アーカイブ - 2012年 1月 24日

インターネットコムとgooリサーチによる「電子書籍」に関するアンケート調査結果(第2回)

2012年1月20日、インターネットコムが、gooリサーチと共同で実施した「電子書籍」に関する第2回目のアンケート調査結果を公表しています。調査対象は全国10代~50代以上のインターネットユーザー1,087人のようです。「電子書籍/雑誌(以下、すべての質問でケータイ小説を含む)を読んだことがありますか」と尋ねたところ、「はい」は33.3%、「いいえ」は66.7%で、読んだ経験のない725人に読みたいかどうかを質問したところ、44.3%が「はい」と答えたようです。電子書籍を読みたくないと答えた404人にその理由を質問したところ、最も多い答えは「画面では読みにくい」の42.6%で、その次が「紙の書籍/雑誌の方が好き」(39.4%)等となったようです。一方で、電子書籍を読んだ経験のある362人に対し、「なぜ電子書籍/雑誌を読むのでしょうか」と質問したところ、最も多い回答が「無料で入手可能な電子書籍/雑誌がある」(60.5%)であったようです。

「電子書籍は読みにくい」と思われがち―定期調査「電子書籍」(2) (japan.internet.com 2012/1/20付けの記事)
http://japan.internet.com/research/20120120/1.html

参考:
インターネットコムとgooリサーチによる「電子書籍」に関するアンケート調査結果

アリゾナ州立大学とNASA、米国で2番目の有人宇宙飛行計画「ジェミニ計画」のデジタルアーカイブを公開

2012年1月6日に、米国のアリゾナ州立大学地球・宇宙探査大学院(School of Earth and Space Exploration)とNASAのジョンソン宇宙センターが、ジェミニ計画のデジタルアーカイブ“Project Gemini Online Digital Archive”を公開したようです。ジェミニ計画(1964-66年)は米国の2番目の有人宇宙飛行計画で、二人乗り宇宙船による地球周回飛行を行い、月飛行に必要なランデブーやドッキング等の試験を行った計画のようです。公開されたデジタルアーカイブでは、ジェミニ計画のフィルム資料をスキャンした、高精細デジタル画像が提供されているようです。

Project Gemini Online Digital Archive
http://tothemoon.ser.asu.edu/gallery/gemini

カリフォルニア大学等の米国5大学がInternet2等と協力してデジタル教科書の試行プロジェクトを実施

米国の5大学が、Internet2、McGraw-Hill社、Courseload社と協力して、2012年春学期にデジタル教科書の試行プロジェクトを実施するそうです。参加大学は、カリフォルニア大学バークレー校、コーネル大学、ミネソタ大学、バージニア大学、ウィスコンシン大学のようです。このプロジェクトは、インディアナ大学の“eTexts”をモデルにしており、McGraw-Hill社からデジタル教科書、Courseload社から閲覧用ソフトウェア(印刷やソーシャルアノテーション機能あり)を提供してもらい、各大学の学生・教員の利用調査を行うとされています。

Internet2, McGraw-Hill, Courseload, and Five Universities Implement eText Pilot in Spring 2012 (Internet2 2012/1/18付けプレスリリース)
http://internet2.edu/news/pr/2012.01.18.etext-pilot.html

電子リソースの新規導入が思わぬ発見に Oxford English Dictionaryの記述を覆す(米国)

米国のイェール大学図書館が利用者用に新たに導入したウェブリソースが、思わぬ発見に繋がったようです。2012年1月19日付けのイェール大学図書館のニュースによると、同大学のアソシエイトライブラリアンであるFred Shapiro氏が、新規導入された“Illustrated London News Historical Archive”を使って“feminist”という単語を検索したところ、1894年の使用例が見つかり、それがOxford English Dictionaryに記載されている最も古い事例をさらに遡るものであったことが明らかになったようです。

Yale librarian makes interesting discovery in new digital resources (Yale University Library News 2012/1/19付けの記事)
http://www.library.yale.edu/librarynews/2012/01/yale_librarian_makes_interesti.html

米国図書館協会、先端技術を用いた図書館サービスの優秀事例を発表(2012年版)

米国図書館協会(ALA)の情報技術政策局(OITP)と図書館情報技術部会(LITA)が、2012年1月23日に、先端技術を用いた図書館サービスの優秀事例の2012年版を発表しています。以下の4館のサービスが選ばれたようです。

・カリフォルニア州のコントラコスタ図書館の“Snap & Go”…図書館の電子資料やサービスにアクセスできるQRコード(2次元バーコード)を街のポスターなどに掲載

・コネティカット州のニューカナーン高校図書館の「学習のための参加型プラットフォーム」…Googleのサービスやソーシャルメディアを活用して行う学習プラットフォーム

・ニューヨーク公共図書館の“Map Warper Toolkit”…古い時代の地図を現代のGoogleマップ等に重ね合わせることができるツール

・アリゾナ州スコッツデール公共図書館の“Gimme Engine”…テーマを選んで「gimme」(ちょうだい)ボタンを押すと、図書館員が推薦する本が画像や概要付きで紹介されるサイト

ALA recognizes four library programs as top cutting-edge services in third annual contest(ALA 2012/1/23付けのプレスリリース。各サービスのサイトへのリンクあり。)

