アーカイブ - 2012年 12月 26日

レファレンス協同データベース事業キャラクター「れはっち」のブックカバー

国立国会図書館のレファレンス協同データベース事業では、2012年1月から、イメージキャラクター「れはっち」のブックカバーを月替わりで掲載していますが、このたび、お正月から討ち入りまで、12か月ぶんのデザインが揃ったようです。

ブックカバー(レファレンス協同データベース事業)
http://crd.ndl.go.jp/jp/library/publication.html#bookjacket

WIPO、視覚障害者等による著作物利用に関する国際条約の制定に向けた外交会議を2013年に開催決定

世界知的所有権機関(WIPO)加盟国総会が、2013年に、モロッコで、視覚障害者やプリントディスアビリティによる著作物へのアクセスの改善に関する国際条約の制定に向けた外交会議を開催することを決定しました。WIPOによると、視覚障害者等によるアクセスについて権利制限などの法制化が行われている国はあるものの、国際的には手つかずの状態にあり、このような外交会議の開催は条約交渉が最終段階に突入することを示しているということです。

WIPO Advances Toward Treaty to Facilitate Access to Published Works by Persons with Print Disabilities(DAISY Consortium 2012/12/21付けニュース)
http://www.daisy.org/node/18727

WIPO Advances Toward Treaty to Facilitate Access to Published Works by Persons with Print Disabilities, Morocco Offers to Host Diplomatic Conference(WIPO 2012/12/18付けプレスリリース)

地域のために子ども図書室を設置した大学図書館(米国)

2012年12月20日付けのLibrary Journal誌で、米国のカルバー・ストックトン・カレッジが、図書館内に子ども用のスペースを設置したという事例が紹介されています。地域住民が無料で利用することができるもので、設置の目的は地域の読者とリテラシーの支援とのことです。この大学では以前から教員養成課程のためにおよそ3,500冊の子ども用図書を所蔵していました。今回、図書館の大規模改修の一環で、レファレンス資料の電子化などによって空いたスペースを生かして設置を行ったということです。記事では、こういった事例は多くないとしつつ、いくつかの事例として、トルーマン州立大学、西イリノイ大学、ハンニバル・ラグランジ大学の名を挙げています。日本国内でもいくつかの大学で子ども用図書室の設置が見られます。

A Public Academic Library(Library Journal 2012/12/20付け記事)
http://lj.libraryjournal.com/2012/12/academic-libraries/a-public-academic-library/

京都造形芸術大学ピッコリー(こども図書館)
http://www.piccoli.jp/

山梨大学附属図書館子ども図書室

英Symplectic社、研究情報管理ソリューション“Elements”バージョン4.0をリリース

英国のSymplectic社が、研究情報管理ソリューション“Elements”のバージョン4.0をリリースしました。Elementsは、大学等の研究機関内の研究者の業績などのデータを一元的に管理するためのシステムで、現在、オックスフォード大学やリーズ大学などで導入されています。

バージョン4.0では、ユーザインタフェースの刷新や、Altmetrics.comのサービスによるaltmetricsの導入などが行われており、Elementsのリリース以来の7年間で最大のアップデートだとされています。

Symplectic社は、インペリアルカレッジロンドンで物理学を専攻していた4人の大学院生によって2003年に設立され、2010年にはMacmillan Publishers傘下のDigital Scienceから出資を受けており、現在、英国以外では米国と日本に事務所を構えています。2012年11月の第14回図書館総合展ではElementsの紹介を行うフォーラムも開催されました。

Elements v4.0 is now available(Symplectic 2012/12/20付けニュース)
http://www.symplectic.co.uk/news-events/2012/12/20/v4.0-has-landed/

SLiiiC、「学校図書館運営マニュアル」収集・分析・公開プロジェクトを開始

学校図書館プロジェクトSLiiiC(スリック)が、「学校図書館運営マニュアル」収集・分析・公開プロジェクトを開始するそうです。プロジェクトの目的として以下の3点が挙げられています。

