2012年12月4日、欧州原子力研究開発機構(CERN)によるオープンアクセスプロジェクトSCOAP3が、南アフリカ共和国のコンソーシアム“South African Library and Information Consortium(SANLiC)”の参加を発表しました。SANLiCのウェブサイトによると同国の30の大学等が参加しています。これでSCOAP3の参加国は30か国となり、その運営に必要な年間予算1,000万ユーロのうち84%がカバーされることになります。
スペインのカスティーリャ・イ・レオン州が、世界初となる、闘牛をテーマとした電子図書館“Biblioteca Digital Taurina”を開設しました。自治州の文書館図書館に保存されている資料をデジタル化し、現在のところ、この電子図書館には、1652年から1930年までの900点以上の資料が登載されているとのことです。
米国教会図書館協会(National Church Library Association)が、会員数の減少や財政の悪化が原因で、2012年末をもって解散すると発表しています。同協会の季刊誌“Libraries Alive”2012年秋号では、解散を決断するに至った経緯とともに、協会会員向けに、会長のメッセージや今後の活動に役立つリソースリスト等が掲載されています。なお、Facebookで情報交換等の活動は続けられるようです。
UNESCOが、表現の自由に関する高校生向け資料集"Freedome of expression toolkit: a guide for students"のオンライン版を公開しています。表現の自由とは何か、なぜ重要か、どのようなときに表現の自由は危機にさらされるのかなどの情報がまとめられた80ページほどの資料集となっています。