アーカイブ - 2012年 10月

10月 19日

Beyond Access、途上国におけるジェンダー間のデジタルディバイドの問題を扱ったイシューブリーフを刊行

2012年10月18日、Beyond Accessが主に途上国における女性のICT利用問題を扱ったイシューブリーフを刊行しました。Beyond Accessによると、途上国などでは女性が伝統的な役割に縛られているケースが多いことから、ジェンダー間でのデジタルディバイドが生じており、女性のICTスキルが低いままとなっているとのことです。イシューブリーフでは、ウガンダやホンジュラス、ウクライナ等の公共図書館における女性向けのICT利用支援の事例等を紹介しているとのことです。

Empowering Women and Girls Through ICT at Libraries (Beyond Access 2012/10/18付けの記事)
http://www.beyondaccess.net/2012/10/18/empowering-women-and-girls-through-ict-at-libraries-october-issue-brief/

一般利用サービス中止の危機にあった米ジョージア州公文書館 2013年半ばまでのサービス維持が決定

2012年9月13日に米国ジョージア州が、予算削減に伴い、同州の公文書館の閲覧サービスを予約制に変更すると発表していた問題で、10月18日にNathan Dealジョージア州知事とBrian Kemp州務長官は、125,000ドルを追加計上し、公文書館を少なくとも来年2013年半ばまでは開館すると発表しました。

Deal, Kemp to keep Georgia’s Archives open (Govenor Nathan Deal Office of the Governor 2012/10/18付けの記事)
http://gov.georgia.gov/press-releases/2012-10-18/deal-kemp-keep-georgia%E2%80%99s-archives-open

After uproar, Ga. officials back off archives plan (Huffinghon Post 2012/10/18付けの記事)
http://www.huffingtonpost.com/huff-wires/20121018/us-georgia-state-archives/

学校・企業図書館のインターネット公開されてないOPACとの連携機能「カーリルスポット」が提供開始

2012年10月19日、全国図書館の蔵書検索サイト「カーリル」が、学校図書館や企業図書館のインターネット公開されてないOPACとの連携機能「カーリルスポット」の提供開始を発表しました。校内・社内LANに接続されたパソコンやスマートフォンから、自館のOPACに加えて、カーリルが現在対応している6,200館以上の公共・大学図書館の所蔵を検索できるようになるというものです。図書館で導入されている図書館システムとの連携は追加費用なしでできるということです。現在は、株式会社ブレインテックの図書館システム「情報館v7」への対応が発表されています。

カーリルが学校図書館で使える。新サービス「カーリルスポット」はじまります!(カーリルのブログ 2012/10/19付け記事)
http://blog.calil.jp/2012/10/blog-post_19.html

「情報館v7」が「カーリルスポット」に対応(株式会社ブレインテック 2012/10/19付けプレスリリース)
http://www.braintech.co.jp/news/n_20121019_01.html

参考:
蔵書検索「カーリル」など図書館向けウェブサービスを専業とする株式会社カーリルが設立
http://current.ndl.go.jp/node/20997

Google Books Ngram Viewerがバージョンアップ 対象書籍が増加、品詞の指定や演算子の使用も可能に

2012年10月18日、Google社が“Google Books Ngram Viewer”のバージョンアップを発表しました。これは、同社によってデジタル化された書籍(の一部)のなかで、ある単語がどのように登場するかを簡単にグラフ化することのできるツールです。アップデートの内容として以下が挙げられています。

・データセットに含まれる書籍の増加(イタリア語書籍の追加も)
・OCRの改善
・図書館および出版社からのメタデータの不一致を調整
・単語の品詞を指定しての検索
・演算子(+, -, /, *, :)を用いた検索

また、Googleブックスでは現在2,000万点の書籍を登載しているとも紹介されています。

Google Books Ngram Viewer
http://books.google.com/ngrams

Info | Google Books Ngram Viewer
http://books.google.com/ngrams/info

Ngram Viewer 2.0(Research Blog 2012/10/18付け記事)
http://googleresearch.blogspot.jp/2012/10/ngram-viewer-20.html

参考:

10月 18日

米ハーバード大バークマンセンター、大学におけるオープンアクセスポリシー優良事例Wikiページを開設

2012年10月17日、米国のハーバード大学バークマンセンターのHarvard Open Access Projectが、10月22日から始まるオープンアクセスウィークを前に、大学のオープンアクセス(OA)方針の優良事例をまとめたWikiページを開設しました。OA方針の作成や採用、改善における推奨事例を集めたもので、ハーバード、スタンフォード、マサチューセッツ工科大学、カンザス大等の事例をベースにしたものとなっています。今後も更新を続けていくとのことです。

