アーカイブ - 2012年 10月 11日

Portico、2005年に休刊した“European Journal of Morphology”をアーカイブから提供開始

2012年10月9日より、電子ジャーナルアーカイビングサービス“Portico”で、2005年に休刊したTaylor & Francis Group発行の“European Journal of Morphology”が利用可能になりました。Porticoの契約機関は、以前同誌を購読していたかどうかに関わらずに利用することができます。

このようにオンライン上でアクセスできなくなり、“トリガーイベント”が発生したとされてPorticoで提供されている電子ジャーナルは、同誌で7タイトル目となります(2012年3月に提供開始された“Australian and New Zealand Journal of Audiology”は現在Porticoでは利用できないようです)。

Portico now providing access to nine volumes of “European Journal of Morphology”(Portico 2012/10/10付けニュース)

図書館ネットワークLYRASISがSCOAP3プロジェクトにおける米国側窓口に

米国の図書館ネットワーク“LYRASIS”が、欧州原子力研究開発機構(CERN)によるオープンアクセスプロジェクト“SCOAP3”の米国側の連絡窓口を務めることになりました。PALINETおよびSOLINETの合併により2009年に誕生したLYRASISは現在1,700以上の機関が参加しています。

LYRASIS and CERN to Collaborate on Open Access Initiative SCOAP3(LYRASIS 2012/10/8付けニュース)
http://www.lyrasis.org/News/Press-Releases/2012/SCOAP3.aspx

LYRASIS to act as the SCOAP3 National Contact Point in the U.S.(SCOAP3 2012/10/10付けニュース)
http://scoap3.org/news/news97.html

About Us(LYRASIS)
http://www.lyrasis.org/About-Us.aspx

参考:
高エネルギー物理学分野のオープンアクセスプロジェクト“SCOAP3”が正式に始動
http://current.ndl.go.jp/node/21968

SummonおよびEBSCO Discovery ServiceでElsevier社の文献データベースScopusが検索可能へ

Serials SolutionsのSummonおよびEBSO社のEBSCO Discovery Serviceで、Elsevier社の文献データベースScopusが検索できるようになる予定であると発表されました。先日、Ex Libris社のPrimo Central Indexについても同様の発表がなされています。

Serials Solutions® Will Index Scopus in Summon® Discovery Service(Serials Solutions 2012/10/10付けニュース)
http://www.serialssolutions.com/en/news/detail/serials-solutions-will-index-scopus-in-summon-discovery-service

EBSCO Publishing and Elsevier Agreement Enables Mutual Customers to Access Content from Scopus Database via EBSCO Discovery Service(EBSCO 2012/10/4付けニュース)

カレントアウェアネスサービスを巡る考察(記事紹介)

Library Jouranal誌に、大学・研究図書館協会(ACRL)会長のSteven Bell氏による、カレントアウェアネスサービスの現状について考察を巡らせた記事"Current Awareness Service and Academia Never Really Mixed | From the Bell Tower"が掲載されています。

Steven Bell氏は、1970年代に学んだ図書館学のコースにおいてはカレントアウェアネスサービスの構築の重要性が強調されていたことや、実際に実務で実施したサービスが図書館の運営の品質に対する信頼につながった経験等に触れつつ、現在のサービスが登録者にジャーナルの目次を自動で送るだけのものになっていることに疑問を呈するものとなっています。

Ref.
Current Awareness Service and Academia Never Really Mixed | From the Bell Tower(LJ 2012/10/10付け記事)
http://lj.libraryjournal.com/2012/10/opinion/steven-bell/current-awareness-service-and-academia-never-really-mixed-from-the-bell-tower/#_

福井大学附属図書館、EBSCO社のディスカバリサービス“EBSCO Discovery Service”を導入

福井大学附属図書館が、2012年10月1日より、EBSCO社のディスカバリサービス“EBSCO Discovery Service”を導入し、正式運用を開始しました。

福井大学様において、弊社EBSCO Discovery Serviceが導入されました!(EBSCO 2012/10付け情報)
http://www.ebsco.co.jp/e-solution/eds_news/univ_fukui.html

福井大学附属図書館
http://www.flib.u-fukui.ac.jp/

参考:
大阪大学附属図書館、EBSCO社のディスカバリサービス“EBSCO Discovery Service”を導入
http://current.ndl.go.jp/node/21961

国立情報学研究所(NII)、公式Facebookページを開設

国立情報学研究所(NII)が2012年10月2日に公式Facebookページを開設したようです。

国立情報学研究所公式Facebookページ
http://www.facebook.com/jouhouken

国立情報学研究所(NII)、Facebookページの利用を開始(アカデミック・リソース・ガイド 2012/10/2付け記事)
http://www.arg.ne.jp/node/7253

