アーカイブ - 2012年 10月 23日

ロシア・プーシキン美術館、浮世絵コレクションのうち約600点をデジタル化して公開

2012年10月22日、ロシアのプーシキン美術館が、同館の所蔵する18~19世紀の日本の浮世絵約600点をデジタル化してウェブサイトで公開しました。ロシア語、英語、日本語のウェブサイトが用意されています。このコレクションは帝政ロシアの海軍将校で日本美術の収集家だったセルゲイ・ニコラエヴィチ・キターエフ氏に由来するもので、デジタル化には、日本たばこ産業(JT)の海外子会社JTインターナショナルが資金提供をしています。新聞報道によると、同館の浮世絵コレクションの総数は数千点に及ぶということです。

Японская гравюра XVIII - XIX вв. из собрания ГМИИ им. А.С. Пушкина
http://www.japaneseprints.ru/

プーシキン美術館所蔵浮世絵コレクション(18-19世紀)
http://www.japaneseprints.ru/?lang=ja

プーシキン美術館所蔵浮世絵コレクション(18-19世紀) | プロジェクトについて
http://www.japaneseprints.ru/about/index.php?lang=ja

浮世絵6百点をウェブ公開 ロシアのプーシキン美術館(MSN産経ニュース 2012/10/22付け記事)

米国議会図書館の“Chronicling America”で公開されている歴史的新聞が500万ページを突破

米国議会図書館(LC)は2007年に開設したウェブサイト“Chronicling America”において全米の歴史的新聞をデジタル化して公開していますが、このたび、公開されている新聞が500万ページを突破したと発表されました。同ウェブサイトでは現在、1836年~1922年までに25の州で発行された800紙が公開されています。

Chronicling America Posts 5 Millionth Page(Library of Congress 2012/10/22付けニュースリリース)
http://www.loc.gov/today/pr/2012/12-198.html

Chronicling America
http://chroniclingamerica.loc.gov/

参考:
米国初の新聞から300年、どこでどれだけの新聞が発行されてきたかを可視化した地図
http://current.ndl.go.jp/node/18787

ルイジアナ州立大学図書館、州内の19世紀後半の新聞をデジタル化
http://current.ndl.go.jp/node/16117

LC、全米電子新聞プログラムの成果"Chronicling America"ベータ版を公開

米国初の“図書館看護師”(記事紹介)

2012年10月21日付けのArizona Daily Starに“Library nurses look after those in need”という記事が掲載されています。記事では、米国アリゾナ州のPima Countyにある複数の公共図書館を巡回しながら利用者の健康診断を行う、米国初の図書館看護師が紹介されています。記事によると、図書館利用者の中にはホームレスの収容施設に入れない人、健康保険に加入していない利用者、健康診断やコンピュータへのアクセスができない人等が増え続けており、Pima Countyとして看護師を雇用し、医療サービスを提供することになったとのことです。

名大、中央図書館の学習用図書整備指針を改正 対象資料を院生の学習用にも拡大し児童書や受験参考書、実用書等も

2012年10月19日、名古屋大学附属図書館が中央図書館の学習用図書整備指針の改正を発表しました。これは、学生からの図書購入希望や教員からの推薦図書を受付けるかどうかを決める基準であり、図書館職員による選書基準でもあるとのことです。主な改正点として以下が挙げられています。

1. 対象資料を、学部学生が学習で必要とする資料から、学部学生と博士課程前期課程の大学院生が学習で必要とする資料に拡大する。
(収集対象の資料であれば博士課程後期課程の大学院生も購入希望を出すことができる。)

2. 収集対象外の資料を減らし、以下のものを収集可能とする。
児童書、絵本、コミック本(語学学習や漫画形式の解説書を購入するため)
各種資格又は採用試験等の受験参考書(就職支援のため)
趣味・実用書(日本文化への理解と最新技術の習得のため)

3. 以下の分野を追加する。
薬学、一般言語学、医学のうち他分野と共通する資料
同時代の作家による作品、同時代の社会現象を反映した資料、最新の技術に関する資料
大学院進学、就職活動に関する資料
生活科学、諸芸に関する資料

10/19 〔中央図書館〕 中央図書館学習用図書整備指針の改正について (名古屋大学附属図書館 2012/10/19付けの記事)

