アーカイブ - 2012年 1月

1月 23日

【イベント】国立国会図書館、「第8回レファレンス協同データベース事業フォーラム」を開催(2012年2月)

国立国会図書館は、2012年2月27日(月)に、「第8回レファレンス協同データベース事業フォーラム」を関西館で開催します。テーマは「レファレンス協同データベース事業のNext Step:人の輪が生みだすレファ協の未来」で、2002年度の実験事業開始から10年目を迎えた同事業について、次の一歩を踏み出すために、これまでの歴史を振り返り、未来について語り合う、という内容です。

レファレンス協同データベース事業 第8回フォーラム開催要項
http://crd.ndl.go.jp/jp/library/forum_8.html

レファレンス協同データベース
http://crd.ndl.go.jp/jp/public/

1月 20日

米国の「ロックの殿堂」にライブラリー&アーカイブがオープン

2012年1月17日に、米国クリーブランドにある「ロックの殿堂」(The Rock and Roll Hall of Fame)に、ライブラリー&アーカイブがオープンしたようです。ロックの歴史に関する資料を収集・保存し、研究者、ジャーナリスト、一般市民等が利用できるようにすることを目的としているとのことです。ウェブサイトでは、資料の検索システムや、アーカイブ資料の概要が掲載されています。

Library and Archives(The Rock and Roll Hall of Fame and Museum)
http://rockhall.com/library/

The Library and Archives Opens Today(The Rock and Roll Hall of Fame and Museum 2012/1/17付けのブログ記事)
http://rockhall.com/blog/post/7196_rock-hall-library-and-archives-opens-today/

Rock Hall Library and Archives set to open Tuesday(cleveland.com 2012/1/15付けの記事)

Ex Libris社、HathiTrustの全文検索サービスを開始へ

2012年1月20日、Ex Libris社が、同社のディスカバリーインタフェース“Primo”による共同デジタルリポジトリ“HathiTrust”の全文検索サービスを開始する予定であると発表しました。具体的には、Primo用の検索インデクス“Primo Central Index”に、HathiTrustに収録されたデジタルコンテンツのフルテキストのインデクスが追加されるということのようです。

Primo Central Index to provide full-text search in renowned HathiTrust collection (Library Technology Guides 2012/1/20付け記事)
http://www.librarytechnology.org/ltg-displaytext.pl?RC=16485

Primo Central Index
http://www.exlibrisgroup.com/category/PrimoCentral

参考:
EBSCO Discovery ServiceでHathiTrustの全文検索が可能に
http://current.ndl.go.jp/node/19066

Serials Solutions社、HathiTrustの全文検索サービスを開始へ

米国情報標準化機構(NISO)、ILL等における資料の物理的移送に関する推奨事項を発表

2012年1月19日、米国情報標準化機構(NISO)が、図書館相互貸借(ILL)等の資源共有活動において、物理的資料の移送にかかる時間・コストを削減するための推奨事項を記した“Physical Delivery of Library Resources”という文書を公表しました。同文書では、資料の移動、自動化、管理、という3点に注目しており、資料をゴムバンドでまとめる方法や宛名ラベルの書き方といったようなことから、移送の自動化システムまで、幅広いトピックスが扱われているようです。

Physical Delivery of Library Resources (PDF:36ページ)
http://www.niso.org/publications/rp/rp-12-2012.pdf

英国図書館長の会、公共図書館におけるデジタルサービスの最低基準を示す文書を公表

英国の図書館長の会(Society of Chief Librarians;SCL)が、計4,000以上の公共図書館におけるデジタルサービスの提供に関する最低基準を定めた文書“Digital Promise for Public Libraries 2012”を発表しました。同文書は2ページから成り、全図書館で提供すべきとサービスや、全図書館での提供が推奨されるサービスが記されているほか、そういった図書館の活動と政府のアウトカムとの関係も説明されています。全図書館で提供すべきとされているのは、インターネットへの無料アクセス、図書館サービスに関する明確なオンライン情報の提供、利用者がデジタル情報へアクセスするのを手助けできるスタッフ、利用者の質問にオンラインで回答できること、オンラインで資料を予約・更新できること、等の7種類のサービスです。

Digital Promise for Public Libraries 2012 (Wordファイル:2ページ)
http://www.goscl.com/wp-content/uploads/2012/01/Digital-Promise-2012.doc

National Digital Promise for Public Libraries (SCL)