参考:
国内図書館の公式Facebookページをまとめたリスト
http://current.ndl.go.jp/node/21294

「HathiTrustのデジタル化はフェアユース」 米著作者団体らによる著作権侵害訴訟問題で連邦区裁判所判事が意見書提出

HathiTrustおよび米国の大学図書館5館(ミシガン大学、カリフォルニア大学、ウィスコンシン大学、インディアナ大学、コーネル大学)による資料デジタル化プログラムに対する、米著作者団体Authors Guild等による著作権侵害訴訟問題で、2012年10月10日に、Harold Baer連邦区裁判所判事は、HathiTrustがフェアユースの一例であり、著作権の侵害には当たらないとする意見書を提出しました。これにより、HathiTrustらが勝利することになるようです。

HathiTrust Wins (The Laboratorium 2012/10/10付けの記事)
http://laboratorium.net/archive/2012/10/10/hathitrust_wins

Judge Says Fair Use Protects Universities in Book-Scanning Project (WIRED 2012/10/10付けの記事)
http://www.wired.com/threatlevel/2012/10/fair-use-book-scanning/

E1350 - 英国RLUKが設計したEJビッグディールへの代替案<文献紹介>

E1350 - 英国RLUKが設計したEJビッグディールへの代替案<文献紹介>

電子ジャーナルのビッグディール契約(CA1586参照)には,購読していないタイトルの利用が可能になるというメリットがある一方で,契約開始時の購読規模を維持することが求められるという問題点もある。毎年値上がりが行われる高額なビッグディール契約をどのように維持していくか。あるいは利用可能なタイトル数の激減を引き受けてでも契約を中止するのか。これは国内外を問わず多くの大学・研究図書館において共通の課題となっている。...

E1349 - 多様な図書館サービスモデルの理解に向けて<文献紹介>

E1349 - 多様な図書館サービスモデルの理解に向けて<文献紹介>

図書館サービスは,それぞれの国,時代の状況に応じて変化してきた。近年では米国において,Web 2.0の登場とともにLibrary 2.0の議論が活発となり,これと他のモデルを比較した議論が活発に行われた(CA1624参照)。ただし,新しいモデルを模索する議論は活発に行われてきているものの,多様な図書館サービスモデルを相互に比較できるよう体系的にまとめた論考は少ないものと思われる。このような中,南アフリカのクウェンニャ,スティルウェル,アンダーウッドの三氏が,図書館サービスモデルについて学術的にまとめた文献は非常にまれであるとの課題意識のもと,散在している記述を多くの文献より渉猟し分析した論文をまとめ,公表した。...

E1348 - 第23回日本資料専門家欧州協会(EAJRS)年次大会<報告>

E1348 - 第23回日本資料専門家欧州協会(EAJRS)年次大会<報告>

2012年9月19日から22日まで,日本資料専門家欧州協会(European Association of Japanese Resource Specialists:EAJRS)第23回年次大会“Bridging the Gap - Past and Present Japanese Resources in the Digital Age”が,ドイツのベルリン国立図書館(Staatsbibliothek zu Berlin)で開催された。...

E1347 - 山室信一氏による関西館10周年記念講演会<報告>

E1347 - 山室信一氏による関西館10周年記念講演会<報告>

2012年10月6日,国立国会図書館(NDL)関西館開館10周年記念行事の一環として,京都大学人文科学研究所の山室信一教授による講演会「私の図書館巡歴と関西館-史料に導かれた連鎖視点への歩み」が開催された。会場となった関西館第一研修室には60人の一般参加者が集まり,ほぼ満席であった。関西館をしばしば利用する山室氏は,欧米の思想がどのようにして近代東アジア地域で“連鎖”していったのかを問題意識に据えた研究を続けてきた。講演は,国内外の図書館等での史料蒐集の足跡をたどりながら,これまでの研究テーマの変遷について,そして東アジア研究における関西館の意義について述べたものである。...

E1346 - 大不況という“嵐”を乗り切る公共図書館(米国)

E1346 - 大不況という“嵐”を乗り切る公共図書館(米国)

米国図書館協会(ALA)が,2006年から毎年実施している調査“Public Library Funding & Technology Access Study”(E699E839参照)の2011-2012年版報告書を2012年6月に公表した。この調査は,ビル&メリンダ・ゲイツ財団の資金援助を受けてメリーランド大学と共同で実施されているもので,米国の公共図書館における資金調達とテクノロジーへのアクセスに関する状況を把握することが目的となっている。...

