アーカイブ - 2012年 10月 17日

新人の情報検索スキルと企業からの期待とのギャップ、Project Information Literacyがレポートを公開

Project Information Literacyが、2012年10月16日付けで、“Learning Curve: How College Graduates Solve Information Problems Once They Join the Workplace”と題したレポートを公表しました。大学を卒業して就職したばかりの人々の情報探索行動をテーマにしたもので、米国の23の雇用者へのインタビューや、最近大学を卒業して就職したばかりの33人に対するフォーカスグループインタビューが行われています。レポートの概要では、現代の学生はオンラインで素早く答えを探しだすスキルを備えているが、雇用者側は彼らに対してオンラインで情報を検索するだけではなく、紙のレポートを繰ったり、電話をかけたり、調査結果についてチームの仲間と話し合ったりといった従来の方法をも組み合わせることを求めている、というようにまとめられています。

Learning Curve: How College Graduates Solve Information Problems Once They Join the Workplace(PDF:38ページ)
http://projectinfolit.org/pdfs/PIL_fall2012_workplaceStudy_FullReport.pdf

九州大学附属図書館、同館所蔵「読本コレクション」全丁画像を公開

2012年10月16日、九州大学附属図書館が、同館所蔵「読本コレクション」の全頁画像(PDF)を、日本古典籍画像データベースで公開したと発表しました。同館の説明によると、読本コレクションについては、これまでに、表紙・見返し・序跋・目録・内題・刊記など書誌確認に有用な箇所の高精細画像を公開していましたが、今回、全頁PDFファイルへのリンクを新たに追加したとのことです。なお、今回の撮影・電子化作業は、有明工業高等専門学校 菱岡憲司氏による 「次世代研究環境整備のための在九州戯作文献データーベースの構築」(学術研究助成基金助成金 若手研究(B) 研究代表者:菱岡憲司 研究課題番号:23720131)の一環として実施されたものとのことです。

読本コレクション全丁画像公開 [日本古典籍画像データベース] (九州大学附属図書館 2012/10/16付けの記事)
http://www.lib.kyushu-u.ac.jp/research/20121016_yomihon.html

Internet Archive等、近現代のドイツ系ユダヤ人の各種資料を提供する“DigiBaeck”公開

2012年10月16日、Internet Archiveは、Leo Baeck Institute(LBI)とともに開発した“DigiBaeck”を公開しました。“DigiBaeck”は、LBIが所蔵する、16世紀から20世紀の第二次世界大戦までのドイツ系ユダヤ人のアーカイブズ資料や手稿資料、それらの人々が作成した芸術作品、図書、雑誌、写真、オーディオ記録のデジタル化資料を提供するゲートウェイサイトとのことです。

DigiBaeck
http://www.lbi.org/digibaeck/

Launch of the DigiBaeck Project (Ineternet Archive Blog 2012/10/15付けの記事)
http://blog.archive.org/2012/10/15/launch-of-the-digibaeck-project/

ドイツ、オーストリア、スイスの65機関のグラフィックアートコレクションを集めたプラットフォームが公開

2012年10月16日、ドイツのノルトライン・ヴェストファーレン州グラフィックアートコレクションネットワーク(ノルトライン・ヴェストファーレン州にあるミュージアムの共同プロジェクト)は、国境を超えたプラットフォームを開設しました。ドイツとオーストリアとスイスの65の美術館・図書館等が参加する、このインターネット上のプラットフォームは、各機関のコレクションの中の特に、線描画、水彩画、木版・エッチング・リトグラフなどの版画、つまり「紙の上の芸術」に注目を集めようとしています。個々のコレクションについては内容や来歴の詳細な説明が付され、作品画像も公開されており、各機関のウェブサイトへのリンク集を含む利用案内にもなっています。ウェブサイトの説明によると、グラフィックアートは、高い芸術的価値を有しながらも、材質が繊細なため長時間にわたって展示することが難しいものですが、このウェブサイトをきっかけに、専門家のみならず広く芸術愛好家にアクセスが提供されることになったとのことです。

Graphische Sammlungen in Deutschland, Osterreich und der Schweiz
http://www.netzwerk-graphische-sammlungen.com/home/

【イベント】国立国会図書館関西館開館10周年記念 国際シンポジウム「図書館サービスとe戦略」(11/9・京都)

国立国会図書館は、関西館開館10周年を記念し、英国図書館電子戦略情報システム部構築開発長ショーン・マーティン(Sean Martin)氏を迎えて、国際シンポジウムを開催します。

国立国会図書館関西館は、開館以来主要な事業の一つとして電子図書館事業に取り組み、インターネットを活用した各種サービスの拡大に大きな役割を果たしてきました。本シンポジウムでは、インターネットのさらなる利活用が進む現況に対応し、今後も社会に意義ある存在として図書館サービスを展開するための戦略を、国内外の有識者の知見を通じて多角的に考察します。

会場は国立国会図書館関西館大会議室、日時は11月9日(金)13時30分からです。

国際シンポジウム「図書館サービスとe戦略」
http://www.ndl.go.jp/jp/event/events/1195751_1368.html

コネティカット州、電子書籍の州レベルでの“相互貸借”を模索?