Apple社、iPad向けデジタル教科書を閲覧・制作できるアプリ“iBooks 2”と“iBooks Author”を発表

2012年1月19日(現地時間)、米Apple社が、デジタル教科書を購入・閲覧するiOS用アプリ“iBooks 2”と、デジタル教科書を制作できるMacOS用アプリ“iBooks Author”、世界中の大学の講義等を受講できる“iTunes U”用のiOSアプリを発表しました。いずれも無料となっています。iBooks 2対応のデジタル教科書では、インタラクティブなコンテンツ、ハイライト、コメント書き込み、索引、用語集、テスト&復習、勉強用カード、といった機能が使用できるようです。また、既にMcGraw-Hill社やPearson社のデジタル教科書がiBookstoreで購入できるようになっているようです。

iBooks Textbooks for iPad (Apple)
http://www.apple.com/education/ibooks-textbooks/

iBooks Textbooks - Publishers (Apple)
http://www.apple.com/education/ibooks-textbooks/publishers.html

iBooks Author (Apple)
http://www.apple.com/ibooks-author/

大阪大学総合図書館、2012年11月に24時間利用が可能な共同学習スペース「国際コモンズ」をオープン予定

大阪大学附属図書館が総合図書館C棟2階を改修し、2012年11月に「国際コモンズ」という共同学習スペースを開設する予定だそうです。国際コモンズは、24時間開館利用が可能な多言語・多文化学習を目的としたスペースとされており、語学学習サポートデスクの設置も構想しているとのことです。

総合図書館「国際コモンズ」(C棟2階)の設置について(大阪大学附属図書館 2012/1/20付けニュース)
http://www.library.osaka-u.ac.jp/muks609pr-378/#_378

参考:
京都大学附属図書館、24時間利用できる自学自習室をオープン
http://current.ndl.go.jp/node/11526

金沢大学附属図書館、自然科学系図書館の24時間利用を中止
http://current.ndl.go.jp/node/11527

【イベント】国立国会図書館で、脚本アーカイブズ・シンポジウム「失われた脚本・台本を求めて~文化リサイクルの意義」が開催(2月)

国立国会図書館では、2012年2月15日に、社団法人日本放送作家協会との共催により、脚本アーカイブズ・シンポジウム「失われた脚本・台本を求めて~文化リサイクルの意義」を開催します。

脚本アーカイブズ・シンポジウム「失われた脚本・台本を求めて~文化リサイクルの意義」(国立国会図書館のお知らせ)
http://www.ndl.go.jp/jp/event/events/scripts_archives_symposium.html

オンライン学術論文を評価するための5つの星(文献紹介)

図書館情報学のオープンアクセス誌“D-Lib Magazine”の2012年1・2月号に、英オックスフォード大学の生物学者ショットン(David Shotton)氏による、“The Five Stars of Online Journal Articles — a Framework for Article Evaluation”という論文が掲載されています。その内容は、ティム・バーナーズ・リー(Tim Berners-Lee)氏がLinked Open Dataに対して提唱したアイディアにならって、オンライン学術論文を評価するための5つの「星」(評価基準)を提案するというものです。ここで挙げられている基準は、(1)ピアレビュー、(2)オープンアクセス、(3)ウェブ技術を活用した豊かなコンテンツ、(4)データセットの公開、(5)機械可読なメタデータで、それぞれの基準における5段階評価の方法も提示されています。論文の第3章では、例として著者の既発表論文がこの方法で評価されています。

The Five Stars of Online Journal Articles — a Framework for Article Evaluation
http://www.dlib.org/dlib/january12/shotton/01shotton.html

国際子ども図書館、「子どもと本に関する記念日」ページを公開

国立国会図書館(NDL)の国際子ども図書館は、2012年1月19日に、子どもと本や読書に関する国内外の主な記念日を紹介する「子どもと本に関する記念日」というウェブページを公開しました。

子どもと本に関する記念日
http://www.kodomo.go.jp/info/anniversary/index.html

子どもと本の情報・調査
http://www.kodomo.go.jp/info/index.html

北陸先端科学技術大学院大学(JAIST)、機関リポジトリを用いた「関連教員・関連研究探索システム」を公開

2012年1月19日、北陸先端科学技術大学院大学(JAIST)附属図書館が、同大学の「学術研究成果リポジトリ」に「関連教員・関連研究探索システム」を導入したと発表しました。入力したキーワードから、リポジトリに登録されている論文を検索して、関連する教員・研究を検索することができるとされています。

関連教員・関連研究探索システム
https://dspace.jaist.ac.jp/search/ir_search.html

JAIST学術研究成果リポジトリの新機能 「関連教員・関連研究探索システム」について(JAIST附属図書館 2012/1/19付けニュース)
http://www.jaist.ac.jp/library/news/news-2012f.html#b

コロンビア大学図書館、MendeleyとともにCitation Style Languageツールの開発へ

2012年1月19日、米国のコロンビア大学図書館が、文献管理ソフトを提供するMendeley社とともに、Citation Style Language(CSL)ツールの開発を行なうと発表しています。Citation Style Languageは、文献管理ソフト等を利用して論文等の参考文献リストを出力する際に用いられるXMLベースのフォーマットで、ZoteroやMendeley等が対応しているようです。今回、オープンソースとして開発されるCSLツールは、文献リスト等の書式の作成や修正、共有をすることが可能で、ユーザーはツールを利用することで自分独自の引用書式を作成できるようです。

1月 19日

JSTOR、ユーザ登録すると制限はあるものの無料で論文が見られる“Register & Read”を開始へ

電子ジャーナルアーカイブ等を提供している米国の非営利団体JSTORが、近々、“Register & Read”というプログラムのベータ版を開始するそうです。その内容は、ユーザ登録をすることでJSTORの論文が無料で見られるというものですが、以下のような制限がつくようです。また、開始当初は70種のジャーナルのみが対象となるとされています。

