アーカイブ - 2012年 1月 19日

JSTOR、ユーザ登録すると制限はあるものの無料で論文が見られる“Register & Read”を開始へ

電子ジャーナルアーカイブ等を提供している米国の非営利団体JSTORが、近々、“Register & Read”というプログラムのベータ版を開始するそうです。その内容は、ユーザ登録をすることでJSTORの論文が無料で見られるというものですが、以下のような制限がつくようです。また、開始当初は70種のジャーナルのみが対象となるとされています。

・閲覧できる論文は同時に3点まで(=各ユーザに与えられた「棚」には最大3点まで入れられる)。
・論文は、「棚」に入れてから14日間経過するか、あるいは購入すると「棚」から削除でき、別の論文を閲覧できるようになる。
・論文のファイルは閲覧するだけでダウンロードはできない。

Register & Read
http://about.jstor.org/rr

Register & Readの概要を示すパンフレット
http://about.jstor.org/sites/default/files/register-and-read-lib-20120111.pdf

Register & Readの概要を示す動画
http://about.jstor.org/rr/video

Register & Read対象ジャーナルの一覧(Excelファイル)

データに対するCreative Commonsライセンスの使用に関するFAQページが公開

クリエイティブコモンズ(Creative Commons;CC)が、データやデータベースに対するCCライセンスの使用に関するFAQページを公開したようです。

Data
http://wiki.creativecommons.org/Data

Data and CC licenses
http://wiki.creativecommons.org/Data_and_CC_licenses

CC0 use for data
http://wiki.creativecommons.org/CC0_use_for_data

Springer社が全てのオープンアクセスコンテンツでCC-BYライセンスを採用し商用利用が可能に

2012年1月18日、Springer社が、同社の全オープンアクセス(OA)コンテンツの商用利用が可能になったと発表しました。同社は、2004年に著者選択型OAプログラム“Open Choice”を開始しましたが、そこではクリエイティブコモンズの「表示-非営利」(CC-BY-NC)ライセンスが採用されており、許可なしに商用利用することはできませんでした。一方で、同社のOA誌であるBioMed CentralとSpringerOpenでは、商用利用が可能な「表示」(CC-BY)ライセンスでした。今回、Open Choiceで使用するライセンスをCC-BYに変更することによって、同社の全OAコンテンツの商用利用が可能になったということのようです。

図書館におけるオープンソースソフトウェアの導入を支援する情報サイト“FOSS4LIB”がオープン

2012年1月18日、米国の図書館ネットワークLYRASISが、図書館で使われるオープンソースソフトウェアに関する情報サイト“FOSS4LIB”(Free/Open Source Software for Libraries)を立ち上げました。Andrew W. Mellon財団の助成を受けているようです。FOSS4LIBでは、それぞれのオープンソースソフトウェアに関する情報や、オープンソースソフトウェアの選択といった導入における意思決定を支援するツール(Decision Support Tools)が提供されているようです。

FOSS4LIB
http://foss4lib.org/

Packages (FOSS4LIB)
http://foss4lib.org/packages

Decision Support Tools (FOSS4LIB)
http://foss4lib.org/decision-support

LYRASIS launches FOSS4LIB to provide guidance to libraries about open source software (Library Technology Guides 2012/1/18付け記事)

米OverDrive社の電子書籍サービスに数万点の多言語コンテンツが追加される

2012年1月18日、公共・学校図書館向けの電子書籍サービスを提供している米OverDrive社が、同社のサービスに、数万点の英語以外の電子書籍やオーディオブックを追加し、コンテンツの合計が70万点以上になったと発表しました。発表文では、各国の出版社と契約を交わし、スペイン語、ロシア語、スウェーデン語、イタリア語、ポルトガル語、トルコ語などの言語のコンテンツが収録されたとしています。

OverDrive adds tens of thousands of non-English eBooks to library catalog (OverDrive 2012/1/18付けプレスリリース)
http://overdrive.com/News/OverDrive-adds-tens-of-thousands-of-non-English-eBooks-to-library-catalog-

Search OverDrive(Advanced Searchから資料の言語による検索が可能)
http://search.overdrive.com/

参考:
米OverDrive社による公共・学校図書館での電子書籍の貸出が劇的に増加
http://current.ndl.go.jp/node/19305

『カレントアウェアネス-E』208号発行

E1257 - 大学図書館とデジタル学習環境<文献紹介>

E1257 - 大学図書館とデジタル学習環境<文献紹介>

インターネットとデジタル資料の普及は,大学図書館の機能である教育・研究に必要とされる資料や情報の収集・保存・提供に対して大きなインパクトを与えているばかりではなく,大学図書館サービスや業務そのものに対して根本的な疑問を投げかけているといってよいであろう。...

E1256 - 孤児著作物に関する問題:その定義と規模について

E1256 - 孤児著作物に関する問題:その定義と規模について

米国のカリフォルニア大学バークレー校は,「バークレー電子図書館著作権プロジェクト」の一環として,2011年12月から白書シリーズの刊行を開始した。同プロジェクトは,図書館や関連機関が資料のデジタル化にあたって直面する著作権上の課題について調査することを目的としており,課題そのものだけでなく,それを克服するための法的・技術的・社会的・経済的な解決法も探ろうとするものである。白書の第一弾として公開された「孤児著作物:定義の問題」(Orphan Works: Definitional Issues)という文献の概要を紹介する。...

E1255 - デジタル情報サービスへの移行に必要な大学図書館の再定義

E1255 - デジタル情報サービスへの移行に必要な大学図書館の再定義

米国のEducation Advisory Boardが「大学図書館を再定義する:デジタル情報サービスへの移行を成し遂げる」(Redefining the Academic Library: Managing the Migration to Digital Information Services)という研究報告書を公開した。Education Advisory Boardは,大学の指導者層に対して優良事例の研究や実践的な助言を提供すること等を目的とした組織である。...

