

Library taken over by charity to charge fees(London Evening Standard 2012/1/16付けの記事)

大阪府立中之島図書館、「大阪府立中之島図書館九十年」のPDF版を公開

2012年1月18日、大阪府立中之島図書館が「大阪府立中之島図書館九十年」のPDF版を公開しました。同書は、1904年2月25日に開館した同館が、創立90周年を迎えた1994年に刊行されたもののようです。

大阪府立中之島図書館九十年(PDF:53ページ)
http://www.library.pref.osaka.jp/nakato/history/90nen.pdf

電子学位論文に関する英文文献リスト第6版が公開

2012年1月17日、ブログ“Digital Koans”の運営で知られるベイリー(Charles W. Bailey, Jr.)氏による、電子学位論文に関する英文文献リストの第6版が公開されました。第5版が公開された2010年11月30日から約1年2か月ぶりの更新になります。

Electronic Theses and Dissertations Bibliography
http://digital-scholarship.org/etdb/etdb.htm

「紙の本より便利」な電子書籍用インタフェース

韓国のKAIST(Korea Advanced Institute of Science and Technology)の研究者が紙の書籍を扱うような感覚で電子書籍を操作できるユーザインタフェースを開発したようです。複数の指を使ったり動かす指のスピードを早めることで複数のページを一度にめくる機能や、気になったページを指で押さえながら別のページを閲覧する機能のほか、指でページ番号をなぞるとそのページにジャンプするという紙の本にはないような機能も備えているようです。YouTubeにデモ動画が掲載されています。

[KAIST ITC] Smart E-Book Interface Prototype Demo (YouTube)
http://youtu.be/rVyBwz1-AiE

九州大学附属図書館、ディスカバリ・サービス“Cute.Search”と蔵書検索“Cute.Catalog”を正式公開

2012年1月18日に、九州大学附属図書館が、これまでベータ版だったディスカバリ・サービス“Cute.Search”と蔵書検索“Cute.Catalog”を正式公開したようです。

Cute.Search
http://search.lib.kyushu-u.ac.jp

Cute.Catalog
http://catalog.lib.kyushu-u.ac.jp

ディスカバリ・サービス開始 (九州大学附属図書館 2012/1/18付けの記事)
http://www.lib.kyushu-u.ac.jp/research/20120118_discovery.html

経済産業省等、東日本大震災の被災者等への支援制度をワンストップで検索できる「復旧・復興支援制度データベース」を公開

2012年1月17日、経済産業省が、東日本大震災復興対策本部、内閣官房情報通信技術室、内閣府防災担当、総務省と協力して作成した、「復旧・復興支援制度データベース」を公開しました。これは国や地方公共団体等が運用する支援制度をワンストップで検索できるサービスで、これにより行政機関の窓口担当者や専門家が、被災者に対して最新の支援制度情報を早く的確に案内することができるようになるとのことです。

復旧・復興支援制度データベース
http://www.r-assistance.go.jp/

復旧・復興支援制度データベースの公開について~利用者視点の制度検索サービスの開始~ (経済産業省 2012/1/17付けの記事)
http://www.meti.go.jp/press/2011/01/20120117003/20120117003.html

米国のオンライン海賊行為防止法案(SOPA)等への抗議活動にGoogle、Internet Archive等も参加表明

米下院に提出されたオンライン海賊行為防止法案(Stop Online Piracy Act:SOPA)と上院のPROTECT IP法案に対する抗議活動が、米国のインターネット関連の会社や機関等で広がっているようです。抗議活動では、2012年1月18日にウェブサイトを黒くさせ公開停止する等の措置がとられるようで、1月16日のWikimedia財団に続いてInternet Archive等も1月18日に12時間の公開停止を行なうと発表しています。またGoogleも1月18日に同社ホームページ上に抗議姿勢を明示するリンクを掲載するようです。

More Sites Going Dark Over SOPA and PIPA, But Not Twitter (PCMag.com 2012/1/17付けの記事)
http://www.pcmag.com/article2/0,2817,2398969,00.asp

Websites to go dark in protest of proposed legislation (USA Today 2012/1/17付けの記事)
http://www.usatoday.com/tech/news/story/2012-01-17/sopa-pipa-blackout/52622786/1

京都市内外の13大学が「京都・大学ミュージアム連携」を始動

2011年度の文化庁助成を受けた「京都のミュージアム活性化プロジェクト」の一環として、京都市内外にある13大学の14のミュージアムが連携し、「京都・大学ミュージアム連携」を立ち上げたそうです。その最初の事業として、2012年2月11日にシンポジウム「いま、大学ミュージアムに求められるもの」が開催するそうです。連携機関は、大谷大学博物館、京都教育大学教育資料館まなびの森ミュージアム、京都工芸繊維大学美術工芸資料館、京都嵯峨芸術大学附属博物館、京都市立芸術大学芸術資料館、京都精華大学ギャラリーフロール、京都造形芸術大学芸術館、京都大学総合博物館、同志社大学歴史資料館、花園大学歴史博物館、佛教大学宗教文化ミュージアム、立命館大学国際平和ミュージアム、立命館大学アート・リサーチセンター、龍谷大学龍谷ミュージアム、とのことです。

京都・大学ミュージアム連携
http://univ-museum.kyoto.kit.ac.jp/

saveMLAKが東日本大震災被災地に「本を送りません宣言」(仮称)を発表

東日本大震災の発生以降、博物館・美術館、図書館、文書館、公民館の支援活動を実施しているグループ“saveMLAK”のウェブサイトに、2012年1月17日付けで、「本を送りません宣言」(仮称)が掲載されています。これは、善意として被災地に本を送っても、送られた先の被災地では対処に困っている状態をグループのメンバーが目にしてきたためのようです。それを踏まえ、「本を送りません宣言」として、被災地に古本も新本も送らないと宣言しているようです。また、それでも本を送りたい人のために、被災地や被災者の要望を十分に把握できていること等を前提に、同グループのウェブサイトに掲載されている「それでも『本を送る』際の目安10ヶ条」を参照するように呼び掛けているようです。

カナダのJewish Public LibraryがRDA対応の図書館システムを導入へ

2012年1月12日付けで、米国の図書館システムベンダVTLS社が、カナダのJewish Public Libraryが2012年2月から同社の図書館システム“Virtua”のFRBR/RDA機能の使用を開始し、RDAを採用する世界初の公共図書館になると発表しています。同社によると、Virtuaは現時点でRDAの実装シナリオ1(リレーショナルデータベースまたはオブジェクト指向データベースに基づいた実装)に完全対応している唯一のシステムであるとのことです。

Jewish Public Library to become the first public library in the world to adopt RDA/FRBR (VTLS 2012/1/12付けプレスリリース)
http://www.vtls.com/node/84

Virtua (VTLS)
http://www.vtls.com/products/virtua

Jewish Public Library
http://www.jewishpubliclibrary.org/en/

RDA Implementation Scenarios(PDF:RDA実装シナリオ1~3の説明)
http://www.rda-jsc.org/docs/5editor2rev.pdf

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