Good Practices For University Open-Access Policies
http://cyber.law.harvard.edu/hoap/Good_practices_for_university_open-access_policies

Good practices for university open-access policies (Berkman Center for Internet & Society 2012/10/17付けの記事)
http://cyber.law.harvard.edu/node/8005

【イベント】NII-IPA合同フォーラム(11/16・東京)

2012年11月16日、国立情報学研究所(NII)と情報処理推進機構(IPA)が、東京都千代田区のNIIにおいて、「NII-IPA合同フォーラム」を開催します。NIIとIPAは2008年10月にIT人材育成に関する連携・協力を推進するための協定を締結し、様々な連携活動を行ってきており、この合同フォーラムではそのようなIT人材育成をテーマとしたものとなるようです。なお、入場は無料ですが、参加にあたっては事前申込が必要とのことです。

「NII-IPA合同フォーラム」開催 (情報処理推進機構 2012/10/18付けの記事)
http://www.ipa.go.jp/jinzai/renkei/info/20121018.html

Amazon、学校・企業等で大規模導入したKindleの一括管理が可能な無料オンラインツール“Whispercast”を公開

2012年10月17日、Amazon.com社が、学校や企業で大規模に導入したKindle機器の一括管理や電子書籍などコンテンツの一括配信を行うことのできる無料のオンラインツール“Whispercast for Kindle”を発表しました。Kindle以外にも、iPad、iPhone、Android端末、PC、MacなどにインストールしたKindleのアプリケーションにも対応しているということです。近いうちに個人所有の端末も管理対象に加えることができるようになる予定です(Bring Own Your Deviceへの対応)。

Kinle Whispercast
https://whispercast.amazon.com/

東北大学による東日本大震災アーカイブ「みちのく震録伝」が2011年度成果報告書を公表

2012年10月17日、東北大学災害科学国際研究所による東日本大震災アーカイブプロジェクト「みちのく震録伝」が2011年度成果報告書を公表しました。

「みちのく震録伝」平成23年度成果報告書を作成しました(みちのく震録伝 2012/10/17付け情報)
http://shinrokuden.irides.tohoku.ac.jp/archives/2360

国立国会図書館調査局、調査リポート「違法ダウンロード刑事規制をめぐる動き―平成24年著作権法改正―」を刊行

国立国会図書館は、調査及び立法考査局による刊行物『調査と情報-ISSUE BRIEF-』シリーズのNo.760として、「違法ダウンロード刑事規制をめぐる動き―平成24年著作権法改正―」を2012年10月18日付けで刊行し、ウェブサイトで公開しました。

違法ダウンロード刑事規制をめぐる動き―平成24年著作権法改正―(PDF:11ページ)
http://dl.ndl.go.jp/view/download/digidepo_3580528_po_0760.pdf?contentNo=1

調査と情報-Issue Brief 2012年刊行分
http://www.ndl.go.jp/jp/data/publication/issue/2012/index.html

「日本の図書館におけるレファレンスサービスの課題と展望」アンケート調査へのご協力のお願い

国立国会図書館では,平成24年度の図書館及び図書館情報学に関する調査研究として,「日本の図書館におけるレファレンスサービスの課題と展望」 を株式会社シー・ディー・アイに委託して実施しております。この調査研究の一環として,国内の図書館を対象としたアンケート調査を実施いたしま す。

詳細は以下のURLをご参照ください。
http://current.ndl.go.jp/research/2012

調査の趣旨をご理解いただき,ご協力くださいますようお願い申し上げます。

参考:
昨年度の調査研究リポート
図書館調査研究リポートNo.13 東日本大震災と図書館 (The Great East Japan Earthquake and Libraries)
http://current.ndl.go.jp/report/no13

10月 17日

新人の情報検索スキルと企業からの期待とのギャップ、Project Information Literacyがレポートを公開

Project Information Literacyが、2012年10月16日付けで、“Learning Curve: How College Graduates Solve Information Problems Once They Join the Workplace”と題したレポートを公表しました。大学を卒業して就職したばかりの人々の情報探索行動をテーマにしたもので、米国の23の雇用者へのインタビューや、最近大学を卒業して就職したばかりの33人に対するフォーカスグループインタビューが行われています。レポートの概要では、現代の学生はオンラインで素早く答えを探しだすスキルを備えているが、雇用者側は彼らに対してオンラインで情報を検索するだけではなく、紙のレポートを繰ったり、電話をかけたり、調査結果についてチームの仲間と話し合ったりといった従来の方法をも組み合わせることを求めている、というようにまとめられています。