E1345 - カタルーニャ州の公共図書館とWikipediaが記事入力で協力

E1345 - カタルーニャ州の公共図書館とWikipediaが記事入力で協力

2012年8月23日,スペインのカタルーニャ州の公共図書館がWikipediaに公式に協力することが公表された。これは,州内の公共図書館が利用者に対しWikipediaコンテンツ登録を推進するとともに,図書館員によるコンテンツ登録の協力を行うものである。この協力関係は,図書館や博物館等のいわゆるGLAMとWikimediaの活動との連携プロジェクト“GLAM-Wiki”への協力として行われるもので,同種の取り組みは図書館界において世界初の試みとされている。...

『カレントアウェアネス-E』224号発行

チリ国立図書館、“盆栽美術館”をオープンへ 日本文化発信の場として

2012年10月8日、チリ国立図書館が、10月12日から“盆栽美術館”をオープンすると発表しています。これは、チリ・日本文化協会との共同によるもので、日本および東洋の文化を発信する場として開設されるものとのことです。同館ではオープン後も、茶会や折り紙の講座、太鼓や尺八の演奏会等を定期的に開催する予定のようです。

Museo del Bonsai abre sus puertas (Biblioteca Nacional de Chile 2012/10/8付けの記事)
http://www.bibliotecanacional.cl/Vistas_Publicas/publicNoticias/noticiasPublicDetalle.aspx?idNoticia=42199

熊本大学附属図書館統合検索“OPAC+”が公開

2012年10月10日、熊本大学附属図書館が統合検索“OPAC+”を公開しました。

従来のOPACの検索対象である図書・雑誌・電子書籍・電子ジャーナルに加えて、同大学の機関リポジトリに登載された論文も検索できるようになっており、さらに、絞り込み機能の強化や類似資料の表示、ソーシャル連携などの新機能が追加されています。従来のOPACについても、当面の間は運用を続けるとしています。

九州大学、福岡大学、金沢大学と同様、eXtensible Catalog(XC)を採用したシステムのようです。

熊本大学附属図書館統合検索OPAC+
http://opsearch.lib.kumamoto-u.ac.jp/

熊本大学蔵書検索の新バージョン「OPAC+」を公開しました!(熊本大学附属図書館 2012/10/10付けニュース)
http://www.lib.kumamoto-u.ac.jp/news/893

全国学校図書館協議会、「全国SLAメールマガジン」を創刊

2012年10月10日、全国学校図書館協議会(全国SLA)が「全国SLAメールマガジン」を創刊しました。月2回刊行されます。バックナンバーはウェブサイトで公開される模様です。

全国SLAメールマガジンのご案内(全国学校図書館協議会)
http://www.j-sla.or.jp/mail-magazine.html

バックナンバー一覧
https://a02.hm-f.jp/index.php?action=BN&gid=1&aid=358

米アイオワ大学図書館、17-20世紀の手書きレシピコレクションをクラウドソーシングでテキスト化するプロジェクトを開始

2012年10月9日、米国アイオワ大学図書館は、同館の所蔵するコレクション“Szathmary Culinary Manuscripts”のテキスト化をクラウドソーシングで行う新たなプロジェクトを開始しました。テキスト化される資料は、米国および欧州の、1600年代から1960年代までの手書きのレシピコレクションで、時代への変遷で味がどのように変わっていくかを伝えるものとのことです。なお、アイオワ大学図書館ではこれまでにも“Civil War Diaries and Letters Transcription Project”という、南北戦争期の日記や手紙のテキスト化を行うクラウドソーシングプロジェクトを実施しています。

Szathmary Culinary Manuscripts and Cookbooks
http://digital.lib.uiowa.edu/cookbooks/

DIY History
http://diyhistory.lib.uiowa.edu/

UI Libraries launches new crowdsourcing site with manuscript cookbooks and more (University of Iowa Libraries 2012/10/9付けの記事)

Google、20~21世紀の歴史的なトピックに焦点を当てた42のオンライン展示を公開

2012年10月10日、Google社のGoogle Cultural Instituteは、20世紀から21世紀の歴史的なトピックをテーマとした42のオンライン展示を公開しました。作成にあたっては、資料を所蔵する博物館等17の機関の協力を得て行われたとのことで、一部資料についてはインターネット初公開とのことです。具体的な展示内容として、アパルトヘイトやD-Day(ノルマンディー上陸作戦)、ホロコースト等があります。

Google Cultural Institute
http://www.google.com/culturalinstitute/

Bringing history to life (Google Official Blog 2012/10/10付けの記事)
http://googleblog.blogspot.jp/2012/10/bringing-history-to-life.html

参考:
Google、美術館内部のヴァーチャルツアーと作品鑑賞等ができる“Art Project”を公開
http://current.ndl.go.jp/node/17543

Google、世界18か国132の世界遺産をストリートビューで見ることができる“World Wonders Project”を公開