JISC Collectionsの契約データがSerials Solutions社の電子情報資源管理システムに投入、ONIX-PLを交換フォーマットとして活用

英国のJISC Collectionsによる電子リソースの契約データが、Serials Solutions社の電子情報資源管理システム(ERMS)である360 Resource Managerに投入されたと発表されました。こういった取組はJISC Collectionsでは初とされています。対象となっているのは、NESLi2というコンソーシアム契約のデータで、投入の際にはONIX-PLが交換フォーマットとして使用されました。今回の投入により、360 Resource Managerの導入館では、図書館員がこれらのデータを手動で作成する必要がなくなるということです。

なお、JISC Collectionsでは、契約データをONIX-PL形式に変換し、elcatやKnowledge Base+などで使用しています(ONIX-PL形式の契約データを1件作成するのに最大で2時間半かかるとされています)。

JISC CollectionsのCEOであるLorraine Estelle氏は、「これはONIX-PLに関する我々の活動にとって重要なマイルストーンとなる。Serials Solutions社の取組が他のシステムベンダや出版社に波及することを願っている」などと語っています。

早稲田システム開発、無料レポート「博物館におけるIT活用の最新事情」を発行

博物館・美術館向けシステムを開発している早稲田システム開発株式会社が、レポートブック「博物館におけるIT活用の最新事情」を発行しました。48ページで、巻頭特集「ITに目覚め始めた博物館」と「博物館システム一問一答」の2部構成になっています。博物館・自治体・関連機関に対しては無料で提供可能ということです。なお、2010年には「学芸現場におけるシステム活用の現状と課題」、2011年には「クラウド時代のミュージアム情報力」が発行されています。

「博物館におけるIT活用の最新事情」発行のお知らせ(早稲田システム開発株式会社 2012/10/22付けニュースリリース)
http://www.waseda.co.jp/news/detail/display/98

「クラウド時代のミュージアム情報力」発行のお知らせ(早稲田システム開発株式会社 2011/10/18付けニュースリリース)
http://www.waseda.co.jp/news/detail/display/69

「学芸現場におけるシステム活用の現状と課題」のお知らせ(早稲田システム開発株式会社 2010/5/27付けニュースリリース)
http://www.waseda.co.jp/news/detail/display/27

早稲田システム開発株式会社

BioMed Central、南アフリカ共和国・ケープタウン大学で“Open Access Africa 2012”を開催

2012年11月4日及び5日に、BioMed Central主催のイベント“Open Access Africa 2012”が、南アフリカ共和国のケープタウン大学で開催されます。アフリカにおけるオープンアクセスの現状、それに係る人材育成、アドヴォカシー、持続可能性をテーマに関するセッションが行われます。このイベントは今回で3年目で、2010年はケニアのケニヤッタ大学(Kenyatta University)で、2011年はガーナのクワメエンクルマ科学技術大学(Kwame Nkrumah University of Science and Technology)で開催されました。

Open Access Africa(BioMed Central)
http://www.biomedcentral.com/developingcountries/events/openaccessafrica

Open Access Africa 2010(BioMed Central)
http://www.biomedcentral.com/developingcountries/events/openaccessafrica/program2012

オープンアクセスや学術コミュニケーションを対象としたニュースサイト“Open Access Now”が誕生

2012年10月22日に、オープンアクセスや学術コミュニケーションに関するニュースや情報を紹介するウェブサイト“Open Access Now”の開設が発表されました。北米のCoalition of Open Access Policy Institutions(COAPI)のメンバーが運営しています。Open Access Nowでは、デジタル人文学に関する“Digital Humanities Now”や、米国の歴史に関する“American History Now”と同様に、ジョージメイソン大学の開発した“PressForward”というプラットフォームが用いられているということです。

Open Access Now
http://oanow.org/

Announcing Open Access Now(Open Access Now 2012/10/22付け記事)
http://oanow.org/2012/10/oanow-announcement/

参考:
オープンアクセス方針を持つ北米の22大学による連合組織COAPIが結成
http://current.ndl.go.jp/node/18855

米ジョージ・メイソン大学、学術コミュニケーションの刷新を目指した新プロジェクト“PressForward”を発表