コネティカット州図書館の諮問委員会(ACLPD:Advisory Council for Library Planning and Development)では、電子書籍に関するタスクフォースを立ち上げ、州規模での電子書籍の協力等について調査を進めています。このタスクフォースより5ページのペーパーが公表されています。

ペーパーは、電子書籍の、コネティカット州の相互貸借プログラム(Connecticard)との整合性等に注目した内容になっており、州規模でのコレクション構築について考察しています。

E-Book Task Force White Paper(BlogJunction Connecticut 2012/10/16)
http://webjunctionworks.org/ct/blog/index.php/2012/10/16/e-book-task-force-white-paper/

ACLPD E-Book Task Force White Paper(全5ページ)
http://www.webjunction.org/content/dam/WebJunction/Documents/connecticut/DLD_General/E-Book%20Task%20Force%20White%20Paper.pdf

トムソンロイター、自然・社会・人文科学分野の様々なデータセットを検索可能な“Data Citation Index”をリリース

2012年10月16日、トムソンロイター社が、“Web of Knowledge”内のデータベースのひとつとして“Data Citation Index”をリリースしました。WoKに採録された査読付き文献で引用されている、自然・社会・人文科学分野の様々なデータが検索できるようになっています。

Thomson Reuters Launches Data Citation Index(Thomson Reuters 2012/10/16付けプレスリリース)
http://thomsonreuters.com/content/press_room/science/730914

Data Citation Index
http://wokinfo.com/products_tools/multidisciplinary/dci/

Web of Knowledgeの新リソース『Data Citation Index』をALAで発表(トムソン・ロイター 2012/7付けプレスリリース)
http://ip-science.thomsonreuters.jp/press/release/2012/686112/

参考:
Web of Knowledgeにデータセットの書誌・引用情報を収録したデータベース“Data Citation Index”が登場

国立情報学研究所(NII)、CiNii BooksとCiNii Articlesのサービスに関するアンケートを実施中(2012年度)

国立情報学研究所(NII)が、2012年10月17日から11月16日まで、CiNii BooksおよびCiNii Articlesのサービスに関するアンケートを実施しています。2011年度のアンケート結果は近日中に公開予定とのことです。

CiNii Books のサービスに関するアンケート
https://portaltools.nii.ac.jp/cgi-bin/enquete/form/ciniibooks_2012/

CiNii Articles のサービスに関するアンケート
https://portaltools.nii.ac.jp/cgi-bin/enquete/form/ciniiarticles_2012/

Yahoo! JAPAN、リアルタイム検索でFacebookの公開日本語投稿を検索可能に

Yahoo! JAPANが、Facebook社とのパートナーシップに基づき、トップページおよびリアルタイム検索において連携を開始したと発表しています。リアルタイム検索では、Facebookで全公開と設定された日本語による投稿が1か月という範囲で検索できるようになったということです。

Yahoo!検索(リアルタイム)
http://realtime.search.yahoo.co.jp/

Yahoo! JAPAN、Facebook®とのパートナーシップに基づき、連携を本格化~ 本日よりトップページ、リアルタイム検索での連携を開始 ~(Yahoo! JAPAN 2012/10/16付けプレスリリース)
http://pr.yahoo.co.jp/release/2012/1016a.html

Ex Libris社のディスカバリサービスPrimoがバージョン4.1でブラウジング機能を追加

Ex Libris社が、ディスカバリサービスPrimoのバージョン4.1をリリースしました。新機能のひとつとして、件名標目、タイトル、著者名、請求記号によるブラウジング機能が追加されました。同社によるとブラウジング機能を備えたディスカバリサービスは初ということです。

Ex Libris Introduces Browsing Functionality in Primo 4.1(Ex Libris 2012/10/16付けニュース)
http://www.exlibrisgroup.com/?catid={916AFF5B-CA4A-48FD-AD54-9AD2ADADEB88}&itemid={46103664-D2DC-4F48-B5F3-37F7D17F3A3F}

参考:
E1319 - 続・北米260大学のOPACの「次世代度」をチェック<文献紹介>
http://current.ndl.go.jp/e1319

世界中の研究者にIDを与えるORCID、研究者情報データベースへの登録を受付開始

2012年10月16日、世界中の研究者に対して一意な識別子を与えることを目指す国際的組織“ORCID”(Open Researcher and Contributor ID)が、研究者情報データベース“Registry”の稼働開始を発表しました。登録申請の受け付けが始まっています。IDを取得するとウェブ上で自身の詳しい情報を登録することができるようです。

ORCID Launches Registry(ORCID 2012/10/16付けニュース)
http://about.orcidid.com/news/2012/10/16/orcid-launches-registry

Register for an ORCID iD
http://orcid.org/register

電子書籍のPDAによる大学出版への影響は? 研究グループが最終報告書を公表

電子書籍のPatron-Driven Acquisitions(PDA)による大学出版への影響を調査していた研究グループが最終報告書“PDA and the University Press”を公表しました。グループのひとりであるエスポジト(Joseph Esposito)氏がブログScholarly Kitchenでその概要を紹介しています。

PDA and the University Press(PDF:68ページ)
http://scholarlykitchen.files.wordpress.com/2012/10/pda-and-the-university-press-5-2-final.pdf

PDA and the University Press — Final Study Now Available(The Scholarly Kitchen 2012/10/16付け記事)
http://scholarlykitchen.sspnet.org/2012/10/16/pda-and-the-university-press-final-study-now-available/

参考:
CA1777 - 動向レビュー:利用者要求にもとづくコレクション構築:大学図書館における電子書籍を対象としたPDAを中心に / 小山憲司