・全国各地で制作されている学校図書館運営マニュアルを収集し、整備状況を調査する。
・マニュアルの内容を分析し、その特徴を明らかにする。その過程で、重要ではあるがマニュアル化されていない(できない)業務の種類とその理由を考察することで専門性の向上を保証する研修会のあり方を模索する。
・収集したマニュアルのうち、特に有用と思われるものについてSLiiiCサイトでの公開・閲覧を目指す。

「学校図書館運営マニュアル」プロジェクトを開始します。(SLiiiCメンバーの日誌 2012/12/23付け記事)
http://www.sliiic.org/index.php?key=joyy1wbzd-386#_386

学校図書館プロジェクトSLiiiC
http://www.sliiic.org/

京セラコミュニケーションシステムが大学・企業向け電子書籍配信サービス“BookLooper”を発表

京セラコミュニケーションシステム株式会社が、2013年3月から、大学・企業向けの電子書籍配信サービス“BookLooper”の提供を開始すると発表しました。メモ、マーカー、全文検索、DRM、決済機能などを備え、タブレットやスマートフォンにも対応したクラウド型サービスです。大学で採用する教科書や教材の電子化、出版社との電子配信権許諾は日本出版販売株式会社(日販)が行います。2013年4月に京都造形芸術大学通信教育部で同サービスの導入が予定されています。なお、同社は2010年12月より慶應義塾大学メディアセンターと電子学術書配信の実証実験を行っていました。

電子書籍配信サービス「BookLooper」(京セラコミュニケーションシステム)
http://www.kccs.co.jp/products/booklooper/index.html

大学・企業向け電子書籍配信サービス「BookLooper」を提供開始(京セラコミュニケーションシステム 2012/12/25付けプレスリリース)
http://www.kccs.co.jp/press/release/1212252.html

大学向けに学術・専門書のデジタル配信サービスを提供 ―2013年4月より、京都造形芸術大学通信教育部新学科でサービス開始(日販 2012/12/25付けニュース)

日販、大学向けに学術・専門書のデジタル配信サービスを開始へ 2013年4月から

2012年12月25日、日本出版販売株式会社(日販)が、大学向けに学術・専門書のデジタル配信サービスを2013年4月から開始すると発表しました。配信プラットフォームに、京セラコミュニケーションシステム株式会社が提供する電子書籍配信サービス『BookLooper』を採用するとのことです。

このサービスは、京都造形芸術大学が2013年4月に新規開設する通信教育部芸術学部芸術教養学科の学生に向けに提供を開始するものです。総合教育30科目で使用する市販書籍のタイトルをデジタル化しPC・スマートフォン・タブレット端末向けに、2013年4月から提供するとのことです。また、大学側が用意するオリジナル教材(専門教育科目30科目)もデジタル化を行い、同じシステム内で管理・閲覧が出来るようにして、学生の利便性向上を図るとのことです。

日販 大学向けに学術・専門書のデジタル配信サービスを提供
2013年4月より京都造形芸術大学通信教育部新学科でサービス開始 (日本出版販売株式会社 2012/12/25付けの記事)
http://www.nippan.co.jp/news/2012/1225-3.html

日販、大学向けに学術・専門書のデジタル配信サービスを開始 (ITmedia eBook 2012/12/26付けの記事)

国立国語研究所、「日本語歴史コーパス」(先行公開版)を公開

2012年12月25日、国立国語研究所が「日本語歴史コーパス」(先行公開版)を公開しました。「日本語歴史コーパス(先行公開版)」は、日本語歴史コーパス(平安時代編)のうち、古今和歌集、土佐日記、竹取物語、伊勢物語、落窪物語、大和物語、枕草子、源氏物語、紫式部日記、和泉式部日記の短単位解析済みデータを先行して公開するものです。なお、本文は小学館「新編日本古典文学全集」に基づいているとのことです。利用にあたっては申請が必要となっています。

日本語歴史コーパス
http://www.ninjal.ac.jp/corpus_center/chj/

国立国語研究所
http://www.ninjal.ac.jp/