E1254 - モバイル機器からのEuropeanaへのアクセス分析レポート

E1254 - モバイル機器からのEuropeanaへのアクセス分析レポート

2011年12月20日,欧州の文化遺産ポータル“Europeana”が、モバイル機器からのアクセス状況等について分析したレポート“Culture on the Go”を公開した。英国のCIBERリサーチがまとめたこの調査レポートでは, Europeanaユーザーの行動記録を示す「ディープログ」と呼ばれるログが用いられた。このディープログを使う利点は,ユーザーがオンラインで実際にどのような行動をとったのかを詳細かつ正確に示すものであること,サンプリング調査のバイアスや先入観もなく,エビデンスベースの大規模なデータセットを提供できること等にあるとされている。以下,分析結果の一部を紹介する。...

E1253 - 小学生の“調べる”をお手伝い―国際子ども図書館子どもOPAC

E1253 - 小学生の“調べる”をお手伝い―国際子ども図書館子どもOPAC

国立国会図書館(NDL)は,2012年1月6日,小学生向けインターフェイスの蔵書検索システム「国際子ども図書館子どもOPAC」(以下,「子どもOPAC」という)の本格稼働を開始した。国際子ども図書館(ILCL)のホームページや国立国会図書館キッズページなどから利用できる。検索対象の初期設定は,ILCLの児童向け閲覧室である「子どものへや」「世界を知るへや」の開架資料だが,トップページで検索対象を切り替えると,ILCLの全所蔵資料も検索できる。検索結果のダウンロードも可能である。...

オンラインコルクボードサービス“Pinterest”を図書館で活用する方法(記事紹介)

ブログ“iLibrarian”に、2012年1月18日付けで、最近話題を集めているソーシャルネットワークサービス“Pinterest”(ピンタレスト)を図書館で活用する方法についての記事が掲載されています。Pinterestは、オンラインのコルクボードに、自分が気に行った画像を「ピン留め」して公開・共有するというサービスです。記事では次の5つの方法が提案されていました。

(1)ブックカバー画像を使って推薦図書を紹介する
(2)顔写真つきで図書館員を紹介する
(3)ブックカバー画像や著者の写真などを使って作家講演会(author talk)を広報する
(4)利用者参加型のボードを作る
(5)利用者にボードを作成してもらいコンテストを開催する

ブログ“Social Networking Librarian”にも同種の記事が掲載されています。

Pinterest
http://pinterest.com/

5 Ways to Use Pinterest in Your Library (iLibrarian 2012/1/18付け記事)
http://oedb.org/blogs/ilibrarian/2012/5-ways-to-use-pinterest-in-your-library/

米国議会図書館(LC)、連邦議会本会議速記録を利用できるiPadアプリを公開

2012年1月18日、米国議会図書館(LC)が、米国連邦議会の本会議速記録(Congressional Record)を利用できる無料のiPadアプリを公開したようです。このアプリでは、1995年1月4日(104議会第1セッション)から現在までの本会議速記録をPDFで閲覧でき、日付検索や資料内文字列のキーワード検索等が可能のようです。

Library of Congress Offers Congressional Record As iPad App (Library of Congress 2012/1/18付けの記事)
http://www.loc.gov/today/pr/2012/12-017.html

国立国会図書館(NDL)、電子展示会「日本発☆子どもの本、海を渡る」の英語版を公開

2012年1月18日、国立国会図書館(NDL)は、2010年に公開した電子展示会「日本発☆子どもの本、海を渡る」の英語版“Children's Books Going Overseas from Japan”を追加公開しました。

Children's Books Going Overseas from Japan
http://www.kodomo.go.jp/anv10th/e/index.html

日本発☆子どもの本、海を渡る
http://www.kodomo.go.jp/anv10th/index.html

Wiley-Blackwell社、2011年にアクセスの多かった通信工学・統計学・数学分野の論文を無料公開中

学術出版大手のWiley-Blackwell社が、2011年にアクセスが多かった通信工学・統計学・数学分野の論文を無料公開しているようです。

通信工学の2011年アクセス上位論文10報を無料公開(ワイリー・サイエンスカフェ 2012/1/19付け記事)
http://www.wiley.co.jp/blog/pse/?p=4539

Wiley-Blackwell 統計学・数学ジャーナルの2011年アクセス上位論文を無料公開(ワイリー・サイエンスカフェ 2012/1/19付け記事)
http://www.wiley.co.jp/blog/pse/?p=4549

Europeana、2011年の主な成果や出来事を振り返る動画を公開

2012年1月13日に、欧州の文化遺産ポータル“Europeana”が、2011年の主な成果や出来事を振り返る動画を公開しました。動画では、第一次世界大戦関連資料のデジタルアーカイブプロジェクト、EuropeanaのAPIやLinked Dataを使ったハッカソンイベント“Hack4Europe”、メタデータの自由利用を目指した新協定、ウェブサイトデザインのリニューアル、登録コンテンツ数の2,000万点突破、クラウドソーシングを基に作成されたウェブ展示等が取り上げられているようです。

Video: Europeana 2011 Highlights (Eurpeana Blog 2012/1/13付けの記事)
http://blog.europeana.eu/2012/01/video-europeana-2011-highlights/

参考:
Europeana等がクラウドソーシングによる第一次世界大戦デジタルアーカイブプロジェクトを開始
http://current.ndl.go.jp/node/17848

Europeana、2014年までに第一次世界大戦関係のデジタル化資料をポータルサイトで提供へ
http://current.ndl.go.jp/node/19507