アーカイブ - 2012年 10月 5日

公共図書館の価値を知ってもらうための全米キャンペーン“Geek the library”が約192万ドルの資金を獲得

公共図書館の価値を地域の人々に知ってもらうための全米的なキャンペーン“Geek the library”(図書館に夢中)に対して、ビル&メリンダ・ゲイツ財団から約192万ドルの資金を獲得したと発表されました。OCLCが2009年から実施しているものです。これにより、2015年6月までに更に1,000館の参加を目指していくとされています。このキャンペーンに参加した公共図書館には、アドヴォカシー用のポスターなどの様々な資料の提供といったサポートを無料で受けられるということです。

Geek the Library
http://get.geekthelibrary.org/

OCLC to expand Geek the Library campaign with increased support(OCLC 2012/10/4付けニュース)
http://www.oclc.org/news/releases/2012/201264.htm

カレントアウェアネス・ポータル利用者アンケート終了

カレントアウェアネス・ポータルでは、2012年7月2日から9月28日まで利用者アンケートを実施しました。期間中、349名の方々がご回答をお寄せくださいました。集計結果につきましては、後日あらためてご報告するとともに、皆様から頂戴しました貴重なご意見を今後の改善につなげてまいります。ご協力ありがとうございました!

英JISC Observatory、高等教育機関向けに研究データ主導のインフラに備えるための解説レポートを刊行

2012年9月17日、英国のJISC Observatoryが“Preparing for Data-driven Infrastructure”というレポートを刊行しました。これは、高等研究機関向けに、研究データ管理のコンセプトやアプローチ、そして戦略・技術課題に対処する際に役立つツール等について、それらの概要を説明するものです。特に、「データ中心的」という言葉をキーワードとしており、そのアーキテクチャの解説、現状の研究組織がどのようにデータ共有を行っているのか、その事例の説明、データ管理の新たなモデルとデータ中心的なアーキテクチャを支援するツールや技術の紹介、今後の方向性についてまとめたものとなっています。

Preparing for Data-driven Infrastructure (レポートダウンロードページ)
http://blog.observatory.jisc.ac.uk/techwatch-reports/data-driven-infrastructure/

Launch of JISC TechWatch Report: Preparing for Data-driven Infrastructure (UKOLN 2012/9/17付けの記事)

EPUB 3の国際標準化に向けた日本側の活動が資金難、日本電子出版協会が募金を呼びかけ

日本電子出版協会(JEPA)が、電子書籍フォーマット“EPUB 3”のISO/IECでの国際標準化活動に対する資金援助を呼びかけています。理由として、韓国が“fast-track submission”による迅速な手続きでの標準化を国家提案したために、日本側は政府の支援がすぐには受けられず、国際会議出張や仕様策定作業の資金が不足しておりこのままでは撤退するしかない状態にあると説明されています。

EPUB国際標準化支援募金(JEPA)
https://sites.google.com/site/jepasite/epub/iso-iec

EPUB 3のISO国際標準化作業で、日本が資金難による離脱の可能性。JEPAが支援募金を呼びかけ(Publickey 2012/10/5付け記事)
http://www.publickey1.jp/blog/12/epub_3isojepa.html

Pinterestから着想を得て作られたEuropeanaコンテンツの検索・閲覧サービス“Europ.in”

2012年5月26日、27日にポーランドのワルシャワで開催された“Hack4Europe!2012”でEuropeanaのAPIを使用して作成された、“Europ.in”というサービスが公開されています。シンプルなインターフェースで検索すると、その結果の画像がPinterestのようなボード上に展開して表示されるというものです。表示された画像はPinterestあるいはFacebookを利用して共有することができるようになっています。

Europ.in
http://europ.in/

Europ.in - Would Your Grandmother Use It? (Europeana Professional 2012/10/2付けの記事)
http://pro.europeana.eu/pro-blog/-/blogs/europ-in-would-your-grandmother-use-it

首相官邸、行政機関初となるLINE公式アカウントを開設

2012年10月5日、首相官邸が、NHN Japan株式会社の運営するスマートフォンアプリ「LINE(ライン)」に公式アカウント(LINE ID:#kantei)を開設しました。行政機関によるLINE公式アカウントの導入は初の取組であるということです。災害などの緊急時には、災害関連情報の配信も行う予定としています。

LINEに、「首相官邸」の公式アカウントが登場 行政機関として初の導入、官邸情報だけでなく、災害時には災害関連情報も配信(NHN Japan株式会社 2012/10/5付けプレスリリース)
http://about.naver.jp/press/press_detail?docId=1525

「LINE(ライン)」の首相官邸公式アカウント、本日開設!~行政機関で日本初、様々な情報を発信~(首相官邸 2012/10/5付けニュース)
http://www.kantei.go.jp/jp/headline/news_line.html

クウェートの図書館情報学修士号取得者に対するアンケート調査結果

国際図書館連盟(IFLA)のIFLA Journal誌の2012年10月号に、クウェートの図書館情報学修士号取得者の職業や収入等をアンケート方式で調査した結果が報告されています。