・閲覧できる論文は同時に3点まで(=各ユーザに与えられた「棚」には最大3点まで入れられる)。
・論文は、「棚」に入れてから14日間経過するか、あるいは購入すると「棚」から削除でき、別の論文を閲覧できるようになる。
・論文のファイルは閲覧するだけでダウンロードはできない。

Register & Read
http://about.jstor.org/rr

Register & Readの概要を示すパンフレット
http://about.jstor.org/sites/default/files/register-and-read-lib-20120111.pdf

Register & Readの概要を示す動画
http://about.jstor.org/rr/video

Register & Read対象ジャーナルの一覧(Excelファイル)

データに対するCreative Commonsライセンスの使用に関するFAQページが公開

クリエイティブコモンズ(Creative Commons;CC)が、データやデータベースに対するCCライセンスの使用に関するFAQページを公開したようです。

Data
http://wiki.creativecommons.org/Data

Data and CC licenses
http://wiki.creativecommons.org/Data_and_CC_licenses

CC0 use for data
http://wiki.creativecommons.org/CC0_use_for_data

Springer社が全てのオープンアクセスコンテンツでCC-BYライセンスを採用し商用利用が可能に

2012年1月18日、Springer社が、同社の全オープンアクセス(OA)コンテンツの商用利用が可能になったと発表しました。同社は、2004年に著者選択型OAプログラム“Open Choice”を開始しましたが、そこではクリエイティブコモンズの「表示-非営利」(CC-BY-NC)ライセンスが採用されており、許可なしに商用利用することはできませんでした。一方で、同社のOA誌であるBioMed CentralとSpringerOpenでは、商用利用が可能な「表示」(CC-BY)ライセンスでした。今回、Open Choiceで使用するライセンスをCC-BYに変更することによって、同社の全OAコンテンツの商用利用が可能になったということのようです。

図書館におけるオープンソースソフトウェアの導入を支援する情報サイト“FOSS4LIB”がオープン

2012年1月18日、米国の図書館ネットワークLYRASISが、図書館で使われるオープンソースソフトウェアに関する情報サイト“FOSS4LIB”(Free/Open Source Software for Libraries)を立ち上げました。Andrew W. Mellon財団の助成を受けているようです。FOSS4LIBでは、それぞれのオープンソースソフトウェアに関する情報や、オープンソースソフトウェアの選択といった導入における意思決定を支援するツール(Decision Support Tools)が提供されているようです。

FOSS4LIB
http://foss4lib.org/

Packages (FOSS4LIB)
http://foss4lib.org/packages

Decision Support Tools (FOSS4LIB)
http://foss4lib.org/decision-support

LYRASIS launches FOSS4LIB to provide guidance to libraries about open source software (Library Technology Guides 2012/1/18付け記事)

米OverDrive社の電子書籍サービスに数万点の多言語コンテンツが追加される

2012年1月18日、公共・学校図書館向けの電子書籍サービスを提供している米OverDrive社が、同社のサービスに、数万点の英語以外の電子書籍やオーディオブックを追加し、コンテンツの合計が70万点以上になったと発表しました。発表文では、各国の出版社と契約を交わし、スペイン語、ロシア語、スウェーデン語、イタリア語、ポルトガル語、トルコ語などの言語のコンテンツが収録されたとしています。

OverDrive adds tens of thousands of non-English eBooks to library catalog (OverDrive 2012/1/18付けプレスリリース)
http://overdrive.com/News/OverDrive-adds-tens-of-thousands-of-non-English-eBooks-to-library-catalog-

Search OverDrive(Advanced Searchから資料の言語による検索が可能)
http://search.overdrive.com/

参考:
米OverDrive社による公共・学校図書館での電子書籍の貸出が劇的に増加
http://current.ndl.go.jp/node/19305

『カレントアウェアネス-E』208号発行

E1257 - 大学図書館とデジタル学習環境<文献紹介>

E1257 - 大学図書館とデジタル学習環境<文献紹介>

インターネットとデジタル資料の普及は,大学図書館の機能である教育・研究に必要とされる資料や情報の収集・保存・提供に対して大きなインパクトを与えているばかりではなく,大学図書館サービスや業務そのものに対して根本的な疑問を投げかけているといってよいであろう。...

E1256 - 孤児著作物に関する問題:その定義と規模について

E1256 - 孤児著作物に関する問題:その定義と規模について

米国のカリフォルニア大学バークレー校は,「バークレー電子図書館著作権プロジェクト」の一環として,2011年12月から白書シリーズの刊行を開始した。同プロジェクトは,図書館や関連機関が資料のデジタル化にあたって直面する著作権上の課題について調査することを目的としており,課題そのものだけでなく,それを克服するための法的・技術的・社会的・経済的な解決法も探ろうとするものである。白書の第一弾として公開された「孤児著作物:定義の問題」(Orphan Works: Definitional Issues)という文献の概要を紹介する。...

ページ