Learning Curve: How College Graduates Solve Information Problems Once They Join the Workplace(PDF:38ページ)
http://projectinfolit.org/pdfs/PIL_fall2012_workplaceStudy_FullReport.pdf

九州大学附属図書館、同館所蔵「読本コレクション」全丁画像を公開

2012年10月16日、九州大学附属図書館が、同館所蔵「読本コレクション」の全頁画像(PDF)を、日本古典籍画像データベースで公開したと発表しました。同館の説明によると、読本コレクションについては、これまでに、表紙・見返し・序跋・目録・内題・刊記など書誌確認に有用な箇所の高精細画像を公開していましたが、今回、全頁PDFファイルへのリンクを新たに追加したとのことです。なお、今回の撮影・電子化作業は、有明工業高等専門学校 菱岡憲司氏による 「次世代研究環境整備のための在九州戯作文献データーベースの構築」(学術研究助成基金助成金 若手研究(B) 研究代表者:菱岡憲司 研究課題番号:23720131)の一環として実施されたものとのことです。

読本コレクション全丁画像公開 [日本古典籍画像データベース] (九州大学附属図書館 2012/10/16付けの記事)
http://www.lib.kyushu-u.ac.jp/research/20121016_yomihon.html

Internet Archive等、近現代のドイツ系ユダヤ人の各種資料を提供する“DigiBaeck”公開

2012年10月16日、Internet Archiveは、Leo Baeck Institute(LBI)とともに開発した“DigiBaeck”を公開しました。“DigiBaeck”は、LBIが所蔵する、16世紀から20世紀の第二次世界大戦までのドイツ系ユダヤ人のアーカイブズ資料や手稿資料、それらの人々が作成した芸術作品、図書、雑誌、写真、オーディオ記録のデジタル化資料を提供するゲートウェイサイトとのことです。

DigiBaeck
http://www.lbi.org/digibaeck/

Launch of the DigiBaeck Project (Ineternet Archive Blog 2012/10/15付けの記事)
http://blog.archive.org/2012/10/15/launch-of-the-digibaeck-project/

ドイツ、オーストリア、スイスの65機関のグラフィックアートコレクションを集めたプラットフォームが公開

2012年10月16日、ドイツのノルトライン・ヴェストファーレン州グラフィックアートコレクションネットワーク(ノルトライン・ヴェストファーレン州にあるミュージアムの共同プロジェクト)は、国境を超えたプラットフォームを開設しました。ドイツとオーストリアとスイスの65の美術館・図書館等が参加する、このインターネット上のプラットフォームは、各機関のコレクションの中の特に、線描画、水彩画、木版・エッチング・リトグラフなどの版画、つまり「紙の上の芸術」に注目を集めようとしています。個々のコレクションについては内容や来歴の詳細な説明が付され、作品画像も公開されており、各機関のウェブサイトへのリンク集を含む利用案内にもなっています。ウェブサイトの説明によると、グラフィックアートは、高い芸術的価値を有しながらも、材質が繊細なため長時間にわたって展示することが難しいものですが、このウェブサイトをきっかけに、専門家のみならず広く芸術愛好家にアクセスが提供されることになったとのことです。

Graphische Sammlungen in Deutschland, Osterreich und der Schweiz
http://www.netzwerk-graphische-sammlungen.com/home/

【イベント】国立国会図書館関西館開館10周年記念 国際シンポジウム「図書館サービスとe戦略」(11/9・京都)

国立国会図書館は、関西館開館10周年を記念し、英国図書館電子戦略情報システム部構築開発長ショーン・マーティン(Sean Martin)氏を迎えて、国際シンポジウムを開催します。

国立国会図書館関西館は、開館以来主要な事業の一つとして電子図書館事業に取り組み、インターネットを活用した各種サービスの拡大に大きな役割を果たしてきました。本シンポジウムでは、インターネットのさらなる利活用が進む現況に対応し、今後も社会に意義ある存在として図書館サービスを展開するための戦略を、国内外の有識者の知見を通じて多角的に考察します。

会場は国立国会図書館関西館大会議室、日時は11月9日(金)13時30分からです。

国際シンポジウム「図書館サービスとe戦略」
http://www.ndl.go.jp/jp/event/events/1195751_1368.html

コネティカット州、電子書籍の州レベルでの“相互貸借”を模索?