Gale社、1888年創刊「ナショナルジオグラフィック」誌の1994年までのアーカイブを販売へ

Cengage Learning傘下のGale社が、2012年春、1888年創刊の「ナショナルジオグラフィック」(National Geographic)誌の1994年までのアーカイブを販売開始するそうです。収録ページ数は計10万ページを超えるとされています。同誌は表紙の黄色い枠と豊富な写真で知られていますが、創刊号は茶色の表紙(Wikipediaに画像あり)で、写真も1枚もなく、「地質学調査における地理学的方法」や「1888年3月11日から14日に起こった大嵐について」といった学術的な記事が掲載されていたそうです。

National Geographic Magazine Archive, 1888-1994
http://gdc.gale.com/products/national-geographic-magazine-archive-1888-1994/

Bringing Exploration to the Library: Gale and National Geographic Sign Agreement for Magazine Archive (Cengage/Gale 2012/1/19付けプレスリリース)

約3割の大人が「デジタル読書用機器」を所有しているという調査結果(米国)

米国の調査機関Pew Research CenterのInternet & American Life Projectが、2011年12月から2012年1月の間に、米国でタブレット端末や電子書籍リーダーを所有している18歳以上の大人がそれぞれ約2倍(10%から19%)になったという調査結果を発表しています。更に、2012年1月時点で、29%の米国人がタブレット端末か電子書籍リーダーのいずれか(何らかのデジタル読書用機器)を所有していることになるとも述べられています。

Tablet and E-book reader Ownership Nearly Double Over the Holiday Gift-Giving Period (Pew Internet 2012/1/23付け発表)
http://pewinternet.org/Reports/2012/E-readers-and-tablets.aspx

英国図書館(BL)の新ドキュメントデリバリーサービス“BLDSS”の概要

英国図書館(BL)が2012年2月にオープン予定の新ドキュメントデリバリーサービス“British Library Document Supply Service”(BLDSS)に関する情報をウェブサイトで公開しています。2011年11月に行われたプレゼン資料では、BLDSSの概要に加え、資料のオーダー画面等も紹介されています。BLの国内代理店を務める丸善や紀伊國屋書店からは日本語による情報も提供されています。

British Library Document Supply Service (BLDSS)
http://www.bl.uk/bldss

BLDSSに関するプレゼン資料(申込画面のスクリーンショット等あり)
http://www.bl.uk/reshelp/atyourdesk/docsupply/help/bldss/roadshows/BLDSSAutumn2011.ppt

BLDSS FAQs
http://www.bl.uk/reshelp/atyourdesk/docsupply/help/bldss/faq/index.html

BLDSS Blog
http://britishlibrary.typepad.co.uk/bldss/

BLDSC文献複写サービス INCD(紀伊國屋書店)

PEERプロジェクト、セルフアーカイビング(グリーンOA)の経済性調査に関する最終報告書を公開

2012年1月20日、欧州のPEER(Publishing and the Ecology of European Research)が、研究者によるセルフアーカイビング(オープンアクセスのグリーンロード)が欧州における研究の生態系に与える影響について「経済性」という観点から調査したプロジェクトの最終報告書“PEER Economics Report”を公開しました。同報告書では、学術出版社やリポジトリを運営している研究機関のコスト構造の比較分析がなされており、冒頭の要約によると「出版社が査読等の論文の内容保証にかけている費用は1本あたり平均250ドル」「メタデータを含めて論文の出版にかかる費用は1本あたり170~400ドルで、内製・外注の別(make or buy decisions)やジャーナルの規模によって上下する」「ジャーナルを英語で発行する出版社は低賃金国へ外注する際に有利である」といった調査結果が含まれているようです。

PEER Economics Report (PDF:74ページ)
http://www.peerproject.eu/fileadmin/media/reports/PEER_Economics_Report.pdf

研究データ管理に対する米ジョージア工科大学の教員のニーズ(記事紹介)

米国の大学・研究図書館協会(ACRL)が発行している“College & Research Libraries News”の2012年1月号に、ジョージア工科大学図書館の研究データライブラリアンであるSusan Parham氏らが執筆した「明日の研究を支える:ジョージア工科大学の教員のデータキュレーションへのニーズを探る」という記事が掲載されています。同館の研究データプロジェクトでは、研究データの公開等に関して助成団体や所属機関等からの圧力が強まっていることを背景として、(1)研究者が作成・所持しているデータの種類、(2)管理・保存・共有・再利用の方法、(3)それらに対する研究者の態度、を知るための調査を2010年秋に行ったそうです。この記事では、調査の経緯や初期結果等が紹介されています。

Supporting tomorrow's research: Assessing faculty data curation needs at Georgia Tech (College & Research Libraries News)
http://crln.acrl.org/content/73/1/10.full

Georgia Tech Library Research Data Project

連邦政府助成を受けた研究の成果出版物やデータへのアクセスについて、関係機関が意見を表明(米国)

米国大統領府科学技術政策局 (OSTP)による、連邦政府の助成を受けた研究の成果出版物やデータへのアクセスについての情報提供依頼(Request For Information:RFI)に対し、ARL(北米研究図書館協会)、Creative Commons、コロンビア大学図書館等が、その返答を公開しています。このRFIは、あるべき政策やそれに伴う課題、関係者の役割等について、OSTPが意見を求めていたものです。

ARL Response to White House RFI on Public Access to Scholarly Publications(ARL 2012/1/8付けの発表。出版物についての返答)
http://www.arl.org/pp/access/accessfunded/rfi-access-to-pubs-8jan2012.shtml

JHU Libraries, ARL, SPARC Response to White House RFI on Public Access to Digital Data(ARL 2012/1/12付けの発表。データについて、ジョンズホプキンス大学・ARL・SPARCの連名での返答)