クウェートでは、1996年に図書館情報学の修士課程が開始され1998年に初めて学位取得者が誕生し、その後、2010年夏までに167名が図書館情報学修士号を取得しています。この調査は彼らを対象に行われた調査で92名から回答を得ています。取得者のうち75.5%が女性であり、今回の回答も女性からの回答が75.8%と全体の男女比率とほぼ同じものとなっています。

調査では、修士課程履修時において、既婚か否か・子どもがいたか否かといった属性調査が調べられているほか、以下のような結果が出ています。

・収入については、56.5%が学位取得後に上昇した一方、38.0%は変化がなかった。
・現在の職場については、60.9%が政府に勤めており、続いて政府機関の図書館に7.6%、民間機関の図書館に8.7%、専門的な図書館やインフォメーションセンターに5.4%となっている。
・修士課程において学び現在最も役に立っているスキルについては、インターネット検索と回答した人が70.6%、続いてマネジメント47.8%、コミュニケーション44.5%、資料組織化25.0%、蔵書構築20.7%などとなっている。

デンマーク全国書誌がLinked Open Dataとして公開される

デンマーク書誌センター(DBC:Danish Bibliography Center)が、デンマーク全国書誌(Danish National Bibliography)をLinked Open Dataとして公開しています。今回公開されたのは、2010年以降の書籍の書誌データ及びそれに対応する典拠のデータで、今後、動画や音楽などの別の資料群にも広げ、対象年を2000年以降に広げる予定とのことです。

Ref.
Danish National Bibliography as linked open data(IFLA 2012/10/4)
http://blogs.ifla.org/bibliography/2012/10/04/danish-national-bibliography-as-linked-open-data/

大学図書館のユニバーサルデザインについての書籍を刊行

米国図書館協会(ALA)が、利用者志向の図書館デザインに関する大学図書館向けの書籍“Universal Design: A Practical Guide to Creating and Re-creating Interiors of Academic Libraries for Teaching, Learning, and Research”が刊行されたことについて、プレスリリースをだしています。

ALAのプレスリリース及び公開されている序文等の情報によると、この書籍は、ユニバーサルデザインのベストプラクティスやガイドラインを示しつつ、現在・未来の利用ニーズに合ったラーニングスペースのデザインの在り方等について実践に役立つ内容になっているとのことです。

著者はミズーリ州のセントルイス大学図書館の副館長であり、2004年のLibrary Journal Mover & Shakerにも選ばれたことのあるGail M. Staines氏です。

Ref.
Universal design for academic libraries(2012/10/3)
http://www.ala.org/news/pr?id=11568

Universal Design(目次・序文掲載)

「ミュージアムキャラクターアワード2012」結果発表 1位は「あずきさん」

全国の美術館・博物館に関する情報を紹介するサイト「インターネットミュージアム」で2012年7月13日から8月27日にかけて行われた、「ミュージアムキャラクターアワード2012」の結果が発表されています。結果は、応募総数16,302票のうち2,674票を獲得した、あずきミュージアム(兵庫県姫路市)の「あずきさん」が1位、2位は茨城県近代美術館の「きんびー」、3位は山口県立山口博物館の「なっとくん」でした。

ミュージアム キャラクター アワード 2012 結果発表 (インターネットミュージアム)
http://www.museum.or.jp/museum-chara/

ミュージアムキャラクターアワード2012が決定しました (丹青社 2012/8/27付けの記事)
http://www.tanseisha.co.jp/news/info/2012/post-7528

美術館・博物館キャラ:人気投票、姫路の「あずきさん」が1位 /兵庫 (毎日jp 2012/10/4付けの記事)
http://mainichi.jp/area/hyogo/news/20121004ddlk28040368000c.html

参考:
美術館・博物館キャラの日本一を決める「ミュージアムキャラクターアワード2012」

米国出版社協会(AAP)とGoogleが図書館資料デジタル化プロジェクトに係る著作権侵害訴訟で和解

2012年10月4日、米国出版社協会(AAP)は、Googleによる図書館資料デジタル化プロジェクト“Google Library Project”が著作権侵害であるとしてAAPが訴えていた問題について、Googleとの間で和解が成立したと発表しました。和解内容によると、Googleは引き続き図書館資料のデジタル化を実施できるものの、米国の出版社は希望すればデジタル化された図書をGoogle Library Projectから削除することができることになったとのことです。なお、GoogleはAuthors Guildによる著作権侵害訴訟が継続中です。

PUBLISHERS AND GOOGLE REACH SETTLEMENT (Association of American Publishers 2012/10/4付けの記事)
http://www.publishers.org/press/85/

Google, Assocaition of American Publishers Settle Book-Scanning Dispute After 7 Years Of Litigation (Huffington Post 2012/10/4付けの記事)

国立国会図書館サーチの横断検索対象にCiNii Booksが追加

国立国会図書館(NDL)の「国立国会図書館サーチ」が、その横断連携検索の対象に、国立情報学研究所(NII)の“CiNii Books”を追加しました。なお、“CiNii Articles”(旧CiNii)は以前から横断検索の対象になっています。

「CiNii Books」との横断検索連携を開始しました(国立国会図書館サーチ 2012/10/4付けお知らせ)
http://iss.ndl.go.jp/information/2012/10/04_announce-2/

検索対象データベース一覧(国立国会図書館サーチ)
http://iss.ndl.go.jp/information/target/