コネティカット州図書館の諮問委員会(ACLPD:Advisory Council for Library Planning and Development)では、電子書籍に関するタスクフォースを立ち上げ、州規模での電子書籍の協力等について調査を進めています。このタスクフォースより5ページのペーパーが公表されています。

ペーパーは、電子書籍の、コネティカット州の相互貸借プログラム(Connecticard)との整合性等に注目した内容になっており、州規模でのコレクション構築について考察しています。

E-Book Task Force White Paper(BlogJunction Connecticut 2012/10/16)
http://webjunctionworks.org/ct/blog/index.php/2012/10/16/e-book-task-force-white-paper/

ACLPD E-Book Task Force White Paper(全5ページ)
http://www.webjunction.org/content/dam/WebJunction/Documents/connecticut/DLD_General/E-Book%20Task%20Force%20White%20Paper.pdf

トムソンロイター、自然・社会・人文科学分野の様々なデータセットを検索可能な“Data Citation Index”をリリース

2012年10月16日、トムソンロイター社が、“Web of Knowledge”内のデータベースのひとつとして“Data Citation Index”をリリースしました。WoKに採録された査読付き文献で引用されている、自然・社会・人文科学分野の様々なデータが検索できるようになっています。

Thomson Reuters Launches Data Citation Index(Thomson Reuters 2012/10/16付けプレスリリース)
http://thomsonreuters.com/content/press_room/science/730914

Data Citation Index
http://wokinfo.com/products_tools/multidisciplinary/dci/

Web of Knowledgeの新リソース『Data Citation Index』をALAで発表(トムソン・ロイター 2012/7付けプレスリリース)
http://ip-science.thomsonreuters.jp/press/release/2012/686112/

参考:
Web of Knowledgeにデータセットの書誌・引用情報を収録したデータベース“Data Citation Index”が登場

国立情報学研究所(NII)、CiNii BooksとCiNii Articlesのサービスに関するアンケートを実施中(2012年度)

国立情報学研究所(NII)が、2012年10月17日から11月16日まで、CiNii BooksおよびCiNii Articlesのサービスに関するアンケートを実施しています。2011年度のアンケート結果は近日中に公開予定とのことです。

CiNii Books のサービスに関するアンケート
https://portaltools.nii.ac.jp/cgi-bin/enquete/form/ciniibooks_2012/

CiNii Articles のサービスに関するアンケート
https://portaltools.nii.ac.jp/cgi-bin/enquete/form/ciniiarticles_2012/

Yahoo! JAPAN、リアルタイム検索でFacebookの公開日本語投稿を検索可能に

Yahoo! JAPANが、Facebook社とのパートナーシップに基づき、トップページおよびリアルタイム検索において連携を開始したと発表しています。リアルタイム検索では、Facebookで全公開と設定された日本語による投稿が1か月という範囲で検索できるようになったということです。

Yahoo!検索(リアルタイム)
http://realtime.search.yahoo.co.jp/

Yahoo! JAPAN、Facebook®とのパートナーシップに基づき、連携を本格化~ 本日よりトップページ、リアルタイム検索での連携を開始 ~(Yahoo! JAPAN 2012/10/16付けプレスリリース)
http://pr.yahoo.co.jp/release/2012/1016a.html

Ex Libris社のディスカバリサービスPrimoがバージョン4.1でブラウジング機能を追加

Ex Libris社が、ディスカバリサービスPrimoのバージョン4.1をリリースしました。新機能のひとつとして、件名標目、タイトル、著者名、請求記号によるブラウジング機能が追加されました。同社によるとブラウジング機能を備えたディスカバリサービスは初ということです。

Ex Libris Introduces Browsing Functionality in Primo 4.1(Ex Libris 2012/10/16付けニュース)
http://www.exlibrisgroup.com/?catid={916AFF5B-CA4A-48FD-AD54-9AD2ADADEB88}&itemid={46103664-D2DC-4F48-B5F3-37F7D17F3A3F}

参考:
E1319 - 続・北米260大学のOPACの「次世代度」をチェック<文献紹介>
http://current.ndl.go.